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第四章 分岐点
旅立ち
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朝食を食べ終えて、村の北門から僕は王都へ、イツキさん達はルルトへと向けて出発するのを見送るために村人皆が集まってきた。
「まさか相談に来てすぐ行くとは思わなかったわ」
まだ寝間着のままのコールが言う。
「そうそう。俺も驚きだしコールなんて呼びに行ったら寝間着のままメシ食ってたからな」
それに今朝相棒のクロウと共に村を走って伝えまわったばかりのブロウが頷く。
「本当に急でごめん」
「気にすんなよ、旅に出るよう進めたのは俺達なんだからな」
「そうだったね。うん、旅行だと思って楽しんでくるよ」
「俺達の分も楽しんで来いよ」
「そうそう、土産よろしく頼むぜ」
「うん!」
「本当に行くの?」
ミリアが心配そうに聞いてくる。
「うん」
「無理はしないようにね」
「まあコンが居るから大丈夫だと思うけど、気を付けるよ」
そう言って肩に乗っているコンを撫でると「うむ」と返事をした。
そうして言葉を交している間に少しだけ離れた所でユンが5歳から8歳くらいの子供達に囲まれて旅に出る事を惜しまれていた。
「本当に行っちゃうの?」
「ねぇ残って遊ぼーよー」
「もっと一緒に居たいー!」
ユンはよく子供を乗せて走ったり、追いかけっこや鬼ごっこなどで遊んで外で一緒にお昼寝なんかもして、僕の従魔になってまだ日が浅いのに本当によく溶け込んでいた。
親達も最初はハラハラと見守っていたものの、人の言う事をちゃんと理解して行ってはいけない場所には行かないし、むしろいけない事をしている子供を親元へ体を傷付けないように服を噛んで引き摺って行くなどしていたから「ユンが入れば安心ね」と言われたこともあった。
そんなユンだからこそ子供がギュッと抱き着いて、親も残念そうにしながらも我が子を引き剥がしている姿は可哀想に思いながらも少しだけ嬉しくもあった。
そうして子供が剥がれて僕の側に歩いて来たユンは嬉しげに尻尾を左右にブンブンと振り回す。
「ワン!」
「ユン、本当に僕と一緒に来るの?もしあの子達と一緒に居たいならそれでもいいよ?」
「ワフ!?」
そう確認すると慌てた様子で僕の前で前足を上げて上下にブンブンする動作を3回も繰り返す。
「大丈夫大丈夫、僕は嫌じゃないからね?一緒に行こ」
「ワン!」
そう言うとユンは安心したように笑い、右足に体を擦り付ける。
不安にしてしまったかなとユンを撫でて落ち着かせていると、ソフィが心配そうに近づいて来た。
「その、ロイく……」
「おっしゃ間に合ったーーー!!」
ソフィの声を掻き消したその声の主は肩で息をしながらソフィの肩に手を置いた。
それはソフィの兄で、僕にとっても実の兄のような存在であるレン兄だった。
「ほいソフィ」
「わっ」
たぶん家から走ってきたのだろうレン兄は、何故か一匹の黄金の甲羅を持つ虹亀をソフィに手渡した。
ルーと言う名前のその虹亀はソフィの従魔であり、レン兄の従魔ではないはずなのに。
「用事はもう済んだもんなー?」
「キュルル!」
レン兄がルーに笑いかけるとルーが得意気に鳴いた。
「えっ、なに?」
ソフィが不思議そうに首を傾げると、レン兄がニッと笑う。
「ソフィも旅に出てみろよ。家具以外は全部ルーが持ってるから、寝袋も俺の持ってるやつの予備も持たせてっから」
「「えっ!?」」
僕とソフィが驚いてルーを見ると、ルーはまた得意気に鼻を鳴らした。
「もちろん父さん母さんの許可は貰ってるし、村長もいいってよ!」
そんなレン兄の言葉に唖然としていると、村長が来て頷いた。
「レンが駆け込んで来た時は俺も行くと言うかと思ったのじゃが……ソフィならよい」
何故か村長が言葉を少し濁していたけれど、許可は本当に出してくれていたみたい。
レン兄の後にやって来たソフィの両親にも目を向けると顔を縦に振った。
「えっ、で、でもなんで」
それでも今何が起きているのか理解出来なかったのかソフィが慌てた様子で聞く。
「それはなー…………「っ!」…………だろ?」
パァン!!
そんなソフィの耳元にレン兄が何かを囁いた途端ソフィが真っ赤になって、レン兄が何か言い終えた途端大きな破裂音が響く。
それはソフィが大きく振りかぶった全力のグーを兄の頬に叩きつけた音だった。
「いっだあ!」
「な、なんでそれをお兄ちゃんが知ってるの!」
ソフィが顔を真っ赤にしたままレン兄の肩を揺さぶって問い詰める。
「お、おお、うっおおおおお!!ソフィが久々に俺の事お兄ちゃんって呼んでくれたぜいやっブベッブッちょっ!まっ!」
「もおおおお!!」
恥ずかしいからか真っ赤な顔のまま倒れたレン兄に馬乗りになって頬を平手で叩く、叩く、叩く。
……一体レン兄は何を言ったんだろう?こんなに取り乱したソフィは初めて見るんだけど。
少しして、両頬が少しばかり腫れたレン兄が頬を擦りながら立ち上がる。
その頃にはソフィも少しばかり落ち着いたのか、少し赤みが引いていた。
「イッテテテ……まあでも大体は知ってるだろ?わかりやすいんだから」
そうレン兄が言うと周りにいた人の大半が、何故かソフィにニコニコと優しい視線を送っていた。
「えっえっえっ?」
ソフィがその視線に気が付くと、また顔を真っ赤にしてしまった。
本当に何なのだろう?
「で、でも、ロイ君の迷惑にならない?」
「え?僕は全然いいよ」
「でも、イツキさん達は」
「一人が二人になっても変わらんし、ずっとじゃなくて王都までなんだから気にすんな」
ソフィがどうしようかと見渡すと、この場に居た全員が笑顔を向けた。
「行って来い」と、その表情が物語っていた。
「う、うう~……わ、私も、私も一緒に行っても、いい、かな?」
ソフィが赤い顔のまま僕に問いかける。
答えはもちろん決まっている。
「一緒に行こう!」
こうして僕達の旅は始まった。
混沌竜のコンと狼王のユンという僕の頼れる2匹の従魔と、幼馴染のソフィとその従魔のルー。
これからどうなるかわからないけれど、とても楽しくて充実した旅になればいいな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
少年と混沌竜の投稿を始めて気が付けば早一年。
投稿を始める時には「二章の終わりには旅に出そう」と考えていたのはどこへやら、予想外に章が増えてズルズルと投稿間隔が空いてようやく旅立ち。
書きたいことはたくさん溜まっていますので、早く文に起こして行きたいですね。
ちょっとした区切りなので決意表明と共に、そんな遅れ気味で拙い話を読んで下さる皆様方、本当にありがとうございます。
これからも楽しく読んでいただければ幸いです!
「まさか相談に来てすぐ行くとは思わなかったわ」
まだ寝間着のままのコールが言う。
「そうそう。俺も驚きだしコールなんて呼びに行ったら寝間着のままメシ食ってたからな」
それに今朝相棒のクロウと共に村を走って伝えまわったばかりのブロウが頷く。
「本当に急でごめん」
「気にすんなよ、旅に出るよう進めたのは俺達なんだからな」
「そうだったね。うん、旅行だと思って楽しんでくるよ」
「俺達の分も楽しんで来いよ」
「そうそう、土産よろしく頼むぜ」
「うん!」
「本当に行くの?」
ミリアが心配そうに聞いてくる。
「うん」
「無理はしないようにね」
「まあコンが居るから大丈夫だと思うけど、気を付けるよ」
そう言って肩に乗っているコンを撫でると「うむ」と返事をした。
そうして言葉を交している間に少しだけ離れた所でユンが5歳から8歳くらいの子供達に囲まれて旅に出る事を惜しまれていた。
「本当に行っちゃうの?」
「ねぇ残って遊ぼーよー」
「もっと一緒に居たいー!」
ユンはよく子供を乗せて走ったり、追いかけっこや鬼ごっこなどで遊んで外で一緒にお昼寝なんかもして、僕の従魔になってまだ日が浅いのに本当によく溶け込んでいた。
親達も最初はハラハラと見守っていたものの、人の言う事をちゃんと理解して行ってはいけない場所には行かないし、むしろいけない事をしている子供を親元へ体を傷付けないように服を噛んで引き摺って行くなどしていたから「ユンが入れば安心ね」と言われたこともあった。
そんなユンだからこそ子供がギュッと抱き着いて、親も残念そうにしながらも我が子を引き剥がしている姿は可哀想に思いながらも少しだけ嬉しくもあった。
そうして子供が剥がれて僕の側に歩いて来たユンは嬉しげに尻尾を左右にブンブンと振り回す。
「ワン!」
「ユン、本当に僕と一緒に来るの?もしあの子達と一緒に居たいならそれでもいいよ?」
「ワフ!?」
そう確認すると慌てた様子で僕の前で前足を上げて上下にブンブンする動作を3回も繰り返す。
「大丈夫大丈夫、僕は嫌じゃないからね?一緒に行こ」
「ワン!」
そう言うとユンは安心したように笑い、右足に体を擦り付ける。
不安にしてしまったかなとユンを撫でて落ち着かせていると、ソフィが心配そうに近づいて来た。
「その、ロイく……」
「おっしゃ間に合ったーーー!!」
ソフィの声を掻き消したその声の主は肩で息をしながらソフィの肩に手を置いた。
それはソフィの兄で、僕にとっても実の兄のような存在であるレン兄だった。
「ほいソフィ」
「わっ」
たぶん家から走ってきたのだろうレン兄は、何故か一匹の黄金の甲羅を持つ虹亀をソフィに手渡した。
ルーと言う名前のその虹亀はソフィの従魔であり、レン兄の従魔ではないはずなのに。
「用事はもう済んだもんなー?」
「キュルル!」
レン兄がルーに笑いかけるとルーが得意気に鳴いた。
「えっ、なに?」
ソフィが不思議そうに首を傾げると、レン兄がニッと笑う。
「ソフィも旅に出てみろよ。家具以外は全部ルーが持ってるから、寝袋も俺の持ってるやつの予備も持たせてっから」
「「えっ!?」」
僕とソフィが驚いてルーを見ると、ルーはまた得意気に鼻を鳴らした。
「もちろん父さん母さんの許可は貰ってるし、村長もいいってよ!」
そんなレン兄の言葉に唖然としていると、村長が来て頷いた。
「レンが駆け込んで来た時は俺も行くと言うかと思ったのじゃが……ソフィならよい」
何故か村長が言葉を少し濁していたけれど、許可は本当に出してくれていたみたい。
レン兄の後にやって来たソフィの両親にも目を向けると顔を縦に振った。
「えっ、で、でもなんで」
それでも今何が起きているのか理解出来なかったのかソフィが慌てた様子で聞く。
「それはなー…………「っ!」…………だろ?」
パァン!!
そんなソフィの耳元にレン兄が何かを囁いた途端ソフィが真っ赤になって、レン兄が何か言い終えた途端大きな破裂音が響く。
それはソフィが大きく振りかぶった全力のグーを兄の頬に叩きつけた音だった。
「いっだあ!」
「な、なんでそれをお兄ちゃんが知ってるの!」
ソフィが顔を真っ赤にしたままレン兄の肩を揺さぶって問い詰める。
「お、おお、うっおおおおお!!ソフィが久々に俺の事お兄ちゃんって呼んでくれたぜいやっブベッブッちょっ!まっ!」
「もおおおお!!」
恥ずかしいからか真っ赤な顔のまま倒れたレン兄に馬乗りになって頬を平手で叩く、叩く、叩く。
……一体レン兄は何を言ったんだろう?こんなに取り乱したソフィは初めて見るんだけど。
少しして、両頬が少しばかり腫れたレン兄が頬を擦りながら立ち上がる。
その頃にはソフィも少しばかり落ち着いたのか、少し赤みが引いていた。
「イッテテテ……まあでも大体は知ってるだろ?わかりやすいんだから」
そうレン兄が言うと周りにいた人の大半が、何故かソフィにニコニコと優しい視線を送っていた。
「えっえっえっ?」
ソフィがその視線に気が付くと、また顔を真っ赤にしてしまった。
本当に何なのだろう?
「で、でも、ロイ君の迷惑にならない?」
「え?僕は全然いいよ」
「でも、イツキさん達は」
「一人が二人になっても変わらんし、ずっとじゃなくて王都までなんだから気にすんな」
ソフィがどうしようかと見渡すと、この場に居た全員が笑顔を向けた。
「行って来い」と、その表情が物語っていた。
「う、うう~……わ、私も、私も一緒に行っても、いい、かな?」
ソフィが赤い顔のまま僕に問いかける。
答えはもちろん決まっている。
「一緒に行こう!」
こうして僕達の旅は始まった。
混沌竜のコンと狼王のユンという僕の頼れる2匹の従魔と、幼馴染のソフィとその従魔のルー。
これからどうなるかわからないけれど、とても楽しくて充実した旅になればいいな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
少年と混沌竜の投稿を始めて気が付けば早一年。
投稿を始める時には「二章の終わりには旅に出そう」と考えていたのはどこへやら、予想外に章が増えてズルズルと投稿間隔が空いてようやく旅立ち。
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