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新しい都市
新たなクエスト
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釣竿の調子を見つつ数日遊んでいると、だんだん親方たちからのプレッシャーが強くなっていく。
3日前の言葉だと「おう。クエストひと段落したか。おつかれさん」だった。
昨日は「そろそろ祠に行ったか?」
今日は「おい! いつまでいるつもりだ!」
そう言われながら、祠へ行けと強制退去させられてしまった。
仕方なく鉱山へ向かうと、グスタフさんと出会った。
「ハッチさん。ドワ活ですか?」
「いえ。早く魔法陣クエ受けろと追い出されちゃいましてね」
「あぁ。私と同じですね」
「え? グスタフさんも?」
話を聞いていると、俺と同じ様に他のことをしていたら、強制退去となってしまったらしい。
「私はその帰りですけど、クエスト受けて良かったですね。ハッチさんもそう思うはずです」
ニヤリと笑って、すたすたと歩いて行ってしまった。
「まったく言ってることがわからない」
グスタフさんの言ったことを考えながら歩いていると、今度は村の出口でテッケンさんに遭遇する。
「お? テッケンさんもドワ活ですか?」
「ハッチさん。神官様のところに行く途中ですよ」
「俺も行くところだったんです」
タイミングが良いということで、一緒に向かうことになった。
もう途中の雑魚的も楽に倒せるが、2人の方が手間がかからなくて良い。
2層に降りて祠へ向かう時、ふと3層はどうなってるのか気になった。
「テッケンさんは3層に行ったことありますか?」
「あー。行ったことはあるけど……」
歯切れの悪い返事が返ってきた。
「えっと、なんか言えないやつですか?」
たまにクエスト関係で、言えなかったりすることもあるんだよな。
「いや、言えるよ。簡単に言うと強過ぎて瞬殺されちゃったね」
「は? テッケンさんで?」
「そうそう」
一応テッケンさんは、ずっと戦闘職をしていたから、スキルレベルは近くても動きはドワーフ村で一番良い。そんな彼が勝てなかったとなると、他の人も難しいんじゃないか?
規格外の人はいるけどね。
「パーティだったらどうです?」
「いや、そういう問題じゃ無いかな。正面から盾越しに真っ二つにされちゃったよ」
「まさか!? 溶かされたとかじゃなくて?」
「真っ二つ」
ハサミでチョキチョキと切る様に見せてくる。
「相手の名前は見れたんだけど、ソードマンティスだってさ。今までのカワイイ名前たちはどこへやら」
名前からして物騒だな。テッケンさんもお手上げかー。
聞いただけでも、行くのはまだまだ先になりそうだ。
「着いたね」
「神官様。クエスト受けにきましたー」
奥からヌっと出てきたけど、そこ壁じゃないのか!?
「まだ奥があるの?」
「待っていたよ! 君は……君もだね!」
え? テッケンさんも魔法陣クエ?
「お願いします」
一緒にクエスト進められるなら心強い。
神官様の後について、祠内の更に壁奥へ入る。
そこには本棚がたくさん置いてあり、村長の家よりも多い。
「えっとどこだっけな。あった。これと……これね」
神官様が持ってきた巻物は、俺とテッケンさんで結ぶ紐の色が違う。
「こっちが君」
青い紐の巻物を受け取るとクエストが表示される。
《魔法陣入門クエスト:アルフヘイム魔法工房へ行け! が開始されました。》
「「はぁ?」」
テッケンさんと声が重なってしまった。
「アルフヘイム魔法工房へ行け!」「アルフヘイム訓練所へ行け!」
そこは違うのか。
というか訓練所って、クエストも違う内容だったのかな?
神官様はニコニコしたまま何も言わない。
「アルフヘイムって、エルフ村とかでは無くて?」
そう言ったら、勝手にマップが表示されて、ルートが辿れるようになった。
「君たちは、そろそろ都市に行っても良いだろう。それはアルフヘイムに入るためと、工房と訓練所の紹介状だよ」
つまりこれが無いと行けない場所だったのか。まさか、新しい場所に行くクエストだとは思ってなかった。
「これっていつ」
「明日出発の馬車を用意しているから、準備しておいてね」
いきなり行けと言われてもな。やりたいことあったんだけど、強制クエストだったかぁ。隣のテッケンさんも苦笑いしている。
祠からの帰り道で話していると、皮加工クエも一応区切りはついているけど、もうちょっと育てたかったと言っていた。
俺の鍛冶もまだまだだけど、テッケンさんよりスキルも育っているのでマシだよな。弟子入り時期が遅かったから仕方ないんだけどね。
「強制だから仕方ないな。師匠も知ってるから聞いてみるよ」
「そうですね。じゃあ、また明日」
「またねー」
雑貨屋に戻ると、親方が出迎えてくれた。
「おう。荷物準備しとけよぉ?」
「あぁ。だから早く行けって」
「今日行かなかったら、荷物無しだったな!」
それは困る。屋根裏には素材が詰まっているんだ。
親方に引っ越し収納BOXというのをもらった。
荷物を大量に詰め込められて、新しい拠点が決まったら開くことができるようになる。と説明書きにあった。
それに全てぶち込んだら、みんなに挨拶だ。
「いきなりだけど他の街に引っ越すことになった。先に行ってるから、育ったら来てくれなー」
他の街というワードに引っかかったのか、予想以上に盛り上がってしまった。
「まさかの新都市!」
「掲示板にも載ってない情報だぞ!」
「しかし、ハッチ氏がいないとなると、一時的に生産レベルが下がるな」
「私たちが育てば良いのよ!」
周りの弟子たちもぶち猫さんの言葉に呼応しはじめる。
「そうだな」
「よし!」
「いっぱい作ってやろう」
なんか盛り上がっているな。
「あ、ハッチさん。着いたら少しで良いので配信お願いしますー」
「ん? 別に良いけど、ぶち猫さんが行った時じゃなくていいの?」
「そんなのまだまだ先ですよ」
「そう? じゃあ着いたら流してみるね」
3日前の言葉だと「おう。クエストひと段落したか。おつかれさん」だった。
昨日は「そろそろ祠に行ったか?」
今日は「おい! いつまでいるつもりだ!」
そう言われながら、祠へ行けと強制退去させられてしまった。
仕方なく鉱山へ向かうと、グスタフさんと出会った。
「ハッチさん。ドワ活ですか?」
「いえ。早く魔法陣クエ受けろと追い出されちゃいましてね」
「あぁ。私と同じですね」
「え? グスタフさんも?」
話を聞いていると、俺と同じ様に他のことをしていたら、強制退去となってしまったらしい。
「私はその帰りですけど、クエスト受けて良かったですね。ハッチさんもそう思うはずです」
ニヤリと笑って、すたすたと歩いて行ってしまった。
「まったく言ってることがわからない」
グスタフさんの言ったことを考えながら歩いていると、今度は村の出口でテッケンさんに遭遇する。
「お? テッケンさんもドワ活ですか?」
「ハッチさん。神官様のところに行く途中ですよ」
「俺も行くところだったんです」
タイミングが良いということで、一緒に向かうことになった。
もう途中の雑魚的も楽に倒せるが、2人の方が手間がかからなくて良い。
2層に降りて祠へ向かう時、ふと3層はどうなってるのか気になった。
「テッケンさんは3層に行ったことありますか?」
「あー。行ったことはあるけど……」
歯切れの悪い返事が返ってきた。
「えっと、なんか言えないやつですか?」
たまにクエスト関係で、言えなかったりすることもあるんだよな。
「いや、言えるよ。簡単に言うと強過ぎて瞬殺されちゃったね」
「は? テッケンさんで?」
「そうそう」
一応テッケンさんは、ずっと戦闘職をしていたから、スキルレベルは近くても動きはドワーフ村で一番良い。そんな彼が勝てなかったとなると、他の人も難しいんじゃないか?
規格外の人はいるけどね。
「パーティだったらどうです?」
「いや、そういう問題じゃ無いかな。正面から盾越しに真っ二つにされちゃったよ」
「まさか!? 溶かされたとかじゃなくて?」
「真っ二つ」
ハサミでチョキチョキと切る様に見せてくる。
「相手の名前は見れたんだけど、ソードマンティスだってさ。今までのカワイイ名前たちはどこへやら」
名前からして物騒だな。テッケンさんもお手上げかー。
聞いただけでも、行くのはまだまだ先になりそうだ。
「着いたね」
「神官様。クエスト受けにきましたー」
奥からヌっと出てきたけど、そこ壁じゃないのか!?
「まだ奥があるの?」
「待っていたよ! 君は……君もだね!」
え? テッケンさんも魔法陣クエ?
「お願いします」
一緒にクエスト進められるなら心強い。
神官様の後について、祠内の更に壁奥へ入る。
そこには本棚がたくさん置いてあり、村長の家よりも多い。
「えっとどこだっけな。あった。これと……これね」
神官様が持ってきた巻物は、俺とテッケンさんで結ぶ紐の色が違う。
「こっちが君」
青い紐の巻物を受け取るとクエストが表示される。
《魔法陣入門クエスト:アルフヘイム魔法工房へ行け! が開始されました。》
「「はぁ?」」
テッケンさんと声が重なってしまった。
「アルフヘイム魔法工房へ行け!」「アルフヘイム訓練所へ行け!」
そこは違うのか。
というか訓練所って、クエストも違う内容だったのかな?
神官様はニコニコしたまま何も言わない。
「アルフヘイムって、エルフ村とかでは無くて?」
そう言ったら、勝手にマップが表示されて、ルートが辿れるようになった。
「君たちは、そろそろ都市に行っても良いだろう。それはアルフヘイムに入るためと、工房と訓練所の紹介状だよ」
つまりこれが無いと行けない場所だったのか。まさか、新しい場所に行くクエストだとは思ってなかった。
「これっていつ」
「明日出発の馬車を用意しているから、準備しておいてね」
いきなり行けと言われてもな。やりたいことあったんだけど、強制クエストだったかぁ。隣のテッケンさんも苦笑いしている。
祠からの帰り道で話していると、皮加工クエも一応区切りはついているけど、もうちょっと育てたかったと言っていた。
俺の鍛冶もまだまだだけど、テッケンさんよりスキルも育っているのでマシだよな。弟子入り時期が遅かったから仕方ないんだけどね。
「強制だから仕方ないな。師匠も知ってるから聞いてみるよ」
「そうですね。じゃあ、また明日」
「またねー」
雑貨屋に戻ると、親方が出迎えてくれた。
「おう。荷物準備しとけよぉ?」
「あぁ。だから早く行けって」
「今日行かなかったら、荷物無しだったな!」
それは困る。屋根裏には素材が詰まっているんだ。
親方に引っ越し収納BOXというのをもらった。
荷物を大量に詰め込められて、新しい拠点が決まったら開くことができるようになる。と説明書きにあった。
それに全てぶち込んだら、みんなに挨拶だ。
「いきなりだけど他の街に引っ越すことになった。先に行ってるから、育ったら来てくれなー」
他の街というワードに引っかかったのか、予想以上に盛り上がってしまった。
「まさかの新都市!」
「掲示板にも載ってない情報だぞ!」
「しかし、ハッチ氏がいないとなると、一時的に生産レベルが下がるな」
「私たちが育てば良いのよ!」
周りの弟子たちもぶち猫さんの言葉に呼応しはじめる。
「そうだな」
「よし!」
「いっぱい作ってやろう」
なんか盛り上がっているな。
「あ、ハッチさん。着いたら少しで良いので配信お願いしますー」
「ん? 別に良いけど、ぶち猫さんが行った時じゃなくていいの?」
「そんなのまだまだ先ですよ」
「そう? じゃあ着いたら流してみるね」
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