4 / 7
4話
しおりを挟む
「そうね……今日は素股で許してあげましょうか?」
「リリー、まさか僕らも素股だなんて言わないよな?」
「もちろん、私達も素股よ。ここまで来たら、私は絶対にアルトリアと一緒に処女を喪いたいの!」
「おい、ジークフリート! 早くその女にぶち込め。待たせるな!」
リリーの口から出た『素股』という聞き慣れない言葉に、アルトリアは一瞬、それが何なのかを考えた。詳細はわからぬが、今の苦境から「許してもらえる」という一筋の希望に縋ろうとしたのだ。
しかし、直後のルイスの怒声がその希望を無残に打ち砕いた。
ジークフリートに捧げるのは覚悟した。……だが、あの恐ろしいほどに巨大な質量が自分の中に入るなど、想像するだけで震えが止まらない。指二本でさえ、これほどまでに手一杯なのに。
(本当に、私は壊れてしまう……)
「アルトリア殿……。本当はもっと優しく、時間をかけて差し上げたかったのですが……主たちが急かすので。申し訳ありません」
ジークフリートが、自身の猛りをアルトリアの入り口へとあてがった。剥き出しの熱と質量が触れ、アルトリアは本能的な恐怖で身体を強張らせる。
「待って……っ、やはり無理だ。そんな、大きなもの……入るはずが……っ!」
「いいえ、入るわ。だってアルトリアは私のために、あんなに大きな毒熊の爪だって跳ね返したじゃない。ジークフリート様の愛なら、もっと簡単に受け入れられるわよ」
リリーが無垢な残酷さで耳元に囁き、アルトリアの唇を塞いで悲鳴を封じる。
呼吸が乱れ、わずかに力が抜けたその瞬間――ジークフリートが、一気に腰を深く沈めた。
「が、はっ……あ、あ゙あぁぁぁッ!!」
アルトリアの口から、悲鳴にならない悲鳴が漏れた。
身体が真二つに裂けるような鋭い痛みが走り、彼女の瞳からは大粒の涙が溢れ出した。騎士として数多の戦場を潜り抜け、凄惨な傷を負ってきたアルトリアですら、これほどの衝撃は未経験だった。
「苦しい……っ、抜いて、だめぇ……壊れて、しまう……っ」
「大丈夫……壊したりしません。ほら、ちゃんと俺を、こんなに深く受け入れてくれていますよ」
ジークフリートは苦悶に満ちた声を漏らしながら、アルトリアの顎を掴んで強引に顔を上げさせた。彼の顔もまた、未曾有の悦楽と必死に耐える欲望で歪んでいる。
完全に結合した一点から、逃げ場のない熱い衝撃波がアルトリアの全身へと伝わっていく。
「ルイス様、見て! 二人が繋がったわ。凄いわ……アルトリアのあんなに苦しそうな顔、初めて見るわ。なんて愛おしいのかしら」
「ああ、本当に。僕たちも負けていられないな。リリー、今度は僕の番だよ」
隣ではルイスがリリーを抱き上げ、四人が折り重なるようにして、巨大なベッドが悲鳴のような音を立てて軋み始めた。
ジークフリートがゆっくりと、だが力強く腰を動かし始める。
内壁を無遠慮に擦り上げられ、アルトリアは白目を剥いてのけぞった。暴力的な痛みは、回数を重ねるごとに脳を痺れさせるような、濃厚な熱へと変質していく。
「あ、アッ、あぁぁッ! 嫌、そこ、何かが、変に……っ!」
「ここですか? それとも、もっと奥か……。貴女のここが、俺のものを離したくないと締め付けてくる。……ああ、最高ですよ、アルトリア」
ジークフリートの動きが激しさを増す。猛獣が獲物を貪るような、容赦のない衝動。
アルトリアの心にこびりついていた「自分は女として魅力がない」という呪いは、彼に蹂躙され、狂おしく求められるたびに、快感とともに消し飛ばされていく。
「……ひ、き……ジークフリート……ッ! あ、ああぁぁ!」
アルトリアはついに、自分を「女」として扱い、強引に奪っていく男の名を、すがるように叫んでいた。
リリーに握られた手に力がこもり、四人の吐息と淫らな水音が混ざり合い、寝室の温度は限界を超えて上昇していく。
「アルトリア、逝く時は一緒よ……。大好きよ、私のアルトリア……っ!」
リリーの絶頂の叫びと呼応するように、ジークフリートが最後の一突きを深く、最奥へと見舞う。
アルトリアの視界は真っ白に染まり、彼女の意識は爆ぜるような快楽の渦の中へと沈んでいった。
「リリー、まさか僕らも素股だなんて言わないよな?」
「もちろん、私達も素股よ。ここまで来たら、私は絶対にアルトリアと一緒に処女を喪いたいの!」
「おい、ジークフリート! 早くその女にぶち込め。待たせるな!」
リリーの口から出た『素股』という聞き慣れない言葉に、アルトリアは一瞬、それが何なのかを考えた。詳細はわからぬが、今の苦境から「許してもらえる」という一筋の希望に縋ろうとしたのだ。
しかし、直後のルイスの怒声がその希望を無残に打ち砕いた。
ジークフリートに捧げるのは覚悟した。……だが、あの恐ろしいほどに巨大な質量が自分の中に入るなど、想像するだけで震えが止まらない。指二本でさえ、これほどまでに手一杯なのに。
(本当に、私は壊れてしまう……)
「アルトリア殿……。本当はもっと優しく、時間をかけて差し上げたかったのですが……主たちが急かすので。申し訳ありません」
ジークフリートが、自身の猛りをアルトリアの入り口へとあてがった。剥き出しの熱と質量が触れ、アルトリアは本能的な恐怖で身体を強張らせる。
「待って……っ、やはり無理だ。そんな、大きなもの……入るはずが……っ!」
「いいえ、入るわ。だってアルトリアは私のために、あんなに大きな毒熊の爪だって跳ね返したじゃない。ジークフリート様の愛なら、もっと簡単に受け入れられるわよ」
リリーが無垢な残酷さで耳元に囁き、アルトリアの唇を塞いで悲鳴を封じる。
呼吸が乱れ、わずかに力が抜けたその瞬間――ジークフリートが、一気に腰を深く沈めた。
「が、はっ……あ、あ゙あぁぁぁッ!!」
アルトリアの口から、悲鳴にならない悲鳴が漏れた。
身体が真二つに裂けるような鋭い痛みが走り、彼女の瞳からは大粒の涙が溢れ出した。騎士として数多の戦場を潜り抜け、凄惨な傷を負ってきたアルトリアですら、これほどの衝撃は未経験だった。
「苦しい……っ、抜いて、だめぇ……壊れて、しまう……っ」
「大丈夫……壊したりしません。ほら、ちゃんと俺を、こんなに深く受け入れてくれていますよ」
ジークフリートは苦悶に満ちた声を漏らしながら、アルトリアの顎を掴んで強引に顔を上げさせた。彼の顔もまた、未曾有の悦楽と必死に耐える欲望で歪んでいる。
完全に結合した一点から、逃げ場のない熱い衝撃波がアルトリアの全身へと伝わっていく。
「ルイス様、見て! 二人が繋がったわ。凄いわ……アルトリアのあんなに苦しそうな顔、初めて見るわ。なんて愛おしいのかしら」
「ああ、本当に。僕たちも負けていられないな。リリー、今度は僕の番だよ」
隣ではルイスがリリーを抱き上げ、四人が折り重なるようにして、巨大なベッドが悲鳴のような音を立てて軋み始めた。
ジークフリートがゆっくりと、だが力強く腰を動かし始める。
内壁を無遠慮に擦り上げられ、アルトリアは白目を剥いてのけぞった。暴力的な痛みは、回数を重ねるごとに脳を痺れさせるような、濃厚な熱へと変質していく。
「あ、アッ、あぁぁッ! 嫌、そこ、何かが、変に……っ!」
「ここですか? それとも、もっと奥か……。貴女のここが、俺のものを離したくないと締め付けてくる。……ああ、最高ですよ、アルトリア」
ジークフリートの動きが激しさを増す。猛獣が獲物を貪るような、容赦のない衝動。
アルトリアの心にこびりついていた「自分は女として魅力がない」という呪いは、彼に蹂躙され、狂おしく求められるたびに、快感とともに消し飛ばされていく。
「……ひ、き……ジークフリート……ッ! あ、ああぁぁ!」
アルトリアはついに、自分を「女」として扱い、強引に奪っていく男の名を、すがるように叫んでいた。
リリーに握られた手に力がこもり、四人の吐息と淫らな水音が混ざり合い、寝室の温度は限界を超えて上昇していく。
「アルトリア、逝く時は一緒よ……。大好きよ、私のアルトリア……っ!」
リリーの絶頂の叫びと呼応するように、ジークフリートが最後の一突きを深く、最奥へと見舞う。
アルトリアの視界は真っ白に染まり、彼女の意識は爆ぜるような快楽の渦の中へと沈んでいった。
0
あなたにおすすめの小説
離婚を望む悪女は、冷酷夫の執愛から逃げられない
柴田はつみ
恋愛
目が覚めた瞬間、そこは自分が読み終えたばかりの恋愛小説の世界だった——しかも転生したのは、後に夫カルロスに殺される悪女・アイリス。
バッドエンドを避けるため、アイリスは結婚早々に離婚を申し出る。だが、冷たく突き放すカルロスの真意は読めず、街では彼と寄り添う美貌の令嬢カミラの姿が頻繁に目撃され、噂は瞬く間に広まる。
カミラは男心を弄ぶ意地悪な女。わざと二人の関係を深い仲であるかのように吹聴し、アイリスの心をかき乱す。
そんな中、幼馴染クリスが現れ、アイリスを庇い続ける。だがその優しさは、カルロスの嫉妬と誤解を一層深めていき……。
愛しているのに素直になれない夫と、彼を信じられない妻。三角関係が燃え上がる中、アイリスは自分の運命を書き換えるため、最後の選択を迫られる。
旦那様の愛が重い
おきょう
恋愛
マリーナの旦那様は愛情表現がはげしい。
毎朝毎晩「愛してる」と耳元でささやき、隣にいれば腰を抱き寄せてくる。
他人は大切にされていて羨ましいと言うけれど、マリーナには怖いばかり。
甘いばかりの言葉も、優しい視線も、どうにも嘘くさいと思ってしまう。
本心の分からない人の心を、一体どうやって信じればいいのだろう。
冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件
水月
恋愛
「君を愛するつもりはない」
結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。
出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。
愛を期待されないのなら、失望させることもない。
契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。
ただ「役に立ちたい」という一心だった。
――その瞬間。
冷酷騎士の情緒が崩壊した。
「君は、自分の価値を分かっていない」
開始一分で愛さない宣言は撤回。
無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。
以後、
寝室は強制統合
常時抱っこ移動
一秒ごとに更新される溺愛
妻を傷つける者には容赦なし宣言
甘さ過多、独占欲過剰、愛情暴走中。
さらにはリーリアを取り戻そうとする実家の横槍まで入り――?
自己評価ゼロの健気令嬢と愛が一分も我慢できなかった最強騎士。
溺愛が止まらない、契約結婚から始まる甘すぎる逆転ラブコメ
冷徹公爵の誤解された花嫁
柴田はつみ
恋愛
片思いしていた冷徹公爵から求婚された令嬢。幸せの絶頂にあった彼女を打ち砕いたのは、舞踏会で耳にした「地味女…」という言葉だった。望まれぬ花嫁としての結婚に、彼女は一年だけ妻を務めた後、離縁する決意を固める。
冷たくも美しい公爵。誤解とすれ違いを繰り返す日々の中、令嬢は揺れる心を抑え込もうとするが――。
一年後、彼女が選ぶのは別れか、それとも永遠の契約か。
真面目な王子様と私の話
谷絵 ちぐり
恋愛
婚約者として王子と顔合わせをした時に自分が小説の世界に転生したと気づいたエレーナ。
小説の中での自分の役どころは、婚約解消されてしまう台詞がたった一言の令嬢だった。
真面目で堅物と評される王子に小説通り婚約解消されることを信じて可もなく不可もなくな関係をエレーナは築こうとするが…。
※Rシーンはあっさりです。
※別サイトにも掲載しています。
十年越しの幼馴染は今や冷徹な国王でした
柴田はつみ
恋愛
侯爵令嬢エラナは、父親の命令で突然、10歳年上の国王アレンと結婚することに。
幼馴染みだったものの、年の差と疎遠だった期間のせいですっかり他人行儀な二人の新婚生活は、どこかギクシャクしていました。エラナは国王の冷たい態度に心を閉ざし、離婚を決意します。
そんなある日、国王と聖女マリアが親密に話している姿を頻繁に目撃したエラナは、二人の関係を不審に思い始めます。
護衛騎士レオナルドの協力を得て真相を突き止めることにしますが、逆に国王からはレオナルドとの仲を疑われてしまい、事態は思わぬ方向に進んでいきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる