夢のかけら【完結】

しょこら

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10.さよなら

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 光が、六芒星の内側を満たしていく。
 太陽と月がすぐ近くまで降りてきたような熱と光。目を開けていることが困難になるほどの光の奔流。
 抗えない力が、イサークの腕からイリーナの体を引き剥がした。
 イサークをも巻き込んで石化していた水晶の破片たちが音を立てて落ちていく。
 ふわりとイリーナの体が空中に舞い上がる。
「あっ」
 急いで手を伸ばすが、間に合わず、イサークの手はむなしく空をつかんだ。
「イリーナ!」
 眩しくて目が開けられない。気配がつかめない。
 無我夢中で手をかざし、イリーナの行方を探るが、どこにもイリーナはいなかった。
「くっ…」
 無理やり目を開けて、光の向こう側を覗き見る。
 その視線の先に、人影が二つ。シルエットからアル・アズとルーリアだと分かった。
「アル・アズ……姉上?」
 だんだんと目が慣れてきたイサークの目に映るのは、アル・アズの手にある長い杖のようなもの。
 神々しいまでの輝きは「夢のかけら」たちが放つ光。
 その光を凝縮させ形にしたのが、黄金杖だった。
 金色に輝く黄金杖が、アル・アズの手の中で静かに鳴動していた。
「何を……」
 対のかけらを得た者だけが黄金杖を振るうことができると聞いた。
 教えてくれたのはアル・アズ自身だ。
 過去に一度だけ、たった一度だけ、振るったと言った。
 その時もルーリアが、赤ん坊だったルーリアが対のかけらとしてアル・アズの傍にいたのだ。
「魔王が、まだイリーナの中にいる」
 アル・アズは黄金杖をイリーナの水晶に向けて振りかざす。
「水晶もろ共、とどめをさす」
 普段の優し気な微笑を称えるアル・アズとは思えないほどの冷酷な目だった。
 アル・アズが見ているのはイリーナでなく、その内側にいる魔王だ。
 そう分かっていても、黄金杖が与える影響は計り知れない。
「待っ……!!!」
 イサークの制止を振り切って、アル・アズは黄金杖をイリーナの水晶に向けて、一直線に投げつけた。
 光の尾を引いて、黄金杖が胸の水晶に突き刺さる。
 固く閉ざされていたイリーナの目がカッと開かれた。
 一瞬の静寂の後。
 音を立てて水晶が砕け散った。
 それはまるで、悲鳴のような、断末魔のような、物悲しい音だった。
 粉々に砕け散った水晶が後から後から、まるで雨のように降り注ぐ。
 それは、イリーナだったもの。
 どこまでも澄んだ輝きを宿していた、愛しい少女の持っていたものだった。
 黄金杖の勢いに押されて、イリーナの体が後方へと弾き飛ばされる。胸に突き刺さっていた黄金杖はイリーナを貫通し、床にぶち当たったかと思うと、光に戻って消え去った。
 ゆっくりとくずれ落ちていくイリーナの体の先に、ぽっかりと口を開けている穴が見える。
 イリーナの体からするすると黒い靄のようなものが這っていく。
 力を失っても、まだ魔王はイリーナを放そうとはしない。最適な器を見つけたのだ。おいそれとはなしはしないのだろう。
 ぽっかりと口をあけた穴にずるずると吸い込まれるのを抵抗するかのように黒い靄はイリーナにしがみつく。
 だが引きずり込む力が強い。
 黒い靄はもがきながら穴へと吸い込まれていく。
 同時にズズッとイリーナの体も引きずられていく。
 アル・アズが投げた黄金杖は神々の力そのもの。その輝きをもって魔王をも焼き尽くすのだ。
 するりとイリーナの体が靄と共に穴の中へと引き込まれていく。
「イリーナ!」
 イサークはためらうことなく後を追い、異界へと飛び込んだ。
 アル・アズのいた世界。
 神々の住む、純然たる力が存在する世界。
 高位の次元に飛び込んで無事でいられるはずはない。
 それでも、恐怖も、迷いも何もなかった。
 落ちているのか上っているのか、方向感覚も何もない。
 だがその先にイリーナの姿が見える。憑依の解けたイリーナの姿は、元の通り、銀の髪に戻っていた。胸の水晶は砕かれ、欠片も残ってはいなかった。
 石化していたはずの両腕も、解けている。
 元の、美しい少女の姿にもどっていた。
 イリーナにしがみついていた魔王はもはや形をとることもできず、あっけないほど、音もなく焼かれて消えた。
 本当に魔王は消え去ったのか。
 今のイサークにはそれを確かめる術も余裕もない。
 密度の高い光と熱に、イサーク自身、今にも焼かれてしまいそうだった。
 イサークの意識すら焼かれて消されそうだった。
 必死に、ただ一つだけを思って、イサークは意識を無理やりとどめていた。
 なくすわけにはいかない。
 失いたくない。
 ただその思いだけが、つなぎ留めている。
 落ちていく。
 気が遠くなるほどのまばゆい光の中を、落ちていくイリーナとイサーク。
 届きそうで届かない距離。
 死に物狂いで手を伸ばすと、イリーナの指にかすった。
「くっ……イリーナ……」
 もう一度手を伸ばし、手繰り寄せる。
 指を、手のひらを、……手首を掴んだ瞬間、一気に引き寄せて抱きしめた。
 細く柔らかな肉体に、ぬくもりだけが失われていた。
「イリーナ、愛している」
 ふいに、ついて出てきた言葉だった。
 口にして、初めて自覚した。
 自嘲気味に笑うが、その笑みはすぐに消えた。
 光が容赦なく、イサークを苛める。
 目を開けるのも困難なほどの光だった。
 早くここから脱出しなければ、イリーナ共々、光に焼かれてしまう。
 迷っている時間はなかった。

「レミィ・ローザ!」


「カイザード・フォーレ!」


「エルディ・フィリス!」


「アリオール・トラスト!」


 唱えるのは四大の精霊王の名。
 そしてさらに、

「ルティニネティ」


「カーズ・ナシオン!!」


 癒しの銀の月女神と輝ける太陽神をも召喚し、形成するのは六芒星。
 天と地を結ぶ魔方陣。
 アル・アズが楽園に開いている六芒星とつなぐことが出来れば、元の場所に帰れるはず。
 六芒星が鮮やかに輝いて、イサークとイリーナを取り囲んだ。
 大きな力がうなりをあげて、六芒星から湧き上がってくる。
「ファルダイムへ!」
 アル・アズに教えてもらった世界の名。
 懐かしい故郷の名前を指針にして、螺旋を描いて上昇する力の流れに乗った。
 しっかりとその腕にイリーナを抱きしめながら。

 上昇する。
 光も熱もすべてが緩やかになる。

 空気が変わった。
 世界の色が変化したと思った瞬間、力の流れから投げ出された。
 落ちていく。

 風の抵抗を感じる。
 深い緑の匂い。
 涼やかな水の匂い。
 暖かな光。


「……カイザード、受け止めて……く、れ」


 ふわりと包み込むように風がイサークとイリーナを受け止めた。
 かすかな音を立てて、大地に下ろされた。
 柔らかなイリーナの体と、緑の芝生に流れる銀の髪を確認して、一言つぶやく。
 イサークはそのまま意識を失った。




「…………ん」
 目を開けると、一面の青空が広がっていた。
 ゆっくりと雲が流れていく。
 さわさわと木々が風にゆれているのが見える。
 ここはどこだろう。
 長い長い夢を見ていたように思える。
 時間の感覚がつかめない。
 そのまま流れていく雲を見つめている。
 あたたかい。
 おひさまが出ているからだわ、とイリーナは思った。
 太陽が放つ光と熱がイリーナを温めてくれているのがわかる。
 このまま、うとうとと穏やかな眠りについたら気持ち良いかもしれない。

「戻っておいで」

 どこからか懐かしい声が聞こえてきた。
 眠りにつこうとしていたイリーナを起こして、その声は誘う。
 とても懐かしい声。
 誰の声だったのだろう、何故か思い出せなかった。
 再び、声が届いた。

「戻っておいで、……イリーナ・セレンティア・ラーザ」

 

 紛れもなく、それはイリーナの名前だった。



 

 目を覚ましたとき、イリーナは自分が誰かの腕の中にいることを知った。
 まばゆいばかりの金髪。だが、彼はアル・アズではない。
 あたたかいぬくもりはこの青年のものだったのだ。
 ゆっくりと腕を解いて、身を起こす。
「誰…?」
 誰かに似ているような気がした。着ている服に見覚えがあった。
「イ…サーク?」
 まじまじとのぞき込んでみればイサークにしか見えない。
 だが、何故金髪なのか。髪の色が違うだけで別人に見える。
 どういうことだろうか。
 それにここはどこなのだろう。
 深い緑がずっと続いている。
 楽園のどこかなのだろうか?
 イリーナは無意識に胸の水晶に手を伸ばす。
 だがそこには水晶も何もなく、なめらかな肌があるだけだった。
「え?」
 自分の身に着けているローブがボロボロになっているのに気がついて焦った。
 胸元には大きな穴が開いて焼け焦げているし、両袖は千切れてなくなっている。
 スカートもところどころ焦げてボロボロだ。ちょっとでも触ったらほろほろと崩れて落ちていきそうだった。
 これでは何も纏っていないのとそう変わらない。
「なっ……なんで?」
 慌てた拍子に手が青年に当たってしまったらしい。
 かすかなうめき声をあげて、青年が目を覚ました。
 慌ててすぐ近くの茂みに隠れる。
 イサークが身を起こしたのが気配で分かった。
「……イリーナ?」
 どきっと胸が鳴った。
 どうして名前を呼ぶの?
 会えないって分かっているのに。
 イリーナは自分が何をしたのか覚えていた。
 悲しくて辛くて、我を忘れた。
 たくさん人を傷つけてしまった。
「イリーナ……いるんだろう!?」
 あの声に応えることが出来ない。
 あんなに必死に探してくれているのに。
 息を潜めて、身を縮込ませて隠れることしか出来ない。
 遠ざかる足音に、涙が溢れて止まらなかった。
 我慢して、我慢して、それでも我慢し切れなくて、しゃくりあげる。
 ほんのわずかな声だったはずなのに。
 遠ざかっていた足が止まる。
「イリーナ、そこにいるのか?」
 慌てて口をふさいでも後の祭りで。
 足早に駆け寄ってくるイサークの足音が聞こえた。
「だ、だめっ……来ちゃだめっ」
 イサークの足音がぴたりと止まった。
「どうして?」
 茂みの向こう側で戸惑っているのが分かる。
 だが、まっすぐにイリーナに向けて問いかけるのは、イリーナがここにいることが分かったからだ。
「だって……会えないわ」
 会えるわけがない。
 いったいどんな顔をして会えばいいというのだろう。
 しかも今の自分の姿は到底見せられる恰好ではない。
 両手で胸を隠して、そっと茂みの向こう側を伺う。
 泣きそうな顔をしたイサークが立っていた。
「君が、死んでしまったんじゃないかと思ったんだ……生きているなら、姿を見せてくれ」
 どうしよう。
 どうすればいいの。
 こんな格好では逃げることも出来ない。
「……あ、あの……心配かけて、ごめんなさい。……えっと、それから……ありがとう。私は大丈夫だから……」
「イリーナ、そんな言葉を聞きたいわけじゃないんだ!」
 一歩、イサークが踏み出すのが分かった。
 イサークの影が茂みを越えて、すぐ側に届いた。
 ぎょっとして慌てて身を縮める。
「やっ……だ、だめ!! ……来ちゃだめ!! 私、服がっ……」
 ピタリとイサークの足が止まる。
 恥かしくて顔をあげられない。体を固くして目を瞑っていると、ふわりと体に覆い被さるものがあった。びっくりして目を開けると、ところどころ焼けた跡がある黒いローブが巻きつけられていた。
 イサークの匂いがしてどきりとする。
 茂みから掬い上げられるようにして抱き上げられ、そのまま抱きすくめられて、息が止まりそうになった。
「イリーナ、本当だ……生きてる」
 イサークの顔は見えない。けれど、泣いているのだと分かる。
 かすかな嗚咽が耳に届く。
 ぬくもりがこんなにあたたかくて心地よいものだということをイリーナは初めて気が付いた気がした。
「―――イサーク、ありがとう」
 涙が溢れてこぼれていった。
 だが今度は悲しい涙ではなかった。
「私……あのとき、本当に死んでも良いって思ってた。想いが届かないなら、死にたいって思った。本当に……好きだったの」
 イサークは無言のままだった。ただ、さらに強く抱きしめられた。
「ルーリアさまに言われていたのに……心の闇に負けるなって」
 心の闇に負けたら魔王が憑く。凝れる魂が魔王を呼び寄せてしまうのだ。
 だけど、闇に染まりたくなくて、自らを凝らせることで憑依から逃れるのだ。
 石化するというのはきっとそういうこと。
「私……石化するのが怖かった。……でもそれ以上に、これから先ずっとアル・アズさまに想いが届くことはないんだって認めるのが怖かった」
「イリーナ」
 イサークは抱きしめていた腕を緩めた。
「顔を見せて」
 優しい嘆願にイリーナはゆっくり振り返る。泣きそうな顔のままでイサークはイリーナを見つめていた。髪の毛も黒髪に戻っている。あれはいったいどういうことだったのか。だがそれを口にするのはやめた。
 イサークはイリーナの髪に触れ、頬に触れ、口唇に指を這わせる。その手が震えているのが分かる。
「あたたかい……生きているね」
 イサークはそういって微笑む。
「君はあのとき息をしていなかった。体も冷たくってもうだめだと思った。戻ってきてくれてこんなに嬉しいことはないよ」
 夢を見ていた。
 誰かに呼ばれる夢を。
「イサーク、もしかして名前、呼んでくれた?」
「イリーナ・セレンティア・ラーザ?」
 くすくすとイサークは笑いながら答える。
「身分を隠してたのはお互い様だったんだな。ラーザの王女だったんだ」
「そんなたいしたものじゃないわ。名前だけだもの」
 遠く懐かしい故郷に思いをはせる。
 緑豊かな大地。
 心優しい人たちに囲まれてイリーナは生きてきた。
 王女ではなく、一人の少女として。
「ラーザはここみたいに大きな宮殿はないの。みんなと同じ生活していたもの。王家も名前だけが残ってる。私はただそれを継いだだけ」
「ラングっていうのは?」
「母さんの旧姓」
 なるほどとイサークは笑った。
「良いところだったよ、ほんの数日いただけだったが名残惜しいくらいだった」
「気に入ってくれてありがとう」
 ひそやかに笑い合って、再び抱きしめられた。
 イサークの胸に顔をうずめて、ささやく。
「そんなに長く王宮にいたわけじゃないのに、ずっといたみたいな感じがする。ラーザが懐かしい」
「帰りたい?」
 イリーナは顔を上げて、じっとイサークを見つめた。
 あまりにも優しい瞳で見つめられて、また涙が出た。
 もう王宮にいる理由がなくなってしまったのだと、改めて気付いた。
「帰りたい……母さんのところに帰りたいわ。それに……私はもう銀のルティナじゃなくなってしまったもの」
 母の石化を止める術はない。
 奇跡は二度も起こらない。だから望むことは出来ない。
 イサークがそっと涙を拭い、キスをした。
 軽く触れるだけの。
「君にとってエレアザールは辛いことばかりだっただろうか?」
 イリーナはそっと首を振り、イサークを抱きしめ返した。
 このぬくもりに感謝したい。
 彼は最初から優しかった。温かかった。おひさまのように笑う彼を好ましく思っていたのは本当だ。
 今はまだアル・アズを忘れることはできない。
 この思いを抱いて、ラーザに帰りたいとイリーナは思っている。
 ゆっくりとあの優しい大地が、癒してくれるはずだから。
 



「辛いことばかりじゃなかったわ。幸せな思い出もたくさんあるもの」

 
 

Fin.
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