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15章

353 医務室

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"分身5" キラティア 視点

1時間程拘束されたがなんとか解放された。
まだ、じーじには見られているけど放置で!!

くんくん…

かさかさかさかさ…

ばん!!

「なに!?」

僕は知った匂いを追ってドアを開けた。

「せんせー!!」

「あら?キラティアちゃんじゃない。どうしてここに?」

部屋の中には薬の調合中のアルテミア先生がいた。
なんで先生かって?
たまに医療の勉強で遊びに来ているからだ。

「たんけん!!」

「…そう。」

アルテミア先生は遠い目をしていた。

「そうだ!何か作っていく?」

「あい!!」さっささささ…

こないだ座学を終わらせて今は実践だけどいう状態なので好きな時来てという状態だ。
半年後にある医師免許の試験を合格したら卒業らしい。
因みに一昨日に戦争の怪我人を1000人くらい治療したので実践の単位も十分らしい。

「あい!!」ぱんぱかぱーん!!

という考えている間に完成!!

「何を作ったのかしら?…育毛剤?」

「あい!」

そう育毛剤です。
これを塗ると髪がふさふさになります。

「えーと…誰かに使うの?」

「うにゃ?」ぶんぶん!

特に考えてないです。
材料が目の前に揃ってたから作った!

「そ、そう…まぁ、ここでは使わない薬だから持って行っていいわよ。」

「あーい!ばいばい!」

わかった。
もう行くね!

「分身だからって気をつけるのよ!」

「あーい!」

僕は医療室を後にした。
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