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悪夢の一日

1.

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アストは結婚式の前夜、悪夢を見た。

ミレアが離れる夢を…。

多分うなされただろう…。

しかし、アストはこの夢の内容を思い出せれなかった。

所詮、夢だ。

アストは夢を忘れてよかったと思った。

結婚式の支度の為、アストはゆっくりとベッドから立ち上がった。

悪夢は二度と見ないと誓って……。






だが、アストはまだ知らなかった。

今日が悪夢の一日の始まりだということを……。

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