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エッケシュヌ帝国

さあ、今から巻き返しですよ?

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「えっと、フェンさん?」

暫らく壊れていた私・・・・だってもふもふですよ?


『気にしなくていいよ?いつものように浄化して?』

「その・・・申し訳ないのですが、どうやって浄化すれば・・・?」

『え?いつもマスターって、目をつむって、浄化のイメージしてそれで浄化してくれたよ?』

そんなのでできるのでしょうか・・・・?ちょっと目を閉じて・・・?綺麗になあれって感じかしら?


・・・するとどうでしょう!私の涎で湿っていたフェンさんの毛並みが、どんどん乾いていきます。
何て言う事でしょう!

『綺麗になったよ!』

・・・・これは思案のしどころですよ?

残り時間・・・・225時間・・・ごめんなさい、5時間ももふってたのね・・・・

・・・・ここから出ましょう!

『出るの?壁こわす?』

「音でばれないかしら?」

『じゃあナイフ出せば?』

「ナイフを出す?歯て?私はそんなの持ってたかしら?」

あ・・・・腰のこの小さな袋でしょうか?とてもそんな大きさには見えませんが・・・・
一応、ナイフナイフ!とイメージしながら探そう・・・・あれ?何かありますね・・・・取り出しましょう?

・・・・見事に武骨ななナイフですね・・・・

えっと・・・・お隣がお母さん?でしょうか?

ちょっと失礼して・・・壁をガリ・・・・って、えええ!何でしょうこのナイフ、壁に簡単に突き刺さりましたよ?ちょっと下に・・・・何でしょう?バターを切るみたいに、簡単に切れます?

あっけなく壁が貫通する・・・・呆然と見つめるお母さん?

「あ、どうもです?」

「え??えええ???ど・・・・どうやって?ここは魔法の力で私達を閉じ込めているのですよ?」

「そうなのですか?このナイフで・・・・サクッと?」

私は隣の部屋に行きました。
すrと、お母さん?は泣きながら私を抱きしめてくれます。

「ああ・・・・ヘルト・・・ヘルトルーデ!会いたかった・・・・そして、迎えに行けなくてごめんね?」

「えっと・・・・多分225時間後に記憶が戻ると思いますので、その時にまた言ってあげて?」

私は抱き返しながらそう言いました。

暫くして・・・・

「そろそろいいですか?」

「あ・・・ごめんなさいね、年甲斐もなく。」


お母さん?離れてくれました・やつれてるとはいえ、ものすごい美人さんです。羨ましい・・・・
えっと・・・・この身体は、この人の虫目さんなのですよね?お父さんは・・向かいの・・・・これはひょっとして美男美女の子供?だとすれば・・・この子も超絶美人になる?ちょっとお胸を頑張らないと、ですが。

あ、脱線しましたね・・・・

「今からこの鉄格子を切って見ますよ?」

「え?無理でしょ?壁よりも魔法がかかってるはず・・・・?」

「物は試しです!」


・・・・あっさり切れました・・・・
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