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ヘルマンス
第67話 続・早速料理と味見を
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僕も食べる事になりました。ある意味そうなるよね、と思います。
プリスカ様とカトリナ様の姿は・・・・いつの間にか消えていました。
どうやら臭いが駄目なようです。
伯爵様も食べる準備をしています。但し、使用人の方がまず食べるみたいです。
使用人が先に食べるのは、毒味の意味合いがあるようです。
先だって襲撃を受けていますし、警戒するのは当然ですね。
伯爵様を助けたのは僕という事になっています。僕が伯爵様に害をなすとは考えにくいと思うので、微妙な気持ちです。
料理長さんはトーフを盛り付け、僕に渡して下さいます。もう既にソーイソースとミーソが掛けてあります。
結構きつい臭いです。これを食べるのは正直勇気がいります。
で、食べてみます・・・・あれ?しょっぱいですけれど美味しい!
一応無難なソーイソースを掛けてあるトーフから食べてみました。
「こ、これは!ロキュス様!トーフだけで食べてみると、トーフ自体には物足りなさを感じます。それをソーイソースのしょっぱさで引き立てているのですな!何とも素晴らしい!ではこちらのミーソですな。」
料理長は待ったなしでミーソの掛けてある皿を手にしています。僕も意を決してミーソをつけたトーフを食べます。
ミーソ自体の味は分かっていますけれど、これを直接口にするのは初めての経験。
どんな感じなのか?
・・・・あれ?思ったより?そうじゃない!美味しい!
ずばりミーソは美味しかった!臭いだけはきついので、これを何とかすれば!
「ロキュス様、この段階でここまでの味とは!ミーソは大変素晴らしいですな!これを数ヶ月寝かせて置くとどうなるか、今からワクワク致します。」
味噌は暗い場所で寝かすと言っていたっけ。
毒味を終えた使用人の方から皿を受け取った伯爵様は、早速食べています。
「ほう、これはいい。もっと工夫をすればより良い感じになるのではないか?どうだリシャルト、出来るか?」
興奮している様子の伯爵様。
「このままでも満足いく美味しさでございますから、これを工夫すればどうなるのでしょう!!私共はまだこの食材の全てを知っているわけでは御座いませんので、時間をかけもっと工夫をしていきます!」
もっと美味しくなるの?
美味しくなるのは良いとはいえ、この臭いは何とかならないのでしょうか。暫く暗所に置いておくと臭いは・・・・無くなるんだったかな?
この後もソーイミルクを試したり、ウィートの粉を用いた料理が振る舞われました。
ウィートとソーイミルクを混ぜて捏ねた物を焼くと、パンより美味しい・・・・一応パンなのかな?パンという事にしておきましょう!とてもいい匂のパンが焼きあがりました。
味に関してですけれど、微妙なのは仕方がないですよね。味のする食材を敢えて一切入れていませんでしたし。
「ほう、この食材だけでこの出来ですか。伯爵様、これは期待できますぞ!」
どうやら今後も活用できる食材になりそうです。
プリスカ様とカトリナ様の姿は・・・・いつの間にか消えていました。
どうやら臭いが駄目なようです。
伯爵様も食べる準備をしています。但し、使用人の方がまず食べるみたいです。
使用人が先に食べるのは、毒味の意味合いがあるようです。
先だって襲撃を受けていますし、警戒するのは当然ですね。
伯爵様を助けたのは僕という事になっています。僕が伯爵様に害をなすとは考えにくいと思うので、微妙な気持ちです。
料理長さんはトーフを盛り付け、僕に渡して下さいます。もう既にソーイソースとミーソが掛けてあります。
結構きつい臭いです。これを食べるのは正直勇気がいります。
で、食べてみます・・・・あれ?しょっぱいですけれど美味しい!
一応無難なソーイソースを掛けてあるトーフから食べてみました。
「こ、これは!ロキュス様!トーフだけで食べてみると、トーフ自体には物足りなさを感じます。それをソーイソースのしょっぱさで引き立てているのですな!何とも素晴らしい!ではこちらのミーソですな。」
料理長は待ったなしでミーソの掛けてある皿を手にしています。僕も意を決してミーソをつけたトーフを食べます。
ミーソ自体の味は分かっていますけれど、これを直接口にするのは初めての経験。
どんな感じなのか?
・・・・あれ?思ったより?そうじゃない!美味しい!
ずばりミーソは美味しかった!臭いだけはきついので、これを何とかすれば!
「ロキュス様、この段階でここまでの味とは!ミーソは大変素晴らしいですな!これを数ヶ月寝かせて置くとどうなるか、今からワクワク致します。」
味噌は暗い場所で寝かすと言っていたっけ。
毒味を終えた使用人の方から皿を受け取った伯爵様は、早速食べています。
「ほう、これはいい。もっと工夫をすればより良い感じになるのではないか?どうだリシャルト、出来るか?」
興奮している様子の伯爵様。
「このままでも満足いく美味しさでございますから、これを工夫すればどうなるのでしょう!!私共はまだこの食材の全てを知っているわけでは御座いませんので、時間をかけもっと工夫をしていきます!」
もっと美味しくなるの?
美味しくなるのは良いとはいえ、この臭いは何とかならないのでしょうか。暫く暗所に置いておくと臭いは・・・・無くなるんだったかな?
この後もソーイミルクを試したり、ウィートの粉を用いた料理が振る舞われました。
ウィートとソーイミルクを混ぜて捏ねた物を焼くと、パンより美味しい・・・・一応パンなのかな?パンという事にしておきましょう!とてもいい匂のパンが焼きあがりました。
味に関してですけれど、微妙なのは仕方がないですよね。味のする食材を敢えて一切入れていませんでしたし。
「ほう、この食材だけでこの出来ですか。伯爵様、これは期待できますぞ!」
どうやら今後も活用できる食材になりそうです。
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