え!僕が英雄?

よっしぃ

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エッケシュヌ帝国

あまり時間をかけられないから

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ササッと、素早く、時短料理!

えっとレンジもないですし・・・ってレンジって何でしたっけ?
時々何か思いつくのだけれど・・・・無いものねだりはいけませんね。

うん・・・・鉄の・・・フライパン?が出てきました。コンロもあります。えっとどうやって使うのかしら?

「使い方が分からないのかしら?こうするのよ?」

「ありがとうございます・・・えっと・・・・お母さん?」

「ふふ・・・記憶が戻っていないのですよね?いいですよ、適当な呼び方で。」

・・・・素敵な方です。

「お姉ちゃん、私も手伝うよ?」

女手があるのはありがたいです。

「ではみなさん、時間もありませんし、素早くいきましょう!」

私はお野菜を切ったり、肉を切り分けたりを、何人かに指示を出し、私自身はお鍋の用意です。

お水にお野菜を入れ・・・・

「あ、そのお肉兎に角細かく切って下さい!」

みじん切り・・・・

「あ、それは・・・玉ねぎですか?それも細かくお願いします!」

お肉は牛さん?と、鳥さん?がありますね。

牛さんはハンバーグ、鳥さんは・・・丸めて団子にして鍋です。

牛さんのお肉と、玉ねぎを混ぜ、え?ニンニクがある?じゃあそれも・・・・

フライパンで軽く炒めてもらいます。

え?卵がある?それを別の入れ物に入れてもらい・・・・硬いパンですね・・・これを細かく削って下さい!

パン粉と卵を混ぜてもらいます。

胡椒は・・・・無いですか・・・・あ・あら?あれはセージ?入れちゃいましょう!

よく混ぜて・・・・握りこぶしの大きさににしていただき・・・そう、フライパンで焼いてください!

強めの日でいいですよ?真ん中少し窪ませて下さい・・・・

あ、そろそろひっくり返してください?

ソースは・・・・時間がありません・・・・肉汁で我慢ですね・・・


あ、鍋ですね・・・・お肉の団子が良いだしです・・・・お野菜たっぷり煮込んで・・・・時間がありません。これで我慢です。


15分ぐらいでできましたか?

「・・・・ねえヘルトルーデ、何時の間にこんなお料理覚えてのかしら?私貴女のおてんばっぷりに、この子の将来どうなのかしらって心配してたけど、大丈夫そうね。」

「えっと・・・・これは別人の記憶ですから・・・・元に戻ったらどうでしょうね?さ、皆さん食べて下さい!」

・・・・みなさん美味しく食べて頂いたようです。

特に女性陣は、また作りたいと熱心に私の作業を見てましたね。

この身体が記憶を取り戻したら、お母さん、教えてあげて下さいね?

時間があればカレーも美味しいのですけどね・・・・って、カレーってなんでしたっけ?

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