842 / 900
外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門
救出作戦
しおりを挟む
改めてせつの姿を見る。
気にしていなかったけど、他にいる女性も皆ジャージ姿だ。
そもそもここに送られてきた時は、朝早かったはず。
しかも今は夏休みだよ?
何でこんなに早く学校に居るんだよ?
「なあせつ、何でこんなに朝早くから学校にこれだけ居たんだ?そもそも夏休みで授業はないだろう?部活にしても早すぎる時間だし。」
「その事ですが・・・・御国台高校では、7月の終わりに主だった部活動は合宿を行っているのです。発表会や記録会、大会等がある場合は別の日になるのですけれど。」
「学校で合宿?それは大変だ。」
「ええ、祖父の意向ですので仕方がないのですが、運動系の部活動は主に体育館、文科系はそれぞれ活動する場所が主な宿泊先です。吹奏楽部は視聴覚室、音楽室と割り振られました。」
「えっと・・・・吹奏楽部ってそんなに多いの?2つ部屋を使う程に?」
「男女別の部屋で寝泊まりするせいですね。体育館は・・・・夏は大会が多く、そんなに寝泊まりしている部活はないので、実質文科系が中心となって活動しています。」
・・・・何か、さらっとトンデモ発言あった気がしたけれど、やはりせつはお嬢様だった?
「しかし体育館での宿泊って・・・・暑いでしょ?」
「わが校は体育館も冷暖房完備です。体育館は男子生徒が、柔剣道室は女子生徒が寝泊まりしています。」
「えっと・・・・寝泊まりって・・・・結構ここに転送?された時って、生徒って沢山いたの?」
「たぶん200人程がいたと思います。」
げ・・・・200人とか・・・・多すぎる!
これに周りの人も含めると大変な事になりそう。
もう死んでいたらの場合だけれど。
あのくそ女神の話から推察するに、経験値100倍の時に沢山人が死んでいたら、それだけ魔物が強くなってしまってるって事だよな。
僕より強くなっていなければいいけれど・・・・
「ここには女子生徒しかいない?先生は?男子生徒はどうしているか分かる?」
「残念ながらあまり詳しくはわかりません。私達は異変があった時寝ていましたので・・・・そして、男子生徒ですが吹奏楽部に関しては4人だけで、全員魔物に・・・・」
そう言って、奥を見るせつ。
ああ・・・・あの寝かせられて、頭から布を被せられてるのは男子生徒だったのね。
「そして・・・・今日食事の・・・・当番だった部員と・・・・お花を摘みに・・・・行っていた・・・・部員は・・・・」
お花を摘みに・・・・?トイレか?とここまで言って、目に涙をためるせつ。
そして静かに泣き出す。
思わず僕はそんなせつを抱きしめてしまった。
「もう大丈夫、僕が来たからには目の前にいる人はもう誰も死なせはしないよ・・・・よく頑張ったね。」
今まで気丈に振舞ってたのか、ここにきて頼れる存在を見つけたのかせつは激しく泣きだした。
何といってもまだこんな事には耐えれないだろう。
一寸?女の子を抱きしめて色んな意味でドキドキしながら、暫く胸を貸した。
そして暫く経ってから、せつの後ろから遠慮がちに声をかけてくる女子生徒がいた。
「あ・・・あの、繁在家 部長、そろそろいいですか?」
小柄な・・・・女子生徒が遠慮がちに、声をかけてきた。
顔を真っ赤にしながら。
気にしていなかったけど、他にいる女性も皆ジャージ姿だ。
そもそもここに送られてきた時は、朝早かったはず。
しかも今は夏休みだよ?
何でこんなに早く学校に居るんだよ?
「なあせつ、何でこんなに朝早くから学校にこれだけ居たんだ?そもそも夏休みで授業はないだろう?部活にしても早すぎる時間だし。」
「その事ですが・・・・御国台高校では、7月の終わりに主だった部活動は合宿を行っているのです。発表会や記録会、大会等がある場合は別の日になるのですけれど。」
「学校で合宿?それは大変だ。」
「ええ、祖父の意向ですので仕方がないのですが、運動系の部活動は主に体育館、文科系はそれぞれ活動する場所が主な宿泊先です。吹奏楽部は視聴覚室、音楽室と割り振られました。」
「えっと・・・・吹奏楽部ってそんなに多いの?2つ部屋を使う程に?」
「男女別の部屋で寝泊まりするせいですね。体育館は・・・・夏は大会が多く、そんなに寝泊まりしている部活はないので、実質文科系が中心となって活動しています。」
・・・・何か、さらっとトンデモ発言あった気がしたけれど、やはりせつはお嬢様だった?
「しかし体育館での宿泊って・・・・暑いでしょ?」
「わが校は体育館も冷暖房完備です。体育館は男子生徒が、柔剣道室は女子生徒が寝泊まりしています。」
「えっと・・・・寝泊まりって・・・・結構ここに転送?された時って、生徒って沢山いたの?」
「たぶん200人程がいたと思います。」
げ・・・・200人とか・・・・多すぎる!
これに周りの人も含めると大変な事になりそう。
もう死んでいたらの場合だけれど。
あのくそ女神の話から推察するに、経験値100倍の時に沢山人が死んでいたら、それだけ魔物が強くなってしまってるって事だよな。
僕より強くなっていなければいいけれど・・・・
「ここには女子生徒しかいない?先生は?男子生徒はどうしているか分かる?」
「残念ながらあまり詳しくはわかりません。私達は異変があった時寝ていましたので・・・・そして、男子生徒ですが吹奏楽部に関しては4人だけで、全員魔物に・・・・」
そう言って、奥を見るせつ。
ああ・・・・あの寝かせられて、頭から布を被せられてるのは男子生徒だったのね。
「そして・・・・今日食事の・・・・当番だった部員と・・・・お花を摘みに・・・・行っていた・・・・部員は・・・・」
お花を摘みに・・・・?トイレか?とここまで言って、目に涙をためるせつ。
そして静かに泣き出す。
思わず僕はそんなせつを抱きしめてしまった。
「もう大丈夫、僕が来たからには目の前にいる人はもう誰も死なせはしないよ・・・・よく頑張ったね。」
今まで気丈に振舞ってたのか、ここにきて頼れる存在を見つけたのかせつは激しく泣きだした。
何といってもまだこんな事には耐えれないだろう。
一寸?女の子を抱きしめて色んな意味でドキドキしながら、暫く胸を貸した。
そして暫く経ってから、せつの後ろから遠慮がちに声をかけてくる女子生徒がいた。
「あ・・・あの、繁在家 部長、そろそろいいですか?」
小柄な・・・・女子生徒が遠慮がちに、声をかけてきた。
顔を真っ赤にしながら。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3,916
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる