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召喚から5年が経過
第367話 何が起こっているのか確認をしに行ってみる
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結局この場ではこれ以上分からないので実際どうなっているのか、直接見たほうがいいと思い様子を見に行く事にします。
「では見てきます。場所はわかりますか?」
すると子爵の長男が
「私がわかります!」
いやでもあなたでは顔が。
「しかし子爵の息子では、周囲にいらぬ警戒心を与えませんか?」
僕はそう言って暗に断りを入れました。
「そういう事でしたら、ギルド職員に案内させましょう。」
ギルドの中心者がそう提案をしてくれます。
「いいのですか?」
「ギルドの職員は、受付以外にも沢山おりますので、顔バレを気にするのでしたら、奥での作業担当に案内させれば問題ないでしょう。」
「ではお願いします。」
そう言うと、ギルドの中心者はいったん席を外し、どこかへ消えていきました。
その間にどうしようと思っていたのですが、すると子爵の奥方様が声を、遠慮がちにかけてきます。
「公爵様その、失礼ながら、少々お聞きしたい事があるのです。暫く宜しいでしょうか?」
えっと何かな?しかも子爵の長男の嫁さんも目を輝かせています。
女性の問題?
「ええと何でしょう?僕でできる事ならいいのですが。」
「ありがとうございます!その、公爵様が異界より持ち込まれました色々な品ですが、他の町にも多少でもいいのですが、融通できないでしょうか?」
うん?どういう事かな?
「ええと詳しく聞いてもいいですか?」
「ありがとうございます!実は、この町はまだ王都から近いので何とかなってはいるのですが、公爵様が持ち込み、王都で色々お売りしていただいている商品なのですが、数が少なくなかなか手に入らないのでございます。」
え?何それ?僕知らないんですけど。
「えっとその初耳なんですが、そもそも日本から持ち込んだ品って、王都で売ってるんですか?」
すると今度は長男の嫁さんが力いっぱい語ってくれます。
「はい!それはもうアーダ様のご配慮で、下着と入浴用品、化粧品等をお売りくださっているのですわ!ただその、なかなか品薄になりやすく私も王都へ向かうたびにお店に寄るのですが、消耗品は殆ど売り切れ状態。下着は採寸し、予約できますので時間がかかりますが手には入ります。」
えっとアーダってそんな事してたんだ。
まあ、金になるしいいんだけど、誰かが複製してるのかな?後で確認してみよう。
「ええと、ここの確認が終われば王都に向かいますので、確認しますね。しかしそんなに人気なのですか?」
「ええ!特に胸当て・ぶらじゃーと言うのでしょうか。王都でしか手に入らない素晴らしい商品ですわ!」
ああそうか。僕は失念していたけれど、この異世界の下着、お世辞にもいいのがなかったんだよね。僕の周りの女性陣は皆、複製した物か、それを元に作り直したものばかり使ってるから忘れてました。
そんな事を話していると、出て行っていたギルドの中心者が戻ってきます。
「お待たせしてしまいました。こちらの者ですが、場所がわかると言っておりますので、案内させましょう。」
そこに現れたのは、まだ10歳ぐらいの少年でした。
「では見てきます。場所はわかりますか?」
すると子爵の長男が
「私がわかります!」
いやでもあなたでは顔が。
「しかし子爵の息子では、周囲にいらぬ警戒心を与えませんか?」
僕はそう言って暗に断りを入れました。
「そういう事でしたら、ギルド職員に案内させましょう。」
ギルドの中心者がそう提案をしてくれます。
「いいのですか?」
「ギルドの職員は、受付以外にも沢山おりますので、顔バレを気にするのでしたら、奥での作業担当に案内させれば問題ないでしょう。」
「ではお願いします。」
そう言うと、ギルドの中心者はいったん席を外し、どこかへ消えていきました。
その間にどうしようと思っていたのですが、すると子爵の奥方様が声を、遠慮がちにかけてきます。
「公爵様その、失礼ながら、少々お聞きしたい事があるのです。暫く宜しいでしょうか?」
えっと何かな?しかも子爵の長男の嫁さんも目を輝かせています。
女性の問題?
「ええと何でしょう?僕でできる事ならいいのですが。」
「ありがとうございます!その、公爵様が異界より持ち込まれました色々な品ですが、他の町にも多少でもいいのですが、融通できないでしょうか?」
うん?どういう事かな?
「ええと詳しく聞いてもいいですか?」
「ありがとうございます!実は、この町はまだ王都から近いので何とかなってはいるのですが、公爵様が持ち込み、王都で色々お売りしていただいている商品なのですが、数が少なくなかなか手に入らないのでございます。」
え?何それ?僕知らないんですけど。
「えっとその初耳なんですが、そもそも日本から持ち込んだ品って、王都で売ってるんですか?」
すると今度は長男の嫁さんが力いっぱい語ってくれます。
「はい!それはもうアーダ様のご配慮で、下着と入浴用品、化粧品等をお売りくださっているのですわ!ただその、なかなか品薄になりやすく私も王都へ向かうたびにお店に寄るのですが、消耗品は殆ど売り切れ状態。下着は採寸し、予約できますので時間がかかりますが手には入ります。」
えっとアーダってそんな事してたんだ。
まあ、金になるしいいんだけど、誰かが複製してるのかな?後で確認してみよう。
「ええと、ここの確認が終われば王都に向かいますので、確認しますね。しかしそんなに人気なのですか?」
「ええ!特に胸当て・ぶらじゃーと言うのでしょうか。王都でしか手に入らない素晴らしい商品ですわ!」
ああそうか。僕は失念していたけれど、この異世界の下着、お世辞にもいいのがなかったんだよね。僕の周りの女性陣は皆、複製した物か、それを元に作り直したものばかり使ってるから忘れてました。
そんな事を話していると、出て行っていたギルドの中心者が戻ってきます。
「お待たせしてしまいました。こちらの者ですが、場所がわかると言っておりますので、案内させましょう。」
そこに現れたのは、まだ10歳ぐらいの少年でした。
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