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世界征服編
俺達、やることないね、そうだね?
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「やぁ!湊翔!元気だったかい!」
だいぶカタコトではあるが、彼は来日した時も日本語で喋ろうと必死だった。
俺はそこを買った。
あの三者の中で唯一俺達の言葉で対話を試みようとしたからだ。
人間同士のビジネスは効率を求めがちだが、結局人間なのだから、こういう所で差がつくとやはり思わされる。
「元気だったかい?」
「エリックは勿論さと言ってます。
ちなみに寝れたかい?と」
「ぐっすりね。
初めてなのにこんなに落ち着くのはエリックだからかもしれないね?」
通訳が俺のニュアンスを含めて伝えると、エリックは大笑い。
「ワーオ!」
ちなみに研究者、技術者、開発に関わる人間はほぼ全員英語が出来るので問題なく現場に投入されている。
要は特に俺達日本サイドの上位陣は暇で仕方ない。
「エリックが現場で語りたいと言ってます」
「オッケー」
進むと、既にEV拡大に向けた動きが既に進んでおり、俺達のバッテリーとERURA車の統合も間近だ。
「エリックはやはりプレイヤーだな」
「現場命の人間ですからね」
エリックは着くや否や、現場に入って如何にこれが凄いのかを満面の笑みで語っていた。
それはそれは子供のような顔で。
「日本が好きな現場の人間もいます」
通訳の人間が手招きすると一人背の高いヲタク気質の男が会釈しながらやってくる。
「アレックスといいます!」
「初めまして、伊崎だ」
堅い握手を交わす。
「どうだ?調子は」
「私としてはやはり先の事がきになってマス」
「結構喋れるな」
「元々日本に6年はいました!」
おー。
「そうか。ところで先の事ってのは?」
「はい。このバッテリーは革命的です。
実際スマートフォンに搭載された場合、利益は計り知れないメリットになります。
ですが、EVであると、重要な問題に直面する!」
「それは?」
「発電量が足りません」
「んー⋯⋯なるほど」
確かにそれは考えてなかったな。
まぁでも、今は置いておこう。
「エリックに言っておいてくれ」
「分かりました」
それからしばらく、エリックは現場でご熱心なのでやることがない俺は、呑気に散歩する。
それにしても、ここはかなり先端を行ってる。
うち程ではないがかなり施設としては揃っている。
衣・食・住。
どれも。
「伊崎さん⋯⋯いた!」
「ん?石田、どうした?」
「護衛の一人くらいは連れてくださいよ」
肩で息をする石田を見下ろす。
「別に弱くないから問題ない」
「そういうことじゃないんですって⋯⋯」
*
「伊崎さん」
「ん?」
そしてあっという間に一週間が経った夜。
俺と石田はボケーっとリゾート施設の最上階からナイトプールを見下ろす。
「俺達⋯⋯暇すぎませんか?」
「そう。よく分かってるじゃないか」
一週間か、俺達はやることなど一切なく、施設見学もあれから1時間ほどで済んでしまった。
現在特筆すべき事は現場で足りる。
環境も投資が既に入っているので不足していることもなく。
「労働組は大変だろうが、俺達はやることゼロだ」
手すりに寄りかかり、煙草を吸う石田を横見。
「まさかこんな日が来るなんて」
「言ったろ? 長期休暇だと思えばいいって」
「口から出まかせだと⋯⋯」
「せっかくこうして海を渡ってきたんだ。
最大限楽しめよ。
やりたいようにやれ」
「え?」
「だから、こんな所で俺の機嫌なんてとってないで、ほら」
顎で下にいるビキニ姿の美女たちまみれのナイトプールを指す。
「ナンパでもして発散してこいよ」
「⋯⋯!マジですか」
「あぁ、マジだ」
女性にはわからないだろうが、男の欲は体のシステム的なモノだ。
男の統率をとるにはこういうのが最も早い。
通じたのか、必要ないグラサンを互いにクイッと上げ。
「行ってきます!!」
「行ってこい」
ピューンと幻聴を立てながら部屋から消えていく。
「⋯⋯ふっ、俺も気分転換でもするか」
「こういう雰囲気は久方ぶりだな」
一本道。
そこら中に酒瓶の残骸と尿。
大量にある看板のネオンが半分くらいのところで消えている。
ゆっくり歩きながら周りを見渡す。
道端では浮浪者が雑魚寝していたり、仕事帰りの大人が酔って寝てたりと、やりたい放題。
歩いている人間はほぼいない。
まるで向こうに帰ってきたようだ。
⋯⋯ま、治安は悪そうだな。
「まぁこんな所ではこれが日常だな」
少し遠くから聞こえる荒い息遣い。
なるほど。
「やってるのは、ここかな」
扉を開ける。
「ん?エライ若えのが来たな」
「初めまして。
ここはこの辺で一番治安が悪いと聞きまして」
中は想像に容易い。
ボロボロで叩けば穴が開くような木の壁。
床にはタバコの吸殻。
そして奥には男女の喜びと悲しみの両方が聞こえてくる。
「いくつだ?」
「21」
「そうか。身分証⋯⋯一応な」
手渡す。
まぁ俺のやつは半偽造だしな。
年齢的なもので必要な事項は変えてある。
「日本人か。珍しいな」
「ここはかの有名なツキッド・ロウの代替とまで言われてるって聞いて」
「ハハッ!そりゃちげぇねぇ!」
スキンヘッド。
頭にタトゥー。
間違いなくギャングが運営しているな。
「女が欲しかったらチップ寄越s───」
ドサッと。
俺は肩に片手で掛けていた鞄を放り投げる。
「2万ドルある。
この場にいる全員に女を付けろ」
一瞬静寂が訪れる。
⋯⋯だが。
「ふんっ!金持ちの客は大歓迎だ」
「不正なんかしてねぇからな?
さっ、夜はなげぇんだ──やろうぜ」
テーブルに付いた俺は、夜な夜なカジノに勤しむ。
いい感じに勝って、いい感じに負けてやって。
結果一応5000ドルの負けだ。
だが、俺としては全く問題ない。
地方のカジノだ。
それに勝とうと思えば勝てるんだからせかせかする必要もねぇだろう。
あとは、少しずつ人脈を繋げるための初期投資みてぇなもんだし。
だいぶカタコトではあるが、彼は来日した時も日本語で喋ろうと必死だった。
俺はそこを買った。
あの三者の中で唯一俺達の言葉で対話を試みようとしたからだ。
人間同士のビジネスは効率を求めがちだが、結局人間なのだから、こういう所で差がつくとやはり思わされる。
「元気だったかい?」
「エリックは勿論さと言ってます。
ちなみに寝れたかい?と」
「ぐっすりね。
初めてなのにこんなに落ち着くのはエリックだからかもしれないね?」
通訳が俺のニュアンスを含めて伝えると、エリックは大笑い。
「ワーオ!」
ちなみに研究者、技術者、開発に関わる人間はほぼ全員英語が出来るので問題なく現場に投入されている。
要は特に俺達日本サイドの上位陣は暇で仕方ない。
「エリックが現場で語りたいと言ってます」
「オッケー」
進むと、既にEV拡大に向けた動きが既に進んでおり、俺達のバッテリーとERURA車の統合も間近だ。
「エリックはやはりプレイヤーだな」
「現場命の人間ですからね」
エリックは着くや否や、現場に入って如何にこれが凄いのかを満面の笑みで語っていた。
それはそれは子供のような顔で。
「日本が好きな現場の人間もいます」
通訳の人間が手招きすると一人背の高いヲタク気質の男が会釈しながらやってくる。
「アレックスといいます!」
「初めまして、伊崎だ」
堅い握手を交わす。
「どうだ?調子は」
「私としてはやはり先の事がきになってマス」
「結構喋れるな」
「元々日本に6年はいました!」
おー。
「そうか。ところで先の事ってのは?」
「はい。このバッテリーは革命的です。
実際スマートフォンに搭載された場合、利益は計り知れないメリットになります。
ですが、EVであると、重要な問題に直面する!」
「それは?」
「発電量が足りません」
「んー⋯⋯なるほど」
確かにそれは考えてなかったな。
まぁでも、今は置いておこう。
「エリックに言っておいてくれ」
「分かりました」
それからしばらく、エリックは現場でご熱心なのでやることがない俺は、呑気に散歩する。
それにしても、ここはかなり先端を行ってる。
うち程ではないがかなり施設としては揃っている。
衣・食・住。
どれも。
「伊崎さん⋯⋯いた!」
「ん?石田、どうした?」
「護衛の一人くらいは連れてくださいよ」
肩で息をする石田を見下ろす。
「別に弱くないから問題ない」
「そういうことじゃないんですって⋯⋯」
*
「伊崎さん」
「ん?」
そしてあっという間に一週間が経った夜。
俺と石田はボケーっとリゾート施設の最上階からナイトプールを見下ろす。
「俺達⋯⋯暇すぎませんか?」
「そう。よく分かってるじゃないか」
一週間か、俺達はやることなど一切なく、施設見学もあれから1時間ほどで済んでしまった。
現在特筆すべき事は現場で足りる。
環境も投資が既に入っているので不足していることもなく。
「労働組は大変だろうが、俺達はやることゼロだ」
手すりに寄りかかり、煙草を吸う石田を横見。
「まさかこんな日が来るなんて」
「言ったろ? 長期休暇だと思えばいいって」
「口から出まかせだと⋯⋯」
「せっかくこうして海を渡ってきたんだ。
最大限楽しめよ。
やりたいようにやれ」
「え?」
「だから、こんな所で俺の機嫌なんてとってないで、ほら」
顎で下にいるビキニ姿の美女たちまみれのナイトプールを指す。
「ナンパでもして発散してこいよ」
「⋯⋯!マジですか」
「あぁ、マジだ」
女性にはわからないだろうが、男の欲は体のシステム的なモノだ。
男の統率をとるにはこういうのが最も早い。
通じたのか、必要ないグラサンを互いにクイッと上げ。
「行ってきます!!」
「行ってこい」
ピューンと幻聴を立てながら部屋から消えていく。
「⋯⋯ふっ、俺も気分転換でもするか」
「こういう雰囲気は久方ぶりだな」
一本道。
そこら中に酒瓶の残骸と尿。
大量にある看板のネオンが半分くらいのところで消えている。
ゆっくり歩きながら周りを見渡す。
道端では浮浪者が雑魚寝していたり、仕事帰りの大人が酔って寝てたりと、やりたい放題。
歩いている人間はほぼいない。
まるで向こうに帰ってきたようだ。
⋯⋯ま、治安は悪そうだな。
「まぁこんな所ではこれが日常だな」
少し遠くから聞こえる荒い息遣い。
なるほど。
「やってるのは、ここかな」
扉を開ける。
「ん?エライ若えのが来たな」
「初めまして。
ここはこの辺で一番治安が悪いと聞きまして」
中は想像に容易い。
ボロボロで叩けば穴が開くような木の壁。
床にはタバコの吸殻。
そして奥には男女の喜びと悲しみの両方が聞こえてくる。
「いくつだ?」
「21」
「そうか。身分証⋯⋯一応な」
手渡す。
まぁ俺のやつは半偽造だしな。
年齢的なもので必要な事項は変えてある。
「日本人か。珍しいな」
「ここはかの有名なツキッド・ロウの代替とまで言われてるって聞いて」
「ハハッ!そりゃちげぇねぇ!」
スキンヘッド。
頭にタトゥー。
間違いなくギャングが運営しているな。
「女が欲しかったらチップ寄越s───」
ドサッと。
俺は肩に片手で掛けていた鞄を放り投げる。
「2万ドルある。
この場にいる全員に女を付けろ」
一瞬静寂が訪れる。
⋯⋯だが。
「ふんっ!金持ちの客は大歓迎だ」
「不正なんかしてねぇからな?
さっ、夜はなげぇんだ──やろうぜ」
テーブルに付いた俺は、夜な夜なカジノに勤しむ。
いい感じに勝って、いい感じに負けてやって。
結果一応5000ドルの負けだ。
だが、俺としては全く問題ない。
地方のカジノだ。
それに勝とうと思えば勝てるんだからせかせかする必要もねぇだろう。
あとは、少しずつ人脈を繋げるための初期投資みてぇなもんだし。
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