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第二章 あいまいみー
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スパーリングのルールは一ラウンド三分を三回行うことになった。レフィリーは吉見さん。最初はこの人が止めるかも、と思ったけど、そんな素振りを見せないのはこの人も俺の実力を間近で見たいからだと思う、たぶん。
スパーリング専用のグローブにヘッドギアを身につける俺に対して、相手はヘッドギアを着けなかった。
「本当に大丈夫か、佐藤?」
「大丈夫っすよ、吉見さん。どうせ当たらないし」
最終確認を行う吉見さんに対して、余裕の態度を示す佐藤。というか、佐藤って名前だったんだな。一応、覚えておこう。少なくとも、この試合の間は。
佐藤の余裕ぶって防具を身につけない、という芸当は俺にはできない。相手の攻撃のスピードも威力も解らないのに、そんなことはできない。用心だ、用心。仮に『能力』があったとしても。
「じゃあ、互いに準備はいいな」
吉見さんがそう言って、俺と佐藤に視線を送る。マウスピースをしたまま、黙って頷いた。
「よし、始め!」
吉見さんが高く手を挙げ、振り降ろす。それと同時に練習生の誰かがゴングを鳴らした。
スパーリング専用のグローブにヘッドギアを身につける俺に対して、相手はヘッドギアを着けなかった。
「本当に大丈夫か、佐藤?」
「大丈夫っすよ、吉見さん。どうせ当たらないし」
最終確認を行う吉見さんに対して、余裕の態度を示す佐藤。というか、佐藤って名前だったんだな。一応、覚えておこう。少なくとも、この試合の間は。
佐藤の余裕ぶって防具を身につけない、という芸当は俺にはできない。相手の攻撃のスピードも威力も解らないのに、そんなことはできない。用心だ、用心。仮に『能力』があったとしても。
「じゃあ、互いに準備はいいな」
吉見さんがそう言って、俺と佐藤に視線を送る。マウスピースをしたまま、黙って頷いた。
「よし、始め!」
吉見さんが高く手を挙げ、振り降ろす。それと同時に練習生の誰かがゴングを鳴らした。
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