ワイルドなおじさまと

Hazuki

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デート

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次の土曜日、水族館に行くことに。
最寄り駅で待ち合わせて水族館まで並んで歩く。
「行ったことあるんですか?」
「あー、だいぶ昔だけどね」

入場券は買ってもらった。自分の分は出すと言ったら
「学生なんだから奢られなさい」
何も言い返せない。ありがたく奢られよう。
「ありがとうございます」

中に入ると頭上のドーナツ型の水槽を優雅に泳ぐアシカがいた。
「こんなの無かった」
「空飛ぶペンギン見に行きましょう」
「ペンギンは飛べないぞ」
「まあまあ、こっちですよ」

ビルの間を飛ぶように泳ぐペンギンに感動しているおじさまが、可愛いと思ってしまった。

手を繋いで館内を見てまわった。アザラシの泳ぐ姿がかわいかった。

「来週は僕の行きたいところでいい?」
「はい」
「石川町で待ち合わせね。」

暖かな日差しが心地よいお昼頃。
「学生の頃から通ってる店でランチしよう」
中央の通りから少し入ったこじんまりとしたお店。
「もっと豪華な店だと思った?」
「ううん、直さんが選ぶ店なら間違いないし」
「実はここのシェフは高校の同級生なんだ」
「そうなんですか」
「うん、親父さんの代から通ってるんだ」

美味しい料理をいただき、シェフにもご挨拶して店を出ました。
『こいつが誰か連れてくるなんて、初めてだ』
「うるさい、そーゆーことは言わなくていいんだよ」
今でも仲が良さそうです。

「山下公園から船に乗ろうか」
みなとみらいまで定期船が出ているようです。
ベイブリッジを見ながら船上の旅を楽しみました。

「観覧車と展望台どっちがいい?」
「観覧車に乗りたい!」
チケットを買って乗り場に向かう。
観覧車が上がっていくと、横浜の街が一望できた。

一番上にあと少しのところで
「葉月」
「僕の恋人になってくれませんか?」
「えっと、私でいいんですか?直さんならもっといい人がいるんじゃ」
「葉月がいい。僕の好きな人は葉月だから」
「私も直さん好きです。よろしくお願いします」
「直って呼んで欲しいな」
「な、、お?」
自分で言ってて照れてる直さんは、年上に見えませんでした。


~~~~~~~~~~

展開早いし、、、自分でも思ってます。
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