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野獣とお兄さん
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「まさか13歳とは、、、セオドラ様のお子様かと、、、」
「さすがに7歳で子供は作れないだろう」
「だから7歳くらいかと」
「13、まあそれなら出来ないことはないな」
「ですよね」
「そんなことアキラの前で言うなよ」
そんなことを話していたらアキラが奴らに囲まれている。
「アキラくんていうんだ」
「ホントに13歳なの?」
「細いね、ちゃんと食べてる?」
なんか冷たい空気が漂ってきた。
「お前たち、、、」
「「「ひっ」」」
「野獣どもはアキラに近付くなよ」
「野獣は酷いですよー」
「そうですよー」
「野獣?え?動物じゃなくて?」
「そうだよアキラ、奴らに近付いたら駄目だよ、私の隣にいて」
「皆さん優しいですよ、野獣なんて言ったら、、、あ、僕の故郷では見た目は怖いけど、優しい野獣のお話がありました」
「ほう」
「本当は格好良くて優しい人なんだけど、魔法で怖い野獣みたいな見た目にされて、みんなに怖がられてて、でもある女の人と恋をして元に戻るんだ」
「ふうん」
「だから皆さんも優しいです」
「私は?野獣に見える?」
「セオドラ様は、王子様です、あ、ホントに王子様ですけど、えーと、見た目がまず完璧で、さらに優しいので、大好きです」
「大好き、、、」
「お兄さんが出来たみたいで、僕、嬉しいです」
「お兄さん、、、」
他の見張り台や門を廻って、皆さん見た目は確かに野獣のようにいかついけど、中身は優しくて僕は楽しい時間を過ごした。
あっという間にもうすぐセオドラ様のお屋敷に戻る。
ホント、楽しい時間て速く感じる。
一か月ぶりに戻ってきたお屋敷は何も変わらず、当たり前だけど、みんな優しくて楽しく過ごすうちにこちらの世界でも秋になってきた。
日本と違うところは、一か月が30日で一年360日ということくらいしかなく、時間や季節があることは同じだった。
「セオドラ様、こちらの生活にも慣れてきたし、僕、一人で寝てみます」
「え、、、ひと、りで、、、」
「前の世界では一人で寝ていたし、いつまでもセオドラ様に頼っていてはいけないと思いました」
「そうか、、、」
「では、おやすみなさい」
「クレマン、何かあったら呼んでくれ」
「かしこまりました」
「う、やだっ、来ないで、、、やーーっ」
義父が夢に出てきて僕の腕を掴む寸前に起きた。
隣にセオドラ様がいない、、、。
「セオドラ様、うっ、いないの、ううっ」
「セオドラ様、アキラ様が起きて泣いております」
「くっ、、、すぐに行く」
アキラはいつも私が居る方を向いて泣いていた。
「アキラ」
「セオドラさまぁ、、、」
「どうした?大丈夫か?」
「怖い夢見て、起きて、セオドラ様が居なくて、淋しくて、、、」
私はアキラを抱き起こし、私に寄りかからせ涙を拭ってあげた。
その間にクレマンは濡れた枕を取り替えた。
「そうか、私が隣に居なくて淋しくなってしまったのか」
「うん、、、」
「これからもずっと隣に居たほうがいいかな?」
「うん、そうしてほし、、、」
背中を撫でていたら眠ってしまった。
「クレマン、私はこちらで眠るから、、、」
「かしこまりました」
片付けておいてくれ、と言う前に行ってしまった、仕事が速いな。
私はアキラを抱きしめたままベッドに横になった。
しばらく背中を撫で、シーツを掛け、私も眠りについた。
「さすがに7歳で子供は作れないだろう」
「だから7歳くらいかと」
「13、まあそれなら出来ないことはないな」
「ですよね」
「そんなことアキラの前で言うなよ」
そんなことを話していたらアキラが奴らに囲まれている。
「アキラくんていうんだ」
「ホントに13歳なの?」
「細いね、ちゃんと食べてる?」
なんか冷たい空気が漂ってきた。
「お前たち、、、」
「「「ひっ」」」
「野獣どもはアキラに近付くなよ」
「野獣は酷いですよー」
「そうですよー」
「野獣?え?動物じゃなくて?」
「そうだよアキラ、奴らに近付いたら駄目だよ、私の隣にいて」
「皆さん優しいですよ、野獣なんて言ったら、、、あ、僕の故郷では見た目は怖いけど、優しい野獣のお話がありました」
「ほう」
「本当は格好良くて優しい人なんだけど、魔法で怖い野獣みたいな見た目にされて、みんなに怖がられてて、でもある女の人と恋をして元に戻るんだ」
「ふうん」
「だから皆さんも優しいです」
「私は?野獣に見える?」
「セオドラ様は、王子様です、あ、ホントに王子様ですけど、えーと、見た目がまず完璧で、さらに優しいので、大好きです」
「大好き、、、」
「お兄さんが出来たみたいで、僕、嬉しいです」
「お兄さん、、、」
他の見張り台や門を廻って、皆さん見た目は確かに野獣のようにいかついけど、中身は優しくて僕は楽しい時間を過ごした。
あっという間にもうすぐセオドラ様のお屋敷に戻る。
ホント、楽しい時間て速く感じる。
一か月ぶりに戻ってきたお屋敷は何も変わらず、当たり前だけど、みんな優しくて楽しく過ごすうちにこちらの世界でも秋になってきた。
日本と違うところは、一か月が30日で一年360日ということくらいしかなく、時間や季節があることは同じだった。
「セオドラ様、こちらの生活にも慣れてきたし、僕、一人で寝てみます」
「え、、、ひと、りで、、、」
「前の世界では一人で寝ていたし、いつまでもセオドラ様に頼っていてはいけないと思いました」
「そうか、、、」
「では、おやすみなさい」
「クレマン、何かあったら呼んでくれ」
「かしこまりました」
「う、やだっ、来ないで、、、やーーっ」
義父が夢に出てきて僕の腕を掴む寸前に起きた。
隣にセオドラ様がいない、、、。
「セオドラ様、うっ、いないの、ううっ」
「セオドラ様、アキラ様が起きて泣いております」
「くっ、、、すぐに行く」
アキラはいつも私が居る方を向いて泣いていた。
「アキラ」
「セオドラさまぁ、、、」
「どうした?大丈夫か?」
「怖い夢見て、起きて、セオドラ様が居なくて、淋しくて、、、」
私はアキラを抱き起こし、私に寄りかからせ涙を拭ってあげた。
その間にクレマンは濡れた枕を取り替えた。
「そうか、私が隣に居なくて淋しくなってしまったのか」
「うん、、、」
「これからもずっと隣に居たほうがいいかな?」
「うん、そうしてほし、、、」
背中を撫でていたら眠ってしまった。
「クレマン、私はこちらで眠るから、、、」
「かしこまりました」
片付けておいてくれ、と言う前に行ってしまった、仕事が速いな。
私はアキラを抱きしめたままベッドに横になった。
しばらく背中を撫で、シーツを掛け、私も眠りについた。
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