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十一月八日
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基本、私は電車の中で眠ることはない。
眠くはなるが眠れない。
本を読んでいるかメッセージを打っているとかで、はっと気づくと一駅二駅乗り越してしまうことは、ままあるけれど。
ところが最近、やたら眠い。
通勤での乗車タイムは十五分程度だが、それでも我慢していると気持ち悪くなるほど眠いのである。
そう、学生の頃、授業中の居眠りを我慢していた時のような気持ち悪さ。
そんな眠気の中、ほんの数秒の夢見ることがある。
隣に乗ってきた薄緑色のワンピースを着た女性が、立方体の小さなバッグをパカっと開けると、いろんな色のリップスティックがクレヨンみたいに入っていて、その中から緑色を取り出すと、自分の唇に塗っている。
塗られた緑が唇の上で赤に変わっていくのを、私は見てないのに見える、みたいな夢。
ほんの一瞬。
からだがびくっとして起きても隣に人は座っていないし、電車は平和に線路を走行してる。
なぜこんな夢を数秒だけ見るのか不思議だ。
それにしても、やたら眠い。
眠くはなるが眠れない。
本を読んでいるかメッセージを打っているとかで、はっと気づくと一駅二駅乗り越してしまうことは、ままあるけれど。
ところが最近、やたら眠い。
通勤での乗車タイムは十五分程度だが、それでも我慢していると気持ち悪くなるほど眠いのである。
そう、学生の頃、授業中の居眠りを我慢していた時のような気持ち悪さ。
そんな眠気の中、ほんの数秒の夢見ることがある。
隣に乗ってきた薄緑色のワンピースを着た女性が、立方体の小さなバッグをパカっと開けると、いろんな色のリップスティックがクレヨンみたいに入っていて、その中から緑色を取り出すと、自分の唇に塗っている。
塗られた緑が唇の上で赤に変わっていくのを、私は見てないのに見える、みたいな夢。
ほんの一瞬。
からだがびくっとして起きても隣に人は座っていないし、電車は平和に線路を走行してる。
なぜこんな夢を数秒だけ見るのか不思議だ。
それにしても、やたら眠い。
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