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第一章
心を蝕むもう1人の自分
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ーーーーーとあるマンションのリビングーーーーー
ソファーに座ってテレビを見ている女性。
朝のニュース番組は、日本国内外の色んな内容を報じていた。
ニュースキャスター「続いてのニュースです。」
テレビをぼーっと見ていた女性が目を見開く。
流れてきたニュースは殺人事件のニュースだった。
ニュースキャスター「昨夜10時頃、東京港区のマンションの敷地内にある駐車場で、男性が大量の血を流し倒れている所を、通りがかったこのマンションに住む男性が発見。警察に通報しました。倒れていた男性は、大手音楽レーベル会社に勤務する村尾宏太さん30歳で、背中を後ろから刺され、その後背中を中心に数十ヶ所刺されていた模様です。致命傷になった傷は、首の頸動脈を切られた事による失血性ショック死。凶器はカッターナイフのような鋭利な刃物だと推定されています。」
ソファーに体育座りでガタガタと震えニュースを観ていたが、
突然、吐き気のようなモノに襲われ洗面台へ走る女性。
洗面所で、前かがみになり嘔吐くが、何も出ず、咳き込む女性。
顔を上げ鏡を見ると、自分の顔に大量の血がついている事に驚く。
すると突然、意識が飛んでいく感覚に襲われると、床に倒れる。それと同時に込み上げる笑い声が、静まり返る洗面所に響いている。
その笑いは、女性というより男のような笑いに近かった。
大きくため息をついて、起き上がり、鏡をしっかりと見る。
女性(凶悪な男の性格)「なぁ、麻衣よ!どうだ!一番信頼してたヤツを殺してやった。どうだ!悲しいか?
これから、お前の全てを奪い、何もかもを食い尽くしてやる」
麻衣と呼ばれた女性の顔を触りながら高笑いするカイ
また、吐き気に襲われ嘔吐く麻衣。
急に正気に戻る麻衣。
麻衣「私が殺した? 私が・・・」
顔を洗う麻衣。
かなりのパニックになっているのか、辺りに水が飛び散っている。
ソファーに座ってテレビを見ている女性。
朝のニュース番組は、日本国内外の色んな内容を報じていた。
ニュースキャスター「続いてのニュースです。」
テレビをぼーっと見ていた女性が目を見開く。
流れてきたニュースは殺人事件のニュースだった。
ニュースキャスター「昨夜10時頃、東京港区のマンションの敷地内にある駐車場で、男性が大量の血を流し倒れている所を、通りがかったこのマンションに住む男性が発見。警察に通報しました。倒れていた男性は、大手音楽レーベル会社に勤務する村尾宏太さん30歳で、背中を後ろから刺され、その後背中を中心に数十ヶ所刺されていた模様です。致命傷になった傷は、首の頸動脈を切られた事による失血性ショック死。凶器はカッターナイフのような鋭利な刃物だと推定されています。」
ソファーに体育座りでガタガタと震えニュースを観ていたが、
突然、吐き気のようなモノに襲われ洗面台へ走る女性。
洗面所で、前かがみになり嘔吐くが、何も出ず、咳き込む女性。
顔を上げ鏡を見ると、自分の顔に大量の血がついている事に驚く。
すると突然、意識が飛んでいく感覚に襲われると、床に倒れる。それと同時に込み上げる笑い声が、静まり返る洗面所に響いている。
その笑いは、女性というより男のような笑いに近かった。
大きくため息をついて、起き上がり、鏡をしっかりと見る。
女性(凶悪な男の性格)「なぁ、麻衣よ!どうだ!一番信頼してたヤツを殺してやった。どうだ!悲しいか?
これから、お前の全てを奪い、何もかもを食い尽くしてやる」
麻衣と呼ばれた女性の顔を触りながら高笑いするカイ
また、吐き気に襲われ嘔吐く麻衣。
急に正気に戻る麻衣。
麻衣「私が殺した? 私が・・・」
顔を洗う麻衣。
かなりのパニックになっているのか、辺りに水が飛び散っている。
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