泥まみれの英雄譚 〜その手が掴んだ温もりは〜

夢見中

文字の大きさ
8 / 20

第八話 廃棄処分の通達

しおりを挟む
「――我らが英雄、勇者様方に乾杯!」

「「「乾杯!!」」」

 壁一枚隔てた大広間から、
 鼓膜を揺らすほどの歓声と拍手が響いてくる。

 廊下には、最高級の葡萄酒の芳醇な香りと、
 滴るような焼き肉の脂の匂いが充満していた。

 そこは、
 熱気に満ちた「選ばれた者たち」の世界。

 ――バタン。

 重厚な扉が閉められた瞬間、
 その光と熱は、はっきりと断ち切られた。

 通されたのは、
 暖炉の火も落とされた、冷え切った事務室だった。

 漂うのは、
 古紙の埃っぽい臭いと、乾いたインクの匂いだけ。

「――以上だ。今日中に荷物をまとめ、城から『退去』するように」

 事務官の声は、
 羊皮紙をめくる音と同じくらい乾いていた。

 机の向こうに座る彼は、
 ハンカチで鼻を押さえながら、汚いものを見る目で僕を見ている。

「……退去?」

 言葉の意味を咀嚼するのに、
 数秒かかった。

 退去なんて、綺麗な言葉だ。

 その瞳が語っているのは、
 もっと残酷で、直接的な意味だった。

 『廃棄』だ。

「あの、元の世界に帰る方法は……」

「見つかっていない」

 事務官は即答し、
 面倒くさそうに書類をめくった。

「宮廷魔導師団の報告によれば、異界へのゲートを開くには膨大な魔力と、星の並びが必要らしい。次の機会は数十年後だそうだ」

 嘘だ、とは言わなかった。

 だが、それが
 「お前一人のためにコストを割く気はない」
 という意味であることは、痛いほど理解できた。

「君も見たろう? 神宮寺様たちは『聖なる鞘さや』を得て、完全な勇者となられた。魔王討伐の準備は整ったのだ」

 彼は眼鏡の位置を直し、
 冷徹なロジックを突きつけた。

「もはや、予備の荷運び人すら必要ない。君のような『不適合者ふてきごうしゃ』に、これ以上、血税を投入する理由はなくなったわけだ」

 不適合者。

 その言葉が、
 耳の奥で、あの日の記憶をフラッシュバックさせた。

 ――召喚の儀の間。

 期待に満ちた視線の中で、
 僕が水晶に手を触れた瞬間。

 輝くはずの光が、
 泥水のように濁った灰色にくすんだ光景。

 どよめき。

 そして、
 一斉に向けられた「落胆」と「軽蔑」の冷たい視線。

(……ああ、そうだ)

 僕はあの日からずっと、
 この世界で異物だった。

「…………」

 ふざけるな。

 僕の拳は固く握りしめられ、
 爪が掌に食い込んで血が滲んだ。

 喉の奥が、焼けつくように熱い。

 今すぐ机を蹴り飛ばし、
 怒鳴り散らしたい衝動が全身を駆け巡る。

 ――けれど。

 僕は動かなかった。

 ここで暴れれば、
 衛兵を呼ばれて斬り捨てられるだけだ。

 力がないというのは、
 こういうことだ。

 僕は、こみ上げる熱い鉄の味を、
 無理やり腹の底へと飲み込んだ。

「……分かりました」

 絞り出した声は、
 ひどく掠れていた。

 事務官は、僕の葛藤になど興味もない様子で、
 一枚の羊皮紙をペラリと投げ渡してきた。

「話が早くて助かる。……温情として、国境までの最低限の通行許可証は発行してやる。ただし、金は出さんぞ」

 床に落ちた羊皮紙。

 それが、
 僕のこの世界での唯一の身分証明書

 ***

 厩舎きゅうしゃに戻ると、西日が長く伸びていた。

 僕は藁のベッドの下から荷物を引っ張り出した。
 麻袋一つ。

 中身は、祠への遠征で使い古したボロ布、欠けた鍋、水筒。
 そして、まだら模様に錆が落ちた、一本の鉄剣。

「……行くぞ」

 袋の口を縛り、背負う。
 ずしり、と重い。

 この重さだけが、今の僕に残された全財産だ。

 最後に、相棒の馬房へ向かった。

 相棒は、僕の足音を聞いただけで、興奮したように鼻を鳴らして柵から顔を出した。
 つぶらな瞳が、期待に輝いている。

 またブラシをかけてくれるのか?
 餌をくれるのか?

 そんな無邪気な信頼が、胸に突き刺さる。

「……ごめんな」

 僕は柵越しに、その鼻面を撫でた。
 温かい。
 泥臭くて、生きている匂い。

 この数ヶ月、この温もりだけが、僕を人間として繋ぎ止めてくれていた。

「もう、世話はできないんだ」

 相棒が、不思議そうに小首を傾げる。

 僕はポケットに残っていた、最後の干し草の塊を飼い葉桶に入れた。

「いっぱい食えよ。……新しい世話係が来ても、暴れるんじゃないぞ。嫌われたら、餌を減らされるからな」

 言い聞かせるように呟く声が、震えそうになる。

 相棒は嬉しそうに草を食み始めた。
 僕がいなくなることなど、微塵も理解していない。

 それが救いで、同時にどうしようもなく寂しかった。

 僕は逃げるように背を向けた。

 振り返れば、動けなくなる。

 厩舎の扉を閉める時、乾いた蝶番ちょうつがい|の音が、やけに大きく響いた。

 ***

 人目を避けて裏門へ向かうと、そこには意外な先客がいた。

「……遅ぇぞ、小僧」

 警邏けいら|の途中だというのに、あの兵士Aのおじさんが壁に寄りかかって欠伸をしていた。
 その足元には、料理長も腕組みをして立っている。

「……おじさん、料理長」

「見送りなんざしねぇぞ。たまたま休憩中だっただけだ」

 兵士Aはぶっきらぼうに言うと、腰から古びた革袋を外し、僕に放り投げてきた。

 受け取ると、ジャラリと金属音がした。

「……これは?」

「俺の若い頃の予備装備だ。ボロだが、ないよりマシだろ」

 中を確認すると、刃の手入れがされた短剣と、使い込まれた灰色のマント、そして数枚の銀貨が入っていた。

 銀貨。
 一般兵の給料からすれば、決して安くない額だ。

「こんなの、受け取れません。僕は何も……」

「いいから持っとけ!」

 料理長が遮るように怒鳴り、大きな包みを押し付けてきた。

 脂の染みた紙包みからは、香ばしい匂いが漂っている。

「燻製肉(ジャーキー)と、保存用の堅焼きパンだ。……勇者様の残飯処理をする手間が省けただけだ。勘違いすんな」

「……」

 二人の顔を見る。

 どちらも、決して目を合わせようとはしない。
 迷惑そうに顔をしかめ、タバコを吹かし、空を見上げている。

 けれど、その不器用な態度の奥にある「何か」が、冷え切った僕の心臓を鷲掴みにした。

 僕は『不適合ふてきごう|』のゴミだ。
 彼らにとって何の利益もない、ただの雑用係だ。

 それなのに、彼らは自分の身銭を切って、僕を生かそうとしてくれている。

「……生きろよ、カズヤ」

 兵士Aが、ぽつりと呟いた。

「お前は才能がねぇ。まともに魔法も使えねぇ体だ。……だが、泥の味を知ってる奴は、しぶといぞ」

「飯さえ食ってりゃ、なんとかなるもんだ。死ぬなよ」

 料理長が背中をバシッと叩いた。

 痛い。
 でも、その痛みが、涙腺を緩ませそうになるのを必死で堪えた。

「……はい! 行ってきます!」

 僕は深く、深く頭を下げた。

 涙を見せるのは違う気がした。
 彼らがくれたのは同情じゃなく、生き残るための「武器」だ。

 なら、笑って行かなきゃ失礼だ。

 裏門の小さな通用口が開く。
 その向こうには、夕闇に沈む荒野と、どこまでも続く街道が広がっていた。

 僕はリュックのベルトを握りしめた。

 右手の痛み。
 背中の鉄の重み。
 そして、懐の温かい食料。

 僕は、闇の中へ足を踏み出した。

 ***

 城壁が見えなくなるまで歩いた頃、日は完全に落ちていた。

 夜の街道は、静寂と闇に包まれている。

 ザッ、ザッ。

 自分の足音だけが響く。

 孤独だ。

 城では雑用としてこき使われていたが、それでも人の気配はあった。
 今は、完全な一人。

 頼れるのは、自分の足と、背中の鉄くずだけ。

「……はぁ」

 白い息が漏れる。

 振り返ると、王城の窓という窓から漏れる光が、巨大な光の塔のように夜空を焦がしていた。

 あの中には、数え切れないほどの人がいて、笑い合っている。
 でも、僕のことを覚えている人間は、もう一人もいない。

 この数ヶ月。

 血を吐く思いで素振りをして、指を焼いて魔法を覚えて、泥水を啜って生き延びた。

 けれど、僕がここで野垂れ死んでも、この世界には爪痕一つ残らない。

 僕が生きた痕跡なんて、明日になれば綺麗に消えてなくなる。

 まるで、最初からいなかったみたいに。

 夜気が、服の隙間から入り込んでくる。
 寒い。

 皮膚の表面だけでなく、内臓まで凍りつくような冷たさだ。

 自分の心臓の音だけが、耳障りなほど大きく聞こえる。

(……消えそうだ)

 このまま闇に溶けてしまっても、誰も気づかない。

 その事実が、足取りを鉛のように重くさせた。

 その時だった。

 タッタッタッ……!

 背後から、静寂を引き裂くような音が聞こえてきた。

 蹄の音だ。

 警邏の騎士か?
 まさか、通行許可証を取り消しに来たのか?

 僕は緊張して身を固め、道端の茂みに隠れようとした。

 ブルルッ!

 聞き覚えのある、鼻を鳴らす音。

 僕は足を止めて振り返った。

「……え?」

 月明かりの下、一頭の馬が駆けてきていた。

 栗色の馬体。
 僕が来る日も来る日もブラシをかけたその毛並みは、闇の中でも分かるほど艶やかだった。

 けれど今は、その自慢の毛並みが汗で濡れ、白い泡を吹いている。

 間違いない。

「……相棒!?」

 馬は僕の姿を見つけると、嬉しそうに嘶いて、スピードを緩めた。
 そのまま僕の目の前までやってきて、勢い余って頭を擦り付けてくる。

 ドン、と胸に温かい衝撃。

「痛ぇよ……お前、どうして」

 見れば、首には千切れたロープがぶら下がっていた。

 全身から湯気を上げ、ゼェゼェと荒い息を吐いている。
 僕を追いかけて、ここまで走ってきたんだ。

「……馬鹿野郎」

 僕は相棒の首に抱きついた。

 熱い体温。
 獣臭い匂い。
 そして、僕が毎日世話をした、馴染みのある手触り。

 涙が出そうになった。

 城での快適な暮らしも、雨風を凌げる屋根も捨てて。
 ただの雑用係である僕を追って、こいつは飛び出してきたのだ。

「帰れよ。僕についてきても、野宿だぞ。泥水啜ることになるんだぞ」

 言い聞かせるように言うが、相棒は嫌だとばかりに首を振り、僕の服を甘噛みして離さない。

 その瞳は、ただ真っ直ぐに僕を見ていた。

 水晶の判定は『不適合』だった。
 城の連中は『不要』と言った。

 誰も僕を選ばなかった。

 でも、こいつだけは。

 この言葉を持たない馬だけは、自分の意志で、僕を選んでくれた。

「……そうかよ」

 僕は鼻をすすり、乱れたたてがみを丁寧に撫でつけた。
 指通りがいい。僕が手入れした証だ。

「物好きな奴だな、お前も」

 背中の荷物袋の中で、錆びた鉄剣がカチャリと鳴った気がした。

 不適合な人間と、脱走した馬と、錆びた鉄くず。

 最高のパーティじゃないか。

「……名前、変えるか」

 今まで勝手に『相棒』と呼んでいたけれど、これからは本当の家族だ。

 僕は少し考えて、その顔を見た。

 泥水を啜ってでも生きる。
 石にかじりついてでも離さない。

 そんな覚悟にふさわしい響き。

「……『ガラムGaram|』だ」

 砂利を噛む音。
 泥の中でもがいて、歯を食いしばる時の音だ。

 ガリガリと、ガラムと。

 僕たちには、綺麗な名前なんて似合わない。

「ガラム。……どうだ?」

 問いかけると、馬はブルルと力強く鼻を鳴らした。
 気に入ったらしい。

「よし、行くぞガラム! これからは一人と一頭だ」

 僕は手綱代わりのロープを握り直した。

 夜の寒さは変わらない。
 けれど、隣にある獣の体温が、僕の掌を確かに温めていた。

 誰にも祝福されない、泥だらけの旅が始まった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。

お小遣い月3万
ファンタジー
 異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。  夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。  妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。  勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。  ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。  夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。  夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。  その子を大切に育てる。  女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。  2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。  だけど子どもはどんどんと強くなって行く。    大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。

スキル「ジョブチェンジ」で下剋上!

山椒
ファンタジー
サークルメンバーと共に異世界に召喚された宮藤万理はステータスが低いことで城から追い出されてしまう。 異世界で使えるお金も装備もなかったがステータスにある<ジョブチェンジ>というスキルで他のジョブを解放することでそのジョブのステータスが上乗せされるチートスキルを持っていた。 レベル以上のモンスターを倒さなければ経験値が入らない世界は初期ステータスやレベルアップによるステータス上昇値が高くなければレベルが頭打ちになってしまう。 万理は持つスキルはそんな頭打ちになっている人々にとっては最高のスキルであった。

ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった

仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。 そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ

ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。 見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は? 異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。 鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

元万能技術者の冒険者にして釣り人な日々

於田縫紀
ファンタジー
俺は神殿技術者だったが過労死して転生。そして冒険者となった日の夜に記憶や技能・魔法を取り戻した。しかしかつて持っていた能力や魔法の他に、釣りに必要だと神が判断した様々な技能や魔法がおまけされていた。 今世はこれらを利用してのんびり釣り、最小限に仕事をしようと思ったのだが…… (タイトルは異なりますが、カクヨム投稿中の『何でも作れる元神殿技術者の冒険者にして釣り人な日々』と同じお話です。更新が追いつくまでは毎日更新、追いついた後は隔日更新となります)

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

処理中です...