20 / 29
20.気持ちの確認①
しおりを挟む
「バ…バルはこういう事…慣れていそうだけど……経験…あるの?」
私は恥ずかしさから、慌てる様に思わずそんな事を聞いてしまった。
(私…何聞いてるのっ…!)
私はそんな事を聞いてしまったことに後悔した。
もし別にいるなんて言われたら、きっとショックを受けてしまうに違いないだろう。
「こういう事…?それは…今から僕達がしようとしている事かな…?」
「……っ…」
「これは経験があるって答えるべきなのかな…。前にも話したと思うけど、僕にとって今は2度目の人生だからね。1度目では毎晩の様にシロの事を抱き潰していたから…あるって答えた方がこの場合は正しいのかな」
「……っ…!!」
バルは少し考えた様にさらっと答えた。
私は過去の自分がどうだったかなんて分からないけど、そんな風に言われてしまうと、とてつもなく恥ずかしい。
(毎晩って……っ…)
「僕達はね、元々は恋人同士でそれから結婚もしていたんだよ。シロの事を本当に心から愛していた…、正確には今も愛している…になるけどね」
「そ…そう…なんだ…」
バルの口調からは迷いは一切感じられなかった。
それは私にとってはすごく嬉しい事ではあったが『愛してる』なんて言われ慣れてない為か、なんだか照れてしまう。
私は顔を真っ赤に染め恥ずかしそうにバルの事を見つめていた。
(私達って…恋人で…結婚までしていたの…!?)
「だから…僕はシロに愛されたいんだ。そうなれる様に…努力するよ」
「……私…、もうバルの事…好き…かもっ…」
バルの言葉を聞いていたら、自分の思いを伝えたくなって気付けば答えていた。
するとバルは小さく微笑み「嬉しいよ」と呟いた。
「それならば僕達は沢山愛し合わないとね…。僕と同じ位シロには愛して欲しいから…、まずは僕の思いを伝える所から始めようか…」
「……う…うん……ぁっ…」
バルは私の首筋にちゅっと小さく音を立てて口付ける。
私は油断していたこともあり、甘い声をそのまま漏らしてしまう。
それを聞いていたバルは満足そうに優しく微笑んでいた。
「シロは僕が与える刺激を素直に感じていて…。シロの可愛い声…沢山聞きたいから、声は隠そうとしないでね」
「…はぁっ……わ…わかった…」
私が恥ずかしそうに答えるとバルは「いい子だね」と囁き首筋に愛撫を落としながら、私のドレスをゆっくりと脱がせていく。
私は恥ずかしさから、慌てる様に思わずそんな事を聞いてしまった。
(私…何聞いてるのっ…!)
私はそんな事を聞いてしまったことに後悔した。
もし別にいるなんて言われたら、きっとショックを受けてしまうに違いないだろう。
「こういう事…?それは…今から僕達がしようとしている事かな…?」
「……っ…」
「これは経験があるって答えるべきなのかな…。前にも話したと思うけど、僕にとって今は2度目の人生だからね。1度目では毎晩の様にシロの事を抱き潰していたから…あるって答えた方がこの場合は正しいのかな」
「……っ…!!」
バルは少し考えた様にさらっと答えた。
私は過去の自分がどうだったかなんて分からないけど、そんな風に言われてしまうと、とてつもなく恥ずかしい。
(毎晩って……っ…)
「僕達はね、元々は恋人同士でそれから結婚もしていたんだよ。シロの事を本当に心から愛していた…、正確には今も愛している…になるけどね」
「そ…そう…なんだ…」
バルの口調からは迷いは一切感じられなかった。
それは私にとってはすごく嬉しい事ではあったが『愛してる』なんて言われ慣れてない為か、なんだか照れてしまう。
私は顔を真っ赤に染め恥ずかしそうにバルの事を見つめていた。
(私達って…恋人で…結婚までしていたの…!?)
「だから…僕はシロに愛されたいんだ。そうなれる様に…努力するよ」
「……私…、もうバルの事…好き…かもっ…」
バルの言葉を聞いていたら、自分の思いを伝えたくなって気付けば答えていた。
するとバルは小さく微笑み「嬉しいよ」と呟いた。
「それならば僕達は沢山愛し合わないとね…。僕と同じ位シロには愛して欲しいから…、まずは僕の思いを伝える所から始めようか…」
「……う…うん……ぁっ…」
バルは私の首筋にちゅっと小さく音を立てて口付ける。
私は油断していたこともあり、甘い声をそのまま漏らしてしまう。
それを聞いていたバルは満足そうに優しく微笑んでいた。
「シロは僕が与える刺激を素直に感じていて…。シロの可愛い声…沢山聞きたいから、声は隠そうとしないでね」
「…はぁっ……わ…わかった…」
私が恥ずかしそうに答えるとバルは「いい子だね」と囁き首筋に愛撫を落としながら、私のドレスをゆっくりと脱がせていく。
1
あなたにおすすめの小説
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
最高魔導師の重すぎる愛の結末
甘寧
恋愛
私、ステフィ・フェルスターの仕事は街の中央にある魔術協会の事務員。
いつもの様に出勤すると、私の席がなかった。
呆然とする私に上司であるジンドルフに尋ねると私は昇進し自分の直属の部下になったと言う。
このジンドルフと言う男は、結婚したい男不動のNO.1。
銀色の長髪を後ろに縛り、黒のローブを纏ったその男は微笑むだけで女性を虜にするほど色気がある。
ジンドルフに会いたいが為に、用もないのに魔術協会に来る女性多数。
でも、皆は気づいて無いみたいだけど、あの男、なんか闇を秘めている気がする……
その感は残念ならが当たることになる。
何十年にも渡りストーカーしていた最高魔導師と捕まってしまった可哀想な部下のお話。
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。
そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。
相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。
トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。
あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。
ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。
そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが…
追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。
今更ですが、閲覧の際はご注意ください。
無表情な黒豹騎士に懐かれたら、元の世界に戻れなくなった私の話を切実に聞いて欲しい!
カントリー
恋愛
「懐かれた時はネコちゃんみたいで可愛いなと思った時期がありました。」
でも懐かれたのは、獲物を狙う肉食獣そのものでした。by大空都子。
大空都子(おおぞら みやこ)。食べる事や料理をする事が大好きな小太した女子高校生。
今日も施設の仲間に料理を振るうため、買い出しに外を歩いていた所、暴走車両により交通事故に遭い異世界へ転移してしまう。
ダーク
「…美味そうだな…」ジュル…
都子「あっ…ありがとうございます!」
(えっ…作った料理の事だよね…)
元の世界に戻るまで、都子こと「ヨーグル・オオゾラ」はクモード城で料理人として働く事になるが…
これは大空都子が黒豹騎士ダーク・スカイに懐かれ、最終的には逃げられなくなるお話。
小説の「異世界でお菓子屋さんを始めました!」から20年前の物語となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる