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4.不安
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翌日、目を覚ますと体が重くて頭の奥がズキズキとしていた。
きっと昨日の雨に濡れたことで私は風邪を引いてしまったのだろう。
「お嬢様、今日は学園をお休みされた方がいいと思います」
「……そうするわ」
私が赤くなった顔で辛そうに答えると「声も変ですよ」と専属メイドのアメリ―に言われてしまった。
自分でもそう思う。声がかすれて、自分の声ではないみたいだ。
「学園には私の方から連絡しておきますので、お嬢様はちゃんとお休みになっていてくださいね」
「ありがとう…アメリ―…」
私がへらっと表情を緩めるとアメリーは心配そうな顔をするも、長居したら悪いと思ったのかそのまま静かに部屋を出て行った。
アメリ―は幼い頃からずっと私の傍にいてくれている専属のメイドだ。
私は何かあると良くアメリ―に相談していた。
だからアメリ―とは仲が良い。
でも…、ラウルの事は話してはいなかった。
ここが乙女ゲームの世界で、私が当て馬令嬢なんて話をしてもきっと信じてはもらえないだろう。
「寝ぼけてるんですか?」と言われて終わりそうな気がする。
だから私は一人で悩んでいた。
昨日ラウルに好きって言われた。
結婚も私としたいと言ってくれて…、そしてキスも…。
正直驚いたけど嬉しかった。
だけどヒロインであるエリカが現れてしまった。
しかも私が見たあの場面は、ゲームにあった出会いのシーンそのものだった。
それを思うと胸の奥がもやもやして、落ち着かない気分になってしまう。
エリカは本当にラウル狙いなのかな…。
そう思うと不安が込み上げていく。
ラウルを奪われたくない…!
*****
私はゆっくりと瞼を開くと、夕陽が窓から差し込み部屋が赤く染まっていた。
どうやら私は寝てしまっていたらしい。
「アリシア、目覚めたのか…?」
「…ラウル…?どうして…」
私が寝ながら視界を彷徨わせていると、不意にラウルの顔が目に入った。
慌てて体を起こそうとすると「そのままでいい」と止められた。
「今日風邪で休んでるって聞いたから心配で様子を見に来たんだ…」
「……ありがとう」
ラウルは心配そうな顔で私を見ていた。
何か手に温もりを感じる気がして目線を奥の方に向けると、ラウルは私の手を握っていてくれた。
それが分かると私の鼓動はドクンと脈打った。
「声も…こんなにかすれて…可哀そうに。喉が痛いなら無理に喋らなくていいよ」
「…大丈夫っ…」
私は小さく笑って答えた。
顔が赤いのは熱のせいだけではきっとない。
ラウルが傍にいてくれて、ドキドキしているからだ。
昨日の事があったせいで、変に意識してしまっているのかもしれない。
「わざわざ…来てくれて…ありがと。でも風邪が移っちゃうから…」
「俺の事は気にしないでいい。アリシアが心配でここに居たくて来ているんだから。それよりも今は自分の心配しろよな…」
ラウルは少し呆れた口調で言った。
きっと私はラウルが呆れるほどに声がおかしいのかもしれない。
「でもっ……」
「でも、じゃない。それともまた口を塞いで欲しい?」
ラウルの言葉で昨日のキスを思い出してしまい、恥ずかしくなり思わず視線を外した。
「照れているのか?アリシアは可愛いな…。だけど冗談だ。さすがに病人相手にそんなことはしないよ。もう暫くここに居るから、アリシアはゆっくり眠って」
「うん…」
ラウルは優しい口調で言った。
私はゆっくり瞳を閉じた。
掌から伝わってくるラウルの温もりが心地よくて心が安心した。
私は再び夢の世界へと落ちていった。
*****
私は大事を取って5日程学園を休んだ。
風邪は完全に治り、5日ぶりに学園に登校していた。
久しぶりの登校だったせいか、今日はいつもより早く来ていた。
教室に着くとまだ誰の姿も無い。
本当に早く来過ぎてしまった様だ。
私は窓際の席に座り、暫く登校風景を眺めていた。
すると奥の方にラウルの姿を見つけて表情が自然と明るくなった。
だけどそれは一瞬で曇った表情へと変わっていった。
隣にはエリカの姿があったからだ。
エリカはラウルの隣を歩きながら、満面の笑みを浮かべて何やら楽しそうに話している。
ラウルもそんなエリカを優しそうな表情で見ていた。
私はそんな二人の姿を見ているのが辛くなり、すぐに視線を窓から逸らした。
どうしよう…。
頭の中でその言葉がぐるぐるとまわっていた。
***
私はそんなことを考えていると頭上から「アリシア?」と呼ぶ声が聞こえて顔を上げた。
そこにはラウルの姿があった。
「体調はもういいのか…?」
「うん、もう完全に治ったから大丈夫だよ」
ラウルは少し心配そうに聞いて来たので、私は大丈夫だと答えた。
するとラウルは安心したように「そうか」と小さく漏らした。
それから普段通りに授業が始まり、いつもの日常を過ごしていた。
だけど、休み時間になるとラウルを訪ねてエリカがやって来た。
「ラウル様ーっ…、今日の放課後、2階の案内お願いできますか?」
「そのことなんだけど、今日はごめん。病み上がりでアリシアが心配だから帰りは送って行こうと思うんだ」
ラウルの言葉にエリカは残念そうな表情を見せた。
「それならお昼休みはどうですか?」
「ああ、それなら構わないよ」
エリカはその言葉に嬉しそうに笑顔を浮かべると「それじゃあ待ち合わせはいつもの場所で」と言った。
「分かった。じゃあまた昼休みにな」
「はーい、楽しみにしてますねっ」
エリカはふふっと楽しそうに笑うと教室を後にした。
その場面を見てしまったせいか、私の心は不安でいっぱいになる。
いつもの場所って何…?
私が風邪で休んでいた間に、ラウルとエリカの距離は縮んでいる様に見えた。
「アリシアは、エリカ嬢の事は…知っているよな?」
「うん…」
「転校してきたばかりで教室や施設が分からないみたいだから時間がある時に案内をしているんだ」
「…そう…なんだ。でもエリカさん…学年違うよね…?同じ学年の子にお願いした方がいいんじゃない?それで仲良くなれたりとか…するかもしれないし…」
(どうして…ラウルに頼むの…?)
「そうだな。だけど、エリカ嬢は転校して来て間もないせいか、友人もあまり出来ていないらしい。それに以前何かあれば頼ってくれて構わないって言ってしまったからな…」
「でもっ…ラウルの事ばかり頼るのは…どうかと思う…」
私がそう答えると、ラウルは少し困った顔をしていた。
その瞬間、私は我に返った。
私は何を言っているんだろう。
まるでエリカに嫉妬をしているみたいだ。
「ごめん…。ラウルの事、困らせちゃったよね…。久しぶりに来たら二人が仲良くて少し…驚いちゃったみたい…」
私は苦笑しながら申し訳なさそうに言った。
ラウルの事を困らせたかったわけではない。
「いや、俺の方こそ勝手に決めてごめんな。昼休みは一緒に居られないけど、帰りは一緒に帰ろう」
「……うん」
ラウルは優しい口調でそう言うと、私は小さく頷いた。
私が俯いているとラウルはその場にしゃがみ込み、私の顔を覗いて来た。
「なっ…なに?」
突然ラウルの顔が近くにあって私は驚いてしまった。
「俺、エリカ嬢のことは何とも思ってないから。好きなのはアリシアだけだ…。不安にさせたのならごめん。案内も今回で最後にしてもらうよ…」
「……っ…!」
私は急に恥ずかしくなった。
だけど、私の事を気に掛けてくれるのが嬉しかった。
私はラウルにとっては当て馬で、好きになったらいけないってずっと思っていた。
だけど…、自分の気持ちに気付いてしまった。
私はラウルの事が好きだ。
エリカに取られたくない…。
「どうした…?」
私はそう思っていたら無意識にラウルの手をぎゅっと握っていた。
ラウルはそんな私を見て優しい顔で微笑んでいた。
私は恥ずかしくてぱっと手を離すと、そっぽを向いた。
「ごめん、なんでもないっ…」
「本当にアリシアは可愛いな。耳まで真っ赤だ…」
ラウルは立ち上がると私の耳元で小さく呟いた。
耳元にラウルの吐息がかかると、私はびくっと体を震わせた。
暫くその熱は取れることはなかった。
きっと昨日の雨に濡れたことで私は風邪を引いてしまったのだろう。
「お嬢様、今日は学園をお休みされた方がいいと思います」
「……そうするわ」
私が赤くなった顔で辛そうに答えると「声も変ですよ」と専属メイドのアメリ―に言われてしまった。
自分でもそう思う。声がかすれて、自分の声ではないみたいだ。
「学園には私の方から連絡しておきますので、お嬢様はちゃんとお休みになっていてくださいね」
「ありがとう…アメリ―…」
私がへらっと表情を緩めるとアメリーは心配そうな顔をするも、長居したら悪いと思ったのかそのまま静かに部屋を出て行った。
アメリ―は幼い頃からずっと私の傍にいてくれている専属のメイドだ。
私は何かあると良くアメリ―に相談していた。
だからアメリ―とは仲が良い。
でも…、ラウルの事は話してはいなかった。
ここが乙女ゲームの世界で、私が当て馬令嬢なんて話をしてもきっと信じてはもらえないだろう。
「寝ぼけてるんですか?」と言われて終わりそうな気がする。
だから私は一人で悩んでいた。
昨日ラウルに好きって言われた。
結婚も私としたいと言ってくれて…、そしてキスも…。
正直驚いたけど嬉しかった。
だけどヒロインであるエリカが現れてしまった。
しかも私が見たあの場面は、ゲームにあった出会いのシーンそのものだった。
それを思うと胸の奥がもやもやして、落ち着かない気分になってしまう。
エリカは本当にラウル狙いなのかな…。
そう思うと不安が込み上げていく。
ラウルを奪われたくない…!
*****
私はゆっくりと瞼を開くと、夕陽が窓から差し込み部屋が赤く染まっていた。
どうやら私は寝てしまっていたらしい。
「アリシア、目覚めたのか…?」
「…ラウル…?どうして…」
私が寝ながら視界を彷徨わせていると、不意にラウルの顔が目に入った。
慌てて体を起こそうとすると「そのままでいい」と止められた。
「今日風邪で休んでるって聞いたから心配で様子を見に来たんだ…」
「……ありがとう」
ラウルは心配そうな顔で私を見ていた。
何か手に温もりを感じる気がして目線を奥の方に向けると、ラウルは私の手を握っていてくれた。
それが分かると私の鼓動はドクンと脈打った。
「声も…こんなにかすれて…可哀そうに。喉が痛いなら無理に喋らなくていいよ」
「…大丈夫っ…」
私は小さく笑って答えた。
顔が赤いのは熱のせいだけではきっとない。
ラウルが傍にいてくれて、ドキドキしているからだ。
昨日の事があったせいで、変に意識してしまっているのかもしれない。
「わざわざ…来てくれて…ありがと。でも風邪が移っちゃうから…」
「俺の事は気にしないでいい。アリシアが心配でここに居たくて来ているんだから。それよりも今は自分の心配しろよな…」
ラウルは少し呆れた口調で言った。
きっと私はラウルが呆れるほどに声がおかしいのかもしれない。
「でもっ……」
「でも、じゃない。それともまた口を塞いで欲しい?」
ラウルの言葉で昨日のキスを思い出してしまい、恥ずかしくなり思わず視線を外した。
「照れているのか?アリシアは可愛いな…。だけど冗談だ。さすがに病人相手にそんなことはしないよ。もう暫くここに居るから、アリシアはゆっくり眠って」
「うん…」
ラウルは優しい口調で言った。
私はゆっくり瞳を閉じた。
掌から伝わってくるラウルの温もりが心地よくて心が安心した。
私は再び夢の世界へと落ちていった。
*****
私は大事を取って5日程学園を休んだ。
風邪は完全に治り、5日ぶりに学園に登校していた。
久しぶりの登校だったせいか、今日はいつもより早く来ていた。
教室に着くとまだ誰の姿も無い。
本当に早く来過ぎてしまった様だ。
私は窓際の席に座り、暫く登校風景を眺めていた。
すると奥の方にラウルの姿を見つけて表情が自然と明るくなった。
だけどそれは一瞬で曇った表情へと変わっていった。
隣にはエリカの姿があったからだ。
エリカはラウルの隣を歩きながら、満面の笑みを浮かべて何やら楽しそうに話している。
ラウルもそんなエリカを優しそうな表情で見ていた。
私はそんな二人の姿を見ているのが辛くなり、すぐに視線を窓から逸らした。
どうしよう…。
頭の中でその言葉がぐるぐるとまわっていた。
***
私はそんなことを考えていると頭上から「アリシア?」と呼ぶ声が聞こえて顔を上げた。
そこにはラウルの姿があった。
「体調はもういいのか…?」
「うん、もう完全に治ったから大丈夫だよ」
ラウルは少し心配そうに聞いて来たので、私は大丈夫だと答えた。
するとラウルは安心したように「そうか」と小さく漏らした。
それから普段通りに授業が始まり、いつもの日常を過ごしていた。
だけど、休み時間になるとラウルを訪ねてエリカがやって来た。
「ラウル様ーっ…、今日の放課後、2階の案内お願いできますか?」
「そのことなんだけど、今日はごめん。病み上がりでアリシアが心配だから帰りは送って行こうと思うんだ」
ラウルの言葉にエリカは残念そうな表情を見せた。
「それならお昼休みはどうですか?」
「ああ、それなら構わないよ」
エリカはその言葉に嬉しそうに笑顔を浮かべると「それじゃあ待ち合わせはいつもの場所で」と言った。
「分かった。じゃあまた昼休みにな」
「はーい、楽しみにしてますねっ」
エリカはふふっと楽しそうに笑うと教室を後にした。
その場面を見てしまったせいか、私の心は不安でいっぱいになる。
いつもの場所って何…?
私が風邪で休んでいた間に、ラウルとエリカの距離は縮んでいる様に見えた。
「アリシアは、エリカ嬢の事は…知っているよな?」
「うん…」
「転校してきたばかりで教室や施設が分からないみたいだから時間がある時に案内をしているんだ」
「…そう…なんだ。でもエリカさん…学年違うよね…?同じ学年の子にお願いした方がいいんじゃない?それで仲良くなれたりとか…するかもしれないし…」
(どうして…ラウルに頼むの…?)
「そうだな。だけど、エリカ嬢は転校して来て間もないせいか、友人もあまり出来ていないらしい。それに以前何かあれば頼ってくれて構わないって言ってしまったからな…」
「でもっ…ラウルの事ばかり頼るのは…どうかと思う…」
私がそう答えると、ラウルは少し困った顔をしていた。
その瞬間、私は我に返った。
私は何を言っているんだろう。
まるでエリカに嫉妬をしているみたいだ。
「ごめん…。ラウルの事、困らせちゃったよね…。久しぶりに来たら二人が仲良くて少し…驚いちゃったみたい…」
私は苦笑しながら申し訳なさそうに言った。
ラウルの事を困らせたかったわけではない。
「いや、俺の方こそ勝手に決めてごめんな。昼休みは一緒に居られないけど、帰りは一緒に帰ろう」
「……うん」
ラウルは優しい口調でそう言うと、私は小さく頷いた。
私が俯いているとラウルはその場にしゃがみ込み、私の顔を覗いて来た。
「なっ…なに?」
突然ラウルの顔が近くにあって私は驚いてしまった。
「俺、エリカ嬢のことは何とも思ってないから。好きなのはアリシアだけだ…。不安にさせたのならごめん。案内も今回で最後にしてもらうよ…」
「……っ…!」
私は急に恥ずかしくなった。
だけど、私の事を気に掛けてくれるのが嬉しかった。
私はラウルにとっては当て馬で、好きになったらいけないってずっと思っていた。
だけど…、自分の気持ちに気付いてしまった。
私はラウルの事が好きだ。
エリカに取られたくない…。
「どうした…?」
私はそう思っていたら無意識にラウルの手をぎゅっと握っていた。
ラウルはそんな私を見て優しい顔で微笑んでいた。
私は恥ずかしくてぱっと手を離すと、そっぽを向いた。
「ごめん、なんでもないっ…」
「本当にアリシアは可愛いな。耳まで真っ赤だ…」
ラウルは立ち上がると私の耳元で小さく呟いた。
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暫くその熱は取れることはなかった。
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