5 / 14
5.転生者
しおりを挟む
私は休み時間、廊下を歩いてるとエリカに呼び止められた。
少し話がしたいと言われたが、嫌な予感しかしなかったので「急いでいるので」と言って逃げてしまった。
私はエリカとは挨拶位しかしたことがない。
それなのに私に接触してくると言う事はラウルに関係した事で間違いないはずだ。
私はそれを聞くのが怖かった。
だけど、放課後帰りの支度をしていると教室にエリカがやってきた。
隣にはラウルがいて、ラウルはエリカに気付くと声を掛けた。
「エリカ嬢…?どうしたの?」
「あ、ラウル様。私ちょっとアリシア様とお話がしたくて…。昼間はお忙しかった様で断られてしまったので」
エリカは教室の中まで入って来ると、ラウルの前で昼間の説明をし始めた。
「アリシア、俺は待ってるから話しておいで」
ラウルは普段の様に優しい表情でそう言った。
私はその言葉に困った顔を見せた。
話したくないから、避けたのに…。
「アリシア様、少しだけ私に時間をいただけませんか?すぐに済むので…」
「……なら、ここで話して…?」
私がそう言うとエリカは「え…?」と驚いた顔を見せ、続いて焦った顔を見せた。
「すぐ済む話なら、ここでも問題ないでしょ?」
「それはっ…」
私の言葉にエリカはあたふたし始めて、明らかに様子がおかしい。
一体何をそんなに焦っているんだろうか。
人前で話したらまずい話なの…?
「ここではちょっと…」
「どうして…?」
私が少し強気で問い返すと、困ったエリカは視線を隣にいたラウルに向け「なんとかして」と目で訴えている様に見えた。
「アリシア、話しずらい事なんじゃないか?あまりエリカ嬢をいじめたら可哀そうだよ」
「ラウル様っ…」
ラウルがエリカを庇うような発言をすると、薄っすらと涙を浮かべて縋るような表情でラウルの名前を呼んだ。
「………」
私はその光景を見て唖然としていた。
ゲームの中のエリカはこんなキャラだった?
そんな違和感を感じていた。
私が知っているエリカは少し気が強くて、お人好しで乙女ゲームにありがちな良い子系ヒロインだった。
我慢してしまう性格の為、滅多な事が無い限り人前で涙を見せるなんて真似はしなかった。
そんな強さと優しい心を持つヒロインに惹かれて攻略対象達は恋に落ちていく。
だけど…目の前にいるエリカは、私が少し強く言っただけで簡単に涙を見せている。
彼女は一体誰なのだろうか…。
「私、エリカさんとは挨拶をした記憶しかありません。そんな私に人払いまでさせて何を話したいって言うんですか…?」
私は困った様に呆れた口調で話した。
その言葉を聞くとエリカは言葉に詰まり、何も答えられなくなっていた。
そんなやり取りをしていたせいで、教室にいた生徒達の視線は私達の方に集められていた。
半数以上は既に帰宅していたが、まだ教室に残っている生徒も何人かいた。
周りから見たら私がいじめている様に見えているのかもしれない。
まるで悪役令嬢みたいだ。
「ラウル様…どうしよう、私…。アリシアさんを怒らせてしまったみたいですっ…」
エリカは目から涙を溢れさせながら、ラウルの腕をぎゅっと握った。
私は怒ってなんていない。
ただ、聞いただけなのに…。
私はラウルと視線が絡み、困った表情を見せた。
ラウルには誤解されたくなかった。
「エリカ嬢、君はアリシアとはほとんど面識はないよね?なのにどうして急にアリシアと話したいなんて言ったのかな…?」
「……それはっ…」
「アリシアは話したくないって言ってる様だし、話しなら俺が聞くよ。それじゃ駄目か…?」
「え…?ラウル様が…?」
ラウルはエリカを宥める様に言った。
エリカはその言葉を聞くと、涙を指で拭き笑顔を見せた。
そして「駄目じゃないです」と微笑みながら答えた。
悔しいけどエリカの笑顔は可愛かった。
私はなんだか悪者にされたような気分で、居心地の悪さを感じていた。
きっとラウルは私の気持ちを察知して、そう行動してくれたんだと思うけど…
ラウルをエリカと二人きりになんてさせたくはなかった。
「アリシア、そういう事だから少し待ってて」
「……分かった…」
本当は行かせたくなかったけど、この状態でそんなことは言えなかった。
「エリカ嬢、行こうか」
「はいっ」
ラウルはエリカに声を掛けると、エリカは嬉しそうに答え教室を出て行った。
私は溜息をついて椅子に座った。
教室にいた生徒達も、次々に教室を出て行く。
「君も大変だね…」
「……テオドール様」
不意に声が聞こえて来たので顔を傾けると、ラウルの友人であるテオドールの姿がそこにはあった。
テオドール・ネス・ジーベルト
この国の第三王子であり、ラウルの友人だ。
私もたまに話す事はあるけど、王子ということもありどこか緊張してしまう。
彼は銀髪に碧眼で中性的な美人顔だ。
テオドールは隣の席に座ると、私の方に視線を向けた。
「……エリカ・シュガー。彼女は色んな男に色目を使って近づいているそうだ。僕の友人の令嬢達からそういった苦情をいくつか聞いてる。なんでも自分はヒロインで、彼は私のものだから返してって婚約者の令嬢達に言い回っているらしい」
「……それって、エリカさんは転生者ってこと…?」
テオドールの言葉に驚いて、思わず口に出してしまった。
「あれ…?その口ぶりじゃ君も転生者…なのかな?」
「え…?」
「実は、僕も転生者なんだよ。ふふっ…びっくりした?」
テオドールは楽しそうに笑っていた。
私はその発言に驚き暫く何も答えられず、ただテオドールをぽかんとしながら見つめていた。
「ヒロインのエリカも転生者で間違いないだろうね。しかも逆ハーレム狙いで動いているらしいけど、あのやり方じゃどうやってもうまく行くとは思えないけどね…」
「エリカさんは、逆ハーレム狙いなんですか…?」
私がその言葉に不安そうな表情を見せるとテオドールはふっと笑った。
「そんな不安な顔しないで。ラウルは絶対にエリカには落ちないよ」
「どうして…言い切れるんですか?エリカさんはヒロインで…私は、ただの当て馬です…勝ち目なんて無いじゃないですか…」
「それは乙女ゲームの中の話だろ?…確かにここは乙女ゲーム世界ではあるけど、君にはちゃんと意思がある。君はアリシア・カーラーで当て馬的ポジションにいたかもしれないけど、それはあくまでゲームの世界での話だ。今の君はまた別のアリシア・カーラーだ。それにラウルの態度を見てれば分からないか?…あいつが本当に大事に思ってるのは誰か…、ね」
テオドールの話を聞いて、確かにそうなんだろうと納得はした。
今の私には前世の記憶もあるし、ゲーム内のアリシア・カーラーとは別の人格を持っているのは間違いない。
だけど…私がそうだったとしても、ラウルも同じでないとは限らない。
「……ラウルは優しいから…、私に気を遣っているだけなのかもしれない…」
「ラウルは本当に馬鹿だよな。君にそんな風に思われているのにも気付かず、エリカに付いて行くんだもんな…。君に他の男が近づこうものなら必死に潰そうとする癖にな…」
「え…?」
「いや、なんでもない。アリシア嬢、そんなに不安に思うのなら僕が手助けしてあげようか?」
テオドールは不敵な笑みを浮かべながら私の顔を見つめてきた。
「手助け…?」
「そうだよ、ラウルの本性を知りたくはないか?あいつはアリシア嬢の前では猫を被っているからね。本性を知れば、君も不安に思う事は無くなるんじゃないかな?」
テオドールな腹黒い笑みを浮かべていた。
ラウルは私に好きだと言ってくれたけど、今でもエリカとは仲良くしていて…そんな姿を見るとどうしても不安に思ってしまう。
ラウルの事は信じたいけど、私が乙女ゲームの中では当て馬的ポジションだと言う事がどうしても拭えない。
ラウルの気持ちを確かめる手段があるのなら…知りたいと思ってしまった。
「私…どうしたらいいですか?」
少し話がしたいと言われたが、嫌な予感しかしなかったので「急いでいるので」と言って逃げてしまった。
私はエリカとは挨拶位しかしたことがない。
それなのに私に接触してくると言う事はラウルに関係した事で間違いないはずだ。
私はそれを聞くのが怖かった。
だけど、放課後帰りの支度をしていると教室にエリカがやってきた。
隣にはラウルがいて、ラウルはエリカに気付くと声を掛けた。
「エリカ嬢…?どうしたの?」
「あ、ラウル様。私ちょっとアリシア様とお話がしたくて…。昼間はお忙しかった様で断られてしまったので」
エリカは教室の中まで入って来ると、ラウルの前で昼間の説明をし始めた。
「アリシア、俺は待ってるから話しておいで」
ラウルは普段の様に優しい表情でそう言った。
私はその言葉に困った顔を見せた。
話したくないから、避けたのに…。
「アリシア様、少しだけ私に時間をいただけませんか?すぐに済むので…」
「……なら、ここで話して…?」
私がそう言うとエリカは「え…?」と驚いた顔を見せ、続いて焦った顔を見せた。
「すぐ済む話なら、ここでも問題ないでしょ?」
「それはっ…」
私の言葉にエリカはあたふたし始めて、明らかに様子がおかしい。
一体何をそんなに焦っているんだろうか。
人前で話したらまずい話なの…?
「ここではちょっと…」
「どうして…?」
私が少し強気で問い返すと、困ったエリカは視線を隣にいたラウルに向け「なんとかして」と目で訴えている様に見えた。
「アリシア、話しずらい事なんじゃないか?あまりエリカ嬢をいじめたら可哀そうだよ」
「ラウル様っ…」
ラウルがエリカを庇うような発言をすると、薄っすらと涙を浮かべて縋るような表情でラウルの名前を呼んだ。
「………」
私はその光景を見て唖然としていた。
ゲームの中のエリカはこんなキャラだった?
そんな違和感を感じていた。
私が知っているエリカは少し気が強くて、お人好しで乙女ゲームにありがちな良い子系ヒロインだった。
我慢してしまう性格の為、滅多な事が無い限り人前で涙を見せるなんて真似はしなかった。
そんな強さと優しい心を持つヒロインに惹かれて攻略対象達は恋に落ちていく。
だけど…目の前にいるエリカは、私が少し強く言っただけで簡単に涙を見せている。
彼女は一体誰なのだろうか…。
「私、エリカさんとは挨拶をした記憶しかありません。そんな私に人払いまでさせて何を話したいって言うんですか…?」
私は困った様に呆れた口調で話した。
その言葉を聞くとエリカは言葉に詰まり、何も答えられなくなっていた。
そんなやり取りをしていたせいで、教室にいた生徒達の視線は私達の方に集められていた。
半数以上は既に帰宅していたが、まだ教室に残っている生徒も何人かいた。
周りから見たら私がいじめている様に見えているのかもしれない。
まるで悪役令嬢みたいだ。
「ラウル様…どうしよう、私…。アリシアさんを怒らせてしまったみたいですっ…」
エリカは目から涙を溢れさせながら、ラウルの腕をぎゅっと握った。
私は怒ってなんていない。
ただ、聞いただけなのに…。
私はラウルと視線が絡み、困った表情を見せた。
ラウルには誤解されたくなかった。
「エリカ嬢、君はアリシアとはほとんど面識はないよね?なのにどうして急にアリシアと話したいなんて言ったのかな…?」
「……それはっ…」
「アリシアは話したくないって言ってる様だし、話しなら俺が聞くよ。それじゃ駄目か…?」
「え…?ラウル様が…?」
ラウルはエリカを宥める様に言った。
エリカはその言葉を聞くと、涙を指で拭き笑顔を見せた。
そして「駄目じゃないです」と微笑みながら答えた。
悔しいけどエリカの笑顔は可愛かった。
私はなんだか悪者にされたような気分で、居心地の悪さを感じていた。
きっとラウルは私の気持ちを察知して、そう行動してくれたんだと思うけど…
ラウルをエリカと二人きりになんてさせたくはなかった。
「アリシア、そういう事だから少し待ってて」
「……分かった…」
本当は行かせたくなかったけど、この状態でそんなことは言えなかった。
「エリカ嬢、行こうか」
「はいっ」
ラウルはエリカに声を掛けると、エリカは嬉しそうに答え教室を出て行った。
私は溜息をついて椅子に座った。
教室にいた生徒達も、次々に教室を出て行く。
「君も大変だね…」
「……テオドール様」
不意に声が聞こえて来たので顔を傾けると、ラウルの友人であるテオドールの姿がそこにはあった。
テオドール・ネス・ジーベルト
この国の第三王子であり、ラウルの友人だ。
私もたまに話す事はあるけど、王子ということもありどこか緊張してしまう。
彼は銀髪に碧眼で中性的な美人顔だ。
テオドールは隣の席に座ると、私の方に視線を向けた。
「……エリカ・シュガー。彼女は色んな男に色目を使って近づいているそうだ。僕の友人の令嬢達からそういった苦情をいくつか聞いてる。なんでも自分はヒロインで、彼は私のものだから返してって婚約者の令嬢達に言い回っているらしい」
「……それって、エリカさんは転生者ってこと…?」
テオドールの言葉に驚いて、思わず口に出してしまった。
「あれ…?その口ぶりじゃ君も転生者…なのかな?」
「え…?」
「実は、僕も転生者なんだよ。ふふっ…びっくりした?」
テオドールは楽しそうに笑っていた。
私はその発言に驚き暫く何も答えられず、ただテオドールをぽかんとしながら見つめていた。
「ヒロインのエリカも転生者で間違いないだろうね。しかも逆ハーレム狙いで動いているらしいけど、あのやり方じゃどうやってもうまく行くとは思えないけどね…」
「エリカさんは、逆ハーレム狙いなんですか…?」
私がその言葉に不安そうな表情を見せるとテオドールはふっと笑った。
「そんな不安な顔しないで。ラウルは絶対にエリカには落ちないよ」
「どうして…言い切れるんですか?エリカさんはヒロインで…私は、ただの当て馬です…勝ち目なんて無いじゃないですか…」
「それは乙女ゲームの中の話だろ?…確かにここは乙女ゲーム世界ではあるけど、君にはちゃんと意思がある。君はアリシア・カーラーで当て馬的ポジションにいたかもしれないけど、それはあくまでゲームの世界での話だ。今の君はまた別のアリシア・カーラーだ。それにラウルの態度を見てれば分からないか?…あいつが本当に大事に思ってるのは誰か…、ね」
テオドールの話を聞いて、確かにそうなんだろうと納得はした。
今の私には前世の記憶もあるし、ゲーム内のアリシア・カーラーとは別の人格を持っているのは間違いない。
だけど…私がそうだったとしても、ラウルも同じでないとは限らない。
「……ラウルは優しいから…、私に気を遣っているだけなのかもしれない…」
「ラウルは本当に馬鹿だよな。君にそんな風に思われているのにも気付かず、エリカに付いて行くんだもんな…。君に他の男が近づこうものなら必死に潰そうとする癖にな…」
「え…?」
「いや、なんでもない。アリシア嬢、そんなに不安に思うのなら僕が手助けしてあげようか?」
テオドールは不敵な笑みを浮かべながら私の顔を見つめてきた。
「手助け…?」
「そうだよ、ラウルの本性を知りたくはないか?あいつはアリシア嬢の前では猫を被っているからね。本性を知れば、君も不安に思う事は無くなるんじゃないかな?」
テオドールな腹黒い笑みを浮かべていた。
ラウルは私に好きだと言ってくれたけど、今でもエリカとは仲良くしていて…そんな姿を見るとどうしても不安に思ってしまう。
ラウルの事は信じたいけど、私が乙女ゲームの中では当て馬的ポジションだと言う事がどうしても拭えない。
ラウルの気持ちを確かめる手段があるのなら…知りたいと思ってしまった。
「私…どうしたらいいですか?」
26
あなたにおすすめの小説
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
これって政略結婚じゃないんですか? ー彼が指輪をしている理由ー
小田恒子
恋愛
この度、幼馴染とお見合いを経て政略結婚する事になりました。
でも、その彼の左手薬指には、指輪が輝いてます。
もしかして、これは本当に形だけの結婚でしょうか……?
表紙はぱくたそ様のフリー素材、フォントは簡単表紙メーカー様のものを使用しております。
全年齢作品です。
ベリーズカフェ公開日 2022/09/21
アルファポリス公開日 2025/06/19
作品の無断転載はご遠慮ください。
伯爵令嬢の婚約解消理由
七宮 ゆえ
恋愛
私には、小さい頃から親に決められていた婚約者がいます。
婚約者は容姿端麗、文武両道、金枝玉葉という世のご令嬢方が黄色い悲鳴をあげること間違い無しなお方です。
そんな彼と私の関係は、婚約者としても友人としても比較的良好でありました。
しかしある日、彼から婚約を解消しようという提案を受けました。勿論私達の仲が不仲になったとか、そういう話ではありません。それにはやむを得ない事情があったのです。主に、国とか国とか国とか。
一体何があったのかというと、それは……
これは、そんな私たちの少しだけ複雑な婚約についてのお話。
*本編は8話+番外編を載せる予定です。
*小説家になろうに同時掲載しております。
*なろうの方でも、アルファポリスの方でも色んな方に続編を読みたいとのお言葉を貰ったので、続きを只今執筆しております。
恋人でいる意味が分からないので幼馴染に戻ろうとしたら‥‥
矢野りと
恋愛
婚約者も恋人もいない私を憐れんで、なぜか幼馴染の騎士が恋人のふりをしてくれることになった。
でも恋人のふりをして貰ってから、私を取り巻く状況は悪くなった気がする…。
周りからは『釣り合っていない』と言われるし、彼は私を庇うこともしてくれない。
――あれっ?
私って恋人でいる意味あるかしら…。
*設定はゆるいです。
【完結】大好きな彼が妹と結婚する……と思ったら?
江崎美彩
恋愛
誰にでも愛される可愛い妹としっかり者の姉である私。
大好きな従兄弟と人気のカフェに並んでいたら、いつも通り気ままに振る舞う妹の後ろ姿を見ながら彼が「結婚したいと思ってる」って呟いて……
さっくり読める短編です。
異世界もののつもりで書いてますが、あまり異世界感はありません。
【完結】私たち白い結婚だったので、離婚してください
楠結衣
恋愛
田舎の薬屋に生まれたエリサは、薬草が大好き。薬草を摘みに出掛けると、怪我をした一匹の子犬を助ける。子犬だと思っていたら、領主の息子の狼獣人ヒューゴだった。
ヒューゴとエリサは、一緒に薬草採取に出掛ける日々を送る。そんなある日、魔王復活の知らせが世界を駆け抜け、神託によりヒューゴが勇者に選ばれることに。
ヒューゴが出立の日、エリサは自身の恋心に気づいてヒューゴに告白したところ二人は即結婚することに……!
「エリサを泣かせるなんて、絶対許さない」
「エリサ、愛してる!」
ちょっぴり鈍感で薬草を愛するヒロインが、一途で愛が重たい変態風味な勇者に溺愛されるお話です。
隣人の幼馴染にご飯を作るのは今日で終わり
鳥花風星
恋愛
高校二年生のひよりは、隣の家に住む幼馴染の高校三年生の蒼に片思いをしていた。蒼の両親が海外出張でいないため、ひよりは蒼のために毎日ご飯を作りに来ている。
でも、蒼とひよりにはもう一人、みさ姉という大学生の幼馴染がいた。蒼が好きなのはみさ姉だと思い、身を引くためにひよりはもうご飯を作りにこないと伝えるが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる