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第三章:学園生活スタート
23.迫られる①
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私は今すごく困っていた。
ここに来る前にラインハルトに『どういじめられたい?』と聞かれ、その返答を考えておくように言われたのだが、全くもってその答えを用意していなかったからだ。
何より何も答えられなくなるのが一番の問題だったので、私は思いついたことをそのまま口にすることにした。
「それなら、頭を撫でてください」
「それは褒める時にすることだろう? 今のルティには咎めることはあっても褒めることは無いから却下だ」
きっぱりと言われてしまい私は「そんな」と残念そうに漏らした。
「お仕置きってことですか?」
「考え方によってはそうだな」
(うっ……、お仕置きを自分で考えるってどういうことよ!? でも、なるべく軽く済むことを選べば問題ないのよね)
「それじゃあ、今日から一週間私はライには触りません!」
「……?」
(我ながら良いことを思いついたわ!)
「本当はライに触れたいけど、怒らせてしまったことを反省して暫くライには近づかないようにします」
私は少し切なそうな表情をして、しみじみと話した。
「ルティは私がどんな理由で怒っているのか、分かった上で言っているんだよな?」
「勿論ですっ! 私が鈍いからですよね?」
私が答えるとラインハルトは僅かに目を細めた。
「その通りだが、ルティの場合はその逆の方が効果がありそうだな。今日から1週間、私から逃げることは許さない。とでもしておこうか」
「は……?」
ラインハルトは口端を上げて不敵に笑うと、私の方へと顔を迫らせてくる。
(逃げることは許さないって、どういうこと!?)
私は焦っているせいか慌ててラインハルトから離れようとすると、思わず体勢を崩してしまいそのままソファーに背中から倒れ込んでしまった。
そして気付いた時には、ラインハルトは私の体に重なるように組み敷き、息が掛かりそうな程の距離に顔を迫らせていた。
「これで完全にルティは逃げられなくなったな」
「どいてくださいっ」
「言っただろう? 逃げることは許さない、とな。それに僅かに顔が赤く染まっているな。もしかして、こうやって迫られて興奮しているのか?」
「ち、違いますっ! ただびっくりしただけです」
私は顔を真っ赤に染めながら慌てて言い返した。
ラインハルトは意地悪そうに微笑みながら、長い指を私の唇に這わせていく。
ただ唇をなぞられているだけなのに、鼓動は早くなり、私の頬は更に赤みを増していってしまう。
「良い表情だ。ルティのその顔、結構好きだ」
「……っ、んっ」
指が剥がれると、今度は唇で塞がれてしまう。
ラインハルトは私の唇をねっとりと舐め上げるように這わせては、チュッとリップ音を響かせながら私の唇を吸い上げていく。
甘い刺激を感じて私の表情は簡単に蕩けていってしまう。
こんな表情をしたいわけではないのだが、勝手にそうなってしまうので仕方が無い。
「随分と色っぽい表情を見せるんだな。ここには私とルティだけしかいない。邪魔する者は誰も来ないってことだ。だから素顔のルティを私に見せて。言っておくが逃がすつもりはないし、逃げることも許さない」
「はぁっ、んんっ……」
ラインハルトは啄むようなキスを繰り返していく。
何度もラインハルトとはキスをしているが、慣れることは無かった。
ラインハルトに唇を奪われると、胸の奥がドキドキして鼓動が早くなる。
だけど今日は今までのキスとはどこか違かった。
「……んんっ!?」
突然私の薄く開いた唇の隙間から、ざらっとしたラインハルトの舌が滑り込んでくる。
その熱を帯びた舌は遠慮すること無く私の腔内に侵入してくると、内壁をなぞるように激しく動き回り、今まで感じたことの無い感覚にぞくりと体を震わせてしまう。
「逃がさないと言っているだろう? いい加減諦めろ」
「はぁっ……んんっ、やぁっ……ん」
ラインハルトは熱くなった舌を、私のものに絡みつけ執拗に追いかけ回してくる。
捕まえられると深く吸われ、息苦しさからぎゅっと目を強く瞑ってしまう。
そんな深いキスをラインハルトは何度も繰り返していく。
酸欠からなのか頭の奥がなんだかふわふわして、次第に力も入らなくなっていくみたいだ。
お互いの混ざり合った唾液はだらしなく私の口端から垂れ流れていた。
漸く唇を解放されると私の瞳は涙で濡れ、小さな唇を揺らしながら浅い呼吸を繰り返していた。
その表情は、のぼせ上がった時のような熱の籠もった艶やかなものへと変わっていた。
そんな私の顔を眺めているラインハルトの表情も、どこか普段とは違う風に見えていた。
その眼光はとても鋭く、まるで獲物を狙うような視線で見られているような気がして、ゾクッと鳥肌が立つ。
「その顔、堪らないな。もっとルティをいじめたくなる」
「はぁっ、っ……」
未だに荒くなった呼吸を整えるのに必死で、声が出てこない。
(ライはこれ以上私に何をするつもりなの?)
ラインハルトと視線が絡むとドキッとして体を小さく震わせてしまう。
するとラインハルトは優しく微笑み、私の口端から垂れている唾液を舌先で丁寧に舐め取った。
そして私の制服のリボンを外すと、ブラウスのボタンを外しながら私の口筋に唇を押しつけ、ちゅっと音を立て愛撫を始める。
「やっ……、何をするの?」
「さっき付けた痕だけじゃルティには足りないと思って。もう少し付けさせて貰うから大人しくしてて」
ラインハルトは首筋にキスを落としたり、味わうように舌を這わせていく。
「やぁっ……んっ、はぁっ」
「ルティは随分と気持ち良さそうな声漏らすんだな。こうされるのが好きなのか?」
「す、好きじゃないっ! 勝手に声がっ、ぁっ、きつく吸わないでっ!」
「これはお仕置きだってさっき話しただろう? 鈍感すぎるルティが悪い。私がこんなにもルティに溺れているのに、認めようともしないのだから」
きつく吸われるとチクッとした鋭い痛みを感じて私はビクッと体を震わせてる。
痛みの後にじわじわと熱が集まり、体が疼いて行くのを感じる。
「可愛い反応だな。ルティって結構敏感だよな。さっきから甘い声を漏らしているのに気付いているか?」
「そ、そんなことないっ! そもそもライが変なことばっかするのが悪い」
「まだ認める気にはならないか? だったらまだ止めてはあげられないな。何を勘違いしているのかは知らないが、コレット嬢とはただのクラスメイトであり、ルティが思っているような感情は持ってない」
「今はそうかもしれないけど、今後変わるかもしれないじゃないっ」
つられるように私が答えてしまうと、ラインハルトの動きがピタッと止まり、私の顔を見下ろすように見つめてきた。
「ルティは一体何に怯えているんだ? 私との距離を保とうとしている事も前々から気になってはいた」
ラインハルトは私の瞳の奥をじっくりと見つめていた。
ここに来る前にラインハルトに『どういじめられたい?』と聞かれ、その返答を考えておくように言われたのだが、全くもってその答えを用意していなかったからだ。
何より何も答えられなくなるのが一番の問題だったので、私は思いついたことをそのまま口にすることにした。
「それなら、頭を撫でてください」
「それは褒める時にすることだろう? 今のルティには咎めることはあっても褒めることは無いから却下だ」
きっぱりと言われてしまい私は「そんな」と残念そうに漏らした。
「お仕置きってことですか?」
「考え方によってはそうだな」
(うっ……、お仕置きを自分で考えるってどういうことよ!? でも、なるべく軽く済むことを選べば問題ないのよね)
「それじゃあ、今日から一週間私はライには触りません!」
「……?」
(我ながら良いことを思いついたわ!)
「本当はライに触れたいけど、怒らせてしまったことを反省して暫くライには近づかないようにします」
私は少し切なそうな表情をして、しみじみと話した。
「ルティは私がどんな理由で怒っているのか、分かった上で言っているんだよな?」
「勿論ですっ! 私が鈍いからですよね?」
私が答えるとラインハルトは僅かに目を細めた。
「その通りだが、ルティの場合はその逆の方が効果がありそうだな。今日から1週間、私から逃げることは許さない。とでもしておこうか」
「は……?」
ラインハルトは口端を上げて不敵に笑うと、私の方へと顔を迫らせてくる。
(逃げることは許さないって、どういうこと!?)
私は焦っているせいか慌ててラインハルトから離れようとすると、思わず体勢を崩してしまいそのままソファーに背中から倒れ込んでしまった。
そして気付いた時には、ラインハルトは私の体に重なるように組み敷き、息が掛かりそうな程の距離に顔を迫らせていた。
「これで完全にルティは逃げられなくなったな」
「どいてくださいっ」
「言っただろう? 逃げることは許さない、とな。それに僅かに顔が赤く染まっているな。もしかして、こうやって迫られて興奮しているのか?」
「ち、違いますっ! ただびっくりしただけです」
私は顔を真っ赤に染めながら慌てて言い返した。
ラインハルトは意地悪そうに微笑みながら、長い指を私の唇に這わせていく。
ただ唇をなぞられているだけなのに、鼓動は早くなり、私の頬は更に赤みを増していってしまう。
「良い表情だ。ルティのその顔、結構好きだ」
「……っ、んっ」
指が剥がれると、今度は唇で塞がれてしまう。
ラインハルトは私の唇をねっとりと舐め上げるように這わせては、チュッとリップ音を響かせながら私の唇を吸い上げていく。
甘い刺激を感じて私の表情は簡単に蕩けていってしまう。
こんな表情をしたいわけではないのだが、勝手にそうなってしまうので仕方が無い。
「随分と色っぽい表情を見せるんだな。ここには私とルティだけしかいない。邪魔する者は誰も来ないってことだ。だから素顔のルティを私に見せて。言っておくが逃がすつもりはないし、逃げることも許さない」
「はぁっ、んんっ……」
ラインハルトは啄むようなキスを繰り返していく。
何度もラインハルトとはキスをしているが、慣れることは無かった。
ラインハルトに唇を奪われると、胸の奥がドキドキして鼓動が早くなる。
だけど今日は今までのキスとはどこか違かった。
「……んんっ!?」
突然私の薄く開いた唇の隙間から、ざらっとしたラインハルトの舌が滑り込んでくる。
その熱を帯びた舌は遠慮すること無く私の腔内に侵入してくると、内壁をなぞるように激しく動き回り、今まで感じたことの無い感覚にぞくりと体を震わせてしまう。
「逃がさないと言っているだろう? いい加減諦めろ」
「はぁっ……んんっ、やぁっ……ん」
ラインハルトは熱くなった舌を、私のものに絡みつけ執拗に追いかけ回してくる。
捕まえられると深く吸われ、息苦しさからぎゅっと目を強く瞑ってしまう。
そんな深いキスをラインハルトは何度も繰り返していく。
酸欠からなのか頭の奥がなんだかふわふわして、次第に力も入らなくなっていくみたいだ。
お互いの混ざり合った唾液はだらしなく私の口端から垂れ流れていた。
漸く唇を解放されると私の瞳は涙で濡れ、小さな唇を揺らしながら浅い呼吸を繰り返していた。
その表情は、のぼせ上がった時のような熱の籠もった艶やかなものへと変わっていた。
そんな私の顔を眺めているラインハルトの表情も、どこか普段とは違う風に見えていた。
その眼光はとても鋭く、まるで獲物を狙うような視線で見られているような気がして、ゾクッと鳥肌が立つ。
「その顔、堪らないな。もっとルティをいじめたくなる」
「はぁっ、っ……」
未だに荒くなった呼吸を整えるのに必死で、声が出てこない。
(ライはこれ以上私に何をするつもりなの?)
ラインハルトと視線が絡むとドキッとして体を小さく震わせてしまう。
するとラインハルトは優しく微笑み、私の口端から垂れている唾液を舌先で丁寧に舐め取った。
そして私の制服のリボンを外すと、ブラウスのボタンを外しながら私の口筋に唇を押しつけ、ちゅっと音を立て愛撫を始める。
「やっ……、何をするの?」
「さっき付けた痕だけじゃルティには足りないと思って。もう少し付けさせて貰うから大人しくしてて」
ラインハルトは首筋にキスを落としたり、味わうように舌を這わせていく。
「やぁっ……んっ、はぁっ」
「ルティは随分と気持ち良さそうな声漏らすんだな。こうされるのが好きなのか?」
「す、好きじゃないっ! 勝手に声がっ、ぁっ、きつく吸わないでっ!」
「これはお仕置きだってさっき話しただろう? 鈍感すぎるルティが悪い。私がこんなにもルティに溺れているのに、認めようともしないのだから」
きつく吸われるとチクッとした鋭い痛みを感じて私はビクッと体を震わせてる。
痛みの後にじわじわと熱が集まり、体が疼いて行くのを感じる。
「可愛い反応だな。ルティって結構敏感だよな。さっきから甘い声を漏らしているのに気付いているか?」
「そ、そんなことないっ! そもそもライが変なことばっかするのが悪い」
「まだ認める気にはならないか? だったらまだ止めてはあげられないな。何を勘違いしているのかは知らないが、コレット嬢とはただのクラスメイトであり、ルティが思っているような感情は持ってない」
「今はそうかもしれないけど、今後変わるかもしれないじゃないっ」
つられるように私が答えてしまうと、ラインハルトの動きがピタッと止まり、私の顔を見下ろすように見つめてきた。
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