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10.助けて※
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「さぁ、楽しい時間の始まりだよ。邪魔な服は君には必要無いよね」
「……や…めてっ…」
悪魔は鋭い爪で私の服を引き裂いた。
服の奥から私の白い肌が現れ、悪魔は私の肌に掌を滑らせていく。
私は目から大粒の涙を流し、恐怖から体をビクビクと震えさせた。
「……っ…ぁあっ…!!」
だけどその震えは恐怖からだけでは無かった。
触れられた場所から甘い快感が走り、私は耐えられず素直に体を反応させてしまう。
それでも嫌々と首を横に振り必死に抵抗するも、手足は蔦で拘束されていて無理やり動かそうとすると肌の中へと食い込んで痛みを感じる。
「ああ…いい声で啼くね。君、最高だよ。こんなに興奮するのは久しぶりだ。痛みに歪む君の顔も見てみたいけど、可哀そうだから拘束は解いてあげるよ。君の綺麗な肌を傷つけてしまうのは勿体ないからね」
悪魔がそう言うと、私を拘束していた蔦が消えた。
体が自由になったはずなのに、力が全く入らなくて抵抗したいのに体が動かせない。
「さて、気を取り直して続きを……随分と早いな。俺の予定では後1時間は解けない予定だったんだけどね」
「……ルイス…」
私が奥に視線を向けるとそこにはルイスの姿があった。
助かったとほっとしたのは一瞬で、ルイスからは激しい程の殺気が伝わってくる。
私はこんなルイスは見た事がなかった。
私に向けられているものでは無いと分かっていても、恐怖を感じてしまう程に。
「ラナに…何をした…」
ルイスは低い声で押し殺す様に呟いた。
今にも悪魔をその場で殺してしまいそうな位、ルイスからは怒りの感情が伝わってきた。
「まだ何も?…これから始めようって時に君が現れたからね。もう少し待って欲しかったよ」
悪魔はそんなルイスに怯む様子も無く、肩を竦めて残念そうにそう言った。
「ふざけるな。ラナから離れろ…」
「へぇ…勇者にとって、この子はそんなに大事なんだ?まぁ、言われなくてもそうするよ。今の君なら俺の事なんて一瞬で消しそうだし。残念だけど、またね」
悪魔は何かを察したのかあっさりとその場から姿を消した。
本当に今度こそ助かった…。
ほっとしていると、ルイスは私の元に来て強く抱きしめた。
「ラナ…ごめん、守ってやれなくて…」
「……来てくれて…ありがと…怖かっ…た…」
気が緩むと今までの事を思い出して、私の目からは涙が溢れた。
ルイスは包む様に私の事を抱きしめてくれた。
もう安心だよって言われてるみたいに。
「遅くなってごめんな」
「……っ…ううん……はぁっ…」
悪魔は消えたはずなのに体の奥にある疼きは治まることは無く、更に奥が熱くなっていく様だった。
ルイスに抱きしめられているだけで、体が擦れるだけでビクッと体を反応させてしまう。
「ラナ…?」
ルイスは私の異変に気付き心配そうに覗き込んできた。
「……体がっ…熱いの…っ…ルイス……助け…て…っ…」
私は熱っぽい顔で、口端からは吐息を漏らし、懇願する様に見つめた。
「何か…されたのか?」
「…媚薬の…せい…かもっ…っ…」
自分が今服を着てない状態でいる事なんて考える余裕も無かった。
ただ体の奥が熱くて仕方無い。
この疼きを早く解放してほしい、ただそれだけしか考えられなくなっていた。
「分かった。後は僕に任せて…ラナの事、助けてあげる」
「……あり…がとっ……んっ…」
ルイスは私の事をゆっくりとベッドの上に戻すと、唇がゆっくりと重なった。
きっと私は熱でおかしくなっていたんだと思う。
「……や…めてっ…」
悪魔は鋭い爪で私の服を引き裂いた。
服の奥から私の白い肌が現れ、悪魔は私の肌に掌を滑らせていく。
私は目から大粒の涙を流し、恐怖から体をビクビクと震えさせた。
「……っ…ぁあっ…!!」
だけどその震えは恐怖からだけでは無かった。
触れられた場所から甘い快感が走り、私は耐えられず素直に体を反応させてしまう。
それでも嫌々と首を横に振り必死に抵抗するも、手足は蔦で拘束されていて無理やり動かそうとすると肌の中へと食い込んで痛みを感じる。
「ああ…いい声で啼くね。君、最高だよ。こんなに興奮するのは久しぶりだ。痛みに歪む君の顔も見てみたいけど、可哀そうだから拘束は解いてあげるよ。君の綺麗な肌を傷つけてしまうのは勿体ないからね」
悪魔がそう言うと、私を拘束していた蔦が消えた。
体が自由になったはずなのに、力が全く入らなくて抵抗したいのに体が動かせない。
「さて、気を取り直して続きを……随分と早いな。俺の予定では後1時間は解けない予定だったんだけどね」
「……ルイス…」
私が奥に視線を向けるとそこにはルイスの姿があった。
助かったとほっとしたのは一瞬で、ルイスからは激しい程の殺気が伝わってくる。
私はこんなルイスは見た事がなかった。
私に向けられているものでは無いと分かっていても、恐怖を感じてしまう程に。
「ラナに…何をした…」
ルイスは低い声で押し殺す様に呟いた。
今にも悪魔をその場で殺してしまいそうな位、ルイスからは怒りの感情が伝わってきた。
「まだ何も?…これから始めようって時に君が現れたからね。もう少し待って欲しかったよ」
悪魔はそんなルイスに怯む様子も無く、肩を竦めて残念そうにそう言った。
「ふざけるな。ラナから離れろ…」
「へぇ…勇者にとって、この子はそんなに大事なんだ?まぁ、言われなくてもそうするよ。今の君なら俺の事なんて一瞬で消しそうだし。残念だけど、またね」
悪魔は何かを察したのかあっさりとその場から姿を消した。
本当に今度こそ助かった…。
ほっとしていると、ルイスは私の元に来て強く抱きしめた。
「ラナ…ごめん、守ってやれなくて…」
「……来てくれて…ありがと…怖かっ…た…」
気が緩むと今までの事を思い出して、私の目からは涙が溢れた。
ルイスは包む様に私の事を抱きしめてくれた。
もう安心だよって言われてるみたいに。
「遅くなってごめんな」
「……っ…ううん……はぁっ…」
悪魔は消えたはずなのに体の奥にある疼きは治まることは無く、更に奥が熱くなっていく様だった。
ルイスに抱きしめられているだけで、体が擦れるだけでビクッと体を反応させてしまう。
「ラナ…?」
ルイスは私の異変に気付き心配そうに覗き込んできた。
「……体がっ…熱いの…っ…ルイス……助け…て…っ…」
私は熱っぽい顔で、口端からは吐息を漏らし、懇願する様に見つめた。
「何か…されたのか?」
「…媚薬の…せい…かもっ…っ…」
自分が今服を着てない状態でいる事なんて考える余裕も無かった。
ただ体の奥が熱くて仕方無い。
この疼きを早く解放してほしい、ただそれだけしか考えられなくなっていた。
「分かった。後は僕に任せて…ラナの事、助けてあげる」
「……あり…がとっ……んっ…」
ルイスは私の事をゆっくりとベッドの上に戻すと、唇がゆっくりと重なった。
きっと私は熱でおかしくなっていたんだと思う。
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