【完結】勇者の幼馴染ですがパーティーを勝手に抜けたら、ヤンデレ化してどこまでも追いかけて来た【R18】

Rila

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12.狂気※

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「はぁっ……はぁっ…」
 私は漸く解放され、熱で火照りきった体を大きく上下に揺らしていた。

 多分、もう媚薬の効果は切れている。
 これで終わったんだと安堵の表情を浮かべていた。

「ルイス…ありがと。私もう…大丈夫だと思う…」
 息が整ってきたのを感じて、ルイスに声を掛けた。

 気分が落ち着いて来ると、今まで自分がしてた事がとても恥ずかしく思えて顔に熱が走った。
 いくら媚薬でおかしくなってたとは言え、ルイスにこんな事をさせてしまうなんて…。
 そう思うと恥ずかしさから、視線をルイスに向けることは出来なかった。


「体の疼きは取れた?」
「…うん、多分。本当にごめんね、こんな事に巻き込んじゃって…」
「謝らなくていいよ。元はと言えば僕がラナの事守れなかった訳だし…謝るのは僕の方だよ。……ねえ、ラナ。こっち見て?」
「…ごめん、無理っ…。恥ずかしいの。察して…」
 私が恥ずかしがっていると、ルイスは私の頬に手を添えて私の顔を強制的に自分の方に向かせた。

「乱れている姿、僕に見られてそんなに恥ずかしい?」
「言わないでっ…」
 息がかかる程の距離で、真直ぐにルイスに見つめられ、私は恥ずかしさの余り視線を再び逸らしてしまう。

「本当に照れてる時のラナは可愛いな。だけどこんな姿、僕以外に見せたらダメだよ。ラナは僕のモノなんだから、見るのも触るのも全部僕だけ…」
 ルイスから鋭い視線を感じて、ゾクッと鳥肌が立った。

「あ…そろそろ帰ろうよ。こんな場所いつまでもいたくないし…」
 私は急にルイスが怖くなり、急いで話題を変えた。
 ルイスが私に向ける視線は、まるで獲物を狙う獣の様な目をしていた。

 きっとこんな場所にいつまでもいるから、おかしくなるのかもしれない。
 早くここから出よう。

 ベッドの横に置かれた私の服は、悪魔によって切り裂かれ無残な姿になっていた。
 だけど、いつまでもルイスの前で裸体を晒しているのが恥ずかしくて、とりあえず体を隠す為に破かれた服に手を伸ばした。

「…私の服が……」
「ラナ…」
 不意にルイスに名前を呼ばれ、視線を向けてしまう。
 視線が合った瞬間、そのまま唇を奪われた。

「んっ……んんっ!」
 歯列をなぞる様に舐められ、少し開いた隙間からルイスの熱い舌が私の中へと入ってくる。
 そして舌を擦り合わせる様に絡められ、口の奥が熱くなっていく。

「んっ…ルイ…ス…っ…んんっ」
 私は必死に胸を押しやり離れようとするも、力の差は歴然でびくともしない。
 貪る様に咥内を犯され、息をするのも忘れてしまう。

「ラナ…僕のラナ…、もう抑えるなんて出来ない…」
「……はぁっ…はぁっ…私もう大丈夫…だから…っ…」
 苦しさから目は潤み、唇を解放されると粗い息遣いで大丈夫だと伝えた。

「ラナ、僕にラナの事をもっと愛させて?僕はもう…ラナが欲しくてたまらないんだ。あんなに乱れたラナの姿を見て抑えられるはずがない。僕をこんなにさせたんだから責任はちゃんと取ってもらわないとね」
「…ルイス…何言ってるの?もしかして…ルイスも…?」
 ルイスは熱っぽい視線を私に向けて言うと、服の中から凶器の様に質量を増し、反り返った塊を取り出した。
 私は視線をそれに向けて絶句した。

「ラナのせいでこんなになったんだから、ラナの中で鎮めさせてもらうね」
「…うそ…待ってっ……そんなの無理っ…」

「無理じゃないよ、さっき沢山ラナの中、解してあげたから…受け入れる準備は整ってるはずだよ」
「……ルイスっ……お願い…まって……っっっ!!」
 私の言葉を聞くことも無く、ルイスは私の足を強引に開かせ、熱くなった塊を私の入口に擦り付けた。
 そして躊躇う事無く、一気に奥まで貫いた。

 まだ何も受け入れた事が無かった狭い中に、許容量を超える大きさのものを強引に捩じ込まれ、引き裂かれるような激痛が走る。
 私は声も出せない程の痛みを感じて顔を歪ませ、大粒の涙を零した。

「ごめんね、ラナ。痛かったよね…だけど痛いのは今だけだから…」
「……痛いっ…」

「ああ…やっと繋がれたね。ラナ…愛してるよ。僕だけの愛しいラナ…」
 ルイスは私の体を愛撫しながら何度も『愛してる』と囁く。

 その時のルイスは狂っている様に見えた。
 私の体を貪る様に愛撫して、まるで誰の物かを分からせるかの様に痕を残していく。
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