12 / 25
12.狂気※
しおりを挟む
「はぁっ……はぁっ…」
私は漸く解放され、熱で火照りきった体を大きく上下に揺らしていた。
多分、もう媚薬の効果は切れている。
これで終わったんだと安堵の表情を浮かべていた。
「ルイス…ありがと。私もう…大丈夫だと思う…」
息が整ってきたのを感じて、ルイスに声を掛けた。
気分が落ち着いて来ると、今まで自分がしてた事がとても恥ずかしく思えて顔に熱が走った。
いくら媚薬でおかしくなってたとは言え、ルイスにこんな事をさせてしまうなんて…。
そう思うと恥ずかしさから、視線をルイスに向けることは出来なかった。
「体の疼きは取れた?」
「…うん、多分。本当にごめんね、こんな事に巻き込んじゃって…」
「謝らなくていいよ。元はと言えば僕がラナの事守れなかった訳だし…謝るのは僕の方だよ。……ねえ、ラナ。こっち見て?」
「…ごめん、無理っ…。恥ずかしいの。察して…」
私が恥ずかしがっていると、ルイスは私の頬に手を添えて私の顔を強制的に自分の方に向かせた。
「乱れている姿、僕に見られてそんなに恥ずかしい?」
「言わないでっ…」
息がかかる程の距離で、真直ぐにルイスに見つめられ、私は恥ずかしさの余り視線を再び逸らしてしまう。
「本当に照れてる時のラナは可愛いな。だけどこんな姿、僕以外に見せたらダメだよ。ラナは僕のモノなんだから、見るのも触るのも全部僕だけ…」
ルイスから鋭い視線を感じて、ゾクッと鳥肌が立った。
「あ…そろそろ帰ろうよ。こんな場所いつまでもいたくないし…」
私は急にルイスが怖くなり、急いで話題を変えた。
ルイスが私に向ける視線は、まるで獲物を狙う獣の様な目をしていた。
きっとこんな場所にいつまでもいるから、おかしくなるのかもしれない。
早くここから出よう。
ベッドの横に置かれた私の服は、悪魔によって切り裂かれ無残な姿になっていた。
だけど、いつまでもルイスの前で裸体を晒しているのが恥ずかしくて、とりあえず体を隠す為に破かれた服に手を伸ばした。
「…私の服が……」
「ラナ…」
不意にルイスに名前を呼ばれ、視線を向けてしまう。
視線が合った瞬間、そのまま唇を奪われた。
「んっ……んんっ!」
歯列をなぞる様に舐められ、少し開いた隙間からルイスの熱い舌が私の中へと入ってくる。
そして舌を擦り合わせる様に絡められ、口の奥が熱くなっていく。
「んっ…ルイ…ス…っ…んんっ」
私は必死に胸を押しやり離れようとするも、力の差は歴然でびくともしない。
貪る様に咥内を犯され、息をするのも忘れてしまう。
「ラナ…僕のラナ…、もう抑えるなんて出来ない…」
「……はぁっ…はぁっ…私もう大丈夫…だから…っ…」
苦しさから目は潤み、唇を解放されると粗い息遣いで大丈夫だと伝えた。
「ラナ、僕にラナの事をもっと愛させて?僕はもう…ラナが欲しくてたまらないんだ。あんなに乱れたラナの姿を見て抑えられるはずがない。僕をこんなにさせたんだから責任はちゃんと取ってもらわないとね」
「…ルイス…何言ってるの?もしかして…ルイスも…?」
ルイスは熱っぽい視線を私に向けて言うと、服の中から凶器の様に質量を増し、反り返った塊を取り出した。
私は視線をそれに向けて絶句した。
「ラナのせいでこんなになったんだから、ラナの中で鎮めさせてもらうね」
「…うそ…待ってっ……そんなの無理っ…」
「無理じゃないよ、さっき沢山ラナの中、解してあげたから…受け入れる準備は整ってるはずだよ」
「……ルイスっ……お願い…まって……っっっ!!」
私の言葉を聞くことも無く、ルイスは私の足を強引に開かせ、熱くなった塊を私の入口に擦り付けた。
そして躊躇う事無く、一気に奥まで貫いた。
まだ何も受け入れた事が無かった狭い中に、許容量を超える大きさのものを強引に捩じ込まれ、引き裂かれるような激痛が走る。
私は声も出せない程の痛みを感じて顔を歪ませ、大粒の涙を零した。
「ごめんね、ラナ。痛かったよね…だけど痛いのは今だけだから…」
「……痛いっ…」
「ああ…やっと繋がれたね。ラナ…愛してるよ。僕だけの愛しいラナ…」
ルイスは私の体を愛撫しながら何度も『愛してる』と囁く。
その時のルイスは狂っている様に見えた。
私の体を貪る様に愛撫して、まるで誰の物かを分からせるかの様に痕を残していく。
私は漸く解放され、熱で火照りきった体を大きく上下に揺らしていた。
多分、もう媚薬の効果は切れている。
これで終わったんだと安堵の表情を浮かべていた。
「ルイス…ありがと。私もう…大丈夫だと思う…」
息が整ってきたのを感じて、ルイスに声を掛けた。
気分が落ち着いて来ると、今まで自分がしてた事がとても恥ずかしく思えて顔に熱が走った。
いくら媚薬でおかしくなってたとは言え、ルイスにこんな事をさせてしまうなんて…。
そう思うと恥ずかしさから、視線をルイスに向けることは出来なかった。
「体の疼きは取れた?」
「…うん、多分。本当にごめんね、こんな事に巻き込んじゃって…」
「謝らなくていいよ。元はと言えば僕がラナの事守れなかった訳だし…謝るのは僕の方だよ。……ねえ、ラナ。こっち見て?」
「…ごめん、無理っ…。恥ずかしいの。察して…」
私が恥ずかしがっていると、ルイスは私の頬に手を添えて私の顔を強制的に自分の方に向かせた。
「乱れている姿、僕に見られてそんなに恥ずかしい?」
「言わないでっ…」
息がかかる程の距離で、真直ぐにルイスに見つめられ、私は恥ずかしさの余り視線を再び逸らしてしまう。
「本当に照れてる時のラナは可愛いな。だけどこんな姿、僕以外に見せたらダメだよ。ラナは僕のモノなんだから、見るのも触るのも全部僕だけ…」
ルイスから鋭い視線を感じて、ゾクッと鳥肌が立った。
「あ…そろそろ帰ろうよ。こんな場所いつまでもいたくないし…」
私は急にルイスが怖くなり、急いで話題を変えた。
ルイスが私に向ける視線は、まるで獲物を狙う獣の様な目をしていた。
きっとこんな場所にいつまでもいるから、おかしくなるのかもしれない。
早くここから出よう。
ベッドの横に置かれた私の服は、悪魔によって切り裂かれ無残な姿になっていた。
だけど、いつまでもルイスの前で裸体を晒しているのが恥ずかしくて、とりあえず体を隠す為に破かれた服に手を伸ばした。
「…私の服が……」
「ラナ…」
不意にルイスに名前を呼ばれ、視線を向けてしまう。
視線が合った瞬間、そのまま唇を奪われた。
「んっ……んんっ!」
歯列をなぞる様に舐められ、少し開いた隙間からルイスの熱い舌が私の中へと入ってくる。
そして舌を擦り合わせる様に絡められ、口の奥が熱くなっていく。
「んっ…ルイ…ス…っ…んんっ」
私は必死に胸を押しやり離れようとするも、力の差は歴然でびくともしない。
貪る様に咥内を犯され、息をするのも忘れてしまう。
「ラナ…僕のラナ…、もう抑えるなんて出来ない…」
「……はぁっ…はぁっ…私もう大丈夫…だから…っ…」
苦しさから目は潤み、唇を解放されると粗い息遣いで大丈夫だと伝えた。
「ラナ、僕にラナの事をもっと愛させて?僕はもう…ラナが欲しくてたまらないんだ。あんなに乱れたラナの姿を見て抑えられるはずがない。僕をこんなにさせたんだから責任はちゃんと取ってもらわないとね」
「…ルイス…何言ってるの?もしかして…ルイスも…?」
ルイスは熱っぽい視線を私に向けて言うと、服の中から凶器の様に質量を増し、反り返った塊を取り出した。
私は視線をそれに向けて絶句した。
「ラナのせいでこんなになったんだから、ラナの中で鎮めさせてもらうね」
「…うそ…待ってっ……そんなの無理っ…」
「無理じゃないよ、さっき沢山ラナの中、解してあげたから…受け入れる準備は整ってるはずだよ」
「……ルイスっ……お願い…まって……っっっ!!」
私の言葉を聞くことも無く、ルイスは私の足を強引に開かせ、熱くなった塊を私の入口に擦り付けた。
そして躊躇う事無く、一気に奥まで貫いた。
まだ何も受け入れた事が無かった狭い中に、許容量を超える大きさのものを強引に捩じ込まれ、引き裂かれるような激痛が走る。
私は声も出せない程の痛みを感じて顔を歪ませ、大粒の涙を零した。
「ごめんね、ラナ。痛かったよね…だけど痛いのは今だけだから…」
「……痛いっ…」
「ああ…やっと繋がれたね。ラナ…愛してるよ。僕だけの愛しいラナ…」
ルイスは私の体を愛撫しながら何度も『愛してる』と囁く。
その時のルイスは狂っている様に見えた。
私の体を貪る様に愛撫して、まるで誰の物かを分からせるかの様に痕を残していく。
30
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる