森の奥に住んでいた魔法使いの男の子と仲良くなったらヤンデレ化しました。

序盤の村の村人

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「ここもないの!?」


 一階には、キッチンや、浴室、客室と思われる部屋が見つかったが、やっぱりどの部屋にも暖炉はなかった。

「暖炉がないってどういうことよ! この屋敷の主人はどうやって生活していたのかしら?」

 リサはどうしようもない怒りを屋敷の主人にぶつける。

 それにしても、こんなに大きな屋敷なのに暖炉がないのはとても不思議だった。

「2階に行ってみようかしら……?」

   これだけ、1階に暖炉がなかったら2階にも無さそうだったが、

「もしかしたら、この屋敷の主人の宝石とかお宝でてくるかもしれないし……」

 死んでる人なら、貰ってもいいわよね?

 とリサは残念な考えを持っていたので屋敷を探索するのを辞めなかった。

 屋根の階段は、1階を散策している時に見つけていた。リサが階段を登り始めると階段はギシギシと音を鳴らした。

 階段を上がり、2階へ着くと、屋根に雨が当たり弾ける音が大きく聞こえた。

 雨の日特有の土が湿ったような匂いと埃の匂いが混ざっている。

「きっとこの部屋が主人の部屋だったに違いないわ、だってこの屋敷で一番大きいもの!」

  リサは悪そうな顔をしながら一番奥にあった部屋のドアを音を立てないようにゆっくり開け、もしかしたら、人がいるかもしれないと思い、ドアの隙間から部屋の中を覗き込んだ。

 部屋の中には本が床に散らばっており、まったく読むことができない文字で書かれている。 

 部屋の中心には、大きな窓と、バルコニーがあり、最初に屋敷の2階から覗こうとしていた窓はここかもしれないとリサは思った。

 右端には、大きなベッドが置かれていて、そこには金髪の人形が横たわっていた。リサが人形と思ったのは、まったく微動だにその人形が動かなかったからだである。

「人はいないわね、人形はあるけど……。」

 リサは人がいなかったことにほっと一息をつき、部屋の中に入る。

「それにしても、この人形とても綺麗ね、それにすごく繊細だわ」

 金髪は、絹のようにさらさらとしている。瞳もサファイアのように、綺麗な……瞳?!

 いつの間にか閉じていた人形の瞼が開いていた。

「人間が来るなんて初めてだね、君どうやって来たの?」

 人形は、ゆっくりと体を起こしながらそう言った。
 
 リサはパクパクと口を開けたり閉めたりしながら、ベッドから後退り、尻餅をつく。

「に、に、人形が、動いた」
「人形?ああ、僕が人形だと思ってたのかな」

 男の子は、じっくりと私を観察してから自己紹介を始めた。

「僕はヒールこの屋敷に住んでいる魔法使い。まぁ、この通り病気のせいでベッドからすら出られないんだけどね」

 魔法使い?病気? 突っ込み所がありすぎて情報が整理できないわ。
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