21 / 30
21
しおりを挟む
ステファルノが段々と変貌してきて「マズい!」と思った側近という名の取り巻き三人集は、お城に連れ帰る事にした模様で、嫌がるステファルノを引き摺って公爵邸を辞した。
残ったマリエンヌ、シャルロッテ、クリスティーヌは夫人に誘われて楽しく夕食を共にする。その後侯爵家のお迎えが来たので家路についたのだが、馬車の中で二人揃ってため息をつく。
「ねぇシャル確かめてみない?」
「何をですか?」
「お母様の事、シャルが言ってるのがあってるならサヴァリーヌ様との付き合いを止めてもらわないといけないのではなくて?」
「そうですわね、でもその前にお父様に相談してみては如何ですか?だって恋愛結婚だと聞いておりますもの、お母様の一大事ですからお父様だって、何らかの策を講じるのではないでしょうか?」
「それもそうね、ではお母様の留守の時が⋯⋯あったかしら?」
「暫くはないですわ、部屋に入ってからお父様の執務室へ行きましょう」
「わかったわ、それまでは寝ないようにしないといけないわね、シャルは大丈夫?」
「がんばります!」
元気の良いその返事に安堵したマリエンヌは今夜眠れないかもと思い、侯爵邸に着くまで寝ることにしたのであった。
侯爵邸に着き各々部屋に戻り、マリエンヌはルルに母が寝入ったら父と話すと告げた。
心得たルルは時間を見計らって、部屋を出る。
暫くするとルルがシャルロッテを連れて戻って来た。
「お姉様Goですわ」
よっしゃあ!と言ってはいないがマリエンヌは頷き二人で揃って父の執務室へ、ルルとアニー二人の侍女はお茶の準備をして部屋を出た。
父であるサバディ侯爵は突然二人の娘が話があると揃って訪れたので、若干ビビリ具合が顔に出ていた。
「なんだ話とは」
「お母様の事ですわ」
マリエンヌは本日仕入れてきた聞きたてほやほやの話しを父に聞かせてご意見を伺う。
隣でシャルロッテは姉の話しに相槌を打つ係である。
全て話し終えると暫く目を瞑って話しを聞いていた父が口を開いた。
「先ず間違いが何ヶ所かあるので訂正したい」
「間違いですか?」
「あぁ」
父の言う間違いとは何ぞや?
マリエンヌとシャルロッテは眉間に皺を寄せて考えたが、どうせ今から父が語るのだと皺を伸ばして待つ。
「先ず1つめ私とエルシーは恋愛結婚ではない」
「そして2つめサヴァリーヌは第一側室だが白い結婚だ」
「そして3つめ洗脳はされていない、元々のエルシーの気質だ」
父が訂正と言って話した内容はまさかの全否定だった⋯⋯。
今日一日は何だったのだろう、燃えかすになりそうなマリエンヌ&シャルロッテ。
「では、では訂正した箇所の修正をお聞かせくださいませ」
マリエンヌは父に懇願した。
全否定だから全部訂正が入るのだが、そんな事には構ってられない、本当の事が知りたい。
「私とエルシーは子供の頃より婚約していた。だがエルシーが婚約を聞いたのが学園の卒業間際だったらしい、但しエルシーは婚約していた事を最後まで認めなかったのだが、まぁこちらも婚約者として何をしてあげていた訳でもないから、エルシーが認めなくてもしょうがないのだが」
「どういう事ですか?」
父の手始めの説明が全く持って意味のわからないマリエンヌとシャルロッテ。
二人は「えっ父って説明ベタ?」と返したかったが話しの腰を折るのはラウルに折られたマリエンヌが身を持って体験してるので、それは悪手だ。
ここは黙って父の話しを聞いてあげようと父親思いの娘は頷き合った。
そして父が語った事は「それ有りなの?」的な話だった。
二人が婚約したのは10歳の頃、本来ならこの時点で顔合わせをしていたはずだったのだが、エルシーが何故か領地に引き篭もって王都に出てこなかった。あとで知ったのは領地で青春を謳歌していた模様(簡単に言うと好きな人が居て離れたくなくて引き籠もっていたとか)その後も何度か交流を持とうとしていたのだが、母はその頃から夢見る少女で、運命の出会いを夢見て、既に婚約しているのにも関わらず、頑として婚約を認めなかったというよりも、自己暗示で婚約してない事にしていたらしい。
アホな女だ!(これはシャルロッテ感想)
それから月日が経ち、正直婚約者がいる事にしていた方が便利だった父も交流は無理してしなくてもいいかなと思い始めて母を放置していたのだとか。
そして学園に入学、入学後は概ね公爵夫人の言うとおり、で、母の行動は昔から大体あんな感じで領地では周知の事実。侯爵家では調べがついていたのでこの時点で婚約を白紙に戻しても良かったのだが、今一度チャンスをと、母の両親に頭を下げられたから条件を付けた。
父としても政略結婚は貴族の義務だとわかっていたし、結婚後にお互い歩み寄ればいいと考えていたのもあるから、ただ家政が出来なければ意味がないので、成績優秀であることが条件だった。
母は夢見る少女のくせに成績はとてつもなく良くて卒業試験は学年一位だったのだとか⋯⋯謎の女だ。
そして卒業パーティで母にドレスと装飾品を贈ってプロポーズしたのだと父は言う。
「おい!それが勘違いの原因だ!」
マリエンヌはつい叫んでしまった。
サバディ侯爵はマリエンヌの言葉に苦笑したが、勘違いしてくれた方が両家にとっても都合が良かったので敢えての行動だったという。
何故ならそんな状況をエルシーは夢見ていたのだから、その後の操縦が楽だったと侯爵は語った。
シャルロッテは、こりゃどっちもどっちだ。うちの親って最低じゃない?と心の中で思う。
サヴァリーヌ様の白い結婚も、彼女が実家から逃げる為に最終的には王妃様公認で仕組んだ事なので、それはそれで有りなのだとか、王宮での滞在費用もサヴァリーヌ様は学園にいる時に母と商会を立ち上げ自力で稼いでいるのだという。
天晴だ!
但しこの事は国王陛下、王妃様、そして陛下の側近であるサバディ侯爵、テーラー公爵しか知らない極秘事項だから他言無用と言われた。
何故なら白い結婚ならば側室を持つ意味がないので議会が納得してくれなかったからだそう。
それももうすぐ期限が来るので、離縁するまでだからと教えてくれた。
父と母の事を訊ねに来て側室の秘密まで知ってしまったマリエンヌとシャルロッテ。
疲れ果てて抜け殻になってしまった二人だった。
残ったマリエンヌ、シャルロッテ、クリスティーヌは夫人に誘われて楽しく夕食を共にする。その後侯爵家のお迎えが来たので家路についたのだが、馬車の中で二人揃ってため息をつく。
「ねぇシャル確かめてみない?」
「何をですか?」
「お母様の事、シャルが言ってるのがあってるならサヴァリーヌ様との付き合いを止めてもらわないといけないのではなくて?」
「そうですわね、でもその前にお父様に相談してみては如何ですか?だって恋愛結婚だと聞いておりますもの、お母様の一大事ですからお父様だって、何らかの策を講じるのではないでしょうか?」
「それもそうね、ではお母様の留守の時が⋯⋯あったかしら?」
「暫くはないですわ、部屋に入ってからお父様の執務室へ行きましょう」
「わかったわ、それまでは寝ないようにしないといけないわね、シャルは大丈夫?」
「がんばります!」
元気の良いその返事に安堵したマリエンヌは今夜眠れないかもと思い、侯爵邸に着くまで寝ることにしたのであった。
侯爵邸に着き各々部屋に戻り、マリエンヌはルルに母が寝入ったら父と話すと告げた。
心得たルルは時間を見計らって、部屋を出る。
暫くするとルルがシャルロッテを連れて戻って来た。
「お姉様Goですわ」
よっしゃあ!と言ってはいないがマリエンヌは頷き二人で揃って父の執務室へ、ルルとアニー二人の侍女はお茶の準備をして部屋を出た。
父であるサバディ侯爵は突然二人の娘が話があると揃って訪れたので、若干ビビリ具合が顔に出ていた。
「なんだ話とは」
「お母様の事ですわ」
マリエンヌは本日仕入れてきた聞きたてほやほやの話しを父に聞かせてご意見を伺う。
隣でシャルロッテは姉の話しに相槌を打つ係である。
全て話し終えると暫く目を瞑って話しを聞いていた父が口を開いた。
「先ず間違いが何ヶ所かあるので訂正したい」
「間違いですか?」
「あぁ」
父の言う間違いとは何ぞや?
マリエンヌとシャルロッテは眉間に皺を寄せて考えたが、どうせ今から父が語るのだと皺を伸ばして待つ。
「先ず1つめ私とエルシーは恋愛結婚ではない」
「そして2つめサヴァリーヌは第一側室だが白い結婚だ」
「そして3つめ洗脳はされていない、元々のエルシーの気質だ」
父が訂正と言って話した内容はまさかの全否定だった⋯⋯。
今日一日は何だったのだろう、燃えかすになりそうなマリエンヌ&シャルロッテ。
「では、では訂正した箇所の修正をお聞かせくださいませ」
マリエンヌは父に懇願した。
全否定だから全部訂正が入るのだが、そんな事には構ってられない、本当の事が知りたい。
「私とエルシーは子供の頃より婚約していた。だがエルシーが婚約を聞いたのが学園の卒業間際だったらしい、但しエルシーは婚約していた事を最後まで認めなかったのだが、まぁこちらも婚約者として何をしてあげていた訳でもないから、エルシーが認めなくてもしょうがないのだが」
「どういう事ですか?」
父の手始めの説明が全く持って意味のわからないマリエンヌとシャルロッテ。
二人は「えっ父って説明ベタ?」と返したかったが話しの腰を折るのはラウルに折られたマリエンヌが身を持って体験してるので、それは悪手だ。
ここは黙って父の話しを聞いてあげようと父親思いの娘は頷き合った。
そして父が語った事は「それ有りなの?」的な話だった。
二人が婚約したのは10歳の頃、本来ならこの時点で顔合わせをしていたはずだったのだが、エルシーが何故か領地に引き篭もって王都に出てこなかった。あとで知ったのは領地で青春を謳歌していた模様(簡単に言うと好きな人が居て離れたくなくて引き籠もっていたとか)その後も何度か交流を持とうとしていたのだが、母はその頃から夢見る少女で、運命の出会いを夢見て、既に婚約しているのにも関わらず、頑として婚約を認めなかったというよりも、自己暗示で婚約してない事にしていたらしい。
アホな女だ!(これはシャルロッテ感想)
それから月日が経ち、正直婚約者がいる事にしていた方が便利だった父も交流は無理してしなくてもいいかなと思い始めて母を放置していたのだとか。
そして学園に入学、入学後は概ね公爵夫人の言うとおり、で、母の行動は昔から大体あんな感じで領地では周知の事実。侯爵家では調べがついていたのでこの時点で婚約を白紙に戻しても良かったのだが、今一度チャンスをと、母の両親に頭を下げられたから条件を付けた。
父としても政略結婚は貴族の義務だとわかっていたし、結婚後にお互い歩み寄ればいいと考えていたのもあるから、ただ家政が出来なければ意味がないので、成績優秀であることが条件だった。
母は夢見る少女のくせに成績はとてつもなく良くて卒業試験は学年一位だったのだとか⋯⋯謎の女だ。
そして卒業パーティで母にドレスと装飾品を贈ってプロポーズしたのだと父は言う。
「おい!それが勘違いの原因だ!」
マリエンヌはつい叫んでしまった。
サバディ侯爵はマリエンヌの言葉に苦笑したが、勘違いしてくれた方が両家にとっても都合が良かったので敢えての行動だったという。
何故ならそんな状況をエルシーは夢見ていたのだから、その後の操縦が楽だったと侯爵は語った。
シャルロッテは、こりゃどっちもどっちだ。うちの親って最低じゃない?と心の中で思う。
サヴァリーヌ様の白い結婚も、彼女が実家から逃げる為に最終的には王妃様公認で仕組んだ事なので、それはそれで有りなのだとか、王宮での滞在費用もサヴァリーヌ様は学園にいる時に母と商会を立ち上げ自力で稼いでいるのだという。
天晴だ!
但しこの事は国王陛下、王妃様、そして陛下の側近であるサバディ侯爵、テーラー公爵しか知らない極秘事項だから他言無用と言われた。
何故なら白い結婚ならば側室を持つ意味がないので議会が納得してくれなかったからだそう。
それももうすぐ期限が来るので、離縁するまでだからと教えてくれた。
父と母の事を訊ねに来て側室の秘密まで知ってしまったマリエンヌとシャルロッテ。
疲れ果てて抜け殻になってしまった二人だった。
83
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約者が竜騎士候補に混ざってる
五色ひわ
恋愛
今回の竜騎士選定試験は、竜人であるブルクハルトの相棒を選ぶために行われている。大切な番でもあるクリスティーナを惹かれるがままに竜騎士に選んで良いのだろうか?
ブルクハルトは何も知らないクリスティーナを前に、頭を抱えるしかなかった。
本編24話→ブルクハルト目線
番外編21話、番外編Ⅱ25話→クリスティーナ目線
【連載版】おかえりなさい。どうぞ、お幸せに。さようなら。
石河 翠
恋愛
主人公は神託により災厄と呼ばれ、蔑まれてきた。家族もなく、神殿で罪人のように暮らしている。
ある時彼女のもとに、見目麗しい騎士がやってくる。警戒する彼女だったが、彼は傷つき怯えた彼女に救いの手を差し伸べた。
騎士のもとで、子ども時代をやり直すように穏やかに過ごす彼女。やがて彼女は騎士に恋心を抱くようになる。騎士に想いが伝わらなくても、彼女はこの生活に満足していた。
ところが神殿から疎まれた騎士は、戦場の最前線に送られることになる。無事を祈る彼女だったが、騎士の訃報が届いたことにより彼女は絶望する。
力を手に入れた彼女は世界を滅ぼすことを望むが……。
騎士の幸せを願ったヒロインと、ヒロインを心から愛していたヒーローの恋物語。
この作品は、同名の短編「おかえりなさい。どうぞ、お幸せに。さようなら。」(https://www.alphapolis.co.jp/novel/572212123/981902516)の連載版です。連作短編の形になります。
短編版はビターエンドでしたが、連載版はほんのりハッピーエンドです。
表紙絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真のID:25824590)をお借りしています。
【完結】中継ぎ聖女だとぞんざいに扱われているのですが、守護騎士様の呪いを解いたら聖女ですらなくなりました。
氷雨そら
恋愛
聖女召喚されたのに、100年後まで魔人襲来はないらしい。
聖女として異世界に召喚された私は、中継ぎ聖女としてぞんざいに扱われていた。そんな私をいつも守ってくれる、守護騎士様。
でも、なぜか予言が大幅にずれて、私たちの目の前に、魔人が現れる。私を庇った守護騎士様が、魔神から受けた呪いを解いたら、私は聖女ですらなくなってしまって……。
「婚約してほしい」
「いえ、責任を取らせるわけには」
守護騎士様の誘いを断り、誰にも迷惑をかけないよう、王都から逃げ出した私は、辺境に引きこもる。けれど、私を探し当てた、聖女様と呼んで、私と一定の距離を置いていたはずの守護騎士様の様子は、どこか以前と違っているのだった。
元守護騎士と元聖女の溺愛のち少しヤンデレ物語。
小説家になろう様にも、投稿しています。
大好きだけど、結婚はできません!〜強面彼氏に強引に溺愛されて、困っています〜
楠結衣
恋愛
冷たい川に落ちてしまったリス獣人のミーナは、薄れゆく意識の中、水中を飛ぶような速さで泳いできた一人の青年に助け出される。
ミーナを助けてくれた鍛冶屋のリュークは、鋭く睨むワイルドな人で。思わず身をすくませたけど、見た目と違って優しいリュークに次第に心惹かれていく。
さらに結婚を前提の告白をされてしまうのだけど、リュークの夢は故郷で鍛冶屋をひらくことだと告げられて。
(リュークのことは好きだけど、彼が住むのは北にある氷の国。寒すぎると冬眠してしまう私には無理!)
と断ったのに、なぜか諦めないリュークと期限付きでお試しの恋人に?!
「泊まっていい?」
「今日、泊まってけ」
「俺の故郷で結婚してほしい!」
あまく溺愛してくるリュークに、ミーナの好きの気持ちは加速していく。
やっぱり、氷の国に一緒に行きたい!寒さに慣れると決意したミーナはある行動に出る……。
ミーナの一途な想いの行方は?二人の恋の結末は?!
健気でかわいいリス獣人と、見た目が怖いのに甘々なペンギン獣人の恋物語。
一途で溺愛なハッピーエンドストーリーです。
*小説家になろう様でも掲載しています
拾った指輪で公爵様の妻になりました
奏多
恋愛
結婚の宣誓を行う直前、落ちていた指輪を拾ったエミリア。
とっさに取り替えたのは、家族ごと自分をも売り飛ばそうと計画している高利貸しとの結婚を回避できるからだ。
この指輪の本当の持ち主との結婚相手は怒るのではと思ったが、最悪殺されてもいいと思ったのに、予想外に受け入れてくれたけれど……?
「この試験を通過できれば、君との結婚を継続する。そうでなければ、死んだものとして他国へ行ってもらおうか」
公爵閣下の19回目の結婚相手になったエミリアのお話です。
ハイパー王太子殿下の隣はツライよ! ~突然の婚約解消~
緑谷めい
恋愛
私は公爵令嬢ナタリー・ランシス。17歳。
4歳年上の婚約者アルベルト王太子殿下は、超優秀で超絶イケメン!
一応美人の私だけれど、ハイパー王太子殿下の隣はツライものがある。
あれれ、おかしいぞ? ついに自分がゴミに思えてきましたわ!?
王太子殿下の弟、第2王子のロベルト殿下と私は、仲の良い幼馴染。
そのロベルト様の婚約者である隣国のエリーゼ王女と、私の婚約者のアルベルト王太子殿下が、結婚することになった!? よって、私と王太子殿下は、婚約解消してお別れ!? えっ!? 決定ですか? はっ? 一体どういうこと!?
* ハッピーエンドです。
29歳のいばら姫~10年寝ていたら年下侯爵に甘く執着されて逃げられません
越智屋ノマ
恋愛
異母妹に婚約者と子爵家次期当主の地位を奪われた挙句に、修道院送りにされた元令嬢のシスター・エルダ。
孤児たちを育てて幸せに暮らしていたが、ある日『いばら病』という奇病で昏睡状態になってしまう。
しかし10年後にまさかの生還。
かつて路地裏で助けた孤児のレイが、侯爵家の当主へと成り上がり、巨万の富を投じてエルダを目覚めさせたのだった。
「子どものころはシスター・エルダが私を守ってくれましたが、今後は私が生涯に渡ってあなたを守ります。あなたに身を捧げますので、どうか私にすべてをゆだねてくださいね」
これは29歳という微妙な年齢になったヒロインが、6歳年下の元孤児と暮らすジレジレ甘々とろとろな溺愛生活……やがて驚愕の真実が明らかに……?
美貌の侯爵と化した彼の、愛が重すぎる『介護』が今、始まる……!
転生した元悪役令嬢は地味な人生を望んでいる
花見 有
恋愛
前世、悪役令嬢だったカーラはその罪を償う為、処刑され人生を終えた。転生して中流貴族家の令嬢として生まれ変わったカーラは、今度は地味で穏やかな人生を過ごそうと思っているのに、そんなカーラの元に自国の王子、アーロンのお妃候補の話が来てしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる