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自分を変えるために重ねる日常1
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さて、私たちが折り紙のカエルを燃やすことになったのには訳がある。
カエルを作ったのは主に未就学児と、その母親だ。
祈りを込めたその折り紙を燃やす――それは意地悪でもなんでもない。
邪魔だったとか、そういう理由でもない。
そうしないと、受取人である犬飼さんと言う女性に届けられないからだ。
いや、そんなことをしても、届いたかどうかは分からないが。
私たちは、そうせずにはいられなかった、ただそれだけのことだ。
「うへえぇ……ついたあぁ……」
私は年甲斐もなく声を出してへたり込んでしまった。
今年で31歳、イイ年したオッサンが、Tシャツ短パンでランニング出勤など、目的は一つしかない。
「友利さん、おはようございます。ダイエット、続いてますねえ」
顔見知りの守衛さんがニコニコと話しかけてくる。
「あー……どうもー、おはようございますーげほげほ」
冷えた朝の空気を吸い込んだせいで、思わずせき込んでしまった。
「ちょっと、大丈夫ですか?」
自分の親より年上の守衛さんに背中をさすられてしまった。非常に恥ずかしい。
「あー……大丈夫です。あの、桐生さん、もう来てます?」
「そりゃあ、もう。今何時だと思ってるんですか、6時半過ぎですよ」
「んで、やっぱり、いつも通りなわけですか」
「いつも通りですね。ぴったり6時10分。最近入った新人なんか、あの人ロボットですかなんて言い出すくらいで」
守衛さんは笑うが、笑い事じゃない。
マジか、やってられねえ……と、心の中でつぶやきつつ、私は挨拶もそこそこに地下に向かうことにした。
ここは県内一と言ってもいいほどの巨大な総合病院だ。どのくらいの規模かと言うと――地下1階、地上10階建て。病床数は1000以上、正規職員1000名以上、アルバイトなどの非正規雇用を含めると、もう何人いるのか分からないというレベルのでかい病院だ。
よく、知り合いからどの程度のでかさなのかと聞かれるのだが、面倒くさいので、県内で一番でかくてきれいで派手で設備が整ってる病院だという事にしている。実際には、うちとほぼ同じ規模の大学病院が川越に二つあるのだが、言わなければ分からない。
「うげえ……あっせ、くせえ……」
Tシャツは絞れそうなくらいに汗だくだ。やれやれ、不審者に思われないように、早々に地下に降りなければならない。
更衣室とシャワールーム、コインランドリーがあるからこそ、安心して汗だくで出勤できる。24時間人がいる職場ならではだ。
今入ってきた時間外受付から一番近い、北階段に向かう。早く地下にある更衣室に行きたい。
「あ……あれ?」
しかし気付くと、私は中央階段を下りていた。
中央階段はその名の通り、建物の中央にある。時間外受付前からここに来るまでには北階段入り口を通り過ぎていることになる。
「やっべえ……俺、相当疲れてんな」
気付かぬうちに通り過ぎてしまっていたようだ。
額の汗をぬぐいながら、階段を下りて更衣室に向かう。
基本的に階段は患者の出入りを禁止しているから、ここまでくれば、すれ違うのは身内だけという事になる。歩きながらシャツを脱いだところで、こんな時間に人とすれ違うとは思えない。
ぐっしょりと思いシャツを持ち、更衣室のドアを開けた。
「おはよーございまーす」
と、扉を開けると、天然パーマの雰囲気イケメンが、鏡の前で顔のストレッチをしていた。
「にっ……にっ……にっ……」
口角を上げているあの動きは、顔のストレッチ、と言うのが正しいはずだ。少なくとも、笑顔の練習ではないと思いたい。
「にっ……友利さん。おはようございます」
すでにシャワーを浴び、皺ひとつないチャコールグレーのスーツをびしっと着こなした桐生千颯が、俺に向かって頭を下げた。
きっちり8秒間の一礼。
いつもながら見事だ。
「いやいや、毎回言ってるけど、そんなかしこまらなくていいから。だって俺ら、同僚だし。同期だしさ」
「友利さんは、わたしよりも2つ年齢が高い方ですから、同僚であっても最低限の礼儀は尽くさせていただきます」
絶対尊敬されていないはずなのに礼儀だけ尽くされても悲しいだけなのだが。
仕方なしに、私は笑って顔を左右に振る。
「ところで、何やってたんだよ」
脱いだ服を、コインランドリーに突っ込みながらたずねる。
まだ7時前だ。更衣室に誰かが来る気配はない。離れたところから声を張り上げても会話は問題ない。
「顔のストレッチです。ノルマ3セット、終えました」
「なんだ、ただのストレッチか。もし、笑顔の練習だったらと思ってさ」
「はい。笑顔の練習ですが。何か?」
しまった、今更だが聞かなかったことにしたい。
幸いなのは本人が気にしていなそうというか、私の失敗に気づいていないことだ。
眉間にしわを寄せ、怖い目つきのまま、口角だけ上げても般若みたいな顔になるだけなのだが、本人はわかっていないのが、なんとも痛々しい。
うん、結論。桐生さんは、無理に笑わないでいい。
完璧人間にもそのくらいの欠点はあっても人間らしくていいと思うぞ。
「あー……無理に笑わなくてもいいんじゃねえの?」
もちろん、もっと怖くなるからとは言わない。
「モテてそうじゃん。担当のアルバイトさん達から。ほら、桐生さん、雰囲気イケメンだし」
同僚の桐生さんは、院内のアルバイト職員と委託職員の管理を担当している。受付の医療事務員からカフェのお姉さんまで幅広く担当するわけだが、そのほとんどは女性職員だ。羨ましい。
「雰囲気……」
「そそ。あと手イケメンな!」
「日本語としてどのように理解すべきか難しいところですが、病院の業務循環を促進する事務員としては、親しみやすくあるべきです。その手段として笑顔があるのであれば訓練してしかるべきかと」
ロボットなんじゃないかと言われる桐生さんだけど、こういう努力あってこその完璧な振る舞いだと分かってきてからは、苦手に思うことはなくなった。
年下の同期にモヤモヤしない訳ではないが、私にはここまでの努力はできない。
開き直れば、平和なものだ。
「桐生さんには桐生さんの良さがある訳だしさ。親しみやすさが必要な時は俺呼んでよ。親しみやすさにゃ、定評アリアリだし――と。そうだ。これ読んだ、ありがとな」
ふと思い出して、リュックの中からカバーのかかった本を取り出す。
「桐生さんおすすめの『医療センター30年の歩み』、良かったよ」
片手で差し出したものを、桐生さんは正面を向いて両手で受け取る。
「初代事務局長の偉大さをご理解いただけたでしょうか」
姿勢良く、大切そうに両手で本を持っている。ポテチを食べながら読まなくてよかった。読んだら感想を聞かせて欲しいと言っていたくらいだ。この本について、話し相手が欲しかったんだろう。
「うちの病院のモットーになってる『人々の痛みと苦しみを軽減させるため、責務を全うする』ってやつ。アレ、初代の言葉だって知らなかったから勉強になったわ。どーりで、あちこちに肖像画だの写真だのがあるわけだ」
「初代の事務方のトップとは言え、このような扱いをされることは全国的に見てまれです。それだけ、彼が残したものが偉大であったという証拠と言えます」
「だよなあ……いや、すげえな、結城事務局長。っていうか、この本、病院の歴史ってより、完全に初代事務局長の伝記じゃね?」
桐生さん……喜んでいるのだろうが、一ミリも表情が動いていない。
この状況が喜んでいるらしいってわかったのは割と最近だ。最初の頃は何こいつ、マジでこえええっ! と、思ったものだ。
お陰で、庶務課内での私の隠れ役職は「桐生千颯の通訳者」となっている。
「結城事務局長は、この大病院の最初の事務局長であり、院内の仕組みの数々をたった一人で構築したのですから、当院の歴史は彼から始まっていると言っても過言ではありません」
「なるほどなあ……桐生さんが、尊敬する人は結城事務局長って言ったのも納得だ」
「彼の成したことのために救われる人が大勢います。結城事務局長はより多くの人の痛みや苦しみが軽減されるための仕組みを作り、結果的に多くの人々の命を救いました」
「緊急時のネットワークとか連絡体系、うちじゃ当たり前のことがよそにはないみたいだしな。未だに問い合わせ来るし。医療事故を防ぐためのシステムなんて、事務方なのによく考えたよなあ……」
「救命センターの医長、絹井先生も尽力されたと伺いました。素晴らしい方だったと仰っていました」
「まじか。すげえな」
医師からも評価が高いとは、只者ではない。
カエルを作ったのは主に未就学児と、その母親だ。
祈りを込めたその折り紙を燃やす――それは意地悪でもなんでもない。
邪魔だったとか、そういう理由でもない。
そうしないと、受取人である犬飼さんと言う女性に届けられないからだ。
いや、そんなことをしても、届いたかどうかは分からないが。
私たちは、そうせずにはいられなかった、ただそれだけのことだ。
「うへえぇ……ついたあぁ……」
私は年甲斐もなく声を出してへたり込んでしまった。
今年で31歳、イイ年したオッサンが、Tシャツ短パンでランニング出勤など、目的は一つしかない。
「友利さん、おはようございます。ダイエット、続いてますねえ」
顔見知りの守衛さんがニコニコと話しかけてくる。
「あー……どうもー、おはようございますーげほげほ」
冷えた朝の空気を吸い込んだせいで、思わずせき込んでしまった。
「ちょっと、大丈夫ですか?」
自分の親より年上の守衛さんに背中をさすられてしまった。非常に恥ずかしい。
「あー……大丈夫です。あの、桐生さん、もう来てます?」
「そりゃあ、もう。今何時だと思ってるんですか、6時半過ぎですよ」
「んで、やっぱり、いつも通りなわけですか」
「いつも通りですね。ぴったり6時10分。最近入った新人なんか、あの人ロボットですかなんて言い出すくらいで」
守衛さんは笑うが、笑い事じゃない。
マジか、やってられねえ……と、心の中でつぶやきつつ、私は挨拶もそこそこに地下に向かうことにした。
ここは県内一と言ってもいいほどの巨大な総合病院だ。どのくらいの規模かと言うと――地下1階、地上10階建て。病床数は1000以上、正規職員1000名以上、アルバイトなどの非正規雇用を含めると、もう何人いるのか分からないというレベルのでかい病院だ。
よく、知り合いからどの程度のでかさなのかと聞かれるのだが、面倒くさいので、県内で一番でかくてきれいで派手で設備が整ってる病院だという事にしている。実際には、うちとほぼ同じ規模の大学病院が川越に二つあるのだが、言わなければ分からない。
「うげえ……あっせ、くせえ……」
Tシャツは絞れそうなくらいに汗だくだ。やれやれ、不審者に思われないように、早々に地下に降りなければならない。
更衣室とシャワールーム、コインランドリーがあるからこそ、安心して汗だくで出勤できる。24時間人がいる職場ならではだ。
今入ってきた時間外受付から一番近い、北階段に向かう。早く地下にある更衣室に行きたい。
「あ……あれ?」
しかし気付くと、私は中央階段を下りていた。
中央階段はその名の通り、建物の中央にある。時間外受付前からここに来るまでには北階段入り口を通り過ぎていることになる。
「やっべえ……俺、相当疲れてんな」
気付かぬうちに通り過ぎてしまっていたようだ。
額の汗をぬぐいながら、階段を下りて更衣室に向かう。
基本的に階段は患者の出入りを禁止しているから、ここまでくれば、すれ違うのは身内だけという事になる。歩きながらシャツを脱いだところで、こんな時間に人とすれ違うとは思えない。
ぐっしょりと思いシャツを持ち、更衣室のドアを開けた。
「おはよーございまーす」
と、扉を開けると、天然パーマの雰囲気イケメンが、鏡の前で顔のストレッチをしていた。
「にっ……にっ……にっ……」
口角を上げているあの動きは、顔のストレッチ、と言うのが正しいはずだ。少なくとも、笑顔の練習ではないと思いたい。
「にっ……友利さん。おはようございます」
すでにシャワーを浴び、皺ひとつないチャコールグレーのスーツをびしっと着こなした桐生千颯が、俺に向かって頭を下げた。
きっちり8秒間の一礼。
いつもながら見事だ。
「いやいや、毎回言ってるけど、そんなかしこまらなくていいから。だって俺ら、同僚だし。同期だしさ」
「友利さんは、わたしよりも2つ年齢が高い方ですから、同僚であっても最低限の礼儀は尽くさせていただきます」
絶対尊敬されていないはずなのに礼儀だけ尽くされても悲しいだけなのだが。
仕方なしに、私は笑って顔を左右に振る。
「ところで、何やってたんだよ」
脱いだ服を、コインランドリーに突っ込みながらたずねる。
まだ7時前だ。更衣室に誰かが来る気配はない。離れたところから声を張り上げても会話は問題ない。
「顔のストレッチです。ノルマ3セット、終えました」
「なんだ、ただのストレッチか。もし、笑顔の練習だったらと思ってさ」
「はい。笑顔の練習ですが。何か?」
しまった、今更だが聞かなかったことにしたい。
幸いなのは本人が気にしていなそうというか、私の失敗に気づいていないことだ。
眉間にしわを寄せ、怖い目つきのまま、口角だけ上げても般若みたいな顔になるだけなのだが、本人はわかっていないのが、なんとも痛々しい。
うん、結論。桐生さんは、無理に笑わないでいい。
完璧人間にもそのくらいの欠点はあっても人間らしくていいと思うぞ。
「あー……無理に笑わなくてもいいんじゃねえの?」
もちろん、もっと怖くなるからとは言わない。
「モテてそうじゃん。担当のアルバイトさん達から。ほら、桐生さん、雰囲気イケメンだし」
同僚の桐生さんは、院内のアルバイト職員と委託職員の管理を担当している。受付の医療事務員からカフェのお姉さんまで幅広く担当するわけだが、そのほとんどは女性職員だ。羨ましい。
「雰囲気……」
「そそ。あと手イケメンな!」
「日本語としてどのように理解すべきか難しいところですが、病院の業務循環を促進する事務員としては、親しみやすくあるべきです。その手段として笑顔があるのであれば訓練してしかるべきかと」
ロボットなんじゃないかと言われる桐生さんだけど、こういう努力あってこその完璧な振る舞いだと分かってきてからは、苦手に思うことはなくなった。
年下の同期にモヤモヤしない訳ではないが、私にはここまでの努力はできない。
開き直れば、平和なものだ。
「桐生さんには桐生さんの良さがある訳だしさ。親しみやすさが必要な時は俺呼んでよ。親しみやすさにゃ、定評アリアリだし――と。そうだ。これ読んだ、ありがとな」
ふと思い出して、リュックの中からカバーのかかった本を取り出す。
「桐生さんおすすめの『医療センター30年の歩み』、良かったよ」
片手で差し出したものを、桐生さんは正面を向いて両手で受け取る。
「初代事務局長の偉大さをご理解いただけたでしょうか」
姿勢良く、大切そうに両手で本を持っている。ポテチを食べながら読まなくてよかった。読んだら感想を聞かせて欲しいと言っていたくらいだ。この本について、話し相手が欲しかったんだろう。
「うちの病院のモットーになってる『人々の痛みと苦しみを軽減させるため、責務を全うする』ってやつ。アレ、初代の言葉だって知らなかったから勉強になったわ。どーりで、あちこちに肖像画だの写真だのがあるわけだ」
「初代の事務方のトップとは言え、このような扱いをされることは全国的に見てまれです。それだけ、彼が残したものが偉大であったという証拠と言えます」
「だよなあ……いや、すげえな、結城事務局長。っていうか、この本、病院の歴史ってより、完全に初代事務局長の伝記じゃね?」
桐生さん……喜んでいるのだろうが、一ミリも表情が動いていない。
この状況が喜んでいるらしいってわかったのは割と最近だ。最初の頃は何こいつ、マジでこえええっ! と、思ったものだ。
お陰で、庶務課内での私の隠れ役職は「桐生千颯の通訳者」となっている。
「結城事務局長は、この大病院の最初の事務局長であり、院内の仕組みの数々をたった一人で構築したのですから、当院の歴史は彼から始まっていると言っても過言ではありません」
「なるほどなあ……桐生さんが、尊敬する人は結城事務局長って言ったのも納得だ」
「彼の成したことのために救われる人が大勢います。結城事務局長はより多くの人の痛みや苦しみが軽減されるための仕組みを作り、結果的に多くの人々の命を救いました」
「緊急時のネットワークとか連絡体系、うちじゃ当たり前のことがよそにはないみたいだしな。未だに問い合わせ来るし。医療事故を防ぐためのシステムなんて、事務方なのによく考えたよなあ……」
「救命センターの医長、絹井先生も尽力されたと伺いました。素晴らしい方だったと仰っていました」
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