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第二篇 鷹宮葵の話
第75話 密会
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夢を見ていた。
何かに追われる夢。
足は速いのに、風景は延々と同じ場所をループして、背後のそれは輪郭が曖昧なまま距離だけを詰めてくる。
息が上がらない――そこで、これは夢だと気づく。疲れない走りと、掴めない形。
やがてそれが二つに分裂し、左右から私の頭を目がけて同時に襲いかかって――
っ!
反射で身をひねる。次の瞬間、意識が水面へ浮上した。
上体を起こして――目を疑う。
さっきまで私の頭があったはずの空間で、なぜかほぼ半裸のひよりと、これまたほぼ半裸の真夏が、衝突していた。
抱き枕よろしく私の頭を両側から挟み込むように。
もし一拍遅れていたら、私はふたりのプレスの下で窒息していたかもしれない。
……さっきの夢のそれ、犯人はあなたたちだったのですね。
それにしても寝相が常軌を逸している。
肩紐はどこへ行ったのか、裾はどこまで旅したのか、布は最小限の義理だけ残して捩れている。
枕元に差していた充電ケーブルは見当たらず、スマホはケーブルごと散弾のように吹き飛んだ形跡が見てとれる。
「……まずはスマホを発掘して、それからこの眠り姫たちを叩き起こすとしますか」
小声で宣言して、ベッドの端にうず高く積まれた布団と毛布の山へ手を突っ込む。
指先が綿の海を泳ぐと、何か硬い角を指の甲がかすめる。ゆっくり手繰っていくと、暗がりの奥で小さく震える光――私のスマホが、羽毛の谷間から顔を出した。
画面を点けると、バッテリーは赤色で息も絶え絶え。ため息を一つ落とし、片割れであるケーブルを探してさらに潜る。すると、隣から布団がざわりと動き、ひよりが寝言を零した。
「……とうとい……鹿の……交……響……曲……」
……どんな夢を見ているのか。
私の中の鹿のイメージが塗り替えられていくようだ。
反対側では真夏が小さく丸まり、囁く。
「……とおるきゅん……すき……んふふふふふ……」
うん、こっちは平常運転。
結局ケーブルは、ベッドから少し離れた床まで投げ飛ばされていた。それを回収してから、ふたりを起こしにかかる。
「起きてください、寝相テロリストさん――」
まずはひよりの肩を指でつつく。
返ってきたのは「ふぎゅっ」という小動物の鳴き声。
「……こ、ここは!? 鹿さんは何処に……?」
次に真夏の額を軽くこつん。彼女は眉をひそめ、まぶたの下で目玉が泳ぐ。
「……あれ、あおいちゃん……? わたしの徹きゅんは……?」
「……おはようございます。朝です。……寝相の悪さという名の凶器で殺されかけたので、まず服を整えてください」
ぼやけるひよりと真夏を何とかして覚醒させ、朝食会場へと連れていくべく、身支度を整えるのだった。
* * *
身支度を終え、食堂での朝食を片づけたところで、背後から軽い声が落ちてきた。
「鷹宮さん、おはよう~! 久しぶりだね!」
振り返ると美島さん。昨年同じクラスだった縁で、廊下で二言三言交わした程度――久しぶりはたしかに正しい。
だが、このタイミングでの接触は、違和感を覚えた。
そして半拍遅れて、二見くんもこちらへ歩いてくる。視線を一巡させたが、佐山くんの姿はない。
「……美島さん、お久しぶりです。それに、二見くんまで――私に何か用があるんですか?」
用があるのは、たぶん二見くんのほう。そう見当をつけて、正面から問いを置く。
「ちょっと話したいことがあってね――今時間は大丈夫?」
無機質ではないが、温度を読ませない声。表情も同様、目的は伏せたまま。すべて顔に出る佐山くんとは、対照的だ。
「はい、大丈夫ですよ。私もお二人にお話ししたいことがあったので、ちょうどよかったです。それでは、お先にお話をどうぞ」
「それじゃあ、お言葉に甘えて――単刀直入に言うと、今日の自由時間を一緒に行動しないかというお誘いに来たんだ」
提案の狙いは測れない。けれど、この線に佐山くんが絡んでいるのは、ほぼ確実。協力者が動くのは、彼のためでしかない。
「なるほど、なるほど。その行動メンバーの中には――佐山くんも入っているということであっていますか?」
二見くんは微動だにせず。代わりに、美島さんの肩がぴくりと跳ねた。
「――な、なんでわかったの!?」
やはり四人での行動――その確認が取れた。ならば、もう一歩踏み込む。
「理由は色々あるのですが……こちらも単刀直入に――お二人は、佐山くんの覗きの協力者ですよね?」
「バレていたのか……うん、その通りだよ」
「しょ、翔くん! バラしちゃって大丈夫なの?」
「ここまでバレているなら隠す理由もないからね……さて、鷹宮さん――いつからわかっていたの?」
問われたので、簡潔に答える。
二見くんは修学旅行前の段階で知っていたこと。
美島さんも二見くん経由で当たりをつけていましたが、湯の花亭の件で確信を得たこと。
美島さんは目を丸くし、二見くんは苦虫を噛み潰したような顔をした。
それでも私は淡々と続ける。
「まぁ、それはどうでもいいんです。それより、先ほどの自由時間の件ですが、受けてもいいですよ」
「……え?」
「ただし――ちょっとした条件を飲んでいただけるのであれば、の話ですが」
昨夜眠れずに整えた算段。勝つために必要な部材が、今、目の前に揃っている。
彼らの協力は不可欠で、彼らにとっても悪い取引ではないはずだ。二見くんは聡明――協力者であることを私に知られている以上、下手な行動は打てない。
「……無茶な条件でなければ、飲むのも吝かではないよ」
想定内の返答。私は小さく息を吸い、前置きを置く。
「簡単なものですよ――佐山くんにとある情報を伝えてほしいんです」
「とある情報?」
「今日の宿――大阪のホテルで、小鳥遊さんは部屋の浴室を使う予定だ、という情報です」
最初の布石を置く。
大阪のホテルでは大浴場も、客室のバスも選べる。前者に対して覗きを仕掛けられるとこちらの対処は難しく、彼にとってもリスクが高い。
だからこそ、後者へ誘導する。
そして、ターゲットである真夏には大浴場へ行ってもらう。
その間に部屋へ侵入してきた佐山くんを、浴室で迎え入れる――そういう算段だった。
美島さんも二見くんも、黙って聞いている。
「もう一点。これは事前に小鳥遊さんの了承を得てからになりますが、部屋のキーをあなた経由で佐山くんに渡す手はずにしておきたいです」
「鍵まで?」
「はい。彼が私のところへ辿りつく前に諦めてしまっては、勝負として形になりませんから。誤魔化しようのない侵入を成立させるための導線は、こちらで確保したい」
私は視線を落ち着かせたまま、結論を置く。
「――要するに、佐山くんを部屋に誘き寄せたい、ということです。いかがでしょう」
数秒の沈黙。
二見くんの視線が宙を彷徨い、すばやく戻る。計算の音が、目の奥で鳴っているようだった。
「……わかった。その条件を飲むよ」
「ありがとうございます。そう言っていただけると思っていました」
勝率のカーブが、目に見えないところでぐっと跳ね上がる。
さらに、自由時間を佐山くんと――意図せずに口角が上がり、胸の奥に小さな期待の泡が浮いたのを、自覚する。
……何を期待しているのか。
自身に問いかけてみても答えは出ない。
「――それでは、今日はよろしくお願いします」
一先ずは真夏へこの件の話を通すべく、別れの言葉を残し、その場を後にするのだった。
何かに追われる夢。
足は速いのに、風景は延々と同じ場所をループして、背後のそれは輪郭が曖昧なまま距離だけを詰めてくる。
息が上がらない――そこで、これは夢だと気づく。疲れない走りと、掴めない形。
やがてそれが二つに分裂し、左右から私の頭を目がけて同時に襲いかかって――
っ!
反射で身をひねる。次の瞬間、意識が水面へ浮上した。
上体を起こして――目を疑う。
さっきまで私の頭があったはずの空間で、なぜかほぼ半裸のひよりと、これまたほぼ半裸の真夏が、衝突していた。
抱き枕よろしく私の頭を両側から挟み込むように。
もし一拍遅れていたら、私はふたりのプレスの下で窒息していたかもしれない。
……さっきの夢のそれ、犯人はあなたたちだったのですね。
それにしても寝相が常軌を逸している。
肩紐はどこへ行ったのか、裾はどこまで旅したのか、布は最小限の義理だけ残して捩れている。
枕元に差していた充電ケーブルは見当たらず、スマホはケーブルごと散弾のように吹き飛んだ形跡が見てとれる。
「……まずはスマホを発掘して、それからこの眠り姫たちを叩き起こすとしますか」
小声で宣言して、ベッドの端にうず高く積まれた布団と毛布の山へ手を突っ込む。
指先が綿の海を泳ぐと、何か硬い角を指の甲がかすめる。ゆっくり手繰っていくと、暗がりの奥で小さく震える光――私のスマホが、羽毛の谷間から顔を出した。
画面を点けると、バッテリーは赤色で息も絶え絶え。ため息を一つ落とし、片割れであるケーブルを探してさらに潜る。すると、隣から布団がざわりと動き、ひよりが寝言を零した。
「……とうとい……鹿の……交……響……曲……」
……どんな夢を見ているのか。
私の中の鹿のイメージが塗り替えられていくようだ。
反対側では真夏が小さく丸まり、囁く。
「……とおるきゅん……すき……んふふふふふ……」
うん、こっちは平常運転。
結局ケーブルは、ベッドから少し離れた床まで投げ飛ばされていた。それを回収してから、ふたりを起こしにかかる。
「起きてください、寝相テロリストさん――」
まずはひよりの肩を指でつつく。
返ってきたのは「ふぎゅっ」という小動物の鳴き声。
「……こ、ここは!? 鹿さんは何処に……?」
次に真夏の額を軽くこつん。彼女は眉をひそめ、まぶたの下で目玉が泳ぐ。
「……あれ、あおいちゃん……? わたしの徹きゅんは……?」
「……おはようございます。朝です。……寝相の悪さという名の凶器で殺されかけたので、まず服を整えてください」
ぼやけるひよりと真夏を何とかして覚醒させ、朝食会場へと連れていくべく、身支度を整えるのだった。
* * *
身支度を終え、食堂での朝食を片づけたところで、背後から軽い声が落ちてきた。
「鷹宮さん、おはよう~! 久しぶりだね!」
振り返ると美島さん。昨年同じクラスだった縁で、廊下で二言三言交わした程度――久しぶりはたしかに正しい。
だが、このタイミングでの接触は、違和感を覚えた。
そして半拍遅れて、二見くんもこちらへ歩いてくる。視線を一巡させたが、佐山くんの姿はない。
「……美島さん、お久しぶりです。それに、二見くんまで――私に何か用があるんですか?」
用があるのは、たぶん二見くんのほう。そう見当をつけて、正面から問いを置く。
「ちょっと話したいことがあってね――今時間は大丈夫?」
無機質ではないが、温度を読ませない声。表情も同様、目的は伏せたまま。すべて顔に出る佐山くんとは、対照的だ。
「はい、大丈夫ですよ。私もお二人にお話ししたいことがあったので、ちょうどよかったです。それでは、お先にお話をどうぞ」
「それじゃあ、お言葉に甘えて――単刀直入に言うと、今日の自由時間を一緒に行動しないかというお誘いに来たんだ」
提案の狙いは測れない。けれど、この線に佐山くんが絡んでいるのは、ほぼ確実。協力者が動くのは、彼のためでしかない。
「なるほど、なるほど。その行動メンバーの中には――佐山くんも入っているということであっていますか?」
二見くんは微動だにせず。代わりに、美島さんの肩がぴくりと跳ねた。
「――な、なんでわかったの!?」
やはり四人での行動――その確認が取れた。ならば、もう一歩踏み込む。
「理由は色々あるのですが……こちらも単刀直入に――お二人は、佐山くんの覗きの協力者ですよね?」
「バレていたのか……うん、その通りだよ」
「しょ、翔くん! バラしちゃって大丈夫なの?」
「ここまでバレているなら隠す理由もないからね……さて、鷹宮さん――いつからわかっていたの?」
問われたので、簡潔に答える。
二見くんは修学旅行前の段階で知っていたこと。
美島さんも二見くん経由で当たりをつけていましたが、湯の花亭の件で確信を得たこと。
美島さんは目を丸くし、二見くんは苦虫を噛み潰したような顔をした。
それでも私は淡々と続ける。
「まぁ、それはどうでもいいんです。それより、先ほどの自由時間の件ですが、受けてもいいですよ」
「……え?」
「ただし――ちょっとした条件を飲んでいただけるのであれば、の話ですが」
昨夜眠れずに整えた算段。勝つために必要な部材が、今、目の前に揃っている。
彼らの協力は不可欠で、彼らにとっても悪い取引ではないはずだ。二見くんは聡明――協力者であることを私に知られている以上、下手な行動は打てない。
「……無茶な条件でなければ、飲むのも吝かではないよ」
想定内の返答。私は小さく息を吸い、前置きを置く。
「簡単なものですよ――佐山くんにとある情報を伝えてほしいんです」
「とある情報?」
「今日の宿――大阪のホテルで、小鳥遊さんは部屋の浴室を使う予定だ、という情報です」
最初の布石を置く。
大阪のホテルでは大浴場も、客室のバスも選べる。前者に対して覗きを仕掛けられるとこちらの対処は難しく、彼にとってもリスクが高い。
だからこそ、後者へ誘導する。
そして、ターゲットである真夏には大浴場へ行ってもらう。
その間に部屋へ侵入してきた佐山くんを、浴室で迎え入れる――そういう算段だった。
美島さんも二見くんも、黙って聞いている。
「もう一点。これは事前に小鳥遊さんの了承を得てからになりますが、部屋のキーをあなた経由で佐山くんに渡す手はずにしておきたいです」
「鍵まで?」
「はい。彼が私のところへ辿りつく前に諦めてしまっては、勝負として形になりませんから。誤魔化しようのない侵入を成立させるための導線は、こちらで確保したい」
私は視線を落ち着かせたまま、結論を置く。
「――要するに、佐山くんを部屋に誘き寄せたい、ということです。いかがでしょう」
数秒の沈黙。
二見くんの視線が宙を彷徨い、すばやく戻る。計算の音が、目の奥で鳴っているようだった。
「……わかった。その条件を飲むよ」
「ありがとうございます。そう言っていただけると思っていました」
勝率のカーブが、目に見えないところでぐっと跳ね上がる。
さらに、自由時間を佐山くんと――意図せずに口角が上がり、胸の奥に小さな期待の泡が浮いたのを、自覚する。
……何を期待しているのか。
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