2 / 3
♯2
しおりを挟む
あたしは現在、片想いをしています。
親会社から出向してきた上領直斗さんに……。
ただ、彼には〝ある噂〟があって。
恋愛対象が女性だけでなく男性もOK──俗に言うところの二刀流であるらしいのです。
いくら魅力的な彼でも、そんな話を聞いてしまうと、どうしても弱腰になってしまう。
だからずっと、告白できずにいました。
「……あいわかった」
カフェの1人掛け席で隣り合う神様が、両腕を組んだまま静かにうなずく。
ちなみに神様は無一文だったので、Sサイズのホットコーヒーを奢ってあげました。
「その恋、このオレが成就させてやろう」
「えっ? ホントですか?」
「オレはロマンスの神だ。貴様の恋心をこの拳に込めて、そいつの土手っ腹に叩きつけてやるッッッ!!」
「ちょっと待ってくださいよ! 拳ってなんですか!? 可愛らしくハートの弓矢とか恋の魔法とかじゃないんですか!? 物理なの!? 物理攻撃なの!?」
神様は闘争本能全開で、指鳴らしまで始めます。
本当にお願いしちゃって大丈夫なのかな……。
かなり不安ではあるけれど、藁にもすがる思いでコイツに任せてみることにしました。
親会社から出向してきた上領直斗さんに……。
ただ、彼には〝ある噂〟があって。
恋愛対象が女性だけでなく男性もOK──俗に言うところの二刀流であるらしいのです。
いくら魅力的な彼でも、そんな話を聞いてしまうと、どうしても弱腰になってしまう。
だからずっと、告白できずにいました。
「……あいわかった」
カフェの1人掛け席で隣り合う神様が、両腕を組んだまま静かにうなずく。
ちなみに神様は無一文だったので、Sサイズのホットコーヒーを奢ってあげました。
「その恋、このオレが成就させてやろう」
「えっ? ホントですか?」
「オレはロマンスの神だ。貴様の恋心をこの拳に込めて、そいつの土手っ腹に叩きつけてやるッッッ!!」
「ちょっと待ってくださいよ! 拳ってなんですか!? 可愛らしくハートの弓矢とか恋の魔法とかじゃないんですか!? 物理なの!? 物理攻撃なの!?」
神様は闘争本能全開で、指鳴らしまで始めます。
本当にお願いしちゃって大丈夫なのかな……。
かなり不安ではあるけれど、藁にもすがる思いでコイツに任せてみることにしました。
10
あなたにおすすめの小説
あのひとのいちばん大切なひと
キムラましゅろう
恋愛
あのひとはわたしの大切なひと。
でも、あのひとにはわたしではない大切なひとがいる。
それでもいい。
あのひとの側にいられるなら。
あのひとの役にたてるなら。
でもそれも、もうすぐおしまい。
恋人を失ったアベルのために奮闘したリタ。
その恋人がアベルの元へ戻ると知り、リタは離れる決意をする。
一話完結の読み切りです。
読み切りゆえにいつも以上にご都合主義です。
誤字脱字ごめんなさい!最初に謝っておきます。
小説家になろうさんにも時差投稿します。
※表紙はあさぎかな先生(@yatusiro1)にコラージュアートを作成していただいたものです。
(*´˘`*)シアワセデスッ
婚約破棄?いいですけど私巨乳ですよ?
無色
恋愛
子爵令嬢のディーカは、衆目の中で婚約破棄を告げられる。
身分差を理由に見下されながらも、彼女は淡々と受け入れようとするが、その時ドレスが破れ、隠していた自慢のそれが解き放たれてしまう。
別に要りませんけど?
ユウキ
恋愛
「お前を愛することは無い!」
そう言ったのは、今日結婚して私の夫となったネイサンだ。夫婦の寝室、これから初夜をという時に投げつけられた言葉に、私は素直に返事をした。
「……別に要りませんけど?」
※Rに触れる様な部分は有りませんが、情事を指す言葉が出ますので念のため。
※なろうでも掲載中
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。
猫屋敷むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。
母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。
「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」
まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。
子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。
ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。
「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」
やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。
没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。
※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ
※わんこが繋ぐ恋物語です
※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる