ユカの逃走

1章

監禁

私はユカ。中学1年生だ。
学校のチャイムが鳴る。
そして授業が終わりホームルームが終わった。
「やっと終わったねー」
友達の瑛太が声を掛けてきた。
ユカ「はぁ。疲れた。本当、あのデブきもい」
デブというのはかなり太った英語の教師マオの事だ。
マオは身体チェックと言って女子の前に屈んでスカートの中を覗こうとする変態歴があるかなりキモい野郎だ。
瑛太「おい、聞こえたらまずいって！目付けられっぞ！」
ユカ「えー？大丈夫でしょ
　　　だってあのデブ耳遠いし」
瑛太「それもそうね」
アハハと笑い下校した。最低な会話だ。
家で夕食を食べ風呂に入りそしてベッドに飛び込んだ。
明日もなんてことない日常が始まるはずだった。
それなのに
目が覚めると真っ暗だった。
そしてやけに寒い。
そして痛い。何だと思ったら床がコンクリートだった。え？なんで？
そして辺りを見渡すと私は絶句した。
立方体の部屋で床も壁もコンクリート。
そして出口な鉄の格子で塞がれている。
窓も無い。
何でこんな事になっているの！？
私はパニックに陥っていた。
するとカツカツと何やら足音が聞こえた。
この独特な足音どこかで聞いたある。
「ユカちゃんおはよう」
汚いダミ声が響き渡った。
ユカ「え？なんで、、！！」
それはあの英語の教師マオだった。