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27(R-18)

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「では、先程僕が言った通りフィオナが自分で胸を触ってみて下さい」
「それは……」
「あれ? 頷いたのはその場しのぎの嘘ですか?」


 追い詰める彼の声はどこか楽しげだが、瞳の奥底は獰猛に光っており、引く気はないようだ。
 恐る恐る自分の胸に触れる。すっかり敏感になったその場所は触れるだけでも熱を感じて気持ち良い。けれど、ただ触れるだけではもどかしさが募り、ムズムズと疼くその場所を思い切ってぎゅっと抓った。そして欲望のままに、充血した場所をピンと弾くと堪えきれない甘い声が洩れる。


「どうやらフィオナは少し痛いことが好きなようですね」

 彼の長い指がわたしの指と同じ動きで淫豆を弾く。次いで彼は爪の先端で柔らかく引っ掻かれると、予想だにしなかった強い刺激に腰がみっともなく跳ねる。

「ひっ……ああっ……」
「ほら。手が止まっていますよ。そんなに喜んで下さるなら、いっそのこと舐めてあげましょう」

 端正な顔が下腹部に近付く。見せつけるように赤い舌がチロリと舐めて、吸い付く。そんな場所汚いから離してほしいと泣いて懇願しても、彼は一向に止めることはなかった。
 それどころか、吸いつかれて膨れ上がった場所を、軽く歯を立てて更なる快楽の渦に引き込もうとする。
 容赦のない責め苦に頭が真っ白になる。淫猥な言葉を投げ掛けられても最早何を言っているのか聞き取ることも出来ない。



「ねぇ、貴女の此処こんなに敏感だったんですね。ほら、僕が舐めても舐めても、蜜が滴り落ちる。淫豆も僕が触れやすいように健気に膨らんで、実に舌で転がしやすいものだ」


 舌を尖らせて突かれる。鮮烈な刺激はいつしか甘い拷問となり、軽率に快楽を望んだことを謝る。しかし、それを受け入れられることなく、彼は敏感な蕾を甘噛みする。
 
「あ、あぁ……」

 声を出す余裕もないまま、わたしは呆気なく達した。既に意識は朦朧としている。しかし眠るのは許さないといわんばかりに、エドモンドは蜜壺に指を挿入し、弱い場所を探ろうとする。


「まだ挿れてもないんですから、これくらいのことで気を失わないで下さいよ。それに僕言いましたよね? 貴女に胸を触るように、と」
「エド、モンド。もぉ、許して……」
「駄目です。だって貴女はゲームに負けた敗者でしょう。だったら、勝者の言いように扱われて当然じゃないですか」


 冷酷な宣言をした彼の顔は笑みを浮かべているのに、どこか冴え冴えとした迫力があり、とても行為に溺れているようには見えなかった。


 
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