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姫様とのお茶会3
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「えーとですね、私の手作りの鼈甲飴と、その破片集めて作った物です」
紙袋からふたつの瓶を出した。
「まあ、綺麗。すみません、鼈甲、飴、とは聞いた事がないのですが、どのような物なのですか?菓子、ですか?それとも飾り、ですか?それも、スティール様がご自分でお作りになったの?」
ふたつの瓶を目を輝かせ見つめながら聞いてきた。
興味津々と言う表情は、年相応の可愛らしい姿だった。
「言葉の通り、飴、ですので、菓子です」
透明な瓶の中の1つには、四角に切った色とりどりの鼈甲飴が入っている。もうひとつは、鼈甲飴を切る時に、失敗した欠片や、切った時に出来た欠片を小さく崩し入れている。
色とりどりの鼈甲飴だから、光を浴びてより煌めき綺麗だし、リボンもつけてきたから、可愛くてお洒落に見える。
鼈甲飴は砂糖と水があれば出来るが、勿論それだけじゃぁない。
その中に果物や野菜のエキスを入れているから、カラフルに見えるのだ。今の時期だとフルーツが多いから、桃やメロン、イチゴ、マンゴーなどなど。
勿論野菜もある。ピーマンやオクラ、ナスなどなど。
水の代わりに野菜やフルーツのエキスを入れるのだが、エキスの配分によって綺麗に固まらなかったり、エキスの味が強調され美味しく出来ない。
これはお母様のご実家で代々伝わるお菓子の1つで、その配分を私はお母様から習ったから、まあまあ上手く出来るようになった。
見た目も綺麗だし、店では見かけない変わった作りの鼈甲飴だから、手土産で持っていくといつも好評だった。
「とても綺麗ですわ。この上にのっているのはなんですの?」
1つの瓶を手に取ろうと手を出した所をサッと取り上げられてしまった。
勿論イザベリ様だ。
「申し訳ありませんが、怪しげな方からの、怪しげな物を姫様の口に入れる事は出来ません。毒味が必要でございます」
「その通りです」
「だったら黙りなさい!」
ヒステリックにピシャリと言われ、私は気にしなかったが、姫様が震え出した
ちえっ。そう来ましたか。そう言われたら黙るしかありませんね。
「では毒味が終わり、大丈夫だと確認が取れましたら姫様にお渡し下さい」
こう言うしかない。
「勿論ですわ。カエラ、これを」
おっ、取り巻き2号はカエラ、と言う名前なのね。
カエラと呼ばれた召使いは私の持ってきた瓶を、物珍しそうな目で見ながらも、汚い物を触るような仕草で受け取った。
「申し訳ありません、スティール様」
とても残念そうに、そして申し訳なさそうに言う姫様に、首を降った。
「とんでもありません。イザベリ様の仰るように元々私は王宮に招かれる立場の人間ではありません。その私からの手土産、となれば怪しい、の一言です。たとえアトラス様からの推薦とは言え、口にする物は厳しく調べて当然です。姫様、お気遣いありがとうございます」
私が素直に言うと、とても安堵の表情を浮かべてくれた。
「ですから、毒味が終わり口にする事ができましたら、覚えておいてください。四角形の鼈甲飴は、普通の飴として食べて下さい。もうひとつの欠片の方は、普通の砂糖として使って下さい。姫様はお茶に砂糖を入れますか?」
「入れすぎな程がお入れになります」
何故かイザベリ様が答えてきた。
まあ、いいわ。
「それでしたら、先程の飴の欠片入れてください。欠片なのですぐに溶けます。それに、砂糖の色付けは果物や野菜のエキスなんです。だから、お茶に入れた時、お茶の種類によって、色が少し変わるんです。面白いですよ」
「汚い色に変わりませんの?姫様はお美しい物しか見た事がございません」
何故かまた、イザベリ様が答えた。
「そこが楽しい所です。綺麗な欠片を、美味しいお茶に入れると、どす黒い色に変わる。まるで人間の本性を見てるようですよ。ねえ、そう思いませんかイザベリ様?」
「どういう意味ですか!?」
「あら、どうしてそんなに怒った顔をされるのですか?例え、で言ったぐらいですよ。さあ、姫様、お茶を頂きましょうよ。冷めてしまいますわ」
1号2号が急いでお茶とお菓子の用意を終え、離れた。
「そ、そうですわね。頂きましょう」
「姫様に指示するなど、礼儀がなってないわ!」
「本当でございます、イザベリ様」
「そうでございます、イザベリ様」
その通りでございます、イザベリ様。だって、私、無礼を働きにここにいるんだもーん。
んふふふふふ。ある意味イザベリ様がいて良かったわ。
満面の笑顔を見せてあげたら、また、睨まれた。
ぼちゃん。
姫様が1個砂糖をカップに入れスプーンで混ぜたていた。
砂糖入れる、と言っていたものね。私はストレートです。
うん。美味しい。
公爵子息から貰ったお茶よりは落ちるが、香りもよく、味もいい。さぁて、お菓子を頂こうかしら。
並べられた菓子を一通り目を通す。
どうしよう。普通に定番のクッキーに行こうか、それともあっさりと色とりどりの星型のゼリーか、悩む所だな。
ぼちゃん。また、1個入れスプーンで混ぜている。
まずはゼリーいってみよう!
パクリ。
ぼちゃん、ぼちゃん、と2個入れスプーンで混ぜている。
うーん、美味しい。公爵子息から頂いたお菓子に比べたら落ちるけど、平民と変わらない私達が食べるには、十分高級だ。果汁は少ないが、いい果物を使っているし、星型にカットしてある断面がなめらかで口触りはいい。
ぼちゃん、ぼちゃん、とまたまた、砂糖を入れ混ぜる姫様の姿を見て、少し困惑した。
え、えーと、入れすぎじゃない?
必死にぐるぐると混ぜる姫様は、なにかに取り憑かれかのように見える。
「姫様、入れすぎでございます。ただでさえ、お姿がみっと無いのですから、もう少し控えてくださいませ」
「も、申し訳・・・ないわ。・・・イザベリ」
気持ちの良い叱咤では無く、揶揄を込めた叱咤は、聞いていて気分が悪い。
姫様はとてもか細く答えると、持っていたスプーンを起き、お茶からも手を離してしまった。
そうして俯き黙ってしまった。
ストレス、か。
恐らく甘いのが好きなのではなく、疲労した身体が求めているのだ。だから、ふくよかになってしまっただ。
これが、姫様の社交界の現実か。
イザベリ様が姫様に対しての扱いを、これまで上級貴族令嬢が見ている。それを目の当たりにして、姫様の心はどれだけ傷ついただろう。
お姿がみっともない、など女性に対して見た目を言うのは失礼なのに、平気で、しかも嘲笑うように口にする。
人の心の痛みは測りもできず、見ることも出来ない。
「飲まれないのですか?ご自分で必要な分だけお入れになったのでしょう?そんな物姫様以外は飲めませんので、お飲み下さい」
イザベリ様の命令口調にな泣きそうな顔になり、姫様は震える手でカップを持ったが、
あ!
と言う間に膝に落としてしまった。
「ご、ごめんなさい!!」
慌てて謝罪をしながら立ち上がったものだから、膝に落ちたお茶のカップが床に落ち、
割れた。
カシャンと涼しい音がした分、一気に部屋の空気が凍った。
「ごめんなさい!!」
青ざめた姫様は、震える声で、何故が手袋を取り、両手を前に差し出した。
カツカツとイザベリ様が近づいたかと思ったら、
ビシッ!!
と、手の甲を細い棒で叩いたのだ!!
何が起きたのか理解する前に、暴れたくなる衝動をぐっと、我慢した。
これが、この間見た蚯蚓脹れの原因だ。
腹が煮えくり返る程、怒りを感じた。自分の持っていたカップの中身が零れそうな程揺れた。
「お茶もまともに飲めないなど、なってません!!」
イザベリ様の声に、姫様は怯えながら震えていた。
泣く事さえも許されないような雰囲気に、胸が痛くなった。
「も、申し訳・・・ありま、せん・・・」
掠れた声で謝り続ける姫様に、イザベリ様は容赦なく怒鳴り散らす。
「申し訳ありませんではありませんよ!姫様なのですから、しっかりなさい!!また、ドレスを汚してしまって、着替えを手伝う私達も大変ですのに!どうなさるおつもり!?」
姫様は益々縮こまり、青くなった表情のまま身体を震わせ。
「申し訳・・・ございません・・・」
それだけをまるで呪文のように呟く姫様の姿に、
もう、我慢できない!!
と心で叫んだ。
紙袋からふたつの瓶を出した。
「まあ、綺麗。すみません、鼈甲、飴、とは聞いた事がないのですが、どのような物なのですか?菓子、ですか?それとも飾り、ですか?それも、スティール様がご自分でお作りになったの?」
ふたつの瓶を目を輝かせ見つめながら聞いてきた。
興味津々と言う表情は、年相応の可愛らしい姿だった。
「言葉の通り、飴、ですので、菓子です」
透明な瓶の中の1つには、四角に切った色とりどりの鼈甲飴が入っている。もうひとつは、鼈甲飴を切る時に、失敗した欠片や、切った時に出来た欠片を小さく崩し入れている。
色とりどりの鼈甲飴だから、光を浴びてより煌めき綺麗だし、リボンもつけてきたから、可愛くてお洒落に見える。
鼈甲飴は砂糖と水があれば出来るが、勿論それだけじゃぁない。
その中に果物や野菜のエキスを入れているから、カラフルに見えるのだ。今の時期だとフルーツが多いから、桃やメロン、イチゴ、マンゴーなどなど。
勿論野菜もある。ピーマンやオクラ、ナスなどなど。
水の代わりに野菜やフルーツのエキスを入れるのだが、エキスの配分によって綺麗に固まらなかったり、エキスの味が強調され美味しく出来ない。
これはお母様のご実家で代々伝わるお菓子の1つで、その配分を私はお母様から習ったから、まあまあ上手く出来るようになった。
見た目も綺麗だし、店では見かけない変わった作りの鼈甲飴だから、手土産で持っていくといつも好評だった。
「とても綺麗ですわ。この上にのっているのはなんですの?」
1つの瓶を手に取ろうと手を出した所をサッと取り上げられてしまった。
勿論イザベリ様だ。
「申し訳ありませんが、怪しげな方からの、怪しげな物を姫様の口に入れる事は出来ません。毒味が必要でございます」
「その通りです」
「だったら黙りなさい!」
ヒステリックにピシャリと言われ、私は気にしなかったが、姫様が震え出した
ちえっ。そう来ましたか。そう言われたら黙るしかありませんね。
「では毒味が終わり、大丈夫だと確認が取れましたら姫様にお渡し下さい」
こう言うしかない。
「勿論ですわ。カエラ、これを」
おっ、取り巻き2号はカエラ、と言う名前なのね。
カエラと呼ばれた召使いは私の持ってきた瓶を、物珍しそうな目で見ながらも、汚い物を触るような仕草で受け取った。
「申し訳ありません、スティール様」
とても残念そうに、そして申し訳なさそうに言う姫様に、首を降った。
「とんでもありません。イザベリ様の仰るように元々私は王宮に招かれる立場の人間ではありません。その私からの手土産、となれば怪しい、の一言です。たとえアトラス様からの推薦とは言え、口にする物は厳しく調べて当然です。姫様、お気遣いありがとうございます」
私が素直に言うと、とても安堵の表情を浮かべてくれた。
「ですから、毒味が終わり口にする事ができましたら、覚えておいてください。四角形の鼈甲飴は、普通の飴として食べて下さい。もうひとつの欠片の方は、普通の砂糖として使って下さい。姫様はお茶に砂糖を入れますか?」
「入れすぎな程がお入れになります」
何故かイザベリ様が答えてきた。
まあ、いいわ。
「それでしたら、先程の飴の欠片入れてください。欠片なのですぐに溶けます。それに、砂糖の色付けは果物や野菜のエキスなんです。だから、お茶に入れた時、お茶の種類によって、色が少し変わるんです。面白いですよ」
「汚い色に変わりませんの?姫様はお美しい物しか見た事がございません」
何故かまた、イザベリ様が答えた。
「そこが楽しい所です。綺麗な欠片を、美味しいお茶に入れると、どす黒い色に変わる。まるで人間の本性を見てるようですよ。ねえ、そう思いませんかイザベリ様?」
「どういう意味ですか!?」
「あら、どうしてそんなに怒った顔をされるのですか?例え、で言ったぐらいですよ。さあ、姫様、お茶を頂きましょうよ。冷めてしまいますわ」
1号2号が急いでお茶とお菓子の用意を終え、離れた。
「そ、そうですわね。頂きましょう」
「姫様に指示するなど、礼儀がなってないわ!」
「本当でございます、イザベリ様」
「そうでございます、イザベリ様」
その通りでございます、イザベリ様。だって、私、無礼を働きにここにいるんだもーん。
んふふふふふ。ある意味イザベリ様がいて良かったわ。
満面の笑顔を見せてあげたら、また、睨まれた。
ぼちゃん。
姫様が1個砂糖をカップに入れスプーンで混ぜたていた。
砂糖入れる、と言っていたものね。私はストレートです。
うん。美味しい。
公爵子息から貰ったお茶よりは落ちるが、香りもよく、味もいい。さぁて、お菓子を頂こうかしら。
並べられた菓子を一通り目を通す。
どうしよう。普通に定番のクッキーに行こうか、それともあっさりと色とりどりの星型のゼリーか、悩む所だな。
ぼちゃん。また、1個入れスプーンで混ぜている。
まずはゼリーいってみよう!
パクリ。
ぼちゃん、ぼちゃん、と2個入れスプーンで混ぜている。
うーん、美味しい。公爵子息から頂いたお菓子に比べたら落ちるけど、平民と変わらない私達が食べるには、十分高級だ。果汁は少ないが、いい果物を使っているし、星型にカットしてある断面がなめらかで口触りはいい。
ぼちゃん、ぼちゃん、とまたまた、砂糖を入れ混ぜる姫様の姿を見て、少し困惑した。
え、えーと、入れすぎじゃない?
必死にぐるぐると混ぜる姫様は、なにかに取り憑かれかのように見える。
「姫様、入れすぎでございます。ただでさえ、お姿がみっと無いのですから、もう少し控えてくださいませ」
「も、申し訳・・・ないわ。・・・イザベリ」
気持ちの良い叱咤では無く、揶揄を込めた叱咤は、聞いていて気分が悪い。
姫様はとてもか細く答えると、持っていたスプーンを起き、お茶からも手を離してしまった。
そうして俯き黙ってしまった。
ストレス、か。
恐らく甘いのが好きなのではなく、疲労した身体が求めているのだ。だから、ふくよかになってしまっただ。
これが、姫様の社交界の現実か。
イザベリ様が姫様に対しての扱いを、これまで上級貴族令嬢が見ている。それを目の当たりにして、姫様の心はどれだけ傷ついただろう。
お姿がみっともない、など女性に対して見た目を言うのは失礼なのに、平気で、しかも嘲笑うように口にする。
人の心の痛みは測りもできず、見ることも出来ない。
「飲まれないのですか?ご自分で必要な分だけお入れになったのでしょう?そんな物姫様以外は飲めませんので、お飲み下さい」
イザベリ様の命令口調にな泣きそうな顔になり、姫様は震える手でカップを持ったが、
あ!
と言う間に膝に落としてしまった。
「ご、ごめんなさい!!」
慌てて謝罪をしながら立ち上がったものだから、膝に落ちたお茶のカップが床に落ち、
割れた。
カシャンと涼しい音がした分、一気に部屋の空気が凍った。
「ごめんなさい!!」
青ざめた姫様は、震える声で、何故が手袋を取り、両手を前に差し出した。
カツカツとイザベリ様が近づいたかと思ったら、
ビシッ!!
と、手の甲を細い棒で叩いたのだ!!
何が起きたのか理解する前に、暴れたくなる衝動をぐっと、我慢した。
これが、この間見た蚯蚓脹れの原因だ。
腹が煮えくり返る程、怒りを感じた。自分の持っていたカップの中身が零れそうな程揺れた。
「お茶もまともに飲めないなど、なってません!!」
イザベリ様の声に、姫様は怯えながら震えていた。
泣く事さえも許されないような雰囲気に、胸が痛くなった。
「も、申し訳・・・ありま、せん・・・」
掠れた声で謝り続ける姫様に、イザベリ様は容赦なく怒鳴り散らす。
「申し訳ありませんではありませんよ!姫様なのですから、しっかりなさい!!また、ドレスを汚してしまって、着替えを手伝う私達も大変ですのに!どうなさるおつもり!?」
姫様は益々縮こまり、青くなった表情のまま身体を震わせ。
「申し訳・・・ございません・・・」
それだけをまるで呪文のように呟く姫様の姿に、
もう、我慢できない!!
と心で叫んだ。
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更新に気が付かなかった⤵
続きが読めて嬉しいです♪
ありがとう御座います(*^^*)
毒イザベリに キレましたね! スティール!
次が楽しみだー
すみません、なかなか更新が出来なくて( ̄▽ ̄;)
今日見つけただいま一気読み中
31話目終わったとこですが…
何ですかこの小説💨
もう面白過ぎて何度吹き出したことか💦
ヒロインがキラキラ輝いて魅力的で素敵✨
家族が仲良くて微笑ましくて読んでてほっこりして嬉しい
残りも楽しみにしてますが
連載止まってるので 出来たら無理をせず ゆっくりで構わないから完結まで読ませてもらえると嬉しいです。
ありがとうございます。少しづつは書いていはいるのですが、なかなか更新までが行き着いてまけんが、とても励みになりました。
なんか、カッフィー…嫌いだわ(ㅎ.ㅎ )