210 / 650
本編
511 マーキングされていた事実
しおりを挟む
さて、宿直業務も全て終わって家に帰ることにした。
サモンモンスターは家にいるポチ以外を戻して、ジュノーを肩に乗せて帰路を歩く。
保護したハイオークのピーちゃんは、俺の腕の中で寝息を立てていた。
「ピーちゃん、寝ちゃってるし」
「まあ魔物に襲われかけてたんだし、当然だろ?」
「その原因って、あのフード男じゃなくて学生なんだし?」
「うん、そうだって聞いたけど」
「許せないし、どうするし? 倒すし?」
「いや、倒しはしないけど……」
もしおいたが過ぎるようだったら折檻は行う。
俺は人の家の子供でも容赦しないで怒るタイプなのだ。
いやむしろ、いたずらが過ぎる子供は親が甘い。
だったら恐怖の存在として、誰かが叱らないとね。
「さて、帰ったら寝るかー」
首を鳴らしながら大きく息を吐くと、
「ああっ!」
ジュノーが何かを思い出したように声を上げていた。
「どうした?」
「マクラス死んじゃった! どうしようトウジ!」
「あー」
確か俺が宿直で仮眠できないかもって思って持って来たんだよな。
そんでもって、魔物と間違えて真っ二つにしてしまったのである。
ああ、それなりに長く愛用していた枕だったのに、マクラス。
「まあ、新しいの買えばいいよ」
愛用し、思い入れがあるかと言われれば、別にそうではない。
つーか、ジュノーが食べたクッキーのカスとか。
パンケーキのカスとか、クリームとか、よだれとか。
その他様々なジュノー産の何かによって汚染されていた。
……替え時である。
洗濯しても、落ちないシミとかあったんだよなあ。
「えー、なんとか直せないし?」
「あの枕のどこにこだわる要素ある?」
「愛用してたあたしのベッドだし!」
「俺の枕だし」
「あと、長い月日をかけてマーキングしてきたんだし」
マ、マーキング?
獣か、こいつ。
「お漏らしとか、マジで許さんからな?」
「そ、そそそ、それはしないし! 故意ではないし!」
「は? 故意?」
「レ、レレレ、レディに何を言ってるし! バカ! アホ!」
いや、レディはマーキングなんて行為はしないと思うのだが?
あ、いや……するか。
レディもジェントルマンも人間、そして人間だって動物だ。
占有したい思い、独占欲というものは常に働いている。
ポチの料理ともふもふは俺のものだ、常に俺がその存在をもふれる位置にいたいと言う独占欲。
さらに、せっかく全てを知るイグニールを他のパーティーに絶対に渡したくないと言う独占欲。
そんな感じの独占欲が、俺の枕にもあったのだろう、と察した。
しかし、いったいどこでそんな知識を仕入れてきたと言うのだろうか?
「マーキングだなんて言葉誰から教わったんだ?」
「ポチ」
「あっはい」
ポチ、何を教えてるんだ!
密かにガールズトークに参加していたっていうのか?
オスなのに?
まったく。
でもコボルトだから、犬の魔物だから……仕方ないね!
あんなに可愛くて有能なポチにも一応本能のような部分だってあるのだ。
アイドルはう●こしない、ってよく言うけど、する。
それと一緒である。
「とりあえず枕買い直すついでに、ジュノーの分も買うか?」
「それは嫌だし」
「なんで?」
「トウジの使ってる枕じゃないと嫌っ!」
「ええ……」
「でも別に汚くしてる訳じゃないから、そのくらいは許すし」
「いや、汚くしてるんだよ、実際」
「?」
首をひねって馬鹿かこいつ。
100歩譲って、俺から枕を奪うことを許そう。
だが、その上で寝る前にクッキー食べて放置したり、飴舐めて放置したり。
食い物のカスを放置して行くのだけはやめろと言ってるんだ。
お前に俺の気持ちがわかるか?
寝起き、ポチが作った大学芋がカチカチになって髪の毛にくっついてる時があったんだぞ。
どこぞの少女漫画みたいにな。
「とにかく枕は譲れないし!」
「はいはい」
何を言ったところで変わらなそうだから、枕のクリーニングは欠かさず行うことにしよう。
この際、枕カバーを色々と購入して、寝る前にお好みでつけれるタイプにするのはどうか?
だったら、常に洗濯して置いた枕カバーで健やかなる睡眠を得られる。
太陽の樹の側で干してれば、太陽の香りみたいな感じになってリラックスできるからね。
あ、でも、その香りって、ダニの死骸だっけ……?
多分違うな、太陽の樹の匂いだな、うん、それだ。
「ねえ、帰ったら新しい枕で一緒に寝るし」
「ん? まあ、いいよ。なら大き目の枕を買って帰るか」
「わーい!」
一緒の枕で寝る、これがカップルとかだったら胸熱展開だな。
このあのめちゃくちゃってやつだ。
しかし、ダンジョンコアのちんちくりん。
そんな展開なんて全くないので、ど健全なのである。
さて、マーキングと言えば、で無理やり話を繋げるのだけど。
俺はついに勇者召喚国であるデプリにもマーキングされていた。
フードの男から得た情報によれば。
どうやら俺は、デプリから裏で指名手配されているらしい。
犯罪者とか、なんとか言われていた理由がそこにある。
俺はスキルを偽証し、勇者としての責務を放棄して逃走した。
そんな大罪人であると認識されているようだ。
いやいや追い出したのはそっちだろうが、と思うのだけど。
やはりまだ冒険者の寄生中をやっていたあの時。
俺を狙って急に城下町へと兵士がやってきたのは、そんな理由だったようだ。
まったく、穏便に話し合いて解決とかするつもりはないのか。
なんとなく、どこからも上から目線で使い潰そうって魂胆が見えていた。
そしてそれが叶わなかったら、殺してしまえと言う事だろう。
フードの男が、良い例だ。
まあ、裏の情報として国際的に指名手配されてないのは不幸中の幸い。
どうやら、勝手に勇者を召喚し、勝手にそのうちの一人を追放した。
これは召喚国としては、かなりの黒歴史。
デプリは是が非にでも、そこを露見させずに終わらせたいようである。
「……はあ」
「ため息ついてどうしたし?」
「いや、疲れたな、と思って」
今までは勝手に勇者の因果が絡んでくるだけだった。
が、しかし。
ついにそこに国が絡んで動き出した、と見て良いだろう。
面倒臭いことになった。
対応に気疲れしてしまいそうだよ、これ。
「疲れてるなら、抱きしめてよしよししてあげよっか?」
「……頼むわ」
「よしよーし、ウルトラジュノーヒール!」
「……静かに頼むわ」
髪の毛で遊ばれてるようにしか思えないが、それでも気は紛れた。
=====
公開したつもりが非公開保存になっていました、すいません!
サモンモンスターは家にいるポチ以外を戻して、ジュノーを肩に乗せて帰路を歩く。
保護したハイオークのピーちゃんは、俺の腕の中で寝息を立てていた。
「ピーちゃん、寝ちゃってるし」
「まあ魔物に襲われかけてたんだし、当然だろ?」
「その原因って、あのフード男じゃなくて学生なんだし?」
「うん、そうだって聞いたけど」
「許せないし、どうするし? 倒すし?」
「いや、倒しはしないけど……」
もしおいたが過ぎるようだったら折檻は行う。
俺は人の家の子供でも容赦しないで怒るタイプなのだ。
いやむしろ、いたずらが過ぎる子供は親が甘い。
だったら恐怖の存在として、誰かが叱らないとね。
「さて、帰ったら寝るかー」
首を鳴らしながら大きく息を吐くと、
「ああっ!」
ジュノーが何かを思い出したように声を上げていた。
「どうした?」
「マクラス死んじゃった! どうしようトウジ!」
「あー」
確か俺が宿直で仮眠できないかもって思って持って来たんだよな。
そんでもって、魔物と間違えて真っ二つにしてしまったのである。
ああ、それなりに長く愛用していた枕だったのに、マクラス。
「まあ、新しいの買えばいいよ」
愛用し、思い入れがあるかと言われれば、別にそうではない。
つーか、ジュノーが食べたクッキーのカスとか。
パンケーキのカスとか、クリームとか、よだれとか。
その他様々なジュノー産の何かによって汚染されていた。
……替え時である。
洗濯しても、落ちないシミとかあったんだよなあ。
「えー、なんとか直せないし?」
「あの枕のどこにこだわる要素ある?」
「愛用してたあたしのベッドだし!」
「俺の枕だし」
「あと、長い月日をかけてマーキングしてきたんだし」
マ、マーキング?
獣か、こいつ。
「お漏らしとか、マジで許さんからな?」
「そ、そそそ、それはしないし! 故意ではないし!」
「は? 故意?」
「レ、レレレ、レディに何を言ってるし! バカ! アホ!」
いや、レディはマーキングなんて行為はしないと思うのだが?
あ、いや……するか。
レディもジェントルマンも人間、そして人間だって動物だ。
占有したい思い、独占欲というものは常に働いている。
ポチの料理ともふもふは俺のものだ、常に俺がその存在をもふれる位置にいたいと言う独占欲。
さらに、せっかく全てを知るイグニールを他のパーティーに絶対に渡したくないと言う独占欲。
そんな感じの独占欲が、俺の枕にもあったのだろう、と察した。
しかし、いったいどこでそんな知識を仕入れてきたと言うのだろうか?
「マーキングだなんて言葉誰から教わったんだ?」
「ポチ」
「あっはい」
ポチ、何を教えてるんだ!
密かにガールズトークに参加していたっていうのか?
オスなのに?
まったく。
でもコボルトだから、犬の魔物だから……仕方ないね!
あんなに可愛くて有能なポチにも一応本能のような部分だってあるのだ。
アイドルはう●こしない、ってよく言うけど、する。
それと一緒である。
「とりあえず枕買い直すついでに、ジュノーの分も買うか?」
「それは嫌だし」
「なんで?」
「トウジの使ってる枕じゃないと嫌っ!」
「ええ……」
「でも別に汚くしてる訳じゃないから、そのくらいは許すし」
「いや、汚くしてるんだよ、実際」
「?」
首をひねって馬鹿かこいつ。
100歩譲って、俺から枕を奪うことを許そう。
だが、その上で寝る前にクッキー食べて放置したり、飴舐めて放置したり。
食い物のカスを放置して行くのだけはやめろと言ってるんだ。
お前に俺の気持ちがわかるか?
寝起き、ポチが作った大学芋がカチカチになって髪の毛にくっついてる時があったんだぞ。
どこぞの少女漫画みたいにな。
「とにかく枕は譲れないし!」
「はいはい」
何を言ったところで変わらなそうだから、枕のクリーニングは欠かさず行うことにしよう。
この際、枕カバーを色々と購入して、寝る前にお好みでつけれるタイプにするのはどうか?
だったら、常に洗濯して置いた枕カバーで健やかなる睡眠を得られる。
太陽の樹の側で干してれば、太陽の香りみたいな感じになってリラックスできるからね。
あ、でも、その香りって、ダニの死骸だっけ……?
多分違うな、太陽の樹の匂いだな、うん、それだ。
「ねえ、帰ったら新しい枕で一緒に寝るし」
「ん? まあ、いいよ。なら大き目の枕を買って帰るか」
「わーい!」
一緒の枕で寝る、これがカップルとかだったら胸熱展開だな。
このあのめちゃくちゃってやつだ。
しかし、ダンジョンコアのちんちくりん。
そんな展開なんて全くないので、ど健全なのである。
さて、マーキングと言えば、で無理やり話を繋げるのだけど。
俺はついに勇者召喚国であるデプリにもマーキングされていた。
フードの男から得た情報によれば。
どうやら俺は、デプリから裏で指名手配されているらしい。
犯罪者とか、なんとか言われていた理由がそこにある。
俺はスキルを偽証し、勇者としての責務を放棄して逃走した。
そんな大罪人であると認識されているようだ。
いやいや追い出したのはそっちだろうが、と思うのだけど。
やはりまだ冒険者の寄生中をやっていたあの時。
俺を狙って急に城下町へと兵士がやってきたのは、そんな理由だったようだ。
まったく、穏便に話し合いて解決とかするつもりはないのか。
なんとなく、どこからも上から目線で使い潰そうって魂胆が見えていた。
そしてそれが叶わなかったら、殺してしまえと言う事だろう。
フードの男が、良い例だ。
まあ、裏の情報として国際的に指名手配されてないのは不幸中の幸い。
どうやら、勝手に勇者を召喚し、勝手にそのうちの一人を追放した。
これは召喚国としては、かなりの黒歴史。
デプリは是が非にでも、そこを露見させずに終わらせたいようである。
「……はあ」
「ため息ついてどうしたし?」
「いや、疲れたな、と思って」
今までは勝手に勇者の因果が絡んでくるだけだった。
が、しかし。
ついにそこに国が絡んで動き出した、と見て良いだろう。
面倒臭いことになった。
対応に気疲れしてしまいそうだよ、これ。
「疲れてるなら、抱きしめてよしよししてあげよっか?」
「……頼むわ」
「よしよーし、ウルトラジュノーヒール!」
「……静かに頼むわ」
髪の毛で遊ばれてるようにしか思えないが、それでも気は紛れた。
=====
公開したつもりが非公開保存になっていました、すいません!
100
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。