303 / 650
本編
604 あたまわるわるではない
しおりを挟む
さて、どういう訳か俺の目の前にはなんとも全幅の信頼を寄せた瞳を持つ勇者一行がいる。
記憶がなくなった振りをして色々探って見ると、俺はどうやらデプリ王城にいる様だった。
「本当に大丈夫ですか? 王様も、姫様も心配してましたからね!」
「あーはいはい、大丈夫大丈夫」
「まったく、心配かけさせないでよね。これから魔王に挑むんでしょ?」
「ういー」
勇者と賢者の言葉を受け流して部屋から追い出し、一人にしてもらった。
この様に、デプリにもし放逐されていなかったら俺はどうなっていたか。
……の、世界線である。
スキルはゲームシステムの他に、俺にも英雄とかよくわからないのが備わっていた。
ステータスは今までの10倍、勇者と同じ水準。
装備も効果もあって、全ステータス10万越えになっているレベルだった。
「うーん、魔王討伐ねえ……」
「アォン?」
「ああ、こっちの話」
この世界では、魔王が復活してそれを討伐するために俺たちは立ち上がっている。
そして魔族相手に大きな争いが勃発し、その最中俺が急に倒れて戻って来たそうだ。
あれ、だったらトガルにいる日々の話とかどうなるの?
ねえ、マイヤーとパインのおっさんにもあってないはずだけど。
「はい、ここで話が食い違って来ます……と」
「……?」
首を傾げるゴレオになんでもないと言いつつ、さらに思考を重ねる。
全ステータス10万単位だったら、基本誰に対しても無双しているはずだ。
だが、魔王軍との戦いも中々接戦とのことで、そこにも矛盾が発生している。
まったく、ちゃんとディテールに拘って欲しいところだ。
大方、ポチたちは切っても切れない流れが存在する。
だから残しておいたのだろうが、イグニールとジュノーはずっと一緒だった。
そこを大きく断ち切っているのだろう。
いや、それでも矛盾だ、矛盾。
どうして彼女たちの存在が消えているのか、なんとも言えないよな。
関係性のある人物を全て消しておけば良いものの、どういうことだ。
あれか、こうなる前に、俺が強くあの二人のことを思っていたから。
……だからだろうか?
「まあ、なんだって良い、この世界にいる価値はない」
なら、今すぐここから出して欲しいのだけど。
いったいどうやって脱出すれば良いのやら……。
「霧散の秘薬をぶちまけたらなんとかなったりするかな?」
怨嗟の鎖の世界に連れて行かれた時は、相手が勝手に俺を追い出した。
それと同じような状況に持って行く必要がある。
──フハハハ、どうだ、お前の今いる世界は。
「ん?」
声が聞こえた。
再召喚されてからすぐに聞こえて来たアホの声である。
そう言えば、バインドされる前も聞こえてたな……。
「えっ、この世界って何? アホの世界なの?」
──アホではない。
「だったらあたまわるわるで」
細かいところに矛盾が生じまくってるところとか、アホだろ。
大方、霧散の秘薬でそう言う洗脳的な物が効かないと知らなかったんだな。
──あたまわるわるではない。
「もー、オウムかよ」
──黙れ。
「で、なんでこんなところに呼び出した訳?」
──黙この世界は貴様の大切な存在もいなければ、嫌いな勇者たちが付き纏う世界だ。
「うん」
──我の精神汚染を食い止めていた骨もいない。
「えっ」
あいつ、実は俺を守ってくれていたのか。
マジか……。
「知らなかった……」
──何? そんなことも知らなかったのか?
──どこまでも呑気なやつだ。
「うっさいなー、で、何? この世界に閉じ込めてどうするの?」
──貴様の精神がすり減って行くまで、ずっといてもらう。
──そして貴様を新たな魔王の器として、我がいただくとしよう。
「……勇者の方が強いと思うけど……」
──加護があって無理だ。
──その点、貴様は平和ボケしているから、取り込みやすい。
──よくわからない力も備えているから、我がもらう。
「なるほど、嫌だと言ったら?」
──ずっと、ずっとずっとこの世界にいてもらう。
──その周りの小動物や石像どももまやかしだ、お前の味方はいない。
──いたとしても、憎き勇者たちくらいだけどな! フハハハ!
「趣味悪っ……あ、つーことは、飯が食べれなかったのもお前のせいか!」
──それはただのストレスだ。
「あっはい」
──むしろ、胃に穴が空いていたのを我の力で留めていた。
──今は弱いが勇者にも匹敵しうる、せっかくの寄り代。
──我は無用に傷つけたりはせん。
「そっすか……」
良い奴なのか悪い奴なのか、よくわからない奴だな。
いや、魔王の力の源だから、悪い奴なのだろうか?
どっちにしろ、ここは現実世界ではないことがわかった。
つまるところ、こいつとの根比べがスタートしたってことである。
「ちなみに外との時間軸ってどうなってんの?」
──この世界は、ほとんど止まった世界である。
──故に、何十年も、何百年も、貴様を閉じ込める。
「ふーん……」
ポチ、ゴレオ、コレクトがまやかしなのがよくわからん。
召喚したら2体になるのかな?
まあ、切っても切れない関係性だから、同じようなものを作っただけだろう。
一応、前に怨嗟の鎖を相手した時は、こっちの世界に呼べた。
そしたら、多分イグニールやジュノーたちの元にいるポチたちは消える。
危険だから、今はこのまやかしのポチでぽっかり空いた心を埋めようか。
なんとなく物足りない気持ちはあるが、現実に戻ったらまたモフれば良い。
「ポチおいで~」
「アォン?」
もふもふもふ。
あぁ~、いいっすね~。
──おい、癒されるな。我の話を聞け。
「断る」
──なに? 聞くしか方法はないぞ? 我、永遠に語りかけちゃうぞ?
──寝る間もないぞ? ずっと起こし続けるぞ?
「そ、それはうぜぇ……が、しかし、現実とは異なる世界ならなんでもありなんでしょ?」
──む?
「俺はこのまま頭に怪我を受けた振りして、お前にずっと付き合うぞ?」
──……。
「お前が勇者や王国を俺の味方みたいにしてくれたからな? 飯も出るし、待遇もいいし、ニートするぞ? インベントリに素材はいっぱいあるから、この止まった世界で永遠に装備とポーション作り続けるんだ」
──ふ、ふん、いつまでそれが持つかな?
「ダンジョン相手に耐久戦で勝つ俺をあんまり舐めるなよ」
俺のゲームシステムみたいな能力は、こういう精神世界とか関係ない。
ここでの俺の正解ルートは、勇者に装備を作って、国に素材を持って来させる。
それだけだ!
現実世界と違うのならば、いくら勇者に良き装備を与えても良いんだよなあ。
そして俺は膨大な装備製作の中で、より良きものを厳選する。
ドロップアイテムなど、インベントリに入れたアイテムは実態化する仕組みもある。
考えてみろ、インベントリに入れとけば、ワンちゃん持って帰れるぞ、これ。
おいおい、ボーナスステージじゃん!
=====
引きこもりに好き放題できる部屋を与えてはいけません。
出て来なくなります。
本日更新2/4
記憶がなくなった振りをして色々探って見ると、俺はどうやらデプリ王城にいる様だった。
「本当に大丈夫ですか? 王様も、姫様も心配してましたからね!」
「あーはいはい、大丈夫大丈夫」
「まったく、心配かけさせないでよね。これから魔王に挑むんでしょ?」
「ういー」
勇者と賢者の言葉を受け流して部屋から追い出し、一人にしてもらった。
この様に、デプリにもし放逐されていなかったら俺はどうなっていたか。
……の、世界線である。
スキルはゲームシステムの他に、俺にも英雄とかよくわからないのが備わっていた。
ステータスは今までの10倍、勇者と同じ水準。
装備も効果もあって、全ステータス10万越えになっているレベルだった。
「うーん、魔王討伐ねえ……」
「アォン?」
「ああ、こっちの話」
この世界では、魔王が復活してそれを討伐するために俺たちは立ち上がっている。
そして魔族相手に大きな争いが勃発し、その最中俺が急に倒れて戻って来たそうだ。
あれ、だったらトガルにいる日々の話とかどうなるの?
ねえ、マイヤーとパインのおっさんにもあってないはずだけど。
「はい、ここで話が食い違って来ます……と」
「……?」
首を傾げるゴレオになんでもないと言いつつ、さらに思考を重ねる。
全ステータス10万単位だったら、基本誰に対しても無双しているはずだ。
だが、魔王軍との戦いも中々接戦とのことで、そこにも矛盾が発生している。
まったく、ちゃんとディテールに拘って欲しいところだ。
大方、ポチたちは切っても切れない流れが存在する。
だから残しておいたのだろうが、イグニールとジュノーはずっと一緒だった。
そこを大きく断ち切っているのだろう。
いや、それでも矛盾だ、矛盾。
どうして彼女たちの存在が消えているのか、なんとも言えないよな。
関係性のある人物を全て消しておけば良いものの、どういうことだ。
あれか、こうなる前に、俺が強くあの二人のことを思っていたから。
……だからだろうか?
「まあ、なんだって良い、この世界にいる価値はない」
なら、今すぐここから出して欲しいのだけど。
いったいどうやって脱出すれば良いのやら……。
「霧散の秘薬をぶちまけたらなんとかなったりするかな?」
怨嗟の鎖の世界に連れて行かれた時は、相手が勝手に俺を追い出した。
それと同じような状況に持って行く必要がある。
──フハハハ、どうだ、お前の今いる世界は。
「ん?」
声が聞こえた。
再召喚されてからすぐに聞こえて来たアホの声である。
そう言えば、バインドされる前も聞こえてたな……。
「えっ、この世界って何? アホの世界なの?」
──アホではない。
「だったらあたまわるわるで」
細かいところに矛盾が生じまくってるところとか、アホだろ。
大方、霧散の秘薬でそう言う洗脳的な物が効かないと知らなかったんだな。
──あたまわるわるではない。
「もー、オウムかよ」
──黙れ。
「で、なんでこんなところに呼び出した訳?」
──黙この世界は貴様の大切な存在もいなければ、嫌いな勇者たちが付き纏う世界だ。
「うん」
──我の精神汚染を食い止めていた骨もいない。
「えっ」
あいつ、実は俺を守ってくれていたのか。
マジか……。
「知らなかった……」
──何? そんなことも知らなかったのか?
──どこまでも呑気なやつだ。
「うっさいなー、で、何? この世界に閉じ込めてどうするの?」
──貴様の精神がすり減って行くまで、ずっといてもらう。
──そして貴様を新たな魔王の器として、我がいただくとしよう。
「……勇者の方が強いと思うけど……」
──加護があって無理だ。
──その点、貴様は平和ボケしているから、取り込みやすい。
──よくわからない力も備えているから、我がもらう。
「なるほど、嫌だと言ったら?」
──ずっと、ずっとずっとこの世界にいてもらう。
──その周りの小動物や石像どももまやかしだ、お前の味方はいない。
──いたとしても、憎き勇者たちくらいだけどな! フハハハ!
「趣味悪っ……あ、つーことは、飯が食べれなかったのもお前のせいか!」
──それはただのストレスだ。
「あっはい」
──むしろ、胃に穴が空いていたのを我の力で留めていた。
──今は弱いが勇者にも匹敵しうる、せっかくの寄り代。
──我は無用に傷つけたりはせん。
「そっすか……」
良い奴なのか悪い奴なのか、よくわからない奴だな。
いや、魔王の力の源だから、悪い奴なのだろうか?
どっちにしろ、ここは現実世界ではないことがわかった。
つまるところ、こいつとの根比べがスタートしたってことである。
「ちなみに外との時間軸ってどうなってんの?」
──この世界は、ほとんど止まった世界である。
──故に、何十年も、何百年も、貴様を閉じ込める。
「ふーん……」
ポチ、ゴレオ、コレクトがまやかしなのがよくわからん。
召喚したら2体になるのかな?
まあ、切っても切れない関係性だから、同じようなものを作っただけだろう。
一応、前に怨嗟の鎖を相手した時は、こっちの世界に呼べた。
そしたら、多分イグニールやジュノーたちの元にいるポチたちは消える。
危険だから、今はこのまやかしのポチでぽっかり空いた心を埋めようか。
なんとなく物足りない気持ちはあるが、現実に戻ったらまたモフれば良い。
「ポチおいで~」
「アォン?」
もふもふもふ。
あぁ~、いいっすね~。
──おい、癒されるな。我の話を聞け。
「断る」
──なに? 聞くしか方法はないぞ? 我、永遠に語りかけちゃうぞ?
──寝る間もないぞ? ずっと起こし続けるぞ?
「そ、それはうぜぇ……が、しかし、現実とは異なる世界ならなんでもありなんでしょ?」
──む?
「俺はこのまま頭に怪我を受けた振りして、お前にずっと付き合うぞ?」
──……。
「お前が勇者や王国を俺の味方みたいにしてくれたからな? 飯も出るし、待遇もいいし、ニートするぞ? インベントリに素材はいっぱいあるから、この止まった世界で永遠に装備とポーション作り続けるんだ」
──ふ、ふん、いつまでそれが持つかな?
「ダンジョン相手に耐久戦で勝つ俺をあんまり舐めるなよ」
俺のゲームシステムみたいな能力は、こういう精神世界とか関係ない。
ここでの俺の正解ルートは、勇者に装備を作って、国に素材を持って来させる。
それだけだ!
現実世界と違うのならば、いくら勇者に良き装備を与えても良いんだよなあ。
そして俺は膨大な装備製作の中で、より良きものを厳選する。
ドロップアイテムなど、インベントリに入れたアイテムは実態化する仕組みもある。
考えてみろ、インベントリに入れとけば、ワンちゃん持って帰れるぞ、これ。
おいおい、ボーナスステージじゃん!
=====
引きこもりに好き放題できる部屋を与えてはいけません。
出て来なくなります。
本日更新2/4
67
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。