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本編
639 だんじょんこあこんさるたんと
骨の過去も少しだけ明らかになったところで、ダンジョン内で動きがあった。
小動物のような形を模した小さなガーディアンがちまちまと出現する。
「何もかもが小さなダンジョンだな……」
「多分リソースと魔力が少ないんだし」
それで俺たち侵入者の存在を感じて、慌てて作り出したということか。
小動物型ガーディアンは何気に初めてである。
ダンジョン毎に、ガーディアンの好みとか諸々が違うというのかね?
ジュノーはなんだかんだガーディアンに関してはゴツくて強いのが好き。
「うさぎ! クマ! イヌ!」
さながら動物園のふれあい広場のごとく集まってくるミニチュアアニマルガーディアンズ。
その光景にイグニールが目をキラキラと輝かせていた。
「犬なら一応コボルトも犬だぞ」
「もちろんポチは超可愛いけど、アレも良いわね」
そんなもんか?
毛がないだろ、毛が。
「イグニールたまに部屋でこっそり炎で動物作って遊んでるし」
「ジュノー!」
ぽろっとジュノーの口から出た一言にイグニールが顔を赤くする。
なんと、一人の時はそんなことして暇を潰しているのか……。
「自分の周りくるくる回らせて、その時のイグニールの表情ってとろけた感じだし」
「ほうほう」
なんだかイグニールの新事実発見、って感じ。
他の人のプライベートとか、あんまり知らないからな、俺。
イグニールの好きな食べ物とか、好きな物とかも知らない。
だいたいなんだって文句言わずにこなしてくれるからだ。
「ジュノー、もっと聞かせてくれ」
「えっとねー」
「こらー! 秘密にしててって言ったでしょ!」
「もがもがもが」
ジュノーの口元を両手でおさえたイグニールが言う。
「昔サーカス見た時に、造形センス無いって感じのこと言われたでしょ」
「……そうだっけ?」
「そうよ。言ってなくても微妙な雰囲気だったから、練習してるわけ」
「ああ……」
装備によって大出力は可能だが、細かな出力調整はまだできていない。
その練度を上げるために、家でちまちま練習しているとのことだった。
練習の一環として、炎を使った細やかな造形生成を行なっていたのである。
「俺がイグニールが炎で作ったたぬきをゴロンと見間違えたのを気にしてたのか……ごめんな……」
「クマよ。燃やすわよ」
素直に謝ると、スッゲェ殺気の篭った視線で即答された。
こ、怖い。
燃やされたく無いので、話題を終了しダンジョンを進む。
「とりあえず、ポチ任せたよ」
「ォン」
ポチはクロスボウを装着して、パシパシとガーディアンを撃ち始めた。
小さくなってもステータスは変わらないし、ポチはいつもの状態。
ガーディアンくらい一人でなんとかできるので、あっさり処理した。
打ち壊されていくガーディアンを見ながらイグニールが残念そうにしている。
ポチとかもっともふもふして良いよって言っておくか。
「アォン」
「よし次だな、行こう」
八大迷宮に比べると、ガーディアンの数もそこまで多く無い。
リソース耐久勝負にもつれ込む前に。
さっさとダンジョンコアのある場所に到着しそうな勢いだった。
「クイック」
俺たちは移動速度を速めて高速の遠足へと突入する。
時間も限られてるし、ちゃっちゃと行こうね。
24時間後、もし狭い通路でペナルティが解けちゃったらやばいぞ。
土の中にいる、見たいな状況となる。
その際は……ポチに変身する秘薬を飲んで小さくなって移動しよう。
『かーえーれー』
「ん?」
「アォン?」
みんなで手を繋いで移動していると、声が聞こえてきた。
俺だけかと思ったら、他の連中もキョロキョロしている。
「なんの声かしら?」
「わかりませんぞ~」
「たぶんダンジョンコアじゃない? おーいダンジョンコアー!」
ジュノーが叫ぶと、再び声が返って来る。
『かーえーれー、ここには世にも恐ろしい悪霊が住み着くだぞー』
「悪霊て……」
日本にいた時は怖かったかも知れんが、ここは異世界。
珍しくも無いし、そう言う類に良く効く浄水ある。
霧散の秘薬も飲んでるから、悪霊の精神攻撃は効かない。
『こわいぞー、子供が来て良い場所じゃ無いぞー』
「あっ、見かけは子供でも頭脳は大人なので、お邪魔しまーす」
適当にそう返答して先に進むと。
『帰れー! このダンジョン何も無いから帰ってよー!』
焦るダンジョンの声が聞こえて来た。
つまり、そろそろこのダンジョンの最奥だってこと。
「大丈夫、ちょっとお話ししたら帰るから、相手してくれ」
『本当にそれで帰るのか? 本当に?』
受け答えから、なんかポンコツそうな予感がする。
『いや絶対嘘だろ! お前たちは何者だ、教えろー!』
「何者? ダンジョンコア・コンサルタントですが?」
『だんじょんこあ・こんさるたんと?』
「はい、ダンジョンコアのお悩み聞いて、解決するための組織です。顧問にダンジョンコアいますよ」
「はい、いますし」
ジュノーも俺の返答に帳尻を合わせてくれる。
恐らく何もわかっちゃいないと思うが、ノリが良いってやっぱ良いっすね。
『ほう、ダンジョンコアのお悩み解決するんだ? だったら相談してみようかな』
ポンコツゥ!
小動物のような形を模した小さなガーディアンがちまちまと出現する。
「何もかもが小さなダンジョンだな……」
「多分リソースと魔力が少ないんだし」
それで俺たち侵入者の存在を感じて、慌てて作り出したということか。
小動物型ガーディアンは何気に初めてである。
ダンジョン毎に、ガーディアンの好みとか諸々が違うというのかね?
ジュノーはなんだかんだガーディアンに関してはゴツくて強いのが好き。
「うさぎ! クマ! イヌ!」
さながら動物園のふれあい広場のごとく集まってくるミニチュアアニマルガーディアンズ。
その光景にイグニールが目をキラキラと輝かせていた。
「犬なら一応コボルトも犬だぞ」
「もちろんポチは超可愛いけど、アレも良いわね」
そんなもんか?
毛がないだろ、毛が。
「イグニールたまに部屋でこっそり炎で動物作って遊んでるし」
「ジュノー!」
ぽろっとジュノーの口から出た一言にイグニールが顔を赤くする。
なんと、一人の時はそんなことして暇を潰しているのか……。
「自分の周りくるくる回らせて、その時のイグニールの表情ってとろけた感じだし」
「ほうほう」
なんだかイグニールの新事実発見、って感じ。
他の人のプライベートとか、あんまり知らないからな、俺。
イグニールの好きな食べ物とか、好きな物とかも知らない。
だいたいなんだって文句言わずにこなしてくれるからだ。
「ジュノー、もっと聞かせてくれ」
「えっとねー」
「こらー! 秘密にしててって言ったでしょ!」
「もがもがもが」
ジュノーの口元を両手でおさえたイグニールが言う。
「昔サーカス見た時に、造形センス無いって感じのこと言われたでしょ」
「……そうだっけ?」
「そうよ。言ってなくても微妙な雰囲気だったから、練習してるわけ」
「ああ……」
装備によって大出力は可能だが、細かな出力調整はまだできていない。
その練度を上げるために、家でちまちま練習しているとのことだった。
練習の一環として、炎を使った細やかな造形生成を行なっていたのである。
「俺がイグニールが炎で作ったたぬきをゴロンと見間違えたのを気にしてたのか……ごめんな……」
「クマよ。燃やすわよ」
素直に謝ると、スッゲェ殺気の篭った視線で即答された。
こ、怖い。
燃やされたく無いので、話題を終了しダンジョンを進む。
「とりあえず、ポチ任せたよ」
「ォン」
ポチはクロスボウを装着して、パシパシとガーディアンを撃ち始めた。
小さくなってもステータスは変わらないし、ポチはいつもの状態。
ガーディアンくらい一人でなんとかできるので、あっさり処理した。
打ち壊されていくガーディアンを見ながらイグニールが残念そうにしている。
ポチとかもっともふもふして良いよって言っておくか。
「アォン」
「よし次だな、行こう」
八大迷宮に比べると、ガーディアンの数もそこまで多く無い。
リソース耐久勝負にもつれ込む前に。
さっさとダンジョンコアのある場所に到着しそうな勢いだった。
「クイック」
俺たちは移動速度を速めて高速の遠足へと突入する。
時間も限られてるし、ちゃっちゃと行こうね。
24時間後、もし狭い通路でペナルティが解けちゃったらやばいぞ。
土の中にいる、見たいな状況となる。
その際は……ポチに変身する秘薬を飲んで小さくなって移動しよう。
『かーえーれー』
「ん?」
「アォン?」
みんなで手を繋いで移動していると、声が聞こえてきた。
俺だけかと思ったら、他の連中もキョロキョロしている。
「なんの声かしら?」
「わかりませんぞ~」
「たぶんダンジョンコアじゃない? おーいダンジョンコアー!」
ジュノーが叫ぶと、再び声が返って来る。
『かーえーれー、ここには世にも恐ろしい悪霊が住み着くだぞー』
「悪霊て……」
日本にいた時は怖かったかも知れんが、ここは異世界。
珍しくも無いし、そう言う類に良く効く浄水ある。
霧散の秘薬も飲んでるから、悪霊の精神攻撃は効かない。
『こわいぞー、子供が来て良い場所じゃ無いぞー』
「あっ、見かけは子供でも頭脳は大人なので、お邪魔しまーす」
適当にそう返答して先に進むと。
『帰れー! このダンジョン何も無いから帰ってよー!』
焦るダンジョンの声が聞こえて来た。
つまり、そろそろこのダンジョンの最奥だってこと。
「大丈夫、ちょっとお話ししたら帰るから、相手してくれ」
『本当にそれで帰るのか? 本当に?』
受け答えから、なんかポンコツそうな予感がする。
『いや絶対嘘だろ! お前たちは何者だ、教えろー!』
「何者? ダンジョンコア・コンサルタントですが?」
『だんじょんこあ・こんさるたんと?』
「はい、ダンジョンコアのお悩み聞いて、解決するための組織です。顧問にダンジョンコアいますよ」
「はい、いますし」
ジュノーも俺の返答に帳尻を合わせてくれる。
恐らく何もわかっちゃいないと思うが、ノリが良いってやっぱ良いっすね。
『ほう、ダンジョンコアのお悩み解決するんだ? だったら相談してみようかな』
ポンコツゥ!
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