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裏切りと恋と2
前戯
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「二階、行こうか」
私の頬を包む社長の手は熱い。
「え、は………い」
なぜ急にスイッチ入った?
社長が立ち上がり、私の手を引く。
「この前のこと、覚えてないんだよね?」
「ですねぇー……」
バーチャル恋愛ゲームに夢中になってた所まではハッキリと覚えてるけど、こんなお洒落な螺旋階段を上って二階に一緒に移動したことは忘れてる。
「この階段で鈴木さん、何回も落ちそうになってたんだよ」
「そ、その節はご迷惑おかけしました」
社長はなぜか笑っている。
酔っぱらってる時の方が私は楽しい人間になるのかもしれない。今夜もう少し飲めば良かったかな。そう漏らせば、
「今度はちゃんと覚えておいて貰わないといけないから」
なんとなく男の意気込みを感じて、私は何も言えなくなった。
"今日はいっぱい時間あるから――"
そう呟いた神城社長のキスは、この前みたいに 《》がっついて》》はなかった。
ベッドに横になり、唇の熱がそのまま耳と首筋に流れていく。
耳朶を舌で弄られながら、膨らみを撫でられた。
オーガニックコットン生地のティシャツは肌触りがいい。
社長の手がそれをたくし上げて、ブラのホックを外す。
解放感間もなく、胸の先端が熱で包まれる。
舌で転がされ、芯までえぐるような強い刺激が、声を漏らすまでなくとも単純に気持ち良かった。
――やっぱり人肌って、いい。
ここまでで前回終わってたから余計に萌(燃)えてるような気がする。
メガネを外した社長は、あまり見えないはずなのに気遣って照明を落としてくれている。
ムーディなオレンジのライトの下で深いキスをしながらショーツを脱がされ、指で花芽を触れられた。
既に敏感になっていたそこはしっかり濡れている。
花襞に指が入り、優しく掻き回される。小さくともピチャピチャと淫靡な音がする。
恥ずかしい。
でも、気持ちいい。
そんな私を見下ろす神城社長の目には、勘違いでなければ慈しみが宿っている。
未だに、「好き」とは言われないけれど、それなりに気持ちを感じる。
「鈴木さんがこんなに濡れてるのが、嬉しい」
素直に言われて、こっちも嬉しくなった。
同時に、自分ばかりが感じさせられている申し訳無さも押し寄せて、つい咄嗟に、神城社長の指を潤みから抜いた。
「……痛かった?」
困惑した声に、私は首を横に振る。
「そうじゃ、ないです……」
前戯なら男性も欲しいはず。
別に経験豊富ではないけれど、そこそこに歳も体験も重ねている。
私は、アーモンド型の吸い込まれそうな瞳を見つめたあと、そっと覆うように指で彼の瞼を閉じさせる。
唇を重ねながら、彼のトランクスを脱がせようとするも、既に熱り立っている陰茎が滑らせない。
引っかかった部分に触れると、神城社長の身体がピクっと動いた。
その反応も愛くて、剥き出しになった先頭部分を私は優しく擦った。唇を重ねて奥深く舌を入れる。
生まれたままの姿になった身体にたくさんの印を付けた。この前のお返しだ。
我慢出来なくなった彼の全てが秘部に押し当てられ、私は自ら腰を浮かせた。
「やっぱり、ちゃんと起きてるっていいな」
そう言って、キスを落とした神城社長は、私の膝を掴んで開き、秘裂に猛りを押し込んだ。
私の頬を包む社長の手は熱い。
「え、は………い」
なぜ急にスイッチ入った?
社長が立ち上がり、私の手を引く。
「この前のこと、覚えてないんだよね?」
「ですねぇー……」
バーチャル恋愛ゲームに夢中になってた所まではハッキリと覚えてるけど、こんなお洒落な螺旋階段を上って二階に一緒に移動したことは忘れてる。
「この階段で鈴木さん、何回も落ちそうになってたんだよ」
「そ、その節はご迷惑おかけしました」
社長はなぜか笑っている。
酔っぱらってる時の方が私は楽しい人間になるのかもしれない。今夜もう少し飲めば良かったかな。そう漏らせば、
「今度はちゃんと覚えておいて貰わないといけないから」
なんとなく男の意気込みを感じて、私は何も言えなくなった。
"今日はいっぱい時間あるから――"
そう呟いた神城社長のキスは、この前みたいに 《》がっついて》》はなかった。
ベッドに横になり、唇の熱がそのまま耳と首筋に流れていく。
耳朶を舌で弄られながら、膨らみを撫でられた。
オーガニックコットン生地のティシャツは肌触りがいい。
社長の手がそれをたくし上げて、ブラのホックを外す。
解放感間もなく、胸の先端が熱で包まれる。
舌で転がされ、芯までえぐるような強い刺激が、声を漏らすまでなくとも単純に気持ち良かった。
――やっぱり人肌って、いい。
ここまでで前回終わってたから余計に萌(燃)えてるような気がする。
メガネを外した社長は、あまり見えないはずなのに気遣って照明を落としてくれている。
ムーディなオレンジのライトの下で深いキスをしながらショーツを脱がされ、指で花芽を触れられた。
既に敏感になっていたそこはしっかり濡れている。
花襞に指が入り、優しく掻き回される。小さくともピチャピチャと淫靡な音がする。
恥ずかしい。
でも、気持ちいい。
そんな私を見下ろす神城社長の目には、勘違いでなければ慈しみが宿っている。
未だに、「好き」とは言われないけれど、それなりに気持ちを感じる。
「鈴木さんがこんなに濡れてるのが、嬉しい」
素直に言われて、こっちも嬉しくなった。
同時に、自分ばかりが感じさせられている申し訳無さも押し寄せて、つい咄嗟に、神城社長の指を潤みから抜いた。
「……痛かった?」
困惑した声に、私は首を横に振る。
「そうじゃ、ないです……」
前戯なら男性も欲しいはず。
別に経験豊富ではないけれど、そこそこに歳も体験も重ねている。
私は、アーモンド型の吸い込まれそうな瞳を見つめたあと、そっと覆うように指で彼の瞼を閉じさせる。
唇を重ねながら、彼のトランクスを脱がせようとするも、既に熱り立っている陰茎が滑らせない。
引っかかった部分に触れると、神城社長の身体がピクっと動いた。
その反応も愛くて、剥き出しになった先頭部分を私は優しく擦った。唇を重ねて奥深く舌を入れる。
生まれたままの姿になった身体にたくさんの印を付けた。この前のお返しだ。
我慢出来なくなった彼の全てが秘部に押し当てられ、私は自ら腰を浮かせた。
「やっぱり、ちゃんと起きてるっていいな」
そう言って、キスを落とした神城社長は、私の膝を掴んで開き、秘裂に猛りを押し込んだ。
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