いたずらはため息と共に

常森 楽

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2.変化

117.夏休み

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「ハハハッ」と永那ちゃんがお腹を抱えて笑った。
勢いよくベッドに飛び乗って、ベッドが沈む。
「ドキドキしたね」
耳元で囁かれる。
私は頷く。
永那ちゃんは、私の体を仰向けにしてくれる。
ようやく、思いっきり空気を吸えた。
ティッシュを何枚か取って、汗を拭いてくれる。
敷かれていた布団を引っ張り出して、私にかけてくれる。
永那ちゃんが布団のなかに入ってきて、ギュッと抱きしめられた。
彼女が首筋に顔をうずめる。
ペロペロ舐められる。
「くすぐったい」
乾いた声で言う。
…喉、渇いたな。
永那ちゃんは私の言葉に耳を傾けず、舐め続ける。
動けない私は、ただされるがままになる。
そのうち永那ちゃんの頭が布団のなかに消えていった。
だめだよ、なにやってるの。

乳房を揉まれて、粒を舐められる。
「んっ…」
吸い付かれて、舌で転がされる。
「ッハァ…永那ちゃん」
名前を呼んでも、彼女は止まらない。
私は腕を口元にやって、必死に声を出さないようにする。
くびれを撫でられる。
全身に鳥肌が立つ。
今は、どこをさわられても敏感に感じてしまう。
「っしゃあ!」
大声が聞こえて、心臓が跳ねる。
「おい、静かにしろって!」
誉が注意する。
なんだかすごく申し訳ない気持ちになる。
…むしろ騒いでくれたほうがいい。

不完全燃焼だったさっきの続きが行われることに、理性とは反対に、体は期待する。
彼女の右手がどんどん下におりていく。
胸への刺激は与えられ続け、体がピクピクと反応して、恥部からも蜜が溢れ出る。
口元に置いた腕を噛む。
彼女の手が茂みに辿り着いて、私の蕾をすぐに探し出す。
優しく円を描くように撫でられた後、激しく左右に動かされる。
心臓がドッドッドッと音を立て始める。
「んぅ…んぅ、フゥッ」
鼻で息をして、腕を強く噛む。
イきそうになって、その直前に指の動きが止まる。
目が潤む。
期待で膨らんでいた気持ちが、スーッと萎んでいく。
でも、萎みきる前に、次の刺激がきた。
割れ目のなかに彼女が入ってきて、腰が浮く。
同時に蕾にも刺激がくる。
また電気を流されているみたいな感覚。
「ぁあっ」
声が出てしまって、さらに強く腕を噛んだ。
痛みと快楽で、目の端から涙がひとすじ零れ落ちた。
止めどなく訪れる刺激に耐えられなくなって、体が仰け反る。

彼女の指が抜かれ、終わったことが告げられる。
口から腕を外して、荒い呼吸を繰り返す。
彼女が「暑い」と言いながら、布団から出てくる。
暗い部屋の中でもやたら艶めいて見える指を私に見せつけた後、彼女はしゃぶった。
「おいしい」
ふふふと笑って、仰向けに寝転んだ。
私は横向きになって、彼女をつついた。
「なに?」
ニヤニヤしながら彼女がこちらに顔を向ける。
「え」
声が掠れたから、咳払いをする。
「永那ちゃんは?」
「ん?」
「永那ちゃんは、やらないの?」
目が大きく見開かれて、顔が綻ぶ。
「やらないよー」
ニコニコ楽しそうに笑いながら、顔を近づけて言う。
「なんで?」
「だって、今日は穂の日でしょ?」
私が眉間にシワを寄せると、彼女はまた笑う。
「私は、生理のときにたくさんさせてもらったし?…今日はもう、誉がいるし?」
絶対後者が、やらない本当の理由だ。
彼女の笑みがそう語っている。
私には誉がいてもやったくせに。

私は唇を尖らせて、彼女に背を向けた。
背中にぬくもりを感じる。
「穂、好きだよ」
そう囁かれただけで、また下腹部がジクジクと動き出す。
くびれの辺りから手が伸びてきて、肌を優しく撫でられる。
…もう、私の体、おかしくなっちゃったみたい。
横向きに寝ていると、太ももの付け根に蜜が垂れるのを感じた。
私はその垂れた感覚をどうにかしたくて、彼女の手を取った。
そっと太ももの間に挟むと、彼女が耳元で笑う。
指で蜜が掬い取られる。
そのまま蕾に擦りつけられる。
「んっ…だめ」
彼女の手を押さえて止める。
「なんで?穂がさわらせたんじゃん」
「取ってほしかっただけ…」
本当は、違うけど。
蕾はジンジンして、さわってと主張してくる。
でも、理性がそれを許さない。
「ふーん。…いいよ」
彼女の手が体から離れていく。
振り向くと、また指をしゃぶっていた。
ジッと唇を見つめていたら「なに?」と聞かれた。

「嫌じゃないの?」
「なにが?」
彼女の左眉が上がる。
「それ…なんで、そんなに舐めるの?」
彼女がフッと笑う。
「おいしいからだよ。何度も言ってるじゃん」
「そんなに?」
「うん、ヤバい。ずっと舐めてられる。水筒に入れて持ち運びたいくらい」
「え…それはちょっと…」
気持ち悪い。
永那ちゃんは左眉を上げたまま目を細めて、私を睨む。
「キモいって思った?」
私は目をそらす。
「おいー」
くすぐられて、身が捩れる。
「やめっ…くすぐったい…!」
「シーッ」
…永那ちゃんが擽ったせいじゃん。
リビングからは、もう誉の注意も聞こえなくなって、遊びに夢中になっている声が響いていた。
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