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5.時間
287.一緒
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「“私だって苦労してる”って言われて、そんなことわかってるんだよ…。わかってるけど、じゃあお姉ちゃんは、私の苦労を本当にわかってくれてるの?わかってくれてるんだったら、帰ってきてくれたでしょ?って…言ったって、無駄で。伝わらなくて」
ポタポタと、彼女の涙が手に落ちる。
「でもまあ…昨日、一昨日話して、少しは和解…できたのかな」
服の袖で涙を拭う。
「なんか、写真とか花とか飾ってるの見て…少し、褒められたっていうか…褒められたのか、わかんないけど…“努力してるのはわかった”って」
「そっか」
「あと、じいちゃんとも、話せた。連絡先も教えてもらえて、これからはお姉ちゃんだけじゃなくて、私のほうにも直接お金を送ってくれるって」
「良かったね」
永那ちゃんが頷く。
「ハァ」とため息をついて、永那ちゃんが大の字になる。
「穂、ありがとう」
永那ちゃんの腕に頭を乗せて私も寝転んだ。
「好き」
フフッと永那ちゃんが笑う。
「私も穂、好き」
彼女の頬にキスをする。
「デザートでも食べようかな」
永那ちゃんがニヤリと笑う。
「デザート?」
デザートなんてあったっけ?
永那ちゃんが上半身を起こして、私に口付けした。
何度も、やさしく、艶のある唇を重ねる。
「デザートって」
「穂のこと」
「もう…。ちょっと期待しちゃったよ」
「これは、嫌?」
「嫌じゃ、ないよ」
笑い合って、重ねる。
鍵盤を弾くように、何度も、何度も。
「好き、穂、好き…好き」
彼女の熱い吐息を吸い込んで、肺に行き渡らせる。
舌を絡めると、水紋が広がるように、体全体が心地よく感じた。
胸に触れられる。
その手も熱くて、彼女の熱が移っていくように、私の体も火照る。
焦れったいくらいに長い時間、そうしていた。
でも熱は冷めなくて、どんどん熱くなるばかりだった。
彼女の唇が離れて、額、瞼、鼻、頬、唇の順で愛が降り注がれる。
「愛してる」
潤んだ薄茶色の瞳を細めて、囁かれる。
優しく微笑まれて、涙が溢れた。
「穂」
指で涙を拭ってくれる。
「なんで泣いてるの?」
「わ、わからない…けど、嬉しくて…」
「そっか」
髪を耳にかけられて、耳たぶをしゃぶられた。
チュッチュッと、やたら音が大きく聞こえた。
あたたかい舌がなかに入ってきて擽ったい。
耳から出ると、そのまま首筋を這っていく。
たまに甘噛みされて「んっ」と声が漏れた。
胸に触れていた手が下りていって、脇腹を撫でる。
彼女の舌が鎖骨にたどり着いて、肌を吸われる。
脇腹を撫でていた手が、服の中に入ってきた。
それだけで少し腰が浮く。
体が、期待している。
何度か肌を擦った後、彼女が服の裾を持った。
脱がされるのだとわかって、上半身を起こす。
彼女がニヤリと笑って、キャミソールごと脱がされた。
背に手を回されて、抱きしめられる。
ブラに支えられた乳房に、彼女が顔をうずめる。
私は手を床について、彼女の望むままにと、身を任せた。
彼女が「ハァ」と息を吐く。
あたたかい息が肌を撫でる。
「あったかい」
ブラ越しに優しく乳房を揉まれる。
チュッチュッと音を立てて、肌に赤い花が咲いていく。
それを見ていると、2つ目の心臓が目を覚ましたみたいに、子宮が疼き始めた。
ブラが外されて、私の胸が露わになる。
もう突起がツンと主張していて、そっと目を閉じた。
唾液に包まれた舌が私のそれを撫でて、ビクッと肩が丸まる。
両手で包まれて、2つの房が寄せられる。
交互に、何度も、執拗なほどに、突起を舐められた。
思わず爪を床に立てて、畳がガリッと削れる音がした。
薄く目を開けると、彼女が口を大きく開けていた。
上目遣いに見られて、目が合って、びっくりして、彼女を見つめてしまう。
丸い桃にそのままかぶりつくような仕草で、乳房全体を口に含んだ。
唇で優しく挟まれる。
離れるときに僅かに突起に唇が触れて、声が出る。
口から溢れてしまう乳房は指で包まれる。
繰り返されて、腰がピクピクと何度か浮いた。
突起を甘噛みされて「あっ」と目を閉じて上を向いた。
両方の突起に刺激が与えられる。
「んぁっ」
ピリピリと、足の裏を擽られているような感覚が走る。
彼女が動く気配がして目を開けると、彼女は膝立ちになっていた。
手で突起を摘まれたまま、キスをする。
舌がねじ込まれて、唾液が流れ込んでくる。
ゴクリと飲んで、舌を出すと、彼女が優しく吸ってくれた。
唇で私の舌を挟みながら、チロチロと舌先が擦れ合う。
彼女の指が、突起の周りに円を描いた。
さっきまで、ほしいところにほしいものが与えられていたのに、急に突き放されたみたいな気分。
寂しさを感じた瞬間に、ピリッと電流が流れるみたいに刺激が与えられる。
「あぁっ」
フフッと彼女が楽しそうに笑う。
「穂、可愛い」
おもちゃを見つけた子供みたいに、繰り返される。
もどかしさの後に刺激が与えられるたび、太ももに力が入った。
舌先の感覚と相まって、肘がガクガクと震えて、寝転びたくなる。
ポタポタと、彼女の涙が手に落ちる。
「でもまあ…昨日、一昨日話して、少しは和解…できたのかな」
服の袖で涙を拭う。
「なんか、写真とか花とか飾ってるの見て…少し、褒められたっていうか…褒められたのか、わかんないけど…“努力してるのはわかった”って」
「そっか」
「あと、じいちゃんとも、話せた。連絡先も教えてもらえて、これからはお姉ちゃんだけじゃなくて、私のほうにも直接お金を送ってくれるって」
「良かったね」
永那ちゃんが頷く。
「ハァ」とため息をついて、永那ちゃんが大の字になる。
「穂、ありがとう」
永那ちゃんの腕に頭を乗せて私も寝転んだ。
「好き」
フフッと永那ちゃんが笑う。
「私も穂、好き」
彼女の頬にキスをする。
「デザートでも食べようかな」
永那ちゃんがニヤリと笑う。
「デザート?」
デザートなんてあったっけ?
永那ちゃんが上半身を起こして、私に口付けした。
何度も、やさしく、艶のある唇を重ねる。
「デザートって」
「穂のこと」
「もう…。ちょっと期待しちゃったよ」
「これは、嫌?」
「嫌じゃ、ないよ」
笑い合って、重ねる。
鍵盤を弾くように、何度も、何度も。
「好き、穂、好き…好き」
彼女の熱い吐息を吸い込んで、肺に行き渡らせる。
舌を絡めると、水紋が広がるように、体全体が心地よく感じた。
胸に触れられる。
その手も熱くて、彼女の熱が移っていくように、私の体も火照る。
焦れったいくらいに長い時間、そうしていた。
でも熱は冷めなくて、どんどん熱くなるばかりだった。
彼女の唇が離れて、額、瞼、鼻、頬、唇の順で愛が降り注がれる。
「愛してる」
潤んだ薄茶色の瞳を細めて、囁かれる。
優しく微笑まれて、涙が溢れた。
「穂」
指で涙を拭ってくれる。
「なんで泣いてるの?」
「わ、わからない…けど、嬉しくて…」
「そっか」
髪を耳にかけられて、耳たぶをしゃぶられた。
チュッチュッと、やたら音が大きく聞こえた。
あたたかい舌がなかに入ってきて擽ったい。
耳から出ると、そのまま首筋を這っていく。
たまに甘噛みされて「んっ」と声が漏れた。
胸に触れていた手が下りていって、脇腹を撫でる。
彼女の舌が鎖骨にたどり着いて、肌を吸われる。
脇腹を撫でていた手が、服の中に入ってきた。
それだけで少し腰が浮く。
体が、期待している。
何度か肌を擦った後、彼女が服の裾を持った。
脱がされるのだとわかって、上半身を起こす。
彼女がニヤリと笑って、キャミソールごと脱がされた。
背に手を回されて、抱きしめられる。
ブラに支えられた乳房に、彼女が顔をうずめる。
私は手を床について、彼女の望むままにと、身を任せた。
彼女が「ハァ」と息を吐く。
あたたかい息が肌を撫でる。
「あったかい」
ブラ越しに優しく乳房を揉まれる。
チュッチュッと音を立てて、肌に赤い花が咲いていく。
それを見ていると、2つ目の心臓が目を覚ましたみたいに、子宮が疼き始めた。
ブラが外されて、私の胸が露わになる。
もう突起がツンと主張していて、そっと目を閉じた。
唾液に包まれた舌が私のそれを撫でて、ビクッと肩が丸まる。
両手で包まれて、2つの房が寄せられる。
交互に、何度も、執拗なほどに、突起を舐められた。
思わず爪を床に立てて、畳がガリッと削れる音がした。
薄く目を開けると、彼女が口を大きく開けていた。
上目遣いに見られて、目が合って、びっくりして、彼女を見つめてしまう。
丸い桃にそのままかぶりつくような仕草で、乳房全体を口に含んだ。
唇で優しく挟まれる。
離れるときに僅かに突起に唇が触れて、声が出る。
口から溢れてしまう乳房は指で包まれる。
繰り返されて、腰がピクピクと何度か浮いた。
突起を甘噛みされて「あっ」と目を閉じて上を向いた。
両方の突起に刺激が与えられる。
「んぁっ」
ピリピリと、足の裏を擽られているような感覚が走る。
彼女が動く気配がして目を開けると、彼女は膝立ちになっていた。
手で突起を摘まれたまま、キスをする。
舌がねじ込まれて、唾液が流れ込んでくる。
ゴクリと飲んで、舌を出すと、彼女が優しく吸ってくれた。
唇で私の舌を挟みながら、チロチロと舌先が擦れ合う。
彼女の指が、突起の周りに円を描いた。
さっきまで、ほしいところにほしいものが与えられていたのに、急に突き放されたみたいな気分。
寂しさを感じた瞬間に、ピリッと電流が流れるみたいに刺激が与えられる。
「あぁっ」
フフッと彼女が楽しそうに笑う。
「穂、可愛い」
おもちゃを見つけた子供みたいに、繰り返される。
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