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5.時間
332.考える
■■■
ムード、ね。
3人でするときのムードってなんだよ。
やったことないし、そんなのわかるわけないだろ。
2人の寝息が聞こえてきても、私の目は冴えていた。
私が記念日に“3人でする”と言ってから、穂は、ふとした瞬間に、ボーッとするようになった。
本当は3人でシたくないのかな?
わからない。
…今朝、なんで泣いてたんだろう?
千陽は普通だったし、千陽が何か言った?
考えても仕方ないか。
2人のことは、2人のこと。
千陽は、穂にだから言えることもあるんだろうし。
穂も…例えば私のことで何か悩んでいるのだとしたら、千陽に相談したかったりするんだろうし。
…それでも、穂のことは、知りたいけど。
お母さんの一件で、千陽への印象が、ガラリと変わった。
私が初めて自分の事情を2人に話したとき、こいつ、泣いてた。
取り乱さず、ただ、共感してくれてるみたいに、泣いた。
それが変にむず痒くて。
家に初めて呼んだときも、顔色一つ変えなかった。
こんなボロい家で…こいつの家と比べたら、眉を寄せてもいいくらいなはずなのに。
お母さんの腕の傷だって、絶対見たはずなのに、何てことないみたいにいつも通りだった。
修学旅行のときだって。
私のせいでお母さんが死んじゃったらどうしようって、取り乱して、穂が傷ついてることにも気づかなかった。
どう、穂に接すればいいか、わからなかった。
すごく怯えているように、見えたから。
だから、蹴っ飛ばしてくれて良かった。
こいつがいなかったら、本当に、私と穂は…ダメになってたと思う。
まだ穂と付き合い始めた頃は、千陽が邪魔にも感じられた。
穂の前でベタベタ引っ付いてきて、穂を泣かせてしまった。
千陽にほっぺにキスされたところを誰かに見られていて、穂がそのことに傷ついたんだと思った。
結局、本当に穂は、私が言わなかったことに対して怒っていたみたいだったけど…私はしばらくわからなかった。
穂は優しいから、そうやって言ってくれているだけで…本当はキスされたこと、嫌だったんじゃないかって思っていた。
だから、こいつが尚更邪魔に思えた。
私は穂の恋人なんだから、いい加減自立しろよって思った。
…でも…本当に…本当に、千陽から離れられなかったのは、私だったのかな。
千陽に冷たい態度を取った手前、私から千陽に優しくすることはできなかった。
…今までだって、私から千陽に何かしてあげたことなんて、最初の1回きりだし。
私からは…何も、できなかった。
だから…穂が千陽を受け入れてくれて、ホッとしたんだ。
千陽を切り捨てることもできなくて、でも、自分から何かをしてあげることもできなくて、どうすればいいかわからなかった。
だから、私の代わりに穂が千陽の支えになってくれて、嬉しかった。
…反面、嫉妬もして。
盗られるんじゃないかって、不安にもなった。
でも、杞憂だった。
“千陽は、私達のこと、1番大事に想ってくれてる。永那ちゃんだって、それをわかってるはず。…本当は1番、わかってるはず”
穂に言われて、ハッとした。
…ちゃんと、私も、大事にしなきゃって、思った。
今まで、ずっと中途半端に大事にしてきたから。
今度からは、ちゃんと、って。
…穂と千陽の2人を大事にするって、どうすればいいんだろう?って考えた。
考えたけど、よくわからなくて。
穂も千陽も3人でシたいって言うから、じゃあ…それを叶えればいっかって思った。
それで…千陽が離れていかないようにって、泣かないようにって…ちゃんと、丁寧に、キスして…胸もさわったんだけど…。
結局“離れてく”っていうのは、穂の勘違いで。
千陽にさわったらさわったで、穂が落ち込んで。
初めて“嫉妬”を自覚したらしくて。
…遅いだろ!
明らかに最初の頃も嫉妬してたじゃん!千陽に!
穂がよくわからなくて、頭を抱えた。
…まあ、穂に振り回されるなら、いいけど。
そういう、よくわかんないのが、好きなんだ。
真面目過ぎて、目の前のことしか見えていない。
言ってしまった後、やってしまった後、後悔の色を滲ませる。
そこが、可愛い。
最近は、私に叱られたり注意されたりするのが好きらしくて、そういうプレイも気に入ってるみたいだ。
私はそこまでSっ気はないつもりなんだけど、まあ、悪くはないかな。
千陽は…そういうの、たぶん嫌がるよね。
穂の愛液舐めさせたら、素直に舐めてたけど。
どうなんだろう?
…てか、マジでなんでこいつ、私がさわったこと穂に言ったわけ!?
あんなエロい穂の姿見てたら、イきたいかな?って思ってイかせてあげたのに…親切のつもりだったのに…私が悪者になったし。
それで…結局…穂がこいつの舐めてて…指も挿れて、めっちゃ、妬いたし。
まあ、でも…気持ちよさそうにする千陽は、エロくて、可愛かったけど。
ムード、ね。
3人でするときのムードってなんだよ。
やったことないし、そんなのわかるわけないだろ。
2人の寝息が聞こえてきても、私の目は冴えていた。
私が記念日に“3人でする”と言ってから、穂は、ふとした瞬間に、ボーッとするようになった。
本当は3人でシたくないのかな?
わからない。
…今朝、なんで泣いてたんだろう?
千陽は普通だったし、千陽が何か言った?
考えても仕方ないか。
2人のことは、2人のこと。
千陽は、穂にだから言えることもあるんだろうし。
穂も…例えば私のことで何か悩んでいるのだとしたら、千陽に相談したかったりするんだろうし。
…それでも、穂のことは、知りたいけど。
お母さんの一件で、千陽への印象が、ガラリと変わった。
私が初めて自分の事情を2人に話したとき、こいつ、泣いてた。
取り乱さず、ただ、共感してくれてるみたいに、泣いた。
それが変にむず痒くて。
家に初めて呼んだときも、顔色一つ変えなかった。
こんなボロい家で…こいつの家と比べたら、眉を寄せてもいいくらいなはずなのに。
お母さんの腕の傷だって、絶対見たはずなのに、何てことないみたいにいつも通りだった。
修学旅行のときだって。
私のせいでお母さんが死んじゃったらどうしようって、取り乱して、穂が傷ついてることにも気づかなかった。
どう、穂に接すればいいか、わからなかった。
すごく怯えているように、見えたから。
だから、蹴っ飛ばしてくれて良かった。
こいつがいなかったら、本当に、私と穂は…ダメになってたと思う。
まだ穂と付き合い始めた頃は、千陽が邪魔にも感じられた。
穂の前でベタベタ引っ付いてきて、穂を泣かせてしまった。
千陽にほっぺにキスされたところを誰かに見られていて、穂がそのことに傷ついたんだと思った。
結局、本当に穂は、私が言わなかったことに対して怒っていたみたいだったけど…私はしばらくわからなかった。
穂は優しいから、そうやって言ってくれているだけで…本当はキスされたこと、嫌だったんじゃないかって思っていた。
だから、こいつが尚更邪魔に思えた。
私は穂の恋人なんだから、いい加減自立しろよって思った。
…でも…本当に…本当に、千陽から離れられなかったのは、私だったのかな。
千陽に冷たい態度を取った手前、私から千陽に優しくすることはできなかった。
…今までだって、私から千陽に何かしてあげたことなんて、最初の1回きりだし。
私からは…何も、できなかった。
だから…穂が千陽を受け入れてくれて、ホッとしたんだ。
千陽を切り捨てることもできなくて、でも、自分から何かをしてあげることもできなくて、どうすればいいかわからなかった。
だから、私の代わりに穂が千陽の支えになってくれて、嬉しかった。
…反面、嫉妬もして。
盗られるんじゃないかって、不安にもなった。
でも、杞憂だった。
“千陽は、私達のこと、1番大事に想ってくれてる。永那ちゃんだって、それをわかってるはず。…本当は1番、わかってるはず”
穂に言われて、ハッとした。
…ちゃんと、私も、大事にしなきゃって、思った。
今まで、ずっと中途半端に大事にしてきたから。
今度からは、ちゃんと、って。
…穂と千陽の2人を大事にするって、どうすればいいんだろう?って考えた。
考えたけど、よくわからなくて。
穂も千陽も3人でシたいって言うから、じゃあ…それを叶えればいっかって思った。
それで…千陽が離れていかないようにって、泣かないようにって…ちゃんと、丁寧に、キスして…胸もさわったんだけど…。
結局“離れてく”っていうのは、穂の勘違いで。
千陽にさわったらさわったで、穂が落ち込んで。
初めて“嫉妬”を自覚したらしくて。
…遅いだろ!
明らかに最初の頃も嫉妬してたじゃん!千陽に!
穂がよくわからなくて、頭を抱えた。
…まあ、穂に振り回されるなら、いいけど。
そういう、よくわかんないのが、好きなんだ。
真面目過ぎて、目の前のことしか見えていない。
言ってしまった後、やってしまった後、後悔の色を滲ませる。
そこが、可愛い。
最近は、私に叱られたり注意されたりするのが好きらしくて、そういうプレイも気に入ってるみたいだ。
私はそこまでSっ気はないつもりなんだけど、まあ、悪くはないかな。
千陽は…そういうの、たぶん嫌がるよね。
穂の愛液舐めさせたら、素直に舐めてたけど。
どうなんだろう?
…てか、マジでなんでこいつ、私がさわったこと穂に言ったわけ!?
あんなエロい穂の姿見てたら、イきたいかな?って思ってイかせてあげたのに…親切のつもりだったのに…私が悪者になったし。
それで…結局…穂がこいつの舐めてて…指も挿れて、めっちゃ、妬いたし。
まあ、でも…気持ちよさそうにする千陽は、エロくて、可愛かったけど。
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