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6.さんにん
361.クリスマス
「待って…!待っ…!」
穂がコケそうになって、慌ててフェンスを掴む。
私は割とすぐに慣れて、不格好だけど、一応滑れるようになった。
でも穂は怖がって、全くフェンスから離れようとしない。
穂がスケートのこと言い始めたのに。
強引に引き離そうとすると睨まれるから、仕方なく穂の近くをスイスイ滑る。
彼女に見せびらかすように。
むぅっと唇を尖らせる彼女が可愛い。
スケートの利用時間が終わる頃には、なんとか手を繋いで、穂も真ん中近くを滑った。
白いクリスマスツリーのようなオブジェが立っていたから、2人で眺めた。
靴を返して、メインの大きなクリスマスツリーを見に行く。
「スケートってけっこう疲れるんだね」
私に寄りかかるようにして穂が歩く。
「今日はエッチもしたしね」
耳元で囁くと「もー!」と肩を叩かれた。
「でも、楽しかったね?」
穂は眉をハの字にして、笑った。
「うん!」
「うおー、でかーっ!」
丸いオーナメントに2人が映る。
何枚か写真を撮って、早々にツリーから離れた。
やっぱりメインなだけあって、人がぎゅうぎゅうにいて、とてもじゃないけどのんびりしていられる感じではなかった。
人混みを掻き分けて「すみません」と言いながら、ギュッと手を繋いで、メインのクリスマスツリーから離れた。
会場から少し離れたところにベンチがあったから2人で座る。
彼女が頭を寄せてくれるから、私もその上に頭を乗せた。
「綺麗だね」
「穂のほうが綺麗だよ?」
ドラマとかであるあるの台詞を言ってみる。
いつだったかも似たようなことを言ってみたけど、笑い話になったような…。
穂はフフッと笑って、「永那ちゃん好き」と小さく呟いた。
どうやら今回は成功らしい。
寒いけど、寒くない。
心がぽかぽかして、キラキラの世界を遠目に見る。
「穂」
「なに?」
「来年はさ、違うイルミネーション見に行こう?」
「来年、受験だよ?」
「そっかあ…。じゃあ、再来年」
「うん」
2人でボーッと夜景を眺める。
少しずつ人が減っていく。
イルミネーションがより綺麗に見えた。
ポケットのスマホが振動する。
さっきから何度か通知が来ていたのは知っていた。
無視していたけど、今回は長いから電話だ。
画面を見ると、誉からだった。
「うい」
「お母さん怒ってるよー」
「マジ?」
穂を見ると、ほげーっと呑気な顔をしていた。
「急いで帰ります」
「俺寝てると思うけど」
「おー、ごめんな?おやすみ」
「おやすみ」
通話が切れて、スマホの時計を確認すれば、もう11時近くになっていた。
「穂、お母さん怒ってるって!帰ろ!」
「え!?なんで!?」
「もう11時」
彼女の手を引いて、走り出す。
「嘘!?もう!?…私、不良になっちゃった」
落ち込む彼女を無視して、走って駅に行く。
電車に乗ると、意外にも人がたくさんいてびっくりした。
穂と密着できて嬉しい。
彼女を抱きしめながら電車に揺られる。
家につくと、お母さんの眉間にシワが刻まれていた。
「ごめんなさい…」
穂が項垂れる。
「心配するでしょ!いくら2人だからって、こんな時間まで連絡もなしに!」
「ごめんなさい」
言いつつ、なんだか嬉しい。
私はお母さんに、こんなふうに叱られたことなんてないから。
お母さんは「ハァ」とため息をついて「永那ちゃん、何笑ってるの」と目を細められた。
私はそっと目をそらす。
「早くお風呂入ってきなさい。…これから、ちゃんと連絡するように!」
「はーい」
項垂れたままの穂の手を引いて、部屋に行く。
「穂、そんな落ち込まないでよ」
鞄を置いて、彼女の両頬を包む。
「楽しくなかった?嫌だった?」
彼女の瞳がようやく上向いて、私を見た。
「楽しかった!私、すごく、楽しかったよ」
「じゃあ、次から気をつければいいじゃん?」
穂は少し考えて、頷く。
手を繋いだままお風呂に向かうと、コーヒーを飲みながら仕事をしていたお母さんと目が合った。
困ったような…それでも、優しい笑みを向けられて、私も笑みを返す。
体が冷え切っていた。
長時間外にいたから当たり前か。
あたたかいシャワーを浴びると、芯まであったまる気がした。
いつも通り、彼女の体を洗う。
「んっ」
彼女が壁に手をついて、シャワーのお湯が当たる綺麗な黒髪が、背中で波打っている。
中指をゆっくりお尻の穴に挿入する。
「ハァ」
…ああ、可愛い。
なかで指を曲げると「だ、め…っ」と彼女が言う。
「今日お尻でイっちゃったもんね?」
囁くと、「もう、おしまい…!」と言われてしまった。
仕方なく、ゆっくり指を抜く。
手を洗って、自分の体も洗う。
烏の行水だ。
今日は大人しく寝る。
彼女を後ろから抱いて、うなじの匂いを嗅いだ。
「永那ちゃん…」
「んー?」
フゥッと彼女が息を吐く。
「さっきの…永那ちゃんの、初めての人…」
「うん?」
彼女はまた「ハァ」とため息をつく。
「永那ちゃんは、あの人と…エッチ…したんだよね?」
「…そうだね」
「どう、だったの?その…何回くらい、エッチしたの?」
そんなこと、普通は聞かないよね?
可愛い穂。
こんなこと知りたがるの、穂くらいじゃない?
穂がコケそうになって、慌ててフェンスを掴む。
私は割とすぐに慣れて、不格好だけど、一応滑れるようになった。
でも穂は怖がって、全くフェンスから離れようとしない。
穂がスケートのこと言い始めたのに。
強引に引き離そうとすると睨まれるから、仕方なく穂の近くをスイスイ滑る。
彼女に見せびらかすように。
むぅっと唇を尖らせる彼女が可愛い。
スケートの利用時間が終わる頃には、なんとか手を繋いで、穂も真ん中近くを滑った。
白いクリスマスツリーのようなオブジェが立っていたから、2人で眺めた。
靴を返して、メインの大きなクリスマスツリーを見に行く。
「スケートってけっこう疲れるんだね」
私に寄りかかるようにして穂が歩く。
「今日はエッチもしたしね」
耳元で囁くと「もー!」と肩を叩かれた。
「でも、楽しかったね?」
穂は眉をハの字にして、笑った。
「うん!」
「うおー、でかーっ!」
丸いオーナメントに2人が映る。
何枚か写真を撮って、早々にツリーから離れた。
やっぱりメインなだけあって、人がぎゅうぎゅうにいて、とてもじゃないけどのんびりしていられる感じではなかった。
人混みを掻き分けて「すみません」と言いながら、ギュッと手を繋いで、メインのクリスマスツリーから離れた。
会場から少し離れたところにベンチがあったから2人で座る。
彼女が頭を寄せてくれるから、私もその上に頭を乗せた。
「綺麗だね」
「穂のほうが綺麗だよ?」
ドラマとかであるあるの台詞を言ってみる。
いつだったかも似たようなことを言ってみたけど、笑い話になったような…。
穂はフフッと笑って、「永那ちゃん好き」と小さく呟いた。
どうやら今回は成功らしい。
寒いけど、寒くない。
心がぽかぽかして、キラキラの世界を遠目に見る。
「穂」
「なに?」
「来年はさ、違うイルミネーション見に行こう?」
「来年、受験だよ?」
「そっかあ…。じゃあ、再来年」
「うん」
2人でボーッと夜景を眺める。
少しずつ人が減っていく。
イルミネーションがより綺麗に見えた。
ポケットのスマホが振動する。
さっきから何度か通知が来ていたのは知っていた。
無視していたけど、今回は長いから電話だ。
画面を見ると、誉からだった。
「うい」
「お母さん怒ってるよー」
「マジ?」
穂を見ると、ほげーっと呑気な顔をしていた。
「急いで帰ります」
「俺寝てると思うけど」
「おー、ごめんな?おやすみ」
「おやすみ」
通話が切れて、スマホの時計を確認すれば、もう11時近くになっていた。
「穂、お母さん怒ってるって!帰ろ!」
「え!?なんで!?」
「もう11時」
彼女の手を引いて、走り出す。
「嘘!?もう!?…私、不良になっちゃった」
落ち込む彼女を無視して、走って駅に行く。
電車に乗ると、意外にも人がたくさんいてびっくりした。
穂と密着できて嬉しい。
彼女を抱きしめながら電車に揺られる。
家につくと、お母さんの眉間にシワが刻まれていた。
「ごめんなさい…」
穂が項垂れる。
「心配するでしょ!いくら2人だからって、こんな時間まで連絡もなしに!」
「ごめんなさい」
言いつつ、なんだか嬉しい。
私はお母さんに、こんなふうに叱られたことなんてないから。
お母さんは「ハァ」とため息をついて「永那ちゃん、何笑ってるの」と目を細められた。
私はそっと目をそらす。
「早くお風呂入ってきなさい。…これから、ちゃんと連絡するように!」
「はーい」
項垂れたままの穂の手を引いて、部屋に行く。
「穂、そんな落ち込まないでよ」
鞄を置いて、彼女の両頬を包む。
「楽しくなかった?嫌だった?」
彼女の瞳がようやく上向いて、私を見た。
「楽しかった!私、すごく、楽しかったよ」
「じゃあ、次から気をつければいいじゃん?」
穂は少し考えて、頷く。
手を繋いだままお風呂に向かうと、コーヒーを飲みながら仕事をしていたお母さんと目が合った。
困ったような…それでも、優しい笑みを向けられて、私も笑みを返す。
体が冷え切っていた。
長時間外にいたから当たり前か。
あたたかいシャワーを浴びると、芯まであったまる気がした。
いつも通り、彼女の体を洗う。
「んっ」
彼女が壁に手をついて、シャワーのお湯が当たる綺麗な黒髪が、背中で波打っている。
中指をゆっくりお尻の穴に挿入する。
「ハァ」
…ああ、可愛い。
なかで指を曲げると「だ、め…っ」と彼女が言う。
「今日お尻でイっちゃったもんね?」
囁くと、「もう、おしまい…!」と言われてしまった。
仕方なく、ゆっくり指を抜く。
手を洗って、自分の体も洗う。
烏の行水だ。
今日は大人しく寝る。
彼女を後ろから抱いて、うなじの匂いを嗅いだ。
「永那ちゃん…」
「んー?」
フゥッと彼女が息を吐く。
「さっきの…永那ちゃんの、初めての人…」
「うん?」
彼女はまた「ハァ」とため息をつく。
「永那ちゃんは、あの人と…エッチ…したんだよね?」
「…そうだね」
「どう、だったの?その…何回くらい、エッチしたの?」
そんなこと、普通は聞かないよね?
可愛い穂。
こんなこと知りたがるの、穂くらいじゃない?
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