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Voice ♡
しおりを挟む「っはー……気持ちぃ……めっちゃ出た」
溢れる快感が落ち着いてようやく、腰を動かして繋がりを解く。その刺激にもびくっと跳ねるウィリウスが愛おしかった。
「ん、く……っ、シン、シンッこれ、抜いて、あ。ぁあっあ……抜きた、い」
俺の下で荒く息をつくウィリウスが、身を捩って訴える。そうか、イッたら中締まるもんな、玩具入れたままは苦しいのか。
「ちょっと待ってな、今抜くから」
「アッ……! は……はぁ……」
よいしょ、と移動して後孔に入った玩具を抜いてやる。びくっ、と大きく跳ねたのを見るに、軽く果ててしまったのかもしれない。
「気持ち良かったなー。またやろうか?」
「ん……」
くたりと脱力したウィリウスは、なかなか満更でも無さそうなというか、ちょっと恥ずかしそうに頷いて目をそらした。ぽいっと玩具を脇に避け、ローションを雑に足す。粘液で濡れてつやつや光る下半身はなんとも艶めかしかった。
ラウンド間の小休止に、ローションがついたままの手で鍛えられた胸板を撫でてみる。ぴく、と脱力していた腹に力が入った。楽しくなってきたので、指先で突起を弄ってみる。
「ン……、っ、やだ」
遠慮がちに手首を握って止められた。けど、手には力が入っていない。嫌よいやよも何とやらなのか本気で嫌なのか、ちょっと判断が難しい。
「これ気持ち良くない?」
「っ、くな、あっ……っん。ん、ぅ……」
「……ほんと? 勃ってきてるけど」
そっと下を確認すれば、じわりと硬さを取り戻しつつあった。我慢できなかったのか甘い声が漏れて、それから、きゅっと唇が閉じられる。
「う、ン……っこえ、声出る……嫌だ」
「感じてる声かわいいよ、挿れてる時は普通に喘いでるじゃん。もっと聞かせて」
「聞こえるの嫌だぁ……、っん、うゔー……」
本番の時はそれどころじゃないけど、胸だけ弄られると冷静に自分の喘ぎ声が聞こえるから恥ずかしいらしい。手で口を抑えて苦しそうに我慢しているので、代わりにキスをしようと誘ってやる。やりやすいように責め手を緩めたら、そろりと手をずらして小さく口を開けてくれた。
「胸より口が好きなんだなーウィリウス。……そのうち全部同じくらい調教してやるから」
「んぁ……ン。んむ……っは、ちゅ……っぷは、あ」
じっくりと舌を絡め、歯列をなぞって上顎を擽る。途端に蕩けて力が抜けるくらいだから、彼はよほど口内が弱いらしい。いずれ乳首とか尿道とか結腸とか……ゲームではあっさり出来ていた調教も、現実でできるといいな。
「これがいい……キス好き、ちゅーしながら突いて……」
「……ウィリウスー? おねだり上手だけど俺ココの開発諦める気無いからな?」
「…………ッチ」
「やっぱりかこのやろう」
とろんと萌葱色の瞳を蕩けさせて、もっと、と頬を啄みながらねだってくるウィリウスはたいへんに眼福だ。ただ、それで胸への責めが止まったのにほっとした風だったのも確かだし、何よりこいつがそのくらい、頭の回らないわけがない。現実では短い付き合いだがゲーム内では散々遊び倒した相手だ、そのぐらい想像つくぞ。
案の定ふいと目をそらしたウィリウスは、少しおいて残念そうに舌打ちしてみせた。まあ、自分の声が嫌だと言うなら、そんなこと言う余裕の無いくらいに責めてあげよう。
「まあ俺もちゅーするの好きだし。挿れながらいっぱいしような」
「ん……、っふ、ぅ、う……っ」
硬さの回復したものを、ローションでぬめる後孔へ擦り付ける。一瞬きゅうと力の入った入口は、だけどふと脱力して招くように蠢いた。ゆっくり腰を押し進めて、肌が合わさるまで、奥まで全部挿入する。
「あー……中とろとろで気持ち良い。ウィリウス平気? 痛くない?」
「だい、じょうぶ……奥、届いて……ぁ、イイ……」
「良かった。ゆっくりしようか」
玩具があっさり入ったとはいえ、初心者用の細身なそれに比べたら自分のは幾らか大きい。確認しないで挿れてしまったけれど、ウィリウスはきちんと万全に準備してくれたようだ。ぬるぬると締め付けてくる熱い体内は心地良かった。痛みもないようで、ぶるりと身を捩る彼はなんとも艶めかしい。
……よくよく考えたら、俺の適当な慣らしで俺より全然デカいウィリウスのものが奥まで入るんだから、心配しなくても良かったかもしれない。この世界の人類ってすげー。
「ン、ちゅぅ……ふは、あっあ……んむ……はぁアあ……これ、んんッ……これ駄目……!」
「キス好きだろ? ほら口開けて」
「待っ、あむ、っはッあぁ……これ、こえ」
舌先が触れるだけの口付けを何度も。深く繋がったまま、啄むように唇を味わう。ついでにおろそかだった胸の方も突起を摘んで捏ねてやれば、息継ぎの合間に嬌声が漏れた。
「もっと声聞きたい」
「嫌だって言、んむぅ……ぅあ、あっ!」
ぐりぐり腰を奥へ押し付けながら胸の飾りを撫でたり、潰したり。呼応して中が締まるから、感じているのは確かなようだ。はふはふ荒く息をつきながら、頑張って甘い声を抑えようとしているウィリウス。手は弱々しく俺の手首を掴んでいるけれど、隷属の強制力なのか全然邪魔になっていない。
俺を軽々抱き上げて拘束出来る筋力の持ち主が、何も抵抗出来ずに身を任せている様はなかなかにサディステックな欲を煽った。思い切り突き上げたくなるのを我慢して、しばらく緩やかに愛撫を続ける。
「は……ぁ、ぁ、んく……っひ、もうイく……イきそう。あぁあああ……」
「良いよ、このままイッて。声出せるようになって良い子だねーウィリウス」
「うン……っちゅ、はぁ、……うあ……あー……!」
びく、びくっ、と体が跳ねる。根気良く促せば、絶頂への欲と溜まる快感に余裕が消えるのか、恥ずかしい、と声を抑えることは無くなっていた。散々蠢く肉壁に刺激されて、こちらもだいぶん限界が近い。ゆる、と泣き所を擦るように動かせば、握るみたいに強く締め付けられる。
「あっ、イく。これイくッ……あっあぁ、あ!」
「あーすご……俺も出す、から……ッ」
ぐっと喉元を晒して背を反らした彼は、大きく喘いで果てた。搾り取ろうとする肉壁の収縮に耐えられなくて、何度か強く腰を打ち付けた。ぱちゅ、ぐちゅ、とぶつかる肌と粘液の音が、蕩けた絶頂の声にかき消される。
「あぁっ……ァーーーー……気持ちぃ……」
「はー……良かった? いっぱい喘げて偉いね」
「ん……も、ちょっと……このまま。挿れてて……」
「ん。キスする?」
「する……」
さっきと同じ、軽いキス。興奮を煽るたぐいではなくて、確かめるような優しい甘さの。羞恥はどこかへ溶けたらしいウィリウスと、しばらくそのまま繋がって唇を合わせていた。
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