蒼炎の魔法使い

山野

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第十四話 とうとう現れたファンタジー。骨の城の主

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アンデッドの街カルターノの中心に、骨の輝きが不気味に煌めく城がある。

門番にはどす黒く禍々しい黒い靄が見えるフルプレートアーマーを着込み、どでかい大剣を地面に突き立て、門の両脇を固めている首と胴体が離れた騎士デュラハン。

門をくぐり中に入ればそこは不気味の一言。広々とした場内をカンテラに入った人魂のような物が照らしている。ちょこちょこカンテラから人魂らしき物が飛び出しては自分からカンテラに戻っていく姿が何故か少し可愛く思えた。



城内を歩けば少し姿が透けて見えるレイス達や包帯をぐるぐる巻きにした執事達が与えられた仕事に勤しんでいる。中庭には三つ首の犬がおり、腹を裂かれて骨が見えている。パッチワークで顔を縫われたような庭師が、棘のように鋭い枝を持ち自律的に動いている植物の世話をしていた。

目合うと微笑む絵画に、勝手に動く宝箱、覗くと手が出てきて首を掴んでくる壺。



地球の常識では考えられないような光景がそこには広がっていた

「異世界アンデッド城きたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」



「…ショウそういうのは心の中でやって」

はいはい、いつもの乙乙!

だってヴァンパイア城は想像とだいぶ違って普通のキレイなお城って感じでちょっとがっかりしたのに、ここガチじゃん!マジでファンタジーじゃん!誰がどうみてもアンデッドの城じゃんよ!

興奮するなっていう方が無理だわ!



「ん?なんですか?なんですか?何か気になるものでもありましたか?」

ここの城の主であるフラミレッラという人の側近、ジョレーナという骸骨の剣士がニコニコ<骨なので雰囲気です>と俺たちに聞く



「…ショウは変なこだわりを持っていて、それは多分この世界の人達とはずれているから気にしないで下さい。」

呆れたように、でも愛おしそうに俺の顔を見てジョレーナに伝える



「おれっちの弟子は変わった子なんっすね!」



「えぇとても、でもそこが良かったりもすることも、あったりもなかったりもします。」



「うーんこれは弟子との付き合い方に苦労しそうっすね…」



「大丈夫ですよ師匠!修行にはちゃんと向き合いますから!」



「わ!いきなりし、し、師匠とかどんだけ卑猥なんですか、不倫ですか?!すみません、おれっち旦那一筋なんで無理です!」

頼んでねぇよ、夫婦仲良しかよ!



「…ショウいきなり師匠はちょっとどうかと思う。」

俺はこの世界の卑猥の感覚がさっぱりわからんぞ!



他愛もないやり取りをしていると色々な種族の骨で作った大きな扉の前に着いた。



「この先にお嬢がいるんで入りましょう!この飛び出てる頭蓋骨を押し込んでっと…」

うわっ悪趣味!それ絶対人の骨ですよね?!間違いないですよね?!

頭蓋骨が奥に入り込んでいき大きな扉がゴゴゴゴという音と共に両開きに開く。



目に飛び込んできたのは、背凭れが4メートルはあり、ドラゴンであろう骨を使って作られた王座に座り、肘をかけ頬杖を付き、反対の手の指で軽く開けた口の下唇をなぞりながら足を組み、うつろな目でこちらを見据えた女性。高貴で艶めかしい…人によっては即座に某世界的貴方の心を盗んだ大泥棒ダイブをするだろう。



髪が紫色で肩まで伸ばし、目鼻立ちが整っており、瞳の色は吸い込まれそうなサファイアや瑠璃を思い起こさせる青。綺麗の中にもどこか可愛らしさが混在したような20そこそこの美女。ゴシック調の黒いドレスに赤の差し色と白と黒のレースがバランスよく入り、彼女の魅力を一層高めている。圧倒的な存在感、一目で支配者だとわかる雰囲気を醸し出し、ルーとはまた違った美を体現したような存在だった。

ルーの美のイメージは純粋、混じりけのない美しさ、この人のイメージは高貴、気高かく優美。その美しさにひれ伏してしまいそうだ。



「お嬢!ルーメリア・レネ・リールモルト王女を連れてきましたよー!」

元気よく骸骨剣士が自分の主人であろう女性に元気よく伝える。



「ジョレーナ、いい加減お嬢に対してその気軽さどうにかならんか?我々の主でもあるのだぞ?」

ジョレーナに呆れたような顔<そう感じる>でそう告げた男性の声の主は。黒いローブを着てフードを被り、何かの手の骨が丸い宝石らしきものを掴んでいるデザインの杖を持った、ジョレーナと同じような骸骨だった。瞳ではないのだが、両目が赤く光っている。



「別にお嬢が気にしてないからいいでしょ?ね?お嬢?」



「きにしてはいないけれど、貴方達、夫婦仲を自慢するなら他所でやってくれないかしら?」

聞こえてこの城の主の声は、とても落ち着いていて、聞き心地のいい声だった

てかあのローブの人?が旦那だったー!旦那もまさかスケルトンだったとは驚き。



「それでヴァンパイアのお嬢ちゃんは私に何か用かしら?こっちへいらっしゃい、但しそこの段の前迄よ、死にたくなければね」

そう俺たちを手招きする。物騒すぎませんか?!



二人前に出て、ルーが跪いたので、俺も遅れて跪くと同時にルーが口を開く



「フラミレッラ様、本日は取り次いで頂きありがとうございます、こちらのワインは手土産です、お納め下さい。」

アイテムボックスからワインを何本か出しジョレーナに渡す。



「今年のワインは出来がいいそうね?ありがとう、頂いておくわ。それとお嬢ちゃん達。立って良いわよ。ここは国ではないし、私は偉い訳じゃないから」



「他国はどうか分かりませんが、私達リールモルト王国はグールエンペラーで在らせられるフラミレッラ様が納めるこのカルターノを国として認めております。どうぞお気になさらず。」

グールエンペラーって種族だよな?っという事はアンデッド?どう見ても普通の人間なんだが…エンペラーってことは全てのグールの頂点って事か。



「私としてはどちらでもいいのだけれど。この城も周りが勝手に建てたものだし。まぁそれならそれでいいわ、お嬢ちゃんに目を見られてもねぇ?」

魅了の力の事を言っているのだろう



「それと、そこの坊やは誰かしら?100年位前に来た時とは違うお伴じゃなくって?」

100年前?!ルーって何歳?!勝手に17歳と思って聞いた事なかった…



「こちらは私の騎士でございます。ショウ自己紹介をお願い」

ルーが俺に促す



「私はルーメリア殿下の騎士、ショウでございます、以後お見知りおきを!」



「そんでもっておれっちの弟子です!」

骸骨剣士が割って入る。



「弟子?貴方、弟子を取ることにしたの?今まで一度も取ってこなかったと思うのだけれど」



「いやーこの子は多分伸びるっすよ?それによくわからない力もあるし、新しい可能性に賭けてって感じですかね?」



「貴方にそこまで言わせるなんて、興味深いわね。ショウといったかしら?立ちなさい。」

ルーを見ると頷く。



「はっ!」

立ってこの城の主をしっかりと見る。



「結構やりそうでしょう?鍛え甲斐があるってもんですよ、ね?」

と行って俺の背中をパンを叩いた。

何処からそんな力が出るのかわからないが凄い力で、背中を叩かれて勢いでよろめき前に倒れ込んでしまう。



「ショウ!」

ルーの大きな声が部屋全体に広がる!ルー慌てて前に出ようとするがジョレーナに止められていた。



「…坊やはアンデッドなのかしら?」

暫くの静寂を破ってフラミレッラが口を開く



「アンデッド?いや普通の人間ですよ、死んだように生きている時代もありましたけどね」

暗黒時代が頭をよぎる。



「じゃあ坊やはなんでこんなにも私の近くによってなお平然としているのかしら?」

いやドキドキはしてますよ?

ルーもジョレーナさんも旦那さんもとても驚いていた。後者二人は驚いてるように見えただけだけどな!



「???よくわかりませんが、あの場所より前に出てしまった無礼はどうかご容赦下さい。」



「それはいいの。坊やよ、こっちに来なさい」



「フラミレッラ様!その辺りでご容赦下さい!」

ルーが必至な顔で懇願している。嫉妬か?カワユス



「大丈夫だよルー」

俺は君の騎士だからね!

そういって目の前まで来た



「…坊や…何ともないのかしら?」

俺の手を握りながら心底驚いた顔で問いかけてくる。



「え、あの…」



「やっぱり何か感じるかしら?」

体や顔をペタペタと触れてくる



「…貴方様の様な方に触られて少々動揺してます」

マジでドキドキが止まらない。やめて!俺には銀髪の天使が…



「………うふふふ」

彼女は突然楽しそうに笑いだした。周りも大層驚いた顔でその光景を見ていたが、俺だけは瞬する時間すら惜しく感じる程の美しい笑顔から眼が離せなかった。



「うふふふ…なんともないか!坊や!二人共今日はもう遅い。ここに泊まっていくと良いわ。」



「…はいフラミレッラ様、心遣いありがとうございます」

ルーが承諾する。



「それと坊や、後で少々話がある。」

ルーを見るとゆっくりと頷いていた。



「はいわかりました…」



「ごめんなさいねお嬢ちゃん、それでは要件を聞こうかしら。」



「はい、近頃森の様子がおかしいというのはご存知でしょうか?」



「それは知っているわ。アンデッドの 斥候 をそこら中に放っているから。最近は東も西も南も少々気が立っているみたいね、理由はわかっているのかしら?」



「いいえ、まだ調査中でございます」



「最近東と西、それに南の主達のまだ生まれたばかりの眷属が居なくなっているらしいのは知ってるかしら?」



「…私たちがそれを行ったと?」



「誰がやったか、その真実は知らないわ、でもあやつらはそう思っているかもしれないという事よ。魔物を捕らえても私達森の住人は何の価値もないもの。でも人間とも親密に繋がっている貴方達なら?あやつらの眷属はお嬢ちゃんの国や人の世界では大変な価値になる。ならばそう考えても不思議ではないんじゃないかしら?

もし自分の国が大事というのなら、早急に解決することね、私の 斥候 が見たのは数人のヴァンパイアが不可侵の領域をウロチョロしていたという事だけで証拠はないわ。」



「…ご助力ありがとうございます、その情報だけで大変価値があります。」



「じゃあ話は終わりね?ショウの坊や、ちょっと残りなさい。お嬢ちゃんも勿論一緒よ、ただしお嬢ちゃんはそこから前に来ない事。いいわね?」



「お嬢!それは私の弟子ですよ?今から修業だっていうのに!」

え?休ませてくんないの?!



「お黙りなさい。あなたは旦那と骨休めでもしてなさいな」



「アンデッドだから疲れとかないですよお嬢!」



「お嬢を煩わせるなジョレーナ!それでは私達は行くぞ!お嬢失礼致します。」



ジョレーナの手を旦那が強引に引っ張って部屋を出ていく。



「さて、あなたどうして私の持つ能力【腐敗】の力になんともないのかしら?」



「腐敗…ですか?特に何も感じませんでしたけど…」



「ショウ。フラミレッラ様は【腐敗】という強力な能力を持っている、それは生物であれば触ったものを一瞬で朽ち果させる力。私もここから先、フラミレッラ様に近づけばただじゃすまない。」

こっわ!どんなチート能力だよ!でもなんともないんだよなぁ



「思い当たることは一つあるのですが…ルー?」



「…大丈夫、フラミレッラ様は誰よりも信用できる。約束は違わないし、決して不義理な方ではない」

俺の意図のを一瞬で察してくれてる



「ではフラミレッラ様これから話す事は誰にもいわないと誓ってもらえますか?」



「ええ構わないわ。」

俺は自分が異世界人という事、魔力、魔法という概念があるということを伝えた。



「…にわかには信じられない話だけど、実際に効果がないのと、その蒼い炎を見せられてしてまえばね…」

今手の平に蒼い炎の球に出していた。



「ええ魔力があるのでルーの魅了も俺には効果がないんです、腐敗の力が効かないのもおそらくそのせいでしょう。」



「魔力…とても興味深いわね、貴方は異世界に帰る方法を探しているのよね?」



「まぁ最終目標ではあります。」



「坊やの状況を聞いていると誰かの召喚にされたという線もあるわ…あなた召喚を学ぶ気はないかしら?元の世界に帰る手掛かりを得るきっかけになるかもしれないわよ」



「言われてみれば確かに召喚という線もありますね、ただ俺魔法言語が全く理解できないんです。」



「召喚に魔法言語は必要ないわ。交換条件と言ってはなんだけど、私に魔力の使い方を教えてくれないかしら?私にも魔力はあるのよね?」



「ええ、勿論誰でも持ってますよ!魔力を使えば無差別に腐敗させることもなくなるかもしれませんね」



「私は召喚を貴方に教え、ジョレーナは剣術を。交換に坊やが私に魔力の使い方を教えるという事でいいわね?」



「ですが俺はルーの騎士なのでここに来る機会はあまり…」

ルーを見る



「フラミレッラ様、ここに暫く滞在することをお許し頂けないでしょうか?私もショウに魔力の使い方を教えてもらっていますし、ここに残る方が情報を得れますので。」



「勿論構わないわ、私の使い魔を送って貴方達が暫くここに滞在することを伝えておくわ。それでいいかしら?」



「はい父上もフラミレッラ様の所でしたら問題なく了承して頂けるでしょう」



「それじゃあ決まりね、坊や、明日からお願いするわ、今日はもう二人とも休みなさい。部屋はお嬢ちゃんと一緒でいいかしら?それとも坊やは私の部屋にする?まだ聞きたい事もあるし」

挑発するような顔で俺をからかう



「ご、ご冗談を…」

顔が赤くなり思わず顔を背けてしまう



「それにルーメリア様と一緒の部屋というのも流石にそ…「一緒で構いません!」」

ルーがかぶせるように答える、驚きのあまりルーの顔をみてしまう!



「ふふふ、お熱い事、ちょっと妬けちゃうわね。あら?もしかして妬いたのかしら?」



「…」

ルーは下向いて黙ったままだ。マジ?



フラミレッラがパンパンっと手を叩くと扉をすり抜けレイスが入ってくる。

「御用でしょうか、我が君」



「この二人を部屋へ案内して頂戴」



「畏まりました。お客様方、こちらでございます」

部屋を出てぷかぷか浮かぶ半透明のレイスの後をついて行くと、ダブルベットのある部屋に案内された。



「食事は後程こちらにお持ちいたします。ごゆっくりどうぞ」

頭を下げて、ドアをすり抜けて出て行った。



「ル、ルーさん?」

レイスが出ていくと、ベッドに力づくで押し倒された

カンテラの人魂らしき物がキャッっと言わんばかりに点滅している。絶対意思あるよねこの子達



「フラミレッラ様はとても美しい。見入ってしまうのは仕方ないし否定しない」



「ど、どうしたの?!」



「…わからない。でも苦しい。」

嫉妬…かな?



「私が貴方の物って分からせて…」

ゴクリ…生唾を飲み込む、つまりそういう事か?



「ショウのを私の中に…」

そう言い放つと、俺の返事も聞かず、カプリと 噛みつき、嬌声ともに血を吸い上げていて行く、荒々しく、貪るように…



「はぁ…ショウがいけない…私の前で…他の女性と親しく…もっと…もっと…私が貴方の物だって…感じさせて?」

血を吸い、耳に噛みつき艶めかしい吐息交じりの声で俺の脳みそを溶かしていく。

俺に覆いかぶさり両手を絡ませ血を吸う。



シーツが擦れる音、耳元から聞こえてくる艶めかしい声、覆いかぶさっていることにより感じるルーの胸のふくらみ、体を包む甘美な柔らかさ。



「ショウ…今日本当に私死ぬと思った…でも貴方とならそれもいいって思った。貴方になら殺されてもいい。」

愛が重い…なんて思わない。二人だったのが一人になるのは、一人の時に戻るのとは全く違う。一人でいた時よりも何倍も辛くなるから。今日一日不安だったんだろう、死を覚悟し、他の女性に嫉妬し、俺が居なくなる想像をして。



今は一線は超えれない…でも



俺は起き上がり逆に押し倒し、キスをした。荒々しく、貪るように…瞬間絡めた手がギュッっと握られる。

彼女をただ感じる…口の中に残った血を絡めながら…手を力で押さえつけ自分の物だとわからせるように激しく。



一瞬唇を離すと光惚とした表情のルーの真っ赤な瞳に自分が写っていた。



「…王女の唇を奪った罪は重い。」



「俺は一生償い続けるよ。」



「…そう。」

絡めた手が一層強く握られた。



再び彼女の唇を貪る。

それは食事が部屋に運ばれるまで続いた。



ファーストキスはとても荒々しく血生臭く、情熱的で甘美な物だった。
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