蒼炎の魔法使い

山野

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第二十五話 婚活は突然に 

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森の中を軽快に走しる巨大な灰色の狼が一匹いる。



月の光に反射し輝く美しい毛並みを持つ灰色の狼の上には、ローブを着こみ黒髪黒目の平面的な顔の持ち主が乗っていた。



「なぁルチル、その樹ってどんな樹なんだ?」



ルチルとショウだ。



「主様はしらなんだか? 常闇の森の中で一番大きな樹、月夜見の樹じゃよ。 この東の森の位置して、東の森のシンボル的なものじゃな」



西城門の件も一段落し、少しすると国王も国に戻ってきた。

事の顛末を話すと大層驚いていたが、最後に感謝された。



それから数日が経ち、医務室の近くでアメリアとすれ違い、逃げようとしたところを回りこまれ、頼み事をされた時の事を思い出しながら、月夜見の樹がある場所に向かっていた。



『さて、ショウく~ん、貸しを果たしてもらってもいいかしらぁ?』

爆乳をプルンと揺らし椅子に座り向かい合った俺に迫る



『そ、それで何をしたらいいんですか?』

目線で揺れる胸を追っていた。



『東の森の不可侵領域ににある、月夜見の樹の樹液が欲しいのよぉ、東の主の主人であるショウ君なら問題ないわよねぇ~?だから取ってきてぇ、ねぇ~お願い』

俺の手を取り胸に当てようとする



『わ、わぁ!い、行きますよ!行きますからやめてください!』

必死に振り払う



『行ってくれるのぉ~? 助かるわぁ~。 無事に持ってきてくれたら… この前の続き… 試してみるぅ~?』

そういって彼女は谷間を作り片目を瞑りながら、たゆんと効果音が聞こえてきそうな位大きな胸を指さし、タイトスカートから覗く肉感的な太ももを見せつけるようにゆっくりと組み換え、舌ったらずなしゃべりで理性を壊しにくる



『す、すぐにとってきますね!』

大事な人がいなければすぐにでも飛びつきたいが、俺には大事な人が二人いるからな。



【電光石火】並みの速さでその場を後にした



「はぁ… うまく使われてるよなぁほんと… それでルチル、もうそろそろ見えてくるのか?」



「心配せんでもすぐに見えてくる、じゃが… 問題はその樹液が取れるかどうかじゃな…」



「ん?なんかあるのか?」



「まぁ、着いたらわかると思うがのぉ。 着くまでわらわにしっかり捕まっておれ」



「わかった、頼んだよルチル」

捕まるついでにモフモフする… ルチルの尻尾も左右に揺れていた。 犬か!



◇  ◇  ◇  ◇



「ここじゃ、着いたぞ主様よ。」



「そういう事か…」

ルチルの案内で月夜見の樹の前まで来たのだが理由がわかった。

着いた場所は小さい湖の様な物と、その側にはただでさえ大きな樹々だらけの常闇の森なのだが、それは周りの樹々を圧倒する大きさだった。



だが違いは大きさだけではない、他の樹々は青々とした葉が生い茂っているのだが、この樹だけは葉がほぼ枯れ落ち今にも樹が死んでしまいそうな印象を受ける。



「主様よ。 どうするのかえ? ここ最近で急激に力をなくしたようでの。 この樹以外に月夜見の樹はこの森にはないと思うのじゃが」



「ん~どうしようか?多分これじゃあ樹液も取れないよなー」

そう顎に手をおいて悩みながら月夜見の樹の周りをぐるりと回ると、月夜見の樹に手を当て悲しそうな顔をした横顔の少女が立っているのが見えて来た。



ん? 女の子? ここ不可侵領域だよね? 女の子一人でこれるような場所じゃないんだけど… 



そこに居たのはエメラルドグリーンの髪を腰の辺りまで伸ばし背は150にも満たないであろう14歳程の少女、まだ幼くとても可愛い顔立ちだ。 学校に居たら入学式の次の日には告られまくって一日目でスクールカーストの頂点に君臨し、学校生活イージーモードタイプである。 彼女が居るのなら、俺はそのグループのパシリ枠をカースト底辺から、虎視眈々と狙うだろう。



とりあえず近づいて声をかけることにする。



「何してるの?」



「わっ!! え?! えぇ?! お兄さん見えるの?!」



「え? 見えるって、普通に見えるけど… ルチル、ここに何かいるの見える?」

ルチルの方を見ると、鼻をクンクンさせるが何も感じられなかったのか首をゆっくり振る。 何も見えていないようだ。 マジ?



「普通は見えないと思うんだよねー」

元気で活発な印象を受ける喋り方だった



「も、もしかして幽霊とかそういうたぐいの物かな?」

少し怯えるように聞く



「違うもん! 精霊だもん!」



「精霊? マジ?」



「マジ」

自称精霊がうんうんと小刻みに頷く、小動物系で可愛いなこの子



「主様よ、もしかしてそこにおるのは精霊様? それとその精霊様は会話が出来るのかぇ?」

ルチルが偉い人の前にいる一般人の様な感じで少し固くなっていた



「ん? 自称精霊らしい。 んで普通に話せるよ、人間で言うと14歳くらいの可愛い子だよ」



「そんなに子供じゃない! もう立派なレディーだもん! 万年単位で生きてるもん!」

腕を前にだし両手に握り拳を作り、頬を膨らませぷんすかするしぐさはとてもレディーとは思えないがめちゃくちゃ可愛かった。 めちゃくちゃ年上だが完全に子供だこの子



「主様よ、精霊様は通常不可視で特殊な才能がないと見ることも叶わん。 それに並みの精霊は会話など出来ん。 おそらくそこに居られるのは樹の大精霊様なのではないか?」



「マジ?」



「マジ」

えっへんと言わんばかりに、握りこぶしにして腰に両手を立てる。 いやお前がやると前ならえの一番前の子にしか見えないんだが…



「樹の大精霊は偉いんだから!」



「それでその偉い大精霊様はこんなところで何してんの?」



「うぅ~絶対信じてないよ…」

目を少し潤ませた。この子どんだけ可愛いを押し売りしてくんだよ?! 今時アイドルでももうちょっと控えるぞ! 



「あのね、この子の命がもう終わろうとしてるからそっと寄り添ってたの。 もっと生きたい。 もっとみんなと居たい。 そんな願いが悲しくて辛くて。 辛いと思うから一緒にいてあげようと思ってここに居るの。」

今から大事な友達の旅立ちを見送る、そんな表情でとても悲しそうで寂しそうだった。



「樹の大精霊だったら何とかならないのか?」



「この子は自分で生命力を燃やしたの。 この子はこの森を守ってる。 最近森の中の人間の国で大きな毒沼が出来たみたいでね、その毒を浄化するのにこの子は頑張りすきちゃったんだよ。 そんな頑張った子を一人にしたくないの。」



…完全にこの前戦ったイオのせいじゃねぇーかー!! もしかして回りまわって主である俺のせい… なんじゃね? 



「それ森は大丈夫なの?」



「うん、この子のが居なくなってもやがて第二第三の」



「わかった! わかったから!」

おいそれこの前聞いたぞ、どうしてみな魔王らしきものを量産しようとする



「私の力じゃここまで消耗したらもう無理。 マナっていう力があればこの子を助けてあげれるんだけどね。もうこの世界にその力を使える精霊王様はいないの」

…ん? それ聞いた事あるぞ?



「…多分俺そのマナって力使えるよ」



「えぇ?! 何で?! 精霊王様しか使えないんだよ?! 精霊王様はだいぶ昔に…」

とても驚いた様子で、その後何かを考えるように腕を組んで難しい顔をした。 だが幼い顔なので全然考えているようには思えない



「とにかくマナの方は… 何度か気絶するかもしれないけど大丈夫だと思う」



「この子を助けてくれるの?」

俺の責任でもあるしなぁ…



「やれることはやってみるよ、何すればいいの?」



「この子に触ってあげて」

そういって俺の手の平を月夜見の樹に当てた。 あぶねー!突然腕掴まれたから動揺したわ! 俺がいきなり腕掴まれるなんて、痴漢で誤認逮捕される時位だと思ってた過去が懐かしいよ



「で、一緒に力を流すの! 精霊の力とマナ、それならこの子を助けてあげられる。」

目をうるうるさせて懇願した



「よしじゃあやろう!」

魔力と魔素を融合させる。 毎日のように練習はしているのだが中々上達はしていない。 体内で大きな力が作られるのを感じる、よし融合は成功だ。次は出力なのだが、これも相当神経を使い難しい。 最初の方はシャンパングラスに水を並々入れて頭に乗せて遠くまで運ぶ、そんな感覚だった。 今は料理用のボールぐらいにはなった感じかな?



ゆっくりと慎重に力を出していく、うまくいきそうだ



「凄い! 凄いよ! 元気になってるのを感じる!」

そう嬉しそうにぴょんぴょんと飛び跳ねた、家でテレビを見ながら愛でたい



少しすると、枯れたような樹から生気が溢れ、青々とした葉が早送り映像の様にみるみる生い茂った



「よかった…」

そういい終わると後ろに倒れてしまう。かなりの力を吸われてしったみたいだ… ルチルの慌てた声と少女の驚いた声が遠のく意識の中で聞こえた



◇  ◇  ◇  ◇



暖かい… 非常に気持ちがいいい。 俺は今、冬の朝の毛布の中にいるようなそんな心地よさに包まれていた



「主様よ、起きておるのではないか?」

ルチルは俺は守るように丸まり、そのモフモフで包み込んでいる。



「後五分… いや後永遠…」



「何を言っておるのかさっぱりわからんのぉ、そろそろ遅くなるし起きた方がいいのではないのかえ? 帰りが遅いと奥方様が心配すると思うがのぉ」

まだ奥方じゃないがな



「ルチルのモフモフが悪い、この毛を全部剥いで毛布を作りたい」



「なんと恐ろしいことか! やめてたも!」

ルチルはとても恐ろしいと言わんばかりに尻尾をシュンをさせブルブルしていた。 きゃわいい



「あ、起きたの?」

樹の大精霊が起きた俺に近づいてくる。



「本当にありがとうね、この子も凄く嬉しそうだよ、ありがとう助けてくれてって言ってる」

よかった無事に助かったみたいだ



「じゃあ助けたお礼といってはなんだけど、樹液を貰えるように言ってくれないかな? 本当はそれを取りに来たんだよ」



「そうだったんだ、じゃああの子の所に行こ行こ!」

そういって俺の手を引っ張りルチルにもたれていたところを強制的に起こされる



月夜見の樹と何かを話し終わると樹から大量の樹液が出て来た



「こ、こんなに?」



「うん、こんな事でいいならいつでも来るといいってさ、よかったね!」

俺は溢れんばかりに出てくる樹液を瓶に詰めて亜空間に入れた。



「ありがと」

そういって背の低い少女の頭を撫でる



「あ」

という声と共に光が少女を包んだ。 光が収まると、14歳位だったはずの少女が艶やかで、色気が溢れんばかりの女性へと姿を変えた。 背も伸び、可愛さを少し残しながらも25歳辺りの色っぽい魅力的な女性に成長している。 特筆すべきは胸!! アメリアに負けじと劣らぬ爆乳である。 この成長率、誰が予想していた? 



成長したと同時に俺も力が抜け膝をついてしまう



「主様!」

後ろの方にいるルチルが心配そうにかけてくれた



そう立ち上がりルチルの方を向き大丈夫と言うと安心したようだ



「精霊王様、お帰りをお待ちしておりました」

成長したエメラルドグリーンの髪の女性が跪きながら言った、喋り方にも何故か色気を感じてしまう



「精霊王? いや俺、人間なんですが…」



「それでは人間の精霊王様」

なんだよそれ、どっちだよ、清楚系ビ〇チぐらい矛盾を覚えるよ



「マナという力を扱えるのは精霊王様だけ、それに…わ たくしを元の姿に戻し伴侶に出来るのも… 精霊王様だけですよ」



跪きながら顔を赤くして熱を帯びた瞳をキラキラさせ俺を見上げていた。 伴侶って何?! 旦那って事?! いつ何がどうやってそうなった?! 今回は勘違い要素なかっただろ?!



確かに頭に触ったら急に大きくなったけど、大人の階段上らせちゃったという事?! つまり精霊に取っての頭を撫でるという行為は人でいうあれか、インアウトするあれか?! 手で女性経験なし卒業とか斬新すぎんだろうがyo!



それにそうだとしてもおかしいでしょ?! 頭に性感帯あるってどういう事よ?! 目で妊娠させるなんていうのは冗談で聞いた事あるけど、この子手で妊娠するわけ?! つか精霊って妊娠するのか?! ダメだ頭が混乱してる…



「精霊同士の結婚の儀式は、夫になる精霊が妻になる精霊の頭に手を置き、力を渡す事で成ります。 人で言う所の指輪を送るといった所でしょうか?」



マジかー俺知らない間にプロポーズしてたー… ルーにもフララにもまだしてないのに… それっぽい事は言ってるけどまだはっきりとは伝えてないしなぁ…



「そして精霊王様以外の精霊は、わたくし達大精霊に触れる事すら出来ません。 わたくしたち大精霊の力が強すぎて飲み込んでしまうからです。 そしてわたくし達大精霊は精霊王様の伴侶になるべくして生まれた存在。 この時をお待ちしておりました」

最後の部分を語る声が特に熱っぽく、本当に長い間待っていたという想いが伝わる。



「それ精霊違いですよ! 俺は人間だし! 俺じゃなくてその精霊王の伴侶になるべくして生まれたんでしょ? 俺と結婚しちゃまずいでしょうが!」



「いいえ、精霊王というのはマナが扱える者の事を指します。 わたくし達は精霊王という個体ではなく、精霊王という理と一緒になるのです。」



「お、おう」

ようわからん… 要するにマナ使えるやつなら誰とでも結婚するけど、使えるのは世界で元々一人だからお前私の旦那な! そういう事か?



「でも俺には大事な人が二人いまして…」



「それは人間の世界の話ではないですか? わたくし達には関係のないことです。」

いや俺には大いに関係あるんですが…



「それにどの道もう儀式は終わってしまったので離れることが出来ません」

マジ? 無表情で赤い瞳を煌めかせ、鎌を喉元に突き付けられるのと、蒼い瞳に残忍さを宿し、サディスティックな笑いを浮かべながら苦しめられる未来が浮かぶんだが…



「クーリングオフは不可能?」



「不可能です」



「何故知ってるし。」



「精霊王様の力を貰い記憶を共有しているからです」

俺のあんなことやこんな事の恥ずかしい記憶も… 特に中二の部分とか耐えれん!



「わたくし達大精霊を集めればもしかしたら帰れるかもしれませんよ? それにあの事、大事な人にバラしちゃいますよ?」



どのこと?! 多すぎてわかりまてん!

それに何この唐突に始まる人探しイベント



「精霊王様のマナの力、そして火、水、風、土、そしてわたくし樹大精霊の力を使えば元の世界に転移できる可能性も十分にあります」

どの道ルーとの約束を果たす為にも大精霊の力は必要なのかもしれないのか… なら一度とりあえずルーとフララに会ってもらうか。



「は、伴侶というのはまぁ置いといて… まぁよろしく頼むよ。名前はなんていうの?」



「名前はありません、つけてください旦那様」

最近多くね名前つける儀式



「だ、旦那様はやめて欲しいな… じゃあ…エメ!」

我ながら髪色で決める単純さである。



「嬉しいです… エメは生涯旦那様と共にあります!」

そういって跪いていた姿勢からぴょんと飛び、俺に抱き着いて来た。 む、胸が…柔らかいのに張りがあり、鷲掴みすれば指の間からあふれるであろう豊満な胸の感触を、全力で感じる為に【感覚強化】を使い堪能する。 世の中はエロで進歩するんだぜ? …ふぅ… 天を見上げていた…



「なぁ、その姿も凄く魅力的なんだけど、いや魅力的すぎるんだけど、さっきみたいに幼い姿には戻れないの?」

一歩間違えばメンバー入りしそうな発言である。 だが理性を保つためには必要だ



「できますが、この姿はお嫌いでしたか?」

エメが残念そうに聞いてくる



「いや大好きなんだが…違くて… その刺激が強いというか… 理性が持たないというか…」

胸を見て告げる。



その視線に気づいたのか

「エメはいつでもいいですよ… この姿でも、少女の姿でも… 今からだって…」



やめろやめろ! 精霊王と思われている事によって、好感度の限界突破が起こり、いつでもどこでもおk状態のギャルゲも驚きのガチチョロイン化してるじゃねぇか!



「主様は何人奥方様を増やすつもりかえ? 大精霊様、ヴァンパイアの王女、グールエンペラーの女帝、正気の沙汰とは思えんラインナップじゃな」

よくよく考えてみたらえらいこっちゃだな。 あれ? 俺主人公属性付いてきてない?!



「え? てか見えてるの?」



「主様が頭に手を置いてるのが見えて、そこからはずっと見えておるよ」



「旦那様の力によって精神体だった体を実態化することが出来ます。 ですがずっとは無理ですので旦那様の中で時々休む必要があります。」



「こんな具合です」

すっと俺の中に吸い込まれるように入っていった



「わぁ!」

驚きのあまり声をあげる



『旦那様聞こえますか? このように会話もできますし、ここで力を回復できます。 エメが中に入っている時はエメの力も使えますよ』

の、脳内に直接?!



「といった具合です。 それじゃあ少女の姿に戻りますね」

そういって体が光に包まれ先程のかわいらしい姿に戻った



「旦那様! 不束者ですがこれからよろしくお願いします!」

先程の色気のある女性ではなく体が小さくなったことにより、性格まで元気溌剌といった感じの可愛い子になり、雰囲気も少女に戻ったみたいだ。



「あぁ、とりあえず帰って俺の大事な人達を紹介するよ」

気が重すぎる。 どうなるか不安で仕方ない。



「うん旦那様!」

それやめて



「じゃあルチル、街の入り口までお願い」



「了解した主様よ」

俺が前でエメが後ろに跨る



「旦那様ぎゅーしていい?」

何この子めっちゃ可愛い



「良いよ」



「やった、旦那様大好き!」

嫁というより、可愛い妹が出来たって感じかな



そんな事を想いながらルチルと共に帰路についた。
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