蒼炎の魔法使い

山野

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第三十二話  俺は異世界生まれアニソン育ち、悪そうな奴に大体パシられがち

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約束の一週間が経ち街の門の近くに行くとレオナルドが馬車を用意して待っていた

「おはよう、来たね」

「おはようございます」
俺とみんなが軽く頭を下げる

「それでまずはどこに行くんですか?」 

「西に向かうよ、ジャイアント蝙蝠の羽、アラクネの脚、マシンガンフィッシュのエラを取りに行くから」
全くどれも聞いた事がない

「大体15日もあれば足りると思う。」

「って事はそれだけじゃないってことですね?

「そうだね…残りのはいくら強いと言っても君達でも集めれるかわからない…」
そんなに難易度高いのか、ドロップするモンスターが強いのかな?

「それじゃあ行こうか」

「はい」

俺達一行は西に向かって進行を始めた。

西に向かう道は大して整備もされておらず魔獣が結構襲ってくるのだが、サクサクと切り倒して進む。 そうして三日程西に進んだ

「ショウ君達は凄いな… ここの魔獣はB級位の強さはあるんだけどね…」
モンスターを倒し解体している所、レオナルドが顔が引きつらせながら愚痴のような物をこぼしていた。 

これでB級ですか? 余裕やんけ! やっぱりあの森って魔境だったんだな…

「毎朝模擬線をさせてもらってるけど一太刀も入れれてないからなぁ… 一体何がそんなに君を強くしたんだい?」
毎朝型の練習をしているのだが、それをみたレオナルドが模擬線を頼んできたのだ。

それ以降毎朝模擬線をするのが通例となってしまった。 なんで朝から男の汗くさい戦いをせにゃならんのだ

「んーなんていうか… 同じ場所に立ちたいというかそんな感じですね」
解体が終わりアイテムボックスにしまうルーの方を見ていた

「あ、そういう事ね。 やっぱり愛の力は凄いって事か」
レオナルドがニヤニヤしながら肩を組んできた。 こいつは実に気安い

「というかアイテムボックス持ってるなら言ってよ! 荷物減らせたのに」

「すみません、普通に忘れてました…」

「まぁいいけど…それと俺達は親友だろ、敬語とかなしにしてよね。」

「わかった、じゃあレオナルド、親友じゃないけど敬語はなしにするよ」
こいつすぐ誰でも友達とか言って、俺達はズッ友だよ~とかいうタイプだな? 俺は騙されんぞ! 

「ルーメリアさんたちも呼び捨て&敬語なしにしていいかな?」

「…それは無理」
俺の側の近くまでルーが冷たく答える

「はい…」
イケメンざまぁ

レオナルドがちょっと悲しそうだ。うちの女性陣は基本的に俺以外には冷たいのだ。 そういうのって何か嬉しいよね
まぁ俺がああいうイケメンは必ずラッキースケベを引きこすからあまり近づかないでくれって泣きそうな顔で懇願したのも影響あるんだろうが…

胸とかラッキーで揉まれてみ? 泣き笑いながら殺すよ?!

「今日は結構進んだしこの辺りで野営しよう」
移動速度が速すぎて外に泊まる必要なんてなかったから、野営が結構楽しみだったりする。 完全にキャンプ気分だ…

「それじゃあショウ君とルーさんは枯れ木を集めてきてくれない? 俺はテントを立てるから 残りは夕飯を準備してくれ」
レオナルドが指示を飛ばす、やっぱり慣れてるなぁ こういうアウトドアの時テキパキしてる男ってかっこいいよね。 おっとまたもや無意識に負けを認めてしまう所だった

「ショウは男人と接するの苦手なの?」
枯れ木を集めながらルーが話しかけてきた

「男の人というか人間全般と話すのが苦手かな…」

「…そう。 あの人と話す時ショウには壁がある」
自分でもそれはわかってる。 というのも必要以上に仲良くなりたくないのだ。 友達なんてただの言葉だけだから…

「私達があの人に壁を作っているのは、あなたを心配させたくないから」

「俺はそんな事…」

「…嘘。 私達の誰かが話して居ると、凄く心配そうな顔をしてる。」
俺は小さい人間だからな、信用してないわけじゃないけどやっぱり複雑なのだ

「…そうだね、わかってはいるんだけど不安になるというか、小さい男なんだよ俺は…」
思わずうつむいてしまう

「大丈夫私達はどこにも行かない。 ショウを一人にしない。」
そっと背中からルーの体温を感じた

「ありがとう。」
愛されてるな俺

「もう十分集まった。 みんなの所戻ろ」

沢山の枯れ木をもって戻るとレオナルドがテントを二つ立てていた。 仕事が早い。
女性用と、男性用だ。 何故俺が男と寝にゃならんかというと、夜も魔獣は襲ってくる。 見張りが必要なのだ。

悪いがうちの女子とイケメンを二人にするわけにはいかないので、俺とレオナルドは固定の組み合わせなのだが、テントを別にすると呼びに来る時レオナルドが主人公属性発揮して、女性陣からラッキースケベを引き出してしまう恐れがあるかもしれないというのを危惧してだ。

ふふふ我ながらとんでもない独占欲よ…

その後俺の魔法でサクッと火をつけてイレスティ達の料理を楽しむ

「野営でこんなに柔らかいパンが食べられるとは思ってなかったよ… 三日も経つと、いつもはカチカチのパンに干し肉とスープだからね」
何それ俺は異世界らしくそっちを堪能したいんだが!

「ショウの悪い癖が出かかってる」

「またあの病気ね。 野営でこれを食べれるっていうのは本当に贅沢なのよ?」

「エメお替り頂戴!」

「はいはいエメ様慌てないで下さい。 ショウ様の趣味嗜好は理解の範疇を超えております」

「お前ら酷いな…」

「ははは、君たちは本当に仲が良いね、この旅は退屈しなさそうだ」
レオナルドが楽しそうに笑う

「レオナルドも仲間いたよね? 俺達の試験の時に戦った人達」
フリッツと…後名前忘れた… 

「仕事の付き合いって感じかな… たまたま条件が良ければ一緒に仕事をするそんな感じ」

「でもあの女の人レオナルドさんに気があるようでしたけど?」

「それはないない、たまにプレゼント貰ったり、よくどこかに一緒に行こうなんて言われたけど、ただ兄みたいに懐いてるだけだろ?」
レオナルドが呆れたような顔で手を顔の前で振る

あちゃー思わず片手で顔を覆ってしまう

「…最低」

「貴方鈍すぎないかしら?」

「鈍感系ラノベ主人公」

「ショウ様も別の意味でひどいですが、レオナルド様も大概ですね」

女性もやれやれと言った感じだ。

てか何で俺にまで飛び火してきたし! イケメンで鈍感とかマジで主人公属性強すぎだろ。 絶対ラッキースケベが起こるからうちの女子達には近づけさせん!

「なぁ聞きたいんだけど、レオナルドってたまたま女の子が着替えてる所に入ってしまったり、たまたま躓いて体を触ってしまったり、女の子の声が聞こえなくて、何?って聞くともういいって怒られる事ないか?」

「凄いね! ショウ君俺の生活を見て来たみたい! 良くあるんだよねー運が悪いというか間が悪いというか」

女性陣がヒャッっと胸を両手で抱えた

「ひ、ひどいな! 人を獣みたいに扱うなよ!」
こいつガチの主人公だわ、鈍感だけならまだしも、難聴&ラッキースケベ持ちとは… 絶対聖剣抜けるだろ。 もうお前世界救えよ。

「この女誑しが! お前にうちの女性陣は近づけさせんからな!」

「リアルにハーレム作ってる君にだけは言われたくないよ!」

適度な距離は保っているが実はこいつとの旅も悪くないなんて事を思っていたりもする。

食事も終わり、食器を片付け明日に備えて寝るのだが今日は俺とレオナルドの誰トクコンビで見張りだ。

少し乾燥して空気もひんやりしているので焚火の近くで温まっているとレオナルドが話しかけて来た

「ショウ君も少し飲むかい?」
ワインだ

「じゃあ少し貰おうかな」
ワインを受け取る

「じゃあ旅の無事を願って」

「「乾杯」」
軽くカップを上げて乾杯した

「ショウ君は彼女達に本当に慕われてるね」

「そうだと思うよ、それでも不安になったりするけどね」

「そうなの?」

「まぁね、お前みたいなイケメンと話してる時なんてソワソワするよ」

「ははは、彼女達の心は簡単には動かないっていうのわかるよ。 逆に何をしたらあんなに慕われるのか知りたいね」

「たまたま彼女達が欲しがっていた物を持っていた、それだけじゃないかな」
そうたまたま魔力を扱えたから… それが例えば俺じゃないとしても、俺が例えば魔力を扱えない人間だったとしたら。 そういう思いがあるからどこか自信がなく不安があるんだと思う

「もし自分がそれを持っていなかったとしたら、それでも彼女達は自分を慕ってくれただろうか? そんな思いがあって不安なのかな?」
難聴鈍感系だろお前! なんで無駄に鋭いんだよ!

「まぁ…そうだね」

「やっぱりね。 でもその考えは無駄だと思うよ? もし持っていなかったとしたらなんて仮定に意味はない、だって君は持っていたんだから。 例えば今君がそれをなくしたとして彼女達は離れていくと思うかい?」

「…行かないと思う。」

「ならなおさら心配する必ようなんてないじゃないか、そんな事に頭を働かすならもっと大事してあげることを考えてあげるべきだと思うよ」

「…なんかちょっとだけ、ほんの少しだけ心に響いたよ」
悔しいが言っているとは理解できてしまった

「ははは少しでも響けばよかったよ」
そういってパチパチと燃える焚火の炎の揺らめきを肴にワインを一気に煽った

「そういえばフラミレッラさんがアンデッドで本当なのかい?」

「本当だよ、色々あって人間だったんだけどアンデッドになってしまったんだ、詳しい事は彼女の許可がないと言えないけどね」

「アンデッドは本来討伐されるべき対象、それがどういう意味か分かってるのかい? 今後命を狙われる事もあるかもしれない。」

「関係ないさ。 俺は彼女を愛してる。 守っていくよ。 まぁ守られるだけの女じゃないけどね。」

「そうか君にとってはアンデッドというのは関係ないんだな」

「どう見てもただの人だろ、骸骨丸出しとかなら別だけど」
師匠の顔が一瞬よぎるが頭を振って振り払う

「それじゃあ…」
カップを握る手に力が入り さっきまでのヘラヘラした態度ではなく 真剣な目つきになる

「もし君は僕が君が思っているような人間じゃないとしたらどうする?」

「お前は老人か? 仮定に意味はないってさっき自分で言ってただろうがよ」

「そうだったね…」
焚火の火に照らされながら自嘲する

「僕は輝人なんだ」

「………何それ?」

「………え?!」

「………え?!」

お互い時間が止まった

「えっとー輝く人で輝人だよ?」

「お前のどこが輝いてんだよ、お前が輝く時は視聴者が喜ぶラッキースケベの時だろうが」

「そういう事じゃなくて… 僕の体は宝石で出来てるんだ」

「…お前が宝石?ぷぷぷ どこの宝だよ? 子供のおもちゃか?ぷぷぷ」

「非常に腹立たしいけど、知らないようだから説明すると、僕達輝人という種族は核となる宝石を中心として構成されているんだ。 基本的には人間と変わらないけど、心臓の代わりに宝石の核がある。」

「…それマジ? ファンタジーすぎない? つまりその核が壊されれば人間みたいに死ぬってこと?」

「ファンタジーの意味はわからないけど、その通り。 人でいう心臓だからね。」

「へぇそうなんだ。」

「………それだけ?」

「もっと驚いて欲しかったの? 欲しがりかよ、俺のリアクションはそのなに安くないんだよ」

「そうじゃなくて僕達輝人の核は売れば一生遊んで暮らせるだけの価値があるんだよ? 武器に魔術式を施して埋め込むと武器の強度も増すしかなり性能あがって希少価値が高い物なんだ」

「ふーん別に興味ないかなー」
別に金持ちになりたいわけでもないし、武器も今の武器でかなり優秀だしなぁ

「ははは、フラミレッラさんの言った通りだったね、君は変わってる」

「フララが言ってたのってこれの事? ちょっと期待してたのにとんだ肩透かしだわ」

「普通は輝人なんて聞いたら目の色変えるよ、特に冒険者なんかは凄いね。 彼女は君が種族の事なんて気にしないから素直に言えば良いと遠回しに言ってくれたのさ」

「ばれたら大変だから黙ってたのか、しかしあれだけの情報でよくフララはわかったな」

「妹の事だよ。 僕達輝人は白魔術では回復できない。 簡単なケガなら勝手に治るけど、大きなけがは特殊な薬がいるんだ。」

「そういえばそうか、大体は白魔術で治るもんな! 特殊な薬ってところで気づいたのか」

「黙っててごめん」
レオナルドは頭を下げた

「でも妹を助けたいのは本当なんだ、それにちゃんと情報も渡すから協力するのをやめないで欲しい」
真面目な声色で真っすぐこちらを見ていた

「別に気にしないよ、この世界じゃ言うと厄介な事になるんでしょ? 協力は続けるよ」

「この世界? よくわからないけど宝石の価値が高いから襲う者が後を絶たないんだ。 それであいつらにも目をつけられて村が襲撃されたんだよ。 妹はなんとか逃げ出せたけど両目が見えなくなってしまったんだ」
そういう過去だったのか… 一瞬俺も異世界人だと言おうかと思ったが…やめておくことにした。

「胸糞悪いやつらだな…最優先じゃないにしろあいつらは必ず潰すから安心しろ!」

「君達なら心強いよ」

「改めてよろしく親友!」
拳を突きだしてくる。 どこのBボーイだよ

あの何回かぶつけて握手みたいなやり取りどうやるかしらんぞ…  yoyo

焼きそばパン買いに行かされて何度かやられたけど、ゴリラがウホウホしてるだけだと思って覚えようとしなかったんだよなー

「親友になった覚えはないけどなっ」

わからないので取りあえず拳をカチンと合わせた。

その後は時折来る魔獣を倒したり、話をしているうちに朝を迎えた。
まぁ親友とはいかないけど友達からなら…

っと知らない人からの告白をOKするような気持ちで今後はレオナルド向かい合う事にする。

夜通しで眠かったので移動中エメを捕まえて馬車の中で何度かちゅっちゅして抱き枕にして寝た。
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