蒼炎の魔法使い

山野

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番外編 ルーメリアとデート

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今日はショウとルーのデートの日

二人は別々に準備をしてブレシーナの街の中心にある噴水の前で待ち合わせすることになっている

そこに普段のローブ姿とは違い少し身なりを整えた黒髪の少年、ショウが待ち合わせの一時間前にも関わらず到着してしまっていた。

「部屋に居ても落ち着かないからつい出て着ちゃったけど、流石に一時間前は早すぎだよなぁ…」
ショウが溜息と共に肩を落とすと肩をトントンと叩かれた

振り返るとそこに居たのは、普段よりも丁寧にブラッシングされ太陽の光で綺麗に輝く銀髪を少し編み込んだ髪型のルーメリアだった。

老若男女問わず突然現れた女神に周囲がくぎ付けになっていた。

「ショウも早かったんだね」

「俺もソワソワして落ち着かなかったから早くできちゃった」

「私と同じ。」

(今日のショウ…)

⦅今日のルー…⦆

(かっこいい!)⦅可愛い!⦆

ショウは珍しくいつもぼさぼさな頭を綺麗に整え、 イレスティが選んだ パリッとした身なりのいい服を着こなしていた

ルーメリアは少し化粧を施した事により、いつもの美しさにより磨きがかかっている。 服装もいつもの戦闘用の白いワンピースではなく、清楚でおしゃれな白のワンピースに黒いリボンがアクセントについた服だ

「どこ行こうか?」

⦅やべー滅茶苦茶可愛い! いつもは天使だが今日は女神だ⦆ 

「ショウの行きたい所でいいよ」

(今日はキチっとしててカッコいいなぁ。 私も頑張ったんだけどなぁ… 気付いてくれてないのかな?)

「じゃあこの街を散策しようか!」

「うん。」

「それとルー」

「何?」

「その髪型に服、お化粧もだけど、よく似合ってる。 凄く可愛くて綺麗だよ」
ショウは照れ臭そうに顔赤くしながら頬を掻きながら思ったことを伝えた

⦅やべーマジ恥ずかしいよ… こういうのすらっと言える男になりてぇ⦆

「…そう。」

(気付いてくれてたんだ、嬉しい。 凄く嬉しい。 でも上手に言葉に出来ない… 嬉しい気持ち伝えたいのに…)

⦅うん、凄く嬉しそうだ! サラッとは言えなかったけど言ってよかった⦆

「じゃああっちの方行こうか!」

「うん。」

そういって二人は歩き出した

⦅手繋ぎたいけど、こういうの恥ずかしいよね。 ねちっこくキスとかしてるのにデートで手を繋ぐのが恥ずかしいってどういう事だよ⦆

(手繋いでくれないかな? もうキスまでしてるのに何でこういう時は照れ臭いんだろ? お姉様なら自分から行くのかな?)

二人は手が触れそうで触れない絶妙な距離感を保ちつつ歩いていると露店が立ち並ぶ路地に出た。

そこら中から肉の焼いた匂いや、甘い匂い、露店の店主達の声で凄い活気だった

「何か凄いね! お祭りみたいだ」

「私の国ではあまり露店とかはなかったから新鮮?」

「そうだね、俺の故郷はお祭りの時になるとこうやって露店が立ち並ぶんだ、だからなんだか少し懐かしくてさ」

「…そう。 早くショウの故郷に帰れる方法を探さないとね」

「そうなんだけど、最近は別に良いかなって思ってたりもするよ」

「…どうして?」

「今が凄く幸せだから。」

「…私も。」
二人が目を合わせ見つめ合い自然と二人の顔が近づいて行く…

「そこの別嬪さん! おひとついかが?」

露店のおはちゃんが二人を見つけて声をかけた。

⦅いい所だったのに! 絶対にキスさせないマンかよ! いやさせないウーマンだった!⦆

(後ちょっとだったのに! 昨日もあんなに沢山キスしたのに、いくらしても足りないのは貴方のせいだよ?)

そこでは焼き鳥の様な物を焼いていた

「それじゃあ二つ貰おうかな」

「あいよ、凄い別嬪さんだね! 大事にするんだよ、一つ一おまけしておいたからね!」

そういうと袋に大きな串焼きを三本包んでくれた

「自慢の婚約者だよ、おばちゃんありがとう」

(嬉しい。 貴方も私の自慢の婚約者からね)

「奥さん奥さん! こっちのもどうだい?」

(?!奥さん?! 何か凄くいい響き)

「二つください。」
ルーが顔を赤くしながらいつの間にかお好み焼きの様な物を頼んでいた

⦅ルーって他に男になびくとかそういうのはないけど、こういうのにはチョロイんだよなぁ⦆

次はイカ焼きの様な物が目に入り思わず買ってしまう

「ショウは海産物が好き?」

「俺の故郷では海産物を頻繁に食べる機会があってね、こっち来てからは見てないけど、魚を生で食べたりしてたよ」

「…魚を生で?」

「やっぱりおかしく感じるかな? 俺の世界でも最近は普及してきたけど結構特殊な食文化なんだよね。 でもおいしいんだよ」

「異世界のショウの故郷の料理に興味ある。 ショウの変な拘りの気持ちが少しわかった気がする」

「変な拘りって… 早くルー達にも食べさせてあげたいなぁ」

⦅でも親になんて紹介するんだ? 異世界で出会ったバンパイアの国のお姫様の婚約者って属性多すぎだろ…⦆

(ショウのお父様お母様にちゃんと挨拶できるか心配… 今の内からお姉様と練習しよう)

「ショウは最終的にどっちで暮らすつもり?」

「俺はこっちかな? こっちにはルーの家族もいるし、師匠もいるし、ペット達もいるしね」

「無理しなくてもいい。 私達はどこへでも付いて行くから。」
(もう覚悟は出来てる。 彼とみんなとならどこだって大丈夫。)

「大丈夫だよ、あっちに残して来たものなんて両親しかいないし… 帰る方法っていうよりは、行き来する方法を探してるんだよね。 向こうの物資調達がしたいだけだよ」

「…そう。」
(信じてるけどちょっと不安だなぁ…)

「大丈夫だよ」
ショウが優しい笑顔と共にルーメリアの綺麗な髪を撫でる
(ショウは私の気持をすぐわかってくれる。 大好き。)

「…そう。」

活気ある路地を歩きながら二人が談笑していると手が何度か当たる

⦅ここは男を見せるしかない⦆

ショウが勢いよく手を握る

「痛いっ!」
力が強すぎたせいでルーメリから思わず声が漏れる

「ご、ごめん!」
慌てて手を離してしてしまった

(あ、折角繋いでくれたのに…)

「気にしないで。」
(私も頑張るね)

「もう一回手繋いでくれる?」
自分の手をモジモジ絡ませて恥ずかしそうに言うルーメリアの頬に紅が差す

(さいっ高に可愛い! こんな子が俺の彼女とかマジなのかよ?!)

「喜んで!」
今度は優しく恋人らしくお互いの手を絡ませるようにして繋いだ二人は、何故か今更こんな事でこんなにドキドキするのかという事にお互いの顔を見てクスリと笑い合った。

「ルーそろそろお昼だけど何か食べたいものある?」

「…実は今日は作って来た。 食べてくれる?」

「本当に?!」

「う、うん。 でもどうしてそんなに興奮してるの?」

「俺の人生で女の子に何かを作ってもらうなんてイベント一生起こらないと思ってたから…」

「それじゃあこれからもこういう事をあれば作る。 ショウが喜ぶから」

「ルーもう俺は思い残す事はないよ」

「…ショウの命はランチより軽いの?」

「カレーに揚げ物フルプレートをトッピングする位には重いよ」

「…ちょっと良くわからない」
(時々良くわからない事いうけど、そんなところも可愛い)

「と・に・か・く!男にとって女性が何か作ってくれるイベントっていうのは尊い物なの!大事な事なの!」

「はいはい、行きますよー」
(いつものショウの病気。 最近は最後まで聞く必要はないって事がわかった)

「ちょ、ちょまてよ!」

「あそこに芝生のある広場があるからそこにしよう。」
ルーメリアがショウの手を引いて先導していった

着いた場所は…カップルだらけらのリア充の集まる場所だった…
そこらかしこでキスをしては愛を囁き、ひどい者だと… いややめておこう。

「な、なんか凄い場所だね…」

「…うん。 でも他にいい場所も思い当たらない…」

「俺は大丈夫だからここにしようか」

「うん。」

レジャーシートを敷き二人並んで座った。

⦅なんか自然にこうやって隣に座れるのって嬉しい⦆

(ショウが私の隣にいるのが凄く当たり前の事の様。 これからもそうだといいな。)

「何を作ってきてくれたの?」

「あんまり期待はしないで欲しい。 ただのサンドイッチとハンバーグ」
⦅そうこの世界には普通にハンバーグがある。 考えて見りゃ異世界でも複雑な工程じゃなけりゃそりゃ似たようなのあるよな…⦆

そういってルーメリアがアイテムボックスから料理を取り出すと、サンドイッチは所謂BLTサンドにチーズと卵が挟んである。

ハンバーグはかわいく一口サイズになっており、綺麗に並べられていた

「美味しそうだね、さっそく食べていい?」

「…食べさせてあげる」

「それは流石に恥ずかしいしいいよ…」

「王女の命令は?」

「…絶対」
⦅どこの王女様ゲームだよ! 二人で合コンか? エッチなお願いなら大歓迎ですよ!⦆

(あぁー、この顔はエッチなお願いならいつでもいいんだけどなって事考えてる顔だー! 私も嫌じゃないけど…今はダメ)

「そういうお願いは…また今度ね。」
⦅何故バレたし!⦆

「そういう顔してるから。」

「ルーもフララも俺の心が読めるの?」

「…ショウの顔毎日見てるから。 この顔の時は何考えてるだろう?とか、この顔の時はこんな事考えてるんだろうなって、考えてるうちになんとなくわかるようになった」

「じゃあ俺が今何を考えてるかわかる?」

「…早く食べさせて?」

「ははは、違うよ。 大好きだよって思ってた。」

「…そう。」
(ショウはたまに不意打ちでストレートに想いを伝えてくる。 実は結構動揺してるのが私)

「それじゃあ食べさせて頂けますか私のお姫様」
⦅いつものようにふざけてみる。⦆

「勿論です、私の騎士様」
(ショウのおふざけに付き合うのが結構好きだったりもする)

「はい、あ~ん」

パクリ モグモグ モグモグ
⦅食パンのトーストにシャキシャキのレタス、カリカリのベーコンの風味に卵の柔らかさとチーズの濃厚さが絶妙に絡みあう。 そしてトマトが入っていることによって重すぎずいくらでも食べれてしまう様な軽さに仕上がっている。 口が幸せ…⦆

「ルーこれ滅茶苦茶おいしいよ! ベーコンもカリカリだし卵もふわふわ! 何個でも行ける! ルーはいいお嫁さんになるね!」
(やった、イレスティに教えてもらいながらだから不安だったけど上手に出来たみたい。 いいお嫁さんっていうのは嬉しいけど…)

「…他人事みたいにいうけど、私は貴方のお嫁さんになるんだけどね」
ルーはちょっと苦笑いしてた

「あ、そうだね… じゃあ俺は幸せな旦那になるわけだ」
⦅実際ルーと結婚したら幸せだろうな、今も実際結婚生活みたいなもんで凄く幸せだし⦆

「じゃあ旦那様こっちも食べて、あ~ん」
突然夫婦ごっこが始まったようだ

⦅これはうまい! できたててあればおそらく肉汁が迸るジューシーなハンバーグだったであろう、だが冷える事によって旨味が濃縮され暖かい時とは違った旨味が口いっぱいに広がる。⦆

「こっちも本当においしいよ! ルーの手作りご飯が食べれるなんて今日は凄く幸せだよ!」

「…そう。」
(ショウにこんなに喜んでもらなら毎日でも作りたいな。)

「嬉しそうだね」

「わかる?」

「ルーの事なら何でも」

「じゃあ今何を考えてると思う?」

「…俺の事好きとか?」
(無理して言ってるのが誰にでも伝わる位おどおどして可愛い)

「…内緒」
ニコっと笑う。
(おいしい。 正解は愛してるだよ。)

「内緒か、残念だな。 じゃあ露店で買ったのも食べようか!」

二人きりでゆったり他愛もない話をしながらお昼を食べた。

「ふぅ…ごちそうさまでした!」
ショウが頭を下げる

「お粗末様です」
ルーも頭を下げる

「なんか食べたら横になりたくなるよね」

「…そう。」
ルーメリアが膝をトントンと叩く

「いいの?」

「いいよ。」
⦅俺はルーの膝に頭を預け、恍惚とした表情で耳元で囁かれた、『いいよ』を思い出してしまった⦆

「ショウ今エッチな事考えてた。」

「ルーのエッチな姿を思い出してたってのが正確な所かな」
⦅はぁはぁ…    ルーたんのいい匂い…    ルーは清潔感を感じさせる、甘く爽やかなフローラルの匂いなんだよなぁー ふがふが⦆

「…そう。」
(ヤダ恥ずかしい! 私酔うとどうしても積極的になるから… ショウはそういうのも好きって言ってくれるけど…)

「そういやーなんだかんだ俺がこっち来て7カ月ぐらいは経ったのかな?」

「それ位だと思う。」

「色々あったね、ブラッディーウルフに襲われている所に突然ルーが現れて」

「ショウはあの時本当に腰を抜かしてた。」

「それは忘れて欲しいなぁ… それから色々あって騎士になって… なぁちょっとの間会わなかったの覚えてる?」

「…うん。 凄く辛かった。 あの時私はショウが来てくれるのを待ってた」

「そうだったんだ。 ごめんね。 俺はあの時ルーの隣に立ちたいと思って力をつけようとしてたんだ。 結局あの時の事謝れてなかったね。」

「些細なすれ違い。 今まで嫉妬なんてした事なかったから自分でもどうしていいかわからなった。 貴方に会って色々変わったから。」

「俺も変わったよ」

「ショウはとってもたくましくなった。」
ルーメリアはショウの頭を優しく撫でる

「そうかな? ルーは表情が凄く豊かになったね」
ショウも綺麗な銀色の髪を触る

「二人とも変わった。 ずっと一人だったのが二人になったから。」

「これからはずっと二人だよ。 いや二人以上か?」
皆の事を思い出して笑った

「ショウがいなかったら、みんなともこんなに仲良くなれなかった。」
風が吹きルーメリアの綺麗な髪が風で靡く。その姿を正確に描くことが出来れば、どんな絵よりも綺麗な一枚となるだろう

そよ風が吹く広場で、二人は昔の自分達では考えられない程自然体でいる事が出来た。

彼には彼女が、彼女には彼が。 今後どちらが欠けても今の様な二人は成立しないだろう。

それから時間が経ち広場にはもうショウとルーメリアの二人しかいなかった。

目を開けると目の前にはこの世で一番愛しい存在、その者の為ならば命すら捧げれる程深い想いを抱いてる女性。

そんな女性の夕日に照らされた顔は、幸福で満たされたような表情だった。

「ご、ごめん寝ちゃってた!」

「大丈夫、ショウの寝顔見るの好きだから」

「ちょっと恥ずかしいな…」

「いつもぺったりくっついて寝てるのに恥ずかしいの?」

「改めて言われるとね…」

「折角のデートなのに、もう時間なくなっちゃったね…」

「私はたまに二人で過ごす時間があれば満足。 だから遅くなる前にみんなの所に帰ろ?」

「そうだね!」
そういって立ち上がり固まった体を伸ばしていると、とても満たされた表情のルーが目に入る

「もしかしてルー、何か満たされたって感じてる?」

「わかる?」

「ルーの事ならなんでも」

「じゃあ今何考えてると思う?」

「お、俺の事…愛してるとか?」

ルーがクスっと笑うと一歩前に出て、少し背伸びをしてショウに軽くキスをした

「…内緒」
彼女は手を後ろで組み、どんな花よりも綺麗で可憐な笑顔でそう言った

(今回は正解。 でも恥ずかしいから内緒だよ? 愛してる。)
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