蒼炎の魔法使い

山野

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番外編 フラミレッラとデート

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四日連続デートの二日目、今日はフラミレッラとの日だ。

少し曇っているが涼しくて過ごしやすそうな気候である。

この街の領主を模した銅像が置いてある広場が今日の待ち合わせ場所だった。

「何でよりにもよってこんな銅像の前で待ち合わせなんだよ」
先に着いたのはショウだ。  もちろん一時間前である。

勇ましげに右腕を高く突き上げている銅像をみて、先日コテンパンにした豚貴族を思い出し苦笑いする。

「フララは流石に一時間前に来るって事はないだろうな」

…が来ていた。

物陰からショウの後ろ姿を覗く女性、フラミレッラだ。

いつものゴシック調の黒い服よりも少しだけ華やかにして、綺麗な紫色の髪に可愛らしい髪飾りを付けているのだが、物陰から日傘がはみ出ている。

(もう来てる!  声かける?  でも楽しみにし過ぎて早く来たって思われるのなんか嫌だし…  )

普段は余裕のあるしっかりとしたお姉さんなのだが色恋沙汰となれば話は別だ。

(でも待たせる方が悪い、仕方ない。)

「あら、ちゃんと時間通りに来たのね」

ショウの背後から声を掛けた

「あっ!  フララ!  時間通り?  一時間は早いよ?」
⦅しかし今日もフララは麗しいな、高貴で華やかで優美で、立ち振る舞いの一つ一つに高い品格を感じる。 他人なら普通に話すのにも気後れしちゃうだろうなぁ⦆

(今日はいつものボサボサな頭じゃないのね。  何よ、ちょっと素敵じゃないの。)

「そうだったかしら?  アンデットには時間って概念がないから間違えてしまったわ」

「そうだったんだ!  フララも俺みたいに落ち着かなくて早く来たのかと思ったよ」
ショウは恥ずかしそうに頭をかいた。

(本当はその通りなんだけど、うまく誤魔化せた…  と思う。)

「楽しみにしていたのは事実よ。  それで何処へ連れて行ってくれるのかしら?」

「それが異世界のデートプランは使えないし、どうしていいかわからないんだよね…」

⦅ゲーセンとかカラオケとか映画もないもんなー。  劇はあるらしいけど⦆

(確かに一理あるのかしら?)

「仕方がないわね、じゃあ洋服の買い物にでも付き合ってもらおうかしら?」

「了解!  でもフララの服って魔素で出来てるから必要ないんじゃない?」

「貴方の服を買ったり、ルーメリアやエメのを買うのよ」

「イレスティは?」

「あの子はメイド服しか着ないらしいわ、だから髪飾りでも買って行こうかしら?」

「完全にみんなのお姉さんだね」
(今の私の家族。  賑やかで居心地がよくてとても気に入ってる。)

「そうよ、みんな私の可愛い妹。  エメは私より年上だけどね」
フララが口元を隠して笑う。

⦅フララは他人に冷たいけど身内には愛情深いよなー。  そう言うところも大好きだ⦆

「みんな仲良くて俺も嬉しいよ!  じゃあ行こうか!」
⦅めっちゃフララの手握りてぇ!  俺の彼女めっちゃ綺麗で可愛いって自慢しまくりてぇ!take2⦆

(手握りたいのかな?  おどおどして可愛い。  仕方がないから助け舟を出しますか)

「それじゃあエスコートしてくれるかしら?」
フララが左の薬指に指輪の付いた、白くてか細い手を出す

「勿論!」

ショウが手を取り軽く手の甲にキスをする
(い、いきなり何するの?  に、妊娠させる気?!)

「それと服も化粧もいつもと違うし、髪飾りも可愛いね。  本当に自慢の婚約者だよ。」

(ま、まぁ及第点ってところかな?  でも突然スマートに扱われると驚いちゃうな)

「何も言わずに行ってしまったらどうしてやろうかと思ったわ、ギリギリ合格かしら?」
⦅何するの?!  危なかった… でも踏まれるとかならご褒美なんだが⦆

「…踏まないわよ?」

「…何故わかったし…」

「貴方のその顔と特殊性癖を加味して考えた結果よ」
⦅フララにからかわれるのって不思議と腹立たないんだよなぁ⦆

「貴方もいつもの冴えない雰囲気が少し抜けていい感じよ?」
(普段の抜けてる所も好きなんだけどね)

「あ、ありがとう! じゃあ行こ!」

⦅フララに褒められるのは慣れないな、いつもからかわれてばかりだから⦆

2人は手を繋ぎながらショッピングへと向かった。

◇ ◇ ◇ ◇

「おいあの高貴な方は誰だ?」「どっかの国のお姫様とかじゃないか?」「あの優美な立ち振る舞いは、上級貴族にちがいない!」

街行く人が日傘をさし優雅に歩くフララの美貌と溢れ出る気品に何処かの姫君か何かと噂しながらすれ違っていく。

⦅実は結構怖れられてるアンデッドの国の女王様ですよー そして俺の婚約者です⦆

「嬉しそうな顔ね?」

「そりゃ自分の婚約者の良い噂が聞こえてきたら嬉しいよ」

「貴方なら、実は恐ろしいアンデッドの女王様ですよとか思っていそうな物だけど」

「…」

「どうして黙るのかしら?」
⦅フララの視線が痛い⦆

「ね、ねぇ! あそこに入いろう!」

動揺が悟れないように強引に腕を引っ張り店の中に入る。
店内は清潔感があり、とても立派で高級感漂っているのだが、外にディスプレイされている服は素材がよく、シンプルなのにおしゃれに感じさせるデザインの物だった。

「貴方にしては良い店選びだったんじゃないかしら?
⦅どうやらお気に召したようだ⦆

「この服なんて貴方に似合いそうね?」
そういうとショウに着せ替え人形の如く色々な服を着せて行き、似合っているものを片っ端から購入していった。

その後火がついたのか色々な店でショウの服を買ったり、ルーメリア達の服を買ったりとお金を大量に散財していく。

「な、なぁフララ?」

「何かしら?」

「そんなに使って大丈夫なの?」

「お金の心配なら無用よ。 私の街での収入の殆どが私にそのまま入って来るの」
⦅採取する側!⦆

「北の森を抜けさせてあげる代わりに通行料を取ったり、リールモルトまで護衛したり、お店もあるから結構潤ってるのよ」

「す、すごいね」

「でもお金なんて興味ないのわ、あの街から出る事もなかったし、前の私ならお金を使おうと街に出たら、そこら中骨だらけにしてたからね。」
自嘲したように笑う

「私の一番の財産は貴方達よ。」
ショウの頬をつつく

「俺もフララが本当に大事だよ」
⦅たまに思う。 出会う順番が違えば、一番愛しい人は違っていたのかもしれない⦆

「知ってるわ、でももっと言葉と行動で示して頂戴。 女は愛に欲深い生き物なのよ?」

「努力してるんですが…」

「うふふふ、そういう事にしておいてあるわ」
フラミレッラの目じりが下がる

「そういえば貴方エメに指輪はまだ渡してないのよね?」

「まだだね、突然伴侶なんて言われたから… この中だとどれが好きそうかな?」

「それじゃあこれなんてどうかしら? 喜ぶと思うわよ」
⦅フララは本当にみんなの事大好きなんだな、いつもみんなの事を考えて気を回している⦆

「可愛いね、これを結婚指輪にするよ」
(あの子指輪をみて羨ましそうな顔してたし、これで安心かな?)

「きっとあの子も喜ぶわ」
⦅フララのほうが嬉しそうだ、フララのこの顔好きだなぁ⦆

「いけないもうこんな時間じゃない! 買い物に集中しすぎてすっかりお昼忘れてたわね」

「本当だね、何か食べに行こうか」

「私もルーメリアを見習って作って来たわよ?」

「マジで?」

「ええマジで」

「うっひょー楽しみだなぁ」

そういって二人は食事をするために店をでたのだが、ショウが思い出したように口を開く

「ごめん荷物置いて来ちゃった! ちょっと待っててくれない?」

「もうおっちょこちょいね」

「人前で亜空間開くわけにはいかないからさ…」

「行ってくる!」
⦅やっぱりどこか抜けてるわね⦆

「はぁ、はぁ、ごめんお待たせ! そしてこれフララに!」

「え?」

「フララは皆に、俺はフララにプレゼントだよ、エメの指輪も選ぶの手伝ってもらったし」
(も、もう変な所で気が利くんだから… これを買いに戻ったのね)

「これは日傘? 黒のレースで素敵ね。 貴方が選んだにしてはいいじゃない」
(何か照れくさくて素直にありがとうが言えない…)

「ほんと? 気に入ってくれてよかった!」

「大事にするわ。 なんだか買い物で疲れたわね、どこか静かに食べれてゆっくり出来る所知らないかしら?」

「あ、知ってるよ! でもここからだとちょっと遠いから… ちょっとごめんね」
ショウはフララをだお姫様だっこした

「きゃっ! もう、急なのね… 女性には優しくエスコートするって教えなかったかしら?」

「嫌だった?」

「…そんなこと…ないわ」
フラミレッラの顔が真っ赤になるが、嫌ではないらしく首にしっかり腕を回していた

「疲れてるみたいだから… 人には見えないように【ステルス】してるから大丈夫だよ」

「意外とちゃんとしてるじゃない。 じゃあ」
フラミレッラが顔をくっと近づけて唇が触れあった

「これも見えてないから大丈夫よね?」

「み、みえてないけど…は、恥ずかしいね」

「あら、昨日も沢山したじゃない。 それにどさくさに紛れて私の胸も」

「わーわー! 走るからちゃんと捕まっててね!」

「うふふふ」
お返しとばかりに、してやったり顔である

◇ ◇ ◇ ◇

「ここは確かによさそうね、でも何でこんな場所知ったの?」

「昨日ルーと来たんだよ」

「…貴方ここに連れて来た事は良いとして、他の女と来たことを普通言うかしら?」

「…ごめんなさい…」

「うふふふ、冗談よ、貴方のそういう顔が見たかっただけ」
フラミレッラが悪戯成功と言わんばかりにニヤニヤしている

「それに他人ならまだしもルーメリアなら構わないわ」
フラミレッラが優しく微笑んでいた

「それじゃあ食べましょうか、はいどうぞ」
アイテムボックスからお弁当箱を取り出す

「開けて良い?」

「勿論よ、貴方の為に作ったんだから」

蓋を開けると、それはキャラ弁というやつだった! アンデッドの… 
目玉が飛び出した血だらけのゾンビが今にも人に襲い掛かる瞬間を模したお弁当…

「恐怖! 食欲なくなるわ!」

「何よ! かわいいじゃない!」

「フララと俺の可愛いには圧倒的隔たりがある!」

「イレスティも笑ってくれたわよ?」

「それは俺の驚く姿を想像して笑ってたんだよ!」

「もう、うるさいわね、黙って食べなさい! えいっ」

ゾンビの目玉がフラミレッラの手によってショウの口の中に放り込まれた。

「わぁ! モグモグ… …う、うまい…」

「でしょ? 味はちゃんとイレスティのお墨付きよ」

「本当にうまい! 止まらないよ!」

「うふふふ、そんなにおいしそうに食べてくれるなら、時間かけて作ってよかったわ」
美味しそうに食べて貰えて満面の笑みである

⦅フララはあんまり料理得意じゃないもんなぁ。 俺の為に作ってくれたって思うと凄く嬉しい。⦆

味がよかったのか物凄い勢いでなくなってしまっていた

「ふぅ… ごちそう様! 印象とはだいぶ違ってビックリしたよ」

「私はかわいくできて満足だったんだけどね」
クスっと笑う

ショウはフラミレッラの態度に少し違和感を感じていた。

「なぁフララ… 二人でいる時はさ… その… 自然体でいいよ?」

「…貴方は頼りない私でも…同じように愛してくれるかしら?」

「当たり前だろ! どっちのフララも本物なんだろうけど、二人の時は俺だけが特別って優越感に浸らせてよ」

「…もうワガママね、じゃあ【ステルス】かけて」

「【ステルス】」
フララとショウの姿が消えたが二人には見えている

「よいしょ」

「わっ! 何? どうしたの?」

「だってしょうが自然体でいいっていうから、したい事しただけだよ?」

「だからっていきなり跨って来るなんて!」

「こっちの方がしょうの温かさを感じれるもん」
⦅豹変具合が可愛いなおい! 優越感半端ないよ!⦆

「これじゃあ動けないよ」

「いいよ動かなくて、逃がさない! がおー!」
フラミレッラが首に手を回して子供っぽくふざけて笑う。

「北の森の主にそういわれちゃ、覚悟が必要だね」

「何の覚悟?」

「一生尽くす覚悟」

「しょうは私の奴隷になりたいの?」
フララはクスクスと笑う

「フララの奴隷なら悪くないかもね」
ショウもクスりと笑う

「それって私がしょうを悪いようにしないの知ってて言ってるでしょ?」

「フララを信じてるから」

「そういうのってズルイと思うなぁ」

「無条件にフララを信じれるぐらいには嵌らされてるからね」

首に回す腕に少し力が入る。 吐息がかかる距離なので彼女の色気のある香りが鼻孔をもろに刺激する

「…ねぇ、しょう…今私凄く幸せだよ。 貴方がいて、可愛い妹達がいて、こうしてありのままの自分で、貴方の体温を感じる事が出来る今が。」

過去と今を比べて今の幸せを噛みしめている。 そんな顔だった。 彼女にとって人の温もりというのは長い間感じてこなかった物だから。

「俺だってそうだよ。 毎日が凄く楽しくて、安らいで。 もう失いたくないよ。」

「大丈夫ずっと一緒だよ、私に寿命はない。 しょうが死んでも…」

「アンデッドはやめて?! 俺の魔法で寿命とかなくなるから!」

「え~私のアンデッドになれば私の言う事なんでも聞いてくれると思ったのに」

「今でもなんでも聞くよ?」

「ほんと?」

「ほんと」

「じゃあ今私がしてほしい事して」

「はいよ」
ショウはフラミレッラの唇に優しくキスをした

「ぶー! 正解は抱きしめてからのキスでした~ だから…もう一回ね?」
⦅可愛い… 破壊的に可愛い… 気高く高貴なフララが子供っぽく甘えてくるというギャップにはかなり来るものがある。⦆

「何回でもするよ」
(この人の前でだけ本当の自分になれる。 愛しくて、愛しくて、いっそ壊してしまいたくなる位。)

「うわぁ!」
フラミレッラがショウを押し倒した

「私はやられるだけの女じゃないよ? …ねぇ、しょう?」
パラパラと落ちる髪を耳にかける。

「何?」

「愛してる」

「俺も」

誰もが見える場所で、誰にも見えない濃厚な一時を過ごした二人だった

暫くキスしたり愛を語らったり、吐息がかかる距離でお互いを感じながら時を過ごしていると、雨が降り始めた。

「フララ、雨降って来たね」

「いつまでもしょうとこうしてたいけど、そろそろ帰ろっか」
名残惜しそうにショウの頬を両手で包みキスをして離れた

「私日傘しかないの。 傘持ってる?」

「持ってるよ」

「じゃあ入れて」

「うん、こっちおいで」

「今だけは左を独占。」

「左?」

「左側っていつもルーメリアがいるでしょ?」

「確かに」

「宿につくまで、今日のしょうの一番は私ね?」
ニコニコ腕を組んで下から見上げる彼女は、間違いなくこの瞬間一番だろう

(嘘ついちゃった。 本当は傘持ってるけど、もっと彼の温もりを感じたいの。 女は愛に欲深いから。)

「どうしたの?」

「なんでもないよ」
彼女はその日一日で一番の笑顔を見せると、彼にピタリとくっつき宿に着くまで彼の体温を体で感じていた。
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