蒼炎の魔法使い

山野

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第三十六話 約束を果たす時

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「お前達誰だ?! どうやって入った?!」
おそらく結晶魔術で作ったであろう武器を構えた男が五人、こちらの様子を伺いながら声をかけて来た

「俺達はレオナルドの…」

「そうか… この懐かしい感覚はレオナルド…」
俺の中の核にレオナルドを感じるらしい

「お前ら! こいつらを捕らえるぞ! 一斉にかかれ!」
うーんこれは今話しても無駄かな? 

「…来る。」

「やり合うつもりらしいわね」

「大変だー!」

「今は説明しても聞いてくれないでしょうね…」

「あの結晶魔術で作った武具は厄介だし俺がやるよ」
俺が一歩前に出る

輝く武器を構えこちらに走ってる来る男達が何かの魔術を展開し始めた
「「「「「 ※ ※ ※ ※ ※   ※ ※ ※ ※ ※   ※ ※ ※ ※ ※  【複合結晶魔術・ダイヤレイン】」」」」」

その瞬間、魔素が俺達の頭上に集まり無数の鋭いダイヤの槍の形を取り、驚異的な速さで雨の様に落ちてくる
【アースシールド】もフララの【スカルウォール】も貫いてくるであろう貫通力を思わせる。 結晶魔術、戦うとなると結構厄介だな。

みんな避けれると思うが、規模がでかい魔術なので、いくらかは避けきれずダメージを受けるだろう。
イレスティに関しては致命傷を負うかもしれない。

恐らく戦力を分断して、一人ずつ連携を取り倒す戦略だろう。 実にいい戦略だと思う。 

だが!

「【結晶魔法・輝結界】」
俺達を包むように三角の輝く結界が展開され、無数に落ちてくるダイヤの槍を弾いて行く。 

「…綺麗。」

「貴方にしては素敵な魔法じゃない」

「きーらきーら♪」

「これを売ればいいお金になりそうですね?」
残念ですが戦いが終われば消えてなくなります

「あの黒髪の男、見た事のない結晶魔術らしきものを使うぞ! 気をつけろ!」

防具も結晶魔術で作ってるのか… 師匠から貰った刀、月華と月影じゃ弾かれるだろうな

「結晶魔法【晶刀・紅玉・蒼玉】」
両手にルビーの長刀とサファイアの小太刀が形成されていく
その綺麗に輝く刀は、愛する二人の瞳の色に似ていた。

「お兄ちゃんのあの魔法、絶対ルーおねーちゃんと、フララおねーちゃんを意識して作ったよね」

「刀の色がお二人の瞳の色と、全く一緒ですからね、間違いないでしょう」

二人は嬉しそうに口角を上げて頷いた。

俺は神経を研ぎ澄ませ、知覚できる範囲を円形上に広げていき腰を低く落とし男達が剣域に入るまで待つ。

入った!

「晶二刀嘯風弄月流…【五月雨】」
師匠の使う、雪月風花流の知覚する範囲にいる者を神速の剣で切り裂く待ち技【霧雨】を二刀流にアレンジした技だ。

ショウが一瞬で男たちの間を通り抜けると、男達の鎧は粉々に砕け、いっせいに白目を向きバタバタと倒れていった。

「安心しろ、峰打ちだ」
これ一度言ってみたいセリフの一つだったんだよなぁ… 実際言うとクッソ恥ずかしい! もう二度といわねぇ!

「とりあえず縛っとくか【バインド】」

みんなもぞろぞろこちらの方まで来た。

「何が峰打ちだ、よ。 そういうの似合わないわよ?」
フララさんやめて… 俺だって言った側から後悔してるんだから…

「…あの男たちが身に着けてる武具の方が固いはずなのに、何故ショウの刀は何ともないの?」

「俺の結晶魔法は任意の固さに変えれるのも特徴なんだ、だから琥珀位柔らかいのをダイヤモンド位固くすることも可能だよ!」

「お兄ちゃんそれ結構凄くない?」

「そうだね、でも柔らかければ柔らかい程固くするのに膨大な魔力を持っていかれるよ」

「それじゃあ最初からすべてダイヤモンドにすればいいのでは?」

「そうしたいけど、複数の展開は出来ないんだよ… さっきの結界にダイヤは使ったから。 それに…これルーとフララの瞳の色みたいで綺麗だろ? 結構気に入ってるんだ」

綺麗に輝く二つの刀を見せる。

「…ショウは私が大好き。」
ルーが俺の左側の腕に嬉しそうに抱き着いてくる

「貴方どれだけ私の事愛してるのよ」
やれやれと言った感じだが顔は綻び、右腕をしっかりとホールドしていた

突然辺り一帯にあま~い空気が漂った

「エメ様、まだまだ私達は遠いですね」
いつもの様に背筋をしっかり伸ばし、右手に優しく左手を重ね、少し羨ましそうにその光景を見ていた。

「エメ頑張るもん!」
両手に握りこぶしを作り頬を膨らませる。

「二人もおいで!」

「はい!」「うん!」

そんなイチャラブは男たちが起きるまで繰り広げられた。

「…おい、そこの黒髪のお前。 なんでこんな状況でそんなイチャつけるんだ?」

「そこに愛する者がいるから」

「山みたいにいうな」
え? その名言この世界にもあるの?!

俺は今左にルー、右にフララ、前にエメ、後ろからはイレスティという完全ハーレム野郎と化していた。
俺最近は本当に異世界に飛ばされてよかったって思ってるんだ… 理想とは違うんだが…

「それでお前達はここに何をしに来たんだ?」
男が【バインド】で拘束されながら不愉快そうに言い放った

「レオナルドとの約束を守りに来たんですよ。 レデリっていう目の見えない妹がいるでしょ? その子にこれを届けに来たんですよ」
俺は瓶に入った薬を見せた!

「そ、それは! おい、本物だろうな? 何があったか説明しろ」

「はい」

そうしてレオナルドと素材を集めた事や、死んでしまったことを伝えた。

「そうか… あいつの懐かしい気配があったのはお前の中であいつが生きてるからなんだな…」

「えぇ… 目を直したらすぐに出て行くので安心してください。」

「わかった、自衛の為とはいえ、いきなり襲ってすまなかったな」
男が頭を下げる

「それは仕方ありません、特別何か被害あったわけでもないですし。」

「それじゃあ付いてきてくれ!」
男が立ち上がり、砂を払いながら言った

「お願いします!」

◇  ◇  ◇  ◇

「こ、これは…」
俺は息を飲んでいた。 なぜならそこには元の世界のコンクリートの様な物で出来た、無機質な建物が並んでいたからだ。

幾何学的でシャープ。 それでも寂しく感じさせないのは窓に使っている、宝石で出来たステンドガラスの様な物や、建造物の所々に宝石が散りばめられているからだろう。

「綺麗だ。」
思っていた事が自然と口から洩れ出した

女性陣も宝石煌めく街の美しさに感動して声が出ないようだ。

「そういってもらえると嬉しいよ。 輝人以外はここに来ることもないからね」

「本当に綺麗です、これも結晶魔術か何かですか?」

「これは結晶魔術と土魔術の複合魔術だよ。」
土魔法と結晶魔法を合わせれば、コンクリートや鉄の様な強度の物も作れそうだな。

「宝石に見えるのは光の反射率を変えてそう見えるだけで、実際は何の価値もない石なんだけどね」
集落の景色に目を奪われながら歩いていると、住人たちが心配そうにこちらを眺めていた

「…歓迎はされてない?」

「そりゃそうよ、見たこともないただの人間の集団となれば警戒もするわ」

「エメ達嫌われ者~」

「残念ですが仕方ないですね」

「気にしないで俺たちはやれる事だけやろう。」

暫くするとレオナルドの家に着いた

「ここだ、レデリちゃん、レオナルドの知り合いを連れて来た。 入るぞ」

「どうぞ」
耳にすっと入ってくる綺麗な声がドアの向こうから聞こえた

「お邪魔します。」
ワンルームタイプの部屋のベットに腰かけている、16歳程の桜色の髪をショートカットにした女性が目を瞑って待っていた。
正直めちゃくちゃ可愛い。 兄弟そろって整った顔立ちだな ヘラヘラとした友を思い出して少しイラッとする。

「こいつらがレオナルドの知り合いだ」

「ショウです」「ルーメリア」「フラミレッラよ」「エメだよー」「イレスティと申します。」

「私はレオナルドの妹、レデリといいます。 …不思議と兄の気配を感じます…」
レオナルドの気配の元を探してレデリの手がふらふらと宙を漂う。

俺は腰かけているベットの近くへ行き、彼女の手を取り核の埋まっている自分の胸に当てた

「ここです。」

「兄を感じます… 兄は… そうですか… ショウ様、兄の最後はどうでしたか?」
レオナルドの様な整った顔立ちで俺に優しく問いかけてくる

「レオナルドは… 俺の親友は… 安らかな顔で逝きました…」
思わず涙が溢れ、握っている手に力が入ってしまう

「そうですか、兄にも素敵な友達が出来たのですね…」

「はい。 俺の大事な親友です…」

「また兄に再開させてくれてありがとうございます。 そして兄さん、おかえりなさい。」

レデリを握ってる手を、何かが暖かく包み込むような感触を感じた。

レオナルド、お前か? なんだよこんな可愛い妹なら紹介しろよな。
何? 俺みたいなハーレム野郎には紹介したくないって? 鈍感野郎が、お前だって本当はモテモテだったんだぞ? 

なぁ親友よ…後は…俺に全部任せろ。

ショウとレデリの二人には、確かにレオナルドの存在を一瞬だが感じる事ができた。

「レデリさん、貴方の目を治す為にレオナルドから薬を預かってます。」

「え? あの薬が出来たのですか?」

「一緒に素材を集めて作りました。」

「その薬があれば兄は…」

「それは言わないであげてください… レデリさんの為に最後の時も使わなかったんです。 貴方にはこの薬を使わなきゃいけない義務がある。」

「わかりました。 お願いします。」

薬の入った瓶の蓋をあけ、レデリに渡す。

レデリはその薬を一気に飲み干した

「どう?」
俺は心配になり声をかけてみた

するとレデリは目をゆっくりと開けた。

「見えます…見えます! 今はまだはっきりとは見えませんが… ショウ様が見えます…」
どうやら少しずつだが見えて来ているみたいだ。

「ショウ様、兄さん。 ありがとう!」
レデリは俺の胸に飛び込んで沢山泣いた。

よかった… 本当に…
女性陣の表情も優し気だ

暫くして泣き止むとレデリは口を開いた

「みなさん本当にありがとうございます。 今日はうちに泊まっていってくれませんか?」

みんなの顔を見ると、貴方に任せるという顔をしていた。

「あぁ、お邪魔させてもらうよ」

「よかったです、兄さんの話聞かせて下さい!」

「レデリちゃんよかったよ、本当に… 黒髪の兄ちゃんありがとうな。 これでレオナルドも報われるよ。」
俺達をここまで連れて来た男も感動して泣いていた。

「それじゃあ俺はいくから。 黒髪の兄ちゃん、レデリちゃんもまたな!」

「はい、ありがとうございました!」

俺たちはその男を見送った。

その後はレデリにご飯をごちそうになり、レオナルドの話をみんなでした

ルーに拒否られて涙目になった事や、あまりの驚きで気絶してしまったこと、レオナルドとの旅の思い出に花を咲かせその日は終わる

◇  ◇  ◇  ◇


夜も深まったレデリの部屋で一人ワインを飲んでいるショウが居た。

「これお前が好きなワインなんだってな」
クラスをクルクル回し揺れたワインを口に含む

「お前に似て軽いな。 でもうまいよ。」
ショウは思わず笑っていた。

「約束の一つは守ったぞ、後の一つもちゃんと守るからな。」
グラスに残ったワインを飲みほし、胸をトンッと叩いて眠りについた。


◇  ◇  ◇  ◇

次の日の朝、レデリさんに朝食をご馳走になっていると、神妙な面持ちでレデリが口を開いた

「ショウ様達は世界中を旅して回るのですよね?」

「まぁ多分そうなると思うよ。」
異世界人に帰る方法を探しているというのは伝えてあった。

「でしたら私も連れて行ってくれませんか?」

「どうして?」

「私の専門は薬学です。今後輝人の深い傷を癒す薬は、今のレシピでは作れなくなるでしょう。 新しいレシピを開発するためにも世界中で学ぶ必要があるんです。」

何だよ、てっきりこういうのって助けたら俺に惚れたとか、そういうチョロイン展開を期待しちまったじゃねぇーかよ! 俺の異世界生活裏切られてばかりだな!

ん? みんなそんな目でみないで… 俺は君達だけで十分だから!

「俺達はわけのわからない組織と敵対してるし、危険だと思うよ?」

「私も結晶魔術などの魔術は得意ですのでそれなりには戦力になると思います」
俺としては親友の妹だし、治してハイさよならじゃ、今後が心配ってのもあって賛成なんだが…

「みんなはどう思う?」
俺は愛する女性達に聞いてみる。 異世界でも報連相は大事なのだ

「…新たに妻が増えるわけじゃないし問題ない」

「今回は誑し込んだ訳じゃなさそうだし、いいんじゃないかしら?」

「またおねーちゃんが増えるんだね♪」

「これだけ料理が得意ですから私としても嬉しい限りですね」

概ね賛成みたいだ

「あの… ショウ様… もしかして全員ショウ様の妻なのですか? 世の中一夫一妻制でしたよね?」

「あー妻っていうとエメだけだよ、ルーとフララは婚約者。 イレスティは恋人だね!」
前の三人はドヤ顔だが、イレスティだけはモジモジ恥ずかしそうだ。 スキ。

「それと俺は一夫多妻でも問題ないと思う?」
ルーの方をみると頷いていた。 伯爵位でも複数の女性と結婚できるらしい。 正直これ以上は増えても扱いきれん…

「とんだハーレム野郎ですね… しかもこのレベルの見た目… 王女に女王に精霊様… イレスティさんの存在が何故か安心します」
わかる。

「自分が一番驚きですよ… まぁ問題なさそうなので一緒に行きましょうか」

「はい。 よろしくお願いします!」

「じゃあこれからはレデリでいい?」

「…正直ちょっと馴れ馴れしくて不快ですが、リーダーだし我慢しますね」
この子笑顔で人を殺すタイプだ… フララの愛あるいじりとは完全に別物!

「それと兄さんと呼ばせてもらいますね、兄さんの核も生きてますし」

「それは構わないけど、レデリってレオナルドにそんなに厳しかったの?」

「ええ兄は女の子をその気にさせといて、その気持ちにも気付かない最低のゴミでしたからね。」

「辛辣妹枠の誕生か…」

「妹キャラは譲らない!」
エメがガタガタとイスを鳴らし、腰に手を当て立ち上がり堂々と宣言した
万年単位で生きる妹キャラってなんだよ…

椅子を倒したエメハ、イレスティに行儀が悪いからやめなさいと叱られた。

「そういえばレデリって何歳なの?」

「16です」

「…エメの負け」

「年齢的にも本物の妹誕生ね」

「エメ様、フォローの仕様がありません…」

ルー達も妹枠に納得の様子だ

「そ、そんな!」

エメは自分のポジションを取られる恐怖に顔が真っ青になっていた。
大丈夫、お前の庇護欲を掻き立てられる妹力は断トツだよ

◇  ◇  ◇  ◇

レデリはお世話になった人達に軽く挨拶して、集落を後にした

「連れて行く時に何か言われるかと思ったけど、何もなかったね」
引き留められるのを危惧していたが無駄な心配だったようだ

「私の目を治したのが広まってますからね、みんな完全には信用してないにしても悪い人じゃないっていうのはわかってるんですよ。 それに、こんな顔の悪人がいたところで笑いものです」
酷いよレデリ… 可愛い顔でなんて事いうの… レデリは桜色の髪のショートカットだ。 ショートカットの妹とか、ガチで妹枠狙いに行く気か。 うん可愛い。

女性陣達をみるとクスっと笑っていた…

「なぁ婚約者を悪く言われて怒る所じゃないのか?」

「…納得出来てしまったから」

「それに悪意があるわけじゃないでしょ? 可愛いもんじゃない」

「お兄ちゃんがなんだかんだツンデレを期待してるのが透けてみるけど?」

「本当にそう思ってるなら言えませんよ普通は」

「はいはいわかったよ…」
女は女の味方だよな。 知ってた…

楽しくブレシーナの街に戻る途中、信じられない位大きな魔力反応がこっちに向かってくる。

何だこれ! ルチルとか森の主達の比じゃない! 全員足しても足りない! もし戦闘になれば間違いなく全員死ぬ。

「みんなここから離れろ!」
俺がみんなに大声をだし、みんなが反応する前に…

「な、なんだこれ…」
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