蒼炎の魔法使い

山野

文字の大きさ
46 / 138

第四十二話 高まる期待

しおりを挟む
「此度の活躍まことに見事であった」
威厳のある重々しい口調で国王がショウに向かって労いの言葉をかける

「お褒めにあずかり光栄です」

俺達一行は現在アステルニア王国城内の謁見の間で王座の前に座る50代程の白髪交じりの茶髪の国王の前に跪いていた。

王座の両側には騎士のような男と魔術師のような男、それに宰相らしき人いるがどこか緊張感が漂っているように感じる。

その外にははこの国の貴族であろう身なりのいい服を着た人が数人いる程度だ。 

「何か褒美を取らそうと思うが何が欲しい物はあるか? 遠慮なく申してみよ。 名誉男爵位の爵位ならくれてやっても良いだろう」
いらねぇ… ドーナツの穴位いらねぇよ

「そうですね、でしたら家を買いたいと思っていますので、資金を融通して貰えたらと思います」

「確かにお前にはもう・・爵位などよりも家の方が必要か」
その言葉に俺は守銭奴の様に思われたのがちょっとイラッと来たピクリとしてしまった。 何わろてんねん。 守銭奴だと思って下に見やがって! こちとらアニメにゲーム、ラノベに声優のイベント等々いくら金があっても足りないんだよ!

「それで、この国に滞在して何かするのか?」

「冒険者活動と、少し調べ物がありまして…」

「どんな事だ?」

「大精霊の事などですね」

「それならば大図書館へ行くといい。 レベル4までの観覧を許そう。」

「ありがとうございます。」
レベルがいくつまであるか知らないが、見れそうなら【ステルス】で全部見てみよう

「この後丁度舞踏会が開催される予定だ、 そなた達も是非参加してくれ。」
踊ってみた動画の知識位しかないよ? 実際に踊ったのなんてスクールカースト上位の方々に踊れよって言われて踊った位だし…

「ですが我々は宿も取っていませんし…」
俺は断るつもりだったが
 
「今日はこちらに泊ればよい。」
食い気味で王が答えた。 何でそんなに泊ってほしいんだよ… 絶対終電間際に押しが強い勝ち組タイプだわ

「お心遣い感謝いたします。」
ありがた迷惑だけどな! 冒険者ギルドにお金取りに行くのはまたでいいか…

「今日は男ばかりで退屈であったろう? 訳あって王妃達と王女達は今少し忙しくてな。」
国王はどこか疲れた顔をしていた。 痴情の縺れで無視されてんのか?

「王妃様だけでなく、王女様方までも忙しいですか… それもあって国王陛下も少しお疲れの様ですね?」
国王がピクリとしたように感じた 。

「何かとやる事が多くてな、私も・・手伝って欲しい位だ。」
俺を見る目は真剣だ。 私もギルマスの事か?

「勿論お手伝いさせてもらいましょう、ですが今の私はダンスの為の準備がありますので」
国王は顎に手を当てて何か考ええるそぶりをしていた。 ちょっとルーに教えて貰わないと。

「ほう準備か… 今日の舞踏会は人も多く賑やかだぞ。」

「それは踊り手同士で火花が散りそうですね」
国王の眉が上がった

「そうだな、踊りは得意だろう?」
苦手だわ! どこから出て来たその評価!

「さぁどうでしょうか、まぁやってみましょう。 なので踊っている間はそっとしてもらえると助かります。」
踊ってる時にこっちみてひそひそされると落ち着かんしなぁ…

「ほう、ならば存分に踊ってもらうとしよう。 そして無事踊りきれたのなら…」
国王が前のめりになる

「踊りきれたのなら?」

「ふふふ、その時は屋敷でもなんでも用意してやろう。」
国王の目は真剣だった。 何それ怖い! どんだけ俺の踊りに期待してんだ! 腹踊りでもさせる気か?! 

しかし何かルーとフララが俺にしかわからないレベルでクスクスと笑っているようにも感じるが何故だ?

「それではこれまでとしよう。 それでは後ほどな。」
国王はそう言い終わると俺達は退室させられた。 去り行く俺達の背中の方から小さく任せたと聞こえた気がした。

その後俺達は侍女に連れられて舞踏会の支度をする事になったのだが…

「メ、メイド服?!」
この城にいるメイド全員がイレスティと同じメイド服なのである。

「こちらの格好はメイド神という新興宗教の神が作られた服と伝え聞いております。」

いつ俺は神になったんだ! 確かに昔、将来俺は新世界の神になる!なんて言って親を泣かせたもんだけど… 

イレスティの顔がとても満足気である。

「そ、そうなんだ…」

「こんな機能的で可愛い服を考案されるなんてとても素敵な方に違いありません、一晩中ベットの上でメイドの心得を聞かせて貰いたい物です。  ポッ」

信者乙! ガチの信者乙!

両手で頬を包み顔を赤らめる侍女をみてみんなの冷たい視線が俺に集まる。

「じゃ、じゃあ案内お願いします。」
そのメイド神が俺だと知っても本当に相手してくれるんだろうか?

イテッ! イタッ!

「…ごめんなさい。」

「あら失礼したわ」

再び歩きだす際にルーとフララに足を踏まれた… 何をさも当たり前の様に踏んでんだ! しかし女の勘とは恐ろしい物だ。

◇  ◇  ◇  ◇

「国王陛下よ大丈夫でございますか?」

「本当に信用できるんでしょうね?」

国王の両隣りに居た男達、彼らこそアステルニア王国の最大戦力。 ローブ姿の最高宮廷魔導士と鎧を着たアステルニアの剣聖と呼ばれた男達だった。

今ここには国王と先の二人の三人だけだ。

「彼はおそらく蒼炎の魔法使い事ショウ伯爵だろう。 儂が気付いていた事に気付いていた。 それとなく話を振った時ピクリと反応したからな。」

「あのお方が、先日のリールモルトの危機を救ったとされるショウ伯爵と?」

「 剣も使うとリールモルト国王にも聞いてるんですけど 、余り覇気がない普通の少年のように感じますね。」
リールモルトが危機の時ルーメリアの家族達はアステルニア王国へと避難していたのだ

「間違いないだろう、リールモルト国王から黒髪黒目の少年と聞いておる、それに… あれはルーメリア王女であろう?」

「しかし瞳の色は赤ではなかったと思いますが?! それにルーメリア王女殿下とは認識できませんでしたが。」
最高宮廷魔術師の男は大層驚いたようだ

「俺も赤に見えなかったですよ、でも瞳が赤くないだけならルーメリア姫ってすぐにわかるもんでしょ?」
剣聖も不思議だとばかりに腕を組み腕を指で叩いた

「ショウ伯爵は特殊な魔術を使うらしい、つまり儂らに認識させない魔術か何かつかったのではないか?」

「そんな魔術聞いた事ないですなぁ」
最高宮廷魔術師はロッドを床に軽くトントンした

「でも何で王はわかるんですか?」

「儂は… 幼い頃に何度かルーメリア姫を見かけてそれからずっと憧れておったのだよ、一体何万回ルーメリア王女を模写した絵を見たかわからん」
国王がどこか遠い目をしていた

「そんな儂が見間違える訳あるまい? あの方は絵その物。 いや絵などでは表現しきれんぐらい実物はやはり美しかった。 あの時のままだ。」

「王妃様方に内緒でたまにいなくなるのはその絵を見に行っているのですか?」

「…」
国王が沈黙する

「まぁそれは良いとして…」

((いやダメだろ!))
二人は思った。 

「次期国王が決まってすぐに婚約したいと申し込んだんだがすぐに断られてしまってな。」
当時の自分を笑うかのような表情を浮かべる

「個人的には隣にいた紫髪の黒い服を着た女性の方が好みですがね」
剣聖はフラミレッラの方が好みの様だ

「確かに紫の髪の女性も負けじと劣らぬ美貌だったな、10年若ければ口説いていたよ。 声を大にして言いたい。 ショウ伯爵が羨ましい!!」

「…それは王妃様方には内密にしておきましょう」

宮廷魔術師は呆れていた。

「にしても、ショウ伯爵は少し言葉を交わしただけでこちらの状況を瞬時に理解し、他の者に悟られぬよう助力を申し出てくれたのだ。 知恵も回るというのは本当らしい。 あれだけの美女美少女達が周りに居るのも納得せざるを得ないな」

「かぁーとんでもねぇなあの男! あまり強く見えないのも何かの策略の可能性もあるな!」

「打算もあるように感じますがね」

「打算でもいいさ、対価を払えばいいだけだからな。 お前達は妻達と子供達を頼む。」

「「御意」」

またショウの知らない所で謎に評価が上がってしまっていた。

◇  ◇  ◇  ◇

そして舞踏会の開催時間になった。

俺は侍女が用意してくれた舞踏会用の衣装に身を包み会場の入り口付近で女性陣を待っている

「…ショウお待たせ」
今日の澄み切った夜空に輝く満月など、ただのオブジェクトに変えてしまそうな程、何よりも夜に輝く女性がうなじを見せ白い清楚な膝上丈のドレスを着てショウに声をかけた

「…ルー…最高に綺麗だよ…」
いつも膝よりも下の丈のワンピースなので綺麗な脚がよく見えてとても美しい。 控えめにいって女神だ。

「…んうぅん… …我慢できなかったの?」
俺が誰もいない事を確認してさっと唇を奪った後、俺の胸に手を置きながら上目遣いで問いかけて来た

「こんな綺麗なルーを見て出来るわけないだろう…」
艶めかしい脚を見て二人で宿に泊まった時の事がよぎってしまい欲望を抑える事が出来なくなってしまったのだ

「…そう。」
嬉しそうに頬を染め胸に顔を埋めた

「あら邪魔したかしら?」
いつもの肌を見せないゴシック調のシックなドレスなのだが赤と黒のレースが絶妙に組み合わさったデザインで、彼女の高貴さや品格の高さがより一層協調されていた。

「そんな訳ないじゃないか。 フララ、とても綺麗だ」
俺は跪いて左手を取りそっとキスした。 彼女には自然とそうしてしまう高貴さがある

「うふふふ、お上手ね、貴方も素敵よ」
彼女は品よく笑い跪いている俺の頬を両手で優しく包み口づけをした

「お兄ちゃーん! ドーン」

「あはは、エメも今日も可愛いね 小さいお姫様みたいだよ」
いつものダイビングハグをキャッチして頭を撫でる。 エメはパステルグリーンの可愛いドレスだ。 可愛い笑顔と相まって非常に庇護欲を掻き立てられる。

エメの頭を撫でていると、不安そうに狼耳をピクピクさせちょこんと顔だけを出してこちらの様子を伺ってるいるルチルを見つけた

「おいでルチル」
手招きすると、顔を赤くして スカートを下に引っ張り内股気味にモジモジ しながらこっちに来た

「主様、どうかえ? 変じゃないかえ?」
ルチルは水玉柄のドレスにリボンが付いた可愛いデザインだ

「何言ってんだよ、めちゃくちゃ可愛いぞ!」

「本当かの? 嬉しいのじゃ! わらわも撫ででたも!」
揺れる尻尾とピンとした耳が超絶可愛い… お前の仕草一つ一つが可愛すぎるんだよ

「兄さん… ロリコンも大概にしなよ」
レデリが桜色の髪に合わせたドレスを着て溜息をつきながらこっちにやって来た

「ロリコンって… レデリも良く似合ってるよ」
そもそもレデリは可愛いのだ、何を着ても似合う。

「はいはいどうも。 妹に手を出した前例がある兄さんに言われるとちょっとトリハダ物だよ」
酷いよ… エメとはまだだもん! 手前までだもん!

最後は…

「ご、ご主人様… メイド服じゃダメですか? この格好は恥ずかしいです…」
イレスティは恥ずかしそうに左手で肘を抱き、耳まで赤くしながら右下の方を見ていた

胸の部分が広く開いたボディーラインのよくわかるタイトなドレスだった。 胸が大きいのでめちゃくちゃセクシーだ…
髪は降ろして左側に寄せてある。 はぁタイプ… 言い方は悪いが中の上的な感じが最高のツボなのだ。

俺はイレスティの手を思わず取る
「ありがとうございます…」

そして自然とイレスティを抱きしめる。 

「ご、ご主人様?!」
イレスティは顔を真っ赤にして突然抱きしめられた事に同様していたが、少しすると抱き締め返してくれた。 頬にそっと唇を押し付ける。

「よく似あってるよ」

「はぅっ! 耳元は…ダメですよご主人様…」

逆に耳を犯された!
抱き締め合う事により胸が押し付けられる!  【感覚強化】 …ふぅ…

「…ケダモノ」

「ケダモノね」

経験済みの二人は瞬時に俺のよこしまな思惑に気付いたようだ

「よし! じゃあ行こう!」

何事もなかったように大きな両開きのドアを開くと、入って来た女性達のあまりの美しさに楽師まで手を止めてしまい、会場が一瞬で静まり返ったが少しして元に戻る。
俺はとんでもない美女達と居るからな、こういう反応も結構慣れた。

会場はまさに貴族の舞踏会と言った感じで豪華な料理に飲み物、いかにも貴族らしい服を着た人々が優雅に夜会を楽しんでいるようだ。

俺達は会場の隅に陣取り食事をしたり飲み物を飲んでいたのだが、美女につられて男たちがわんさかやってきた。
それに釣られたように俺の所にもドラゴンを倒した英雄と広まっているらしく貴族の令嬢が押し寄せて来た!

全員俺の婚約者と言うと男達はぎりぎり歯鳴らしながら引き下がり、女性達は俺の婚約者達の美貌に気後れして早々に退散した。

「私は兄さんの婚約者になった覚えはないんだけど」
一段落した所で、レデリが父親の下着と自分の下着を一緒に洗われるのが嫌な思春期の時のような顔で残酷に告げた

「わかってるけど、こうしないとレデリにもいっぱい来るよ?」

「…むしろそれっていい事なんじゃないの? ここにいるの貴族なんでしょ?」

「…あ」

「もしかして妹を取られるのが嫌とか?」
少しからかう顔にイラッとするがそういう顔も実に可愛い

「まぁそういう時が来たらきっと寂しく感じるだろうけど、ちゃんと祝うよ」

「それはどうも、私は身の丈に合った幸せを探すよ。 それに今は…」
レデリの顔から笑顔が消えどこか物悲しさを感じる。 この街に来てからは特に多い。

「なぁレデリ、何かあれば遠慮なく頼れよ?」

「ありがとう」
とはいう物の彼女は頼ったりするタイプではないだろう… 気安い関係ではあるが、どこか一線引かれてる感じが少し寂しい。

レデリと話して居る間ルチルが、わらわが婚約者わらわが婚約者、と尻尾をぶんぶん揺らしながらニヤニヤ呟いていたがノーコメントだ

「凄い人気でしたねみなさん」

「エグバードさんも呼ばれてたんですね」
声をかけて来たのは冒険者ギルドのエグバードさんだった

「これでもギルドマスターですからね、そういえばショウさんが持ってきた魔物とソードドラゴンだけど白金貨幣で500枚になりましたよ。」

「マジですか?! 結構な額になりましたね、明日朝一で取りに行きますよ!」

「ええ、そうして下さい、後討伐に参加したはランクも上がりますので。 それでは失礼しますね」
ギルマスはそう言い終わると軽く会釈して人込みの中に消えた

「みんな聞いてくれよ、白金貨500枚になったよ!」

「「「「「「おー!」」」」」」

「その上これを解決して屋敷を国王陛下から貰おうという事ですね? ご主人様流石です。」
ん?

「王様に恩を売っておいて損はないしね、したたかなお兄ちゃんも悪くない!」
ちょっと待って何?!

「兄さんがクズなのは知ってましたけど、弱みに付け込んで家をぶんどるとはもはや盗賊レベルですね」
だから何の話だよ!

「結構主様はえげつないのじゃ、まぁ家一つで守られるなら軽いものじゃな」
お前ら一体なんの話してるの?! わけわからないよ!

「お集りの諸君…」
国王がホールに響く声でしゃべり始めたがうちの二人がひそひそ話してるのが気になって頭に入ってこない

「…お姉様やっぱり…」

「ええそうよルーメリア。 これはもはや才能だもの」

「伝えた方がいい?」

「いいえ、伝えない方が多分うまく行くわ。」

「二人とも一体何の話してるの?」
俺が耐えきれす二人の話に割って入る

「おい何事だ?!」 「何が起こっているの?!」 「だ、誰か!」 
会場が騒然とする

「マジかよ…」
俺も突然の事に驚いき思わず声が漏れた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~

専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。 ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。 この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。 ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。 少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。 更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。 そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。 少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。 どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。 少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。 冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。 すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く… 果たして、その可能性とは⁉ HOTランキングは、最高は2位でした。 皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°. でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

処理中です...