蒼炎の魔法使い

山野

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第四十五話 隣のツーブロックは青く見える

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レデリと俺は屋敷のある東街とは反対側の王都の西側のスラム街に来ていた

そこは異様な雰囲気でこの国の闇そのもだ。 下水設備が完全に整っていないのか場所によっては酷い悪臭が漂い、そこら中にボロボロの服を着た老若男女が横たわっている。 売春宿の様な場所もあり、女性達が店先で座って道行く柄の男達を誘惑していた。 ゴミが散乱した道に転がる人、その横には綺麗に化粧をし男を誘惑する綺麗な女性や、明らかに悪事に手を染めているあろう人。 混沌とした街並みが異様な空気間を作り出していた。

そんなスラム街で場違いに宗教国家ダルシエルの人であろう綺麗に整った服を着た人々も多数見かける。

「凄い所だな、そこら中で人が倒れてる」

「多分あれはジプタレンという気分を高揚させる中毒性の強い薬の常用者だね、眠気や食欲がなくなって一時的に物凄い快楽を得られる代わりに、薬の効果が切れると極度の倦怠感や幻覚作用に悩まされるんだよ」
まんまドラッグだな。

「国で禁止されてないのか?」

「服用しないようにとは呼び掛けてるけど、罰則何かはないよ。 神聖魔術である程度症状を和らげたり、ジプタレン中毒を緩和できるからね」
だからダルシエルの人がこんなに沢山いるのか

「スラム何かじゃ明日には死んでるかもしれないからってこういう類の薬は人気なんだ」
なんとなく理解は出来る。 弱っている時こそそういう物に手を出すとらしいし。 ダメ絶対!

「戦争中の国なんかでも兵士だったり、疲弊した国民何かも使ってたりして結構問題になってるんだけどね」
人に迷惑をかけないなら勝手に自滅してくださいって感じだけど、錯乱して何するかわからないからな

「中々闇が深い問題だね」

「かなりね、それに富裕層にも売れるんだよ」

「なんで?」

「それは…」
レデリが言いにくそうにショートの桜色の髪の毛先を人差し指ででクルクルした

「ジプタレンを飲んでそういう事すると普通にするよりも何倍も良いらしいから」
あーそういう事か、地球でもドラッグにハマる一番のきっかけって夜の営みらしいからな。 

「俺の世界でも薬とそういう事は切っても切れない関係だったよ」

「兄さんの世界みたいに先進的な世界にもあるんだ、人の欲望は凄いね」

「全くだよ。 そういえば奴隷とかっていないの? 異世界じゃ定番だと思うけど」

「奴隷? そんな制度ないけど」

「…ないの?!」

「何でそんなに残念そうなの? 兄さんの世界ってちょっとおかしくない?」
す、すみません! でも異世界で奴隷って定番中の定番でしょ! 異世界転生者あるいは転移者が、購入、または偶然出会った奴隷に優しくして奴隷が主人公に恋するのはテンプレなんだよ! 俺の異世界奴隷との大恋愛というテンプレ中のテンプレイベントは発生条件が整わない為不可らしい。

「そ、そうだよね… 非人道的だもんね…」
ちょっとがっかりしたのは内緒だ

「奴隷じゃないけど人身売買はあるよ、国によっては盛んな所も多いらしい。 …ほとんどが女みたいだけどね」
それは地球でも密かにあるらしい、日本じゃあまり実感ないけど。

「兄さんの世界には奴隷はいたの?」

「…いたよ。」
会社の奴隷な。 サービス残業余裕、納期前の徹夜余裕、その上薄利… おとんはよく頑張ってたよほんと… つかなんでうちの両親は魔法で金を稼ぐ事はしなかったんだろう?

「何それ怖いんだけど… 兄さんの世界に行っても奴隷にだけにはなりたくないかな」
聞いた事はなかったけどレデリも地球まで付いてくるんだ、特に話し合った訳じゃないけど自然にそう思ってくれてるのは嬉しいな。

俺は娼館のお姉さんのセクシーな恰好を横目で見ながらレデリとの談笑に集中していたせいで、前から小汚い服を着たツーブロックの少年が歩いてくるのを気付かなかった。

「おっとお姉さん気を付けてよ!」

レデリに小汚い服を着た少年がぶつかった

「あ、すみません」
レデリが頭を下げる

「もういいよ、気をつけろよな」
そういって少年は速足で角を曲がって去って行った

ツーブロックの少年が立ち去った後俺は違和感を感じていた。 そもそも俺はツーブロック恐怖症だ。 基本的にあの髪型はスクールカースト中位レベルの方々しかできない。 ツーブロックの人は即ブロック。 SNSと連絡用アプリのツーブロックだ。
まぁ実際は憧れてるだけなんですけどね?! 本当は俺だってしたいよ!

「レデリ何かなくなってないか?」
レデリが確認すると…

「お金がない!」
飛ばせターボー♪ 死んでも~♪ やっぱりスリか…

「レデリ、スリだな」

「どうしよう、私の全財産なのに!」
スラム街に入ってからやたらと視線を感じていた。 来ている服が明らかにこの辺りでは上等だからだろう

「最悪俺が出すよ、これでも金持ちだからね」
ウインクするが失敗だ 父親が一度口をつけた飲み物を何気なく渡された思春期の女の子の様な冷たい目を見ればわかる

「兄さんみたいなのが金に物を言わせたら世も末だね」
俺みたいなやつはそれしか勝ち組になる方法がないんだよ!

「実はぶつかった時怪しいと思って魔素を解析したから【チェイサー】でどこにいるかはわかってるんだ」

「流石によこしまな兄さんは、よこしまな人の心はわかるんだね」

「なぁレデリ、全く褒められてる気がしないんだが?」

「何故兄さんが褒められてると思っているのかが疑問なんだけど…」
この子と言い争いでは勝てる気がしない…

「と、とにかく行こう!」

◇  ◇  ◇  ◇

【チェーサー】でツーブロックの少年がいるであろう廃墟の前についた。 流石ツーブロック、見た目のまま両脇が甘い。

「【レーダー】…結構いるな、22人いる」

「気を付けた方がいいね、戦う準備しとくよ」
レデリはそういうと結晶魔術で作った防具を体に纏った

俺も腰に差した月華と月影を抜いておく

「兄さん、ずっと思ってたんだけど何で亜空間に入れとけるのにわざわざ刀を腰に差すの? もしかしてかっこいいと思ってるの?」
ぐはぁ! 戦いの前にまさかのフレンドリーファイヤー! スウェットの片方だけ上げるみたいに意味ない事だけど、本人はかっこいいと思ってやってんの!

「…思ってますせん…」

「どっちなのそれ? ちなみにローブに刀ってアンバランスだからやめた方がいいよ」

「一応抜刀術何かもありまして常に差してないと…」

「ふーん、まぁいいや、ぐずぐずしないで早く行こう」
お前が余計な事いうからやろがい!

二人で暗い廃墟の中に入り、廊下を進み少し広い部屋に出ると無数の者に囲まれた

「囲まれたな」

「そうみたい」

やーーー!!
大勢の声と共に部屋中に響き四方から刃物が飛んでくる気配がある、子供の声?

「結晶魔法【輝結界】」
飛んできたのはボロボロのナイフや、錆びた剣、何故か靴なんかもある
エメがいれば眠らせたり麻痺させて一気に無力化できるんだけどなぁ

「【ライト】」

「うわぁ! ま、魔術士! それに、さっきの姉ちゃん!」
剣を構えたツーブロックの少年が突然出て来た光に驚き腰を抜かしてしまう。

光に照らされ闇に紛れて隠れていた者達の姿がはっきりと見える

「こ、子供? あんなに小さい子まで…」
光が映し出したのは震えながら剣を構える小汚い少年や、誰かの後ろで不安そうに事の成り行きを見ている少女など、まだ幼い子供ばかりだった

レデリはそれをみてもうすっかり戦う気はなくなってしまったようだ

「た、頼む魔術師の兄貴! 姉ちゃんのお金はちゃんと返すから見逃してくれ!」
少年は地面に頭をつけ懇願した

「お願いします、ストフ兄ちゃんを許して下さい!」

「兄ちゃんをいじめないで…」

「私の宝物あげるから許して下さい。」
所々汚れて穴の開いた服を着た少女の手にはキャンディーを包んでいたであろうカラフルな紙が何枚も重ねられている

他の子供達も泣き出したり、謝ったり子供達の純粋な謝罪にもうすっかり俺は毒気は抜かれてしまっていた

「に、兄さんどうする?」
レデリも困惑顔だ

「俺達は金さえ返してくれればそれでいい。」

「ありがとうございます魔術師の兄貴!」
ツーブロックの少年の顔がさっと上げ、安堵の表情を浮かべた

「じゃあ俺達はこれで」
レデリのお金を取り戻したのでここに用はないのだ

グー…

キャンディーの包み紙を持っていた子のお腹がなった。 アニメかよその音量

「お前ら食べるもんあんの?」
なんとなくこの後の展開は予想できるが、ツーブロックに聞いてみることにした

「ない… 姉ちゃんの金で買おうと思ってたから」
はぁ… まぁわかってたよ

俺は亜空間からイレスティがいつでも野営できるようにと大量に作り溜めしておいた料理を出す。
辺りに出来たてのシチューの匂いが充満し子供達が生唾を飲み込んでいた。 ほれほれ食べたいか? それならこの靴をなめてみろ

「兄さんの顔がゲスい。」
ちょっとした心の中の冗談じゃん

「これ食え」

「いいのか魔術師の兄貴?!」

「ああ、パンもあるから食っていいぞ。」

「ほんとかよ?! みんなこれ食べていいって! 早く自分の皿持ってこい」
ツーブロックの少年が大きな声で子供達をせかした

「ありがとう魔術師の兄貴!」

「その魔術師の兄貴ってやめてくれないか?」

「じゃあ兄貴!」

「お前後何ブロックか増やして都市開発するぞ?」

「え?! どういう事?!」

「もういいからお前も早く皿とって来いよ」

「そうだった! ありがとう兄貴!」
呼び方変える気ないのな

ツーブロックが走って食器を取りに行くと、俺は自分のしたことに虫唾が走り頭を掻き散らす

「兄さんどうしたの?」

「こういうの好きじゃないんだよ」

「…偽善的行動って言いたいの?」

「そうだね、確かに可哀そうだし、何とかしたいって気持ちが芽生えなかったわけじゃない。 でも正直根本的に助けたいとは思っていない。 対価でも貰う方がわかりやすくていいね。」
俺は何とも言えない表情になる

「じゃあどうして?」
レデリは髪をクルクルいじりながら首を傾けた

「俺は単に自分より下を見て同情して、与えて誰かを救ってやったと言う悦に浸って、俺はこいつらより上だってね安心したかった…ってとこかな?」

「結果あの子達は救われるよ」
やらない善よりやる偽善。 偽善に自己満足出来ればいいのだが、ただ自分が惨めに思えてしまうのだ。 人を助けた気になって自己満足できるというのはある種才能だ。 俺の場合は善行という明るい光で醜さのコントラストがより上がってしまうだけ。嫌なら何も言わずに立ち去ればいいのだがそれすらも出来ない中途半端なやつなんだよな俺は。

「確かに今日は俺の中途半端な優しさで救われるかもね。 でも中途半端な優しさは時にお互いにとって毒だ。 それに同情してしまった時点でそれはもう純粋な優しさじゃない。」

「そうやって自分で理解出来てればいいんじゃない? 兄さんは難しく考えすぎな気もするけど」

「レオナルド位真っすぐ生きられたら楽だったかもな」

「あれは真っすぐだけど周りを苦労させるタイプだね。」
二人でレオナルドを思い出しクスっと笑う

「ねぇ兄さん、私の同行を許したのは同情? 優しさ? 自己満足?」
髪をいじりながらではあるがレデリの顔はとても真剣だ。

「それは…」
何だろう… 同情…が一番近いのだろうか? もしそうなら何ブロックか離れてると感じるレデリとの距離感も、俺が無意識に距離を取っているからなのかもしれない…

「兄貴!! 本当に全部食べていいんだよな?!」

ツーブロックの少年と子供達がいつの間にか戻ってきていたようだ。 
お前は距離感近すぎだろ、お前こそツーブロック分距離とれ、お前のせいでレデリの質問に答えるタイミングがなくなってしまったじゃないか!

「いいよ」
俺の許可と共に一斉にシチューとパンに群がり幸せそうな顔で胃の中に食事を流し込んだ。
パンが途中で足りなくなったのでもう一セット出すと歓喜の声が廃墟に木霊した。

◇  ◇  ◇  ◇

「んじゃお前はみんなを食べさせる為にスリやってんの?」
今は食事が終わりツーブロックの話を聞いている所だ

「そうなんだよ! だからやめろなんて言うなよ兄貴! 来年15だからそうしたら冒険者になる、それまでの間だけだから」
俺だって自分の大事な人達がこんな状態なら同じ様にするだろう。 言ってしまえば他人の人生だ、軽はずみな発言で人の人生までは背負いきれない。

「止めないよ。 てかなんだよ俺はスリでてっぺん取る! とかそんな意気込みかと思ってたわ」

「それ人としてどうなの兄貴… そんな風に思われてるなら止めてくれる方がまだよかったよ」
溜息交じりに話すストフの胸のロケットペンダントがキラリと輝いた

「そのペンダントも誰かから拝借したのか?」

「これは違うよ! これは… 母さんの形見なんだ…」

「そうか。 それはすまん。」
俺が頭を下げる

「いやいいよ兄貴。 綺麗な指輪でしょ」
ストフがペンダントの中から指輪を取り出し俺達に見せた

「オイラの父親もこれと同じペンダントと指輪を持っているらしいんだ」
見た目はシンプルだが指輪の裏側に綺麗な花が彫ってあった。

「父親はどうしたんだ?」

「オイラが小さい時に大事な仕事で出て行ってそれっきりだよ。 もう死んでるかもね」
特に辛い表情ではない、もう吹っ切れているのだろう。

「そっか」
しんみりしてしまったが俺は本来の目的を思い出す

「そういえばストフって言ったっけ? スラムの事詳しいのか?」

「オイラの庭みたいなもんだよスラム街は! ちゃんと金払ってスリやってんだ!」
ちゃんとっていうのかそれ… スリの元締めみたいなのがいるんだろうな

「なぁレデリ、こいつに例の素材お願いしたらいいんじゃないのか?」

「兄さんもたまにはいい事言うね、さっきの深いのか深くないのかわからない心情考察よりよっぽど耳にすっと入って来たよ」
お前そんな事思って聞いてたのかよ! 確かにちょっと語っちゃった感あるけど! 思い出すと恥ずかしさで溶けそうだよ!

「姉ちゃん何か欲しい物あるの?」

「そうなの、えっとね…」
レデリがツーブロックのストフに説明した

「それならどこで売ってるか知ってるから買ってくるよ兄貴!」

「お、マジか助かるわ。 レデリもそれでいいか?」

「うん、その方が私達が行くより確実だもんね」

「じゃあこれお金」
レデリが素材のお金を渡す

「それとこれが依頼料の半分な、残りは帰ってきたら渡すからなんかお菓子でも買ってこい。 持ち逃げしてもすぐばれるからな」

「ありがとう兄貴! 冒険者になったら俺兄貴の為に体張るよ!」

「いらねぇよ、早く行け」
俺は手で催促するように追い払った。

「じゃあオイラ行くよ。 みんなちょっと出るから大人しく待ってろよ!」
こんなやつだけど、ここじゃ頼りにされてるんだろう。

「「「「「「はーい!」」」」」」
こんな環境なのに元気だなぁ…

ストフが出ていき、俺たちは別の部屋で待つことにする。

ボロボロのテーブルがぽつんとあるだけだが一応客間らしい…

「兄さんまた変な顔してる。 そんな葛藤があるならお金あげなきゃいいのに」
レデリはボロボロのテーブルに腰かけ桜色の髪をいじりながら足をぶらぶらさせていた

「仕事としての対価だよ。 別に偽善的行為じゃない。」
俺はレデリの隣でテーブルにもたれるように立っている

「ふーんそっか。 ねぇ兄さん、そうやって一つ一つの事にちゃんと向き合って悩む所は嫌いじゃないよ。 劣悪な環境のせいで歪んだ心の持ち主ならではの悩みって感じだけど」

「なぁお前さ、前半の褒めてたの後半で全て吹き飛んだんだけど?」
 
「何で褒められてると思ったの?」

レデリが目をぱちくり開き、アヒル口で上半身を前に倒し横に立つ俺の方に体をひねって顔を下から見上げてくる。
ああ、可愛いのは認めるよ。 同じ学校に居たら毎日お前が来る五分前にお前の椅子座って暖めといてやるよ

「………」

「考える事なんて良いか悪いか、好きか嫌いか、損か得か、その程度でいいんじゃないの?」

「流石レオナルドの妹」

「今は貴方の妹でもあるよ」
レデリの綺麗な手が俺の核の埋まっている所に置かれる

「そうだな」
俺も自分の手を重ねた。

「妹だからって気軽に触れてくる兄ってどうなんだろう?」
レデリはジト目である

「俺の世界じゃ妹とのラブコメも沢山あったよ」
ドン引きの表情だった!

「とんでもない世界だね…」
レデリが勢いよくテーブルから降りて俺の方を向いて後ろ向きに歩き出した

「大概が義理の妹設定だからそんな顔するなよ!」
レデリがくるりと回ると桜色の髪がふわっと宙を舞う。 俺は後ろに手を組んだレデリの華奢な背中に視線を預けた。

「まぁ私と兄さんじゃありえないね」
とても寂し気に感じるのは気のせいだろうか?

「何か始まる前からフラれたか」

「兄さんは… 優しすぎるから…」

後ろに組まれた手がギュッと握られる

「それに些細な事で悩んだりしてとても人間らしい。 だから…」
ギュッと握られたレデリの手の力が抜けていた。

「どうしたの?」

「…何でもないよー」
振り返って笑った顔は綺麗に作られた宝石の様にとても可愛かった。

そう、精巧な作り物の様に。
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