蒼炎の魔法使い

山野

文字の大きさ
78 / 138

第七十三話 霧に隠した狂気

しおりを挟む
シャロが大声で叫ぶも、行き交う街の者達の耳に届く事はなく霧に覆われた街に虚しく響き渡った

俺は耳を押さえながらも何かに見られている様な違和感を覚え顔を上げると、霧に紛れながらカラスの様な 黒い鳥がこちらをじっと見ている事に気づく

あの鳥なんか怪しいな…  一応魔素の解析しとこう

解析が終わった頃黒い鳥は霧の中へと消えて行ってしまう

後を追ってみるか

「シャロ、行くよ」

「グスン…シャロは怖いのですぅ…」

「ほらほら泣くなよ、俺がついてるから」
俺は屈んでへたり込んで震えながら泣いている彼女の涙を拭う

「本当ですか?  シャロを守ってくれるですか?」

潤んだ瞳と目が合い、少し頭がくらっとした。
何だろうやっぱり前よりも何倍も可愛く見える…  それにシャロの瞳の色が片方だけ紫だったような…

「ちゃんと守るから安心していいよ」

「わかったのです…  少しだけ信じてみるです」
そう言って俺の差し出した手を握り立ち上がった

そして俺達は先程の黒い鳥を【チェイサー】を使って追いかけ、周りよりも一層霧の濃い大きな屋敷へと辿り着くと待っていたかのように門が自動で開く

「入るですか?」
シャロは内股で俺のローブと緋袴をギュっと握り不安そうに門の先を見ている、怖いのだろう。  とても可愛い

「とりあえず入ってみよう」
俺は不安そうな彼女の手を握り一緒に中に入って行くと綺麗なのだが何故か廃墟の様な退廃的な雰囲気を持ち合わせており、霧が屋敷の中にも充満している事で尚の事不気味さを増幅させる

真っ直ぐ伸びている通路の両側には一定の距離で規則正しく重々しい鎧が飾られており、飾りとは思えないほど鋭く研ぎ澄まされ不気味に光る大剣を握っていた、この雰囲気だと今にも動き出しそうだ

更に進んだ先にある両開きの扉を開き中に入るとそこは広いホールで、軽快な音楽に合わせて男女がベネチアンマスクで目元を隠しながら楽しそうに踊っていた

「ようこそ招かれざる客人方」
そう言って頭を優雅に下げたのは黒のベネチアンマスクをつけ、腰まで伸ばした銀色の髪を束ねかっちりとした黒い衣装に身を包んだ紳士だ。 先程見た黒い鳥がその男の肩で羽を休めている

「貴方には僕達の事が見えているみたいですね」
俺達はホールの中心にいる男の前まで歩いて行くが、周りの人々は俺達の事など認識もせず踊っていた

「えぇしっかり見えていますよ」

「それで…ここは何なのですか? 他の人には僕達の事は見えてないようですが…」
シャロは俺の後ろに隠れながら首だけをちょこんと出している

「船の墓場と言ったところでしょうかね? そしてこの世の楽園でもある」
紳士は両手を広げそう言ったがその姿は誇らしげだ

「確かにここに来る前に海の方には沢山の廃船や壊れた船の残骸などがありましたが、楽園というのは?」

「君達はここにいる人達の顔を見なかったのですか? 皆幸せそうだったでしょう?」

「確かに幸せそうな表情はしていましたが…」

「この街はね、船で死んだ者達が流れ着く場所なのだよ。 魔物に沈没させられた死んだ者。 人の悪意によって死んだ者。 愛する者と死に別れた者。 愛する者と共に死んだ者… 本来は誰にも気づかれずこの世をただ漂うだけの悲しい存在だった死者の魂がこの街で暮らしているのだよ」
暮らしている… というのだろうか?

「やはり生きている人ではないのですね…」

シャロは怯えた様に後ろから俺に抱き着いて来た
通りで生活感がないはずだ、幽霊には食事も睡眠も必要ないもんな

「死んでいるからと言って幸せになってはいけないなどと言う事はないでしょう? 君達も誰にも気づかれず心細かったのではないですか?」

その通りだ。 誰にも認識されないというのはとても悲しい事なのを俺は元の世界から知っている。 ボッチとは幽霊に一番近い存在なのかもしれない

「誰にも認識されずに生きているだけの人と、死んでいるが誰かに認識されている人、それはどっちが本当の意味で生きていると言えるのでしょうか?」
この人絶対それっぽい事をSNSでつぶやく系の人だわ、文字数マックス使って長々と深そうでそうでもない事呟いて、いいねされない系のやつな
いいねの数とか気にしてないしとか言って、一つでも付くと小躍りしてるタイプな

シャロが俺のローブを強く掴んだ。 どうしたんだろう?

「俺には…わかりません」

「私は死んだ魂に安らぐ場を与えているだけですよ」

「それは素晴らしい事だと思います… それで… 僕たちはここから出たいのですがどうすればいいのでしょうか?」
悪いが興味はない、好きにやってくれ

「残念だが諦めて貰う他ないでしょう。 招かれざる客人方をここから出すにはこの霧の結界を解かなければならない」
この霧はこの人の物だったのか。 嫌な予感がするなぁ…

「この霧は死者の魂をこの場所に留めるのと同時に、その人の願いを幻魔術で具現化して見せているのです。 この楽園を壊すわけにはいきません」

「幻ですか…」

「偽物と認識出来ない幻は本物と同義です。 辛い現実よりも幸せな幻を見る方が人として幸せではないでしょうか?
この人の問いはいちいち哲学っぽいな。 まぁ言いたい事はわかるのだが… 狂気的にも思う

「それにお客人、貴方は…」
その紳士はシャロを見て言葉を止める

「ふふふ、幻を見せるのではなく魅せるという事ですか」
紳士は楽しそうに笑った

「この霧の中にいる以上招かれざる客人方の願いも手に取るようにわかりますよ、私は招かれざる客人方の願いを具現化できる、そうこんな風に」
紳士がパチンッと指を鳴らす

「うぅ~ん」
あれ?いつの間にか寝てたか… 大学の講義って退屈だもんなー
昨日遅くまでゲームやってたから寝不足なのもあるんだが…

「…ショウ寝不足?」
左隣から声をかけて来たのは銀髪で紅い瞳を持つこの大学二大美女ルーだ。 俺の彼女でもある

「どうせ朝までゲームでもやってたんでしょ?」
続いて右隣から声をかけて来たのは紫髪で蒼い色の瞳を持つこの大学もう一人の二大美女のフララだ。 ルー公認で彼女共お付き合いさせてもらっている

「その通りだよ、エメとレデリとルチルが寝かせてくれなくてさ」
三人共近所に住む美少女、よく俺の家に泊りに来て将来は俺の嫁になると言っている可愛い子達だ

「それより今日はイレスティがおいしい物を沢山作って家で待ってるからみんなで食べようってさ」
うちのメイドさんだ。正直俺は彼女が好きだし彼女も同じ想いを持ってくれている事は知ってる

「こら、あんたまた授業中に寝てたでしょ?」
リンデが俺の頭をノートで叩く

「良いだろ別に」

「ほら私のノート貸してあげるから写しなさい」
なんだかんだで面倒見がいい

「サンキュー」

「調子いいわね、それよりもイレスティさんが何か作ってくれたんですって? 私も行くからね」

「強引だな」

「良いじゃない不満なの?」

「不満だよ!」
本当はこんなやり取りが凄く好きだ
パンパン

「はいはいそれじゃあショウの家に行くわよ」
フララがいつもの様に俺のじゃれ合いを切り上げ、俺達は席を立つ

俺の周りに居るのは美女ばかりだ男達からは常に嫉妬の眼差しを向けられ悪い気はしない
彼女達と居る日々は本当に幸せだ

「あーあこんな日がずっと続けばいいなぁ」
家に帰る道で自然とそんな言葉が零れた

「…大丈夫、私達はショウとずっと一緒」
ルーが優しく俺に微笑む

「そうだよな、これからも… ん?」
周りがどんどん霞んでいく 寝不足の影響か?

「あら? どうかしたのかしら?」
フララが心配そうに俺の顔を覗き込む。 おかしい、声も遠いしさっきよりも霞んでる!
そして視界の淵が徐々に白に浸食されていく

「み、みんな!」
俺は手を伸ばすが皆には届かない! 何で?! 俺はみんなとただ一緒に… 一緒にさえいれれば…

視界全体が白く染まりそのまま俺の意識は何処かへと飛んで行った…

「それが君の願い、生きているうちはこれが限界ですが、魂だけになれば永遠と続きを見る事が可能ですよ」

「…そうかあれは幻か…」

俺は幻から解放され男女が楽しそうに手を取り合って踊っているホールでベネチアンマスクの男と向かい合っている
一瞬のありえないシチュエーションだったがとても満たされた気持ちになっていた。 でも最後のあれは少し効いた、正直幻で良かったと思う

「それでどうですかな? あの続きを見たくはないかね?」
正直みたい。 ずっとあの中にさえいたいと思った…が

「俺の願いはひどく単純なんですよ、貴方に叶えて貰う程じゃない」

「ふふふそうですか、でもお連れ様はそうではないようですよ?」
俺はシャロの方に向き直るとシャロは…床に這いつくばり泣いていた

「何故解いたのですか?! もっと見たい! もっと見させて! 私をあそこに居させて!」
泣き叫びながらベネチアンマスクの紳士に懇願しているシャロは俺の知っているシャロではなかった… あの危ない色気を放つ何か別の…

「良いでしょう、それでは叶えて差し上げます!」
そういうと男がどこからかレイピアの様な物を取り出しシャロに向かって突き出した

「危ない!」
俺は咄嗟にシャロの前に出てかばう

「ぐはぁ!」
急所は外れたが【結晶障壁】も張らない状態だったのでもろに貫かれ大きくダメージを受けてしまう

「シャロ! おいシャロ! しっかりしろ!」
俺は刺された体で必死に後ろにいる彼女の名を呼ぶ

「シャロ? それは私? シャロ?」
後ろから聞こえてくる声は困惑していた

「…?! ショウさん何してるですか?! 今行くです!」
シャロは二枚の扇子を取り出し紳士に向かって攻撃するがするりと体をすり抜けてしまう

まずい、こいつレイスの様なアンデッドだ。 物理攻撃は効果がない

俺はすり抜けてしまった勢いでバランスを崩しかけたシャロを捕まえ後ろに下がった

【リカバリー】をかけ傷を治すが魔力が大幅に減ってしまった

「ど、どうしてシャロの前に飛び出したですか?!」
正直な所わからない… ルーやフララなら間違いなく同じ事をしただろうでもなぜシャロにも?
勿論可愛いし、愛してるが… ん? 愛してる?

「守ってやるって約束しただろうが」
俺はシャロの頭を優しく撫でた

「それはシャロ・・・をです?」
シャロはいつもの様に撫でられた所を抑えるが、顔は下を向いていて表情は読み取れない

「シャロをだよ」

「…そうですか…」
顔を上げた彼女の表情は複雑だ。 だが嬉しそうという顔ではない

「そんな顔するなよ、可愛いは正義なんだ、お前が可愛く無かったら守ってないぞ」

「ショウさんは女の敵なのです」

「私に殺されていれば幸せな夢を見続けて居られるというのに、何故抗うのですかね?」

「簡単ですよ、俺が死んだら残された彼女達が辛いですからね、俺は誰よりも最後に死ななきゃいけない」

「愛故ですか」

「言葉にすると安っぽいからやめてほしいんですがね。 蒼炎魔法【蒼炎弾】」
俺の手の平から蒼白い炎が飛んでいき男の腕と後ろで踊っていた男女のペア燃やした

「酷い事をしますね。 ただ幸せに踊っているだけだというのに…」
男は笑いがらそう言い終わる頃には腕は再生していた
そしてその表情はマスクで隠れているとは言え明らかに激昂している

「シャロ、一人じゃ無理だ! 手伝ってくれ!」
魔力も魔素も全然回復しない上に底が見えてる

「………」
何かを考えているような顔だ

「シャロ!」

「は、はい! やるのです!」
何とかシャロに声が届き彼女は二枚の扇子を広げて構えた

「お前はレイス系のアンデッドだろ? 俺の炎は神聖属性も混じってる」

「脅しのつもりですか? 私はねぇ… レイスキング。 レイスの王ですよ。 そう簡単に事が運ぶとは思わないでほしいですね。 そしてふふふ…何よりも生者の貴方達が憎い!」

彼が狂気的な笑みを口元に浮かべると、全身から肌をピリピリと刺すような強大な力が放出される
レイスキング… おそらくフララと同格のSS級だろう… この霧はこいつの固有魔術かスキルかな? しかしなんでたまたま流れ着いた先にこんな大物がいるんだよ…

「ふははは! 招かれざる客人方もここで一緒に暮らすといい 霧魔術【濃霧】」
男がそういうと部屋中に充満していた霧がどんどん濃くなり前すらも見えない程濃い霧へと変化した

「シャロ!」

「こっちなのです」

「よかった無事… ぐっ クソが【蒼炎弾】」

「ぎゃぁぁあああ!」
先程まで踊っていたであろう女が俺の炎に焼かれ消えていく、俺に近づきナイフを刺して来たのだ

「大丈夫なのですか?!」

「なんとかな」
濃い霧の中声を掛け合いお互いの場所を確認して近づき背中合わせになった

「まずいな…」

「まずいのです…」

とりあえずどこからくるかわからない敵を何とかしないとな…

こんなに消耗した状態で使いたくはないがあの魔法を使うか…

俺は魔力を練り魔法を発動させた
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~

専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。 ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。 この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。 ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。 少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。 更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。 そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。 少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。 どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。 少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。 冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。 すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く… 果たして、その可能性とは⁉ HOTランキングは、最高は2位でした。 皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°. でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

処理中です...